オーディオと映像、そして生活を楽しむパート23
さて、2009年だ。今年もやっぱり新しい話題と言えばPCオーディオだろう。そしてもちろんアナログも負けず劣らずの楽しさを感じさせてくれる。
PCによるオーディオがCDプレーヤーの代わりだと考えている人も多いと思う。「PCトランスポート」という言い方はまさにそんな感じだった。HDDにリッピングするにせよ、光学ドライブでその都度CDを再生するにせよ、CDトランスポートの代わりにPCを使うということだ。でも、それはちょと古いと言うか、狭い認識で、2009年はちょっと違う未来が現実的になる年だろう。
CDプレーヤーvsPCトランスポート みたいな考え方は、僕の中にも確かにあった。そう、過去形で、今はそういう図式がない。例えばdCSのフルセットにクロノスまで持っている人で、その音を気に入ってるとしたら、それはもう不動でしょう。そのままか、もしやめるのなら、ドーンと全部放出してLINNのCD12にでもするしかない。どちらも素晴らしい世界があるけど、残念ながらCDとSACDの再生のみだ。PCを用いたオーディオはCDだけきいているわけではなく、CDを中心として、さらに高品位なデータによる再生が可能だし、その高品位な音質でのマルチch再生も可能だ。SACDは再生できませんが。
7〜9インチのiPodtouchとくるかあ、そいつはいいなあ。出来ればUSB端子も付けて欲しいですね。5〜600gぐらいで65000円〜85000円ってところでどうでしょうか。もちろん次期OSがフルに使えて、MailもSafariもPhotoshopもみんなOKという、MacBookAirと現在のiPodtouchの中間みたいもので、機能としてはiPodではなくMacBook的なものが出てきたらすごく嬉しい。
両手でタイピング可能なタッチ式のキーボードなら素晴らしいと思う。USキーボードも日本語キーボードも選べて、しかもiPhoneについているような、各種言語用のキーボードがその都度選べたらすごいことで、機械式キーボードでは考えられないことだ。iPhoneでは上のスクリーンショットのように、フランス語にしてもポルトガル語にしても、もちろんハングルにしても、日本語の環境の中で、色々なキーボードを使うことができるのはタッチセンサーならではだろう。 2009.1.1
元旦の夜はレコードをきいて過ごした。先日の音楽喫茶で、任三郎さんは最初ビクター+クラフトのアーム+SPUを選んでかけていた。そのうちSTUDIETTOがものすごく良いソースがあったりもして、結局、三種類全部使っていた。そして、「STUDIETTOはさすがに異次元ですね」ということになり、それもよくわかる気がした。
僕がこの三台のプレーヤーを使うようになって、約一ヶ月が過ぎ、いくつかのことに気付いた。先日も書いたけれど、僕にとってはこの三台があると完璧な布陣っていう感じなのだが、三台あると僕はビクターとSTUDIETTOの二台ばかり使って、ガラードはほとんど使わないのだった。
では、この三台のアナログプレーヤーのうち1台だけを残すとしたらどれかということになると、迷わずガラードだ。だから、僕はガラード+グラハムのアーム&ダイナベクターDV507を愛用してきているわけだが、このあたりは一貫している。そして三台あると三台全部を使うことはほとんどなくて、際だった個性を持つ二台ばかり使って、中庸路線のガラードは控えにまわってしまうのだった。こういうことは実際に目の前に三台があって一ヶ月ぐらい使ってみて初めてわかることだった。
だから、STUDIETTOはどなたかが引き受けてくれたらなと思っている。ZYXの4D付きで、調整済みです。STUDIETTOを欲しいという方はお知らせ下さい。ただ、遠距離への発送はかなり危険だと思いますので、自動車で運べる範囲限定です。
もし仮に僕がこのSTUDIETTOを自分のものにして使い始めたら、グラハムのアームは金輪際使わなくなるから、グラハムのアームを放出ということになるだろう。僕は愛している機器とのオーディオ生活が望みで、自分の持っている機器がホコリをかぶっているのを見るのがイヤなのだ。
下のムックに登場している、横須賀の三上さんと大阪の杉岡さんは、ものすごく沢山の部屋をお持ちで、沢山のオーディオセットの面倒を見ているのだが、どうも僕にはそれが出来ない性分らしく、あれこれ興味はもつものの、実際に使うとなると、プレーヤー二台とアーム3本ぐらいが限度らしい。彼らのように沢山の機器と暮らせるというのは、単に経済力だけではなく、それ自体が一種の才能であり、能力のような気がする。 2009.1.2
今日は知り合いの声楽家宅へ行く、もう何十年も正月にはこのお宅へ行っていて、場所は代々木上原なのだが、このところ少々運動不足なので千代田線を表参道で降りて、そこから散歩しながら行こうかなと思っている。たまには表参道や原宿の街を歩くのも悪くないでしょう。若い人の感じ、世の中の空気、おしゃれな装い、そういうものを肌で感じていないと、バランスが悪くなる。
不況の時代は、少しでも不況じゃなくするために、あれこれ物を買った方がいいんだろうな。2009年は、物欲大歓迎、無駄遣い=美徳ってことにしましょう。よし、買うぞ! 破産しない程度に。 3009.1.3
理由はわからないのだが、突然、万年筆で字を書きたくなった。ボールペンじゃなくて水性のボールペンでもなく、もちろんプリンタの印字でもなく、万年筆で字を書きたいと思い始めた。これが一時的なものなのか、それとも今後死ぬまで持続するものかはわからないけれど、とにかく、しばらく機会がある度に万年筆を使ってみようかなと思い始めている。事務的なもの、つまり届いた宅急便へのサインとか、複写が必要な書類にはボールペンを使うわけだから、それ以外の目的というと手紙や葉書を書くぐらいしか思いつかない。eメールならタダみたいなものというこのご時世にわざわわざ手紙を書くのか? それも確かにそうではあるけれど、eメールの時代になって、何年間か出すのをやめていた年賀状を僕は再開したわけで、必要な無駄というか手間みたいなものを大切にしてもいいかな、なんて思い始めている。
で、万年筆を買うぞという話ではなくて、一本だけ持っている万年筆のメンテをしようと考えている。まあ、イザとなれば駿河台下に「金ペン堂」もあるから、湯島は心強い地の利だ。この万年筆はもちろんそれほど立派なものではなくて、1996年に写真展をやったとき、何枚かの作品を買ってもらって、その写真にサインをいれるために購入した。とりあえずこれを使って、もう一本欲しいなんてことになったら、多分amazonで1900円のLAMYを買うと思う。問題は道具ではなく、インクとペンで文字をしたためるということかな。 20009.1.4
さんざんSACDやSACDマルチできいていたチック・コリア「ランデブー・イン・ニューヨーク」のDVDというものが、ひょんなところで手に入った。なにしろDVD9枚組、定価3万円っていうものだから、よほど好きじゃないと買わないかも。
なにしろ9枚もあるもんだから、どうもなかなか見始める事が出来なくて、昨夜から見てみると、これがすごい。SACDで音をきいているのも楽しかったけど、このライブの状況ってのこうだったのかということが良くわかった。こんなに奥行きのないステージだったんだな、なるほど、と思い当たることが沢山あった。まあそういうことは置いといて、超一流のミュージシャンの演奏ってのは素晴らしい。だから、ちょっと遅ればせながらではあるが、この映像を見ることができて、とても良かった。あと8枚、毎日一枚づつ見ようと思っている。 2009.1.6
やっと世の中が動き始めた。暮れとか正月は、やることがないからつまらない。
昨日の朝、久しぶりに包丁で手を切った。ものすごく久しぶりで、この15年間で二回目だ。子供の頃とか、若い頃はナイフや鋸やいろんな工具などでよく手を怪我した。怪我をするというのは多くの場合、未熟なことによるものが多い。カートリッジの針もよく折ったけど、この11年間は一回かな、このHPの最初の頃、STUDIETTOのメンテ&リファインを安田さんにお願いしに持って行った時に、ドーンとアームが動いてスピンドルに直撃してBentzmicro L0.4が逝った。そういうことがあるので、安田さんの手が入ったSTUDIETTOには直撃を食い止めるストッパーが付けられている。
それは下の写真のような物で、アクリルにこれを付けるのは、けっこう難しいと思うな。
やっと少し安定してきたシフォンケーキ作り、今日は二個作って送った。昨日今日の様子を見ると、水分を5ccほど多くしただけで失敗するというようなきわどいところをやっている。なんなんだかなあ。 2009.1.6
コピー防止なしが時代の流れだということかな。
チック・コリアの二枚目を見た。あまり期待してなかったのだが、「すごい」のひと言。三枚目四枚目といって、九枚目まで、あと七回楽しめそう。実に音の良いDVDで、映像が伴うことによって相乗作用的快感だ。みんなでパーティでもやった時に鑑賞したい。 2009.1.8
iPhone=iPodとヘッドフォンで音楽をきいていると、やけに音が良いと思うことがある。もちろんスピーカーからはさんざんきいているCDで、スピーカーからだと普通なのだ。「なるほど、これがiPod用のマスタリングってやつかな」などと今更ながらに納得したりする。僕のiPhoneに入っているのはPopsとかRockが多いので、特にそういう傾向が強いようだが、これはこれでありなのかも知れない。
世の中が動き始め、少し時間差があって、そろそろやっと仕事の連絡がボチボチやってくきている。フリーというのは辛い商売で、まったくほんとに不自由業だ。預金が1000万以上あって、何もしなくても一年二年は大丈夫っていう状態ならもう少し気が楽なのかも知れないけど。宝くじ当たらないかなあ。
友人で鉄道関係の本を書いている人がいる。梅原淳という人で、僕がスタジオを作った頃は「ナース専科」という雑誌の編集者をやっていて、一緒によくあちこちの病院に行った。その後フリーになり、もう随分たくさんの本を書いている。新幹線の本とか地下鉄とか、全部鉄道関係の本だ。正月にその彼と電話で話をした。ハードカバーと雑誌は売れなくなっているが、新書は売れているそうで、彼は今4冊の原稿依頼があるとか。僕は「よく、そんなに書くネタがあるねえ」と思うのだが、まあ、才能というか着眼点が違うのだろう。彼に言わせると、もう単なる情報源としての雑誌は売れないし、800円ぐらいで買えてそれなりに読む内容が詰まっている書籍は売れるんだ、そうだ。
じゃあ、オーディオ関係も新書を出せば売れるのだろうか? なんて考えるけど、ステレオサウンド誌にしろAudioBasic誌にしろ元々季刊で、雑誌とは言っても内容は新書っぽいところがある。おそらく、月刊で中身スカスカみたいな雑誌はもうダメなんだろう。
明日は雪が降るのかな。 2009.1.8
オーディオはこのところとても安定している。昨日は二年も三年もきいてないCDをユニオンに持って行った。なんだかんだでソフトは徐々に増えるし、置く場所が無くなってきたので、40枚ほど処分した。CDも書籍もそうなんだけど、CDケースや本の体積が生活を圧迫するほどになってきている。都市は土地の値段が高いので、例えば70平米5000万のマンションだとして、スピーカーの床面積が1平米もあったとすると、そのスピーカーをタダでもらったとしても、これはけっこう高価なスピーカーだということになる。
そうだ、神田明神に行ってお札をもらってこなくては。StudioK'sのある湯島一丁目界隈に一番人が集まるのは正月だ。湯島天神へも行くのか、昼間は普段の10倍以上の密度で人が移動しているのだが、今年は特に多かった。スタジオを作ってから多分一番多かったと思う。古いお札を返して、新しいものをいただく。厄除けとか商売繁盛とか、いろいろあるのだが、今年はどのお札にしようかな。
2009年になってからほぼ毎日バゲットを焼いている。粉と塩とイーストと水だけのシンプルなものなので、簡単で難しい。微妙なところを、ああでもない、こうでもないと考えているのが好きなんだろう。ただ考えているだけだと観念の世界だけれど、そうではなく、オーディオだったりパン焼きだったりという行為があって、漠としたものではあるが何かしらのイメージがあって、それに近づけようとしている。そういうことをやり続ける性分らしい。
チック・コリアのDVD三枚目を見た。ロイ・ヘインズすごい。まいったねこりゃ。好き嫌いを超えて、楽しませてくれる。あの狭い場所でのカメラワークもなかなかだ、なんていう、余計なことことをついつい考えてしまって、とても疲れるので、僕は長いこと映画を見ることが出来なかった。最近はなるべくそういうことを考えないようにしている。それと、最近の映画はCGが多用されているから、「どうやって撮ったんだろう」という疑問を感じなくなったことはけっこう助かる。 2009.1.9
今日はゆるい音楽喫茶をやっている、これは僕の文化活動ですから、いつもの通り、お客さんはゼロでもしょうがないと思う。だから、思い切り自分の好きな音楽をかけるということで、久しぶりにベートーヴェンの「ハンマークラヴィーア」をきいている。「ハンマークラヴィーア」は大作過ぎてちょっとね、というところもあるんだけど、やはり第三楽章における際だつ深さは他の楽章との対比があってこそだろう。いつだったか、黒田恭一さんが「人が真実を伝えようとするかのような」という意味のことを書いていた第三楽章だが、僕も本当にそうだと思う。毎日きくものではないけれど、やはり僕はベートーヴェンを好んでいる。OP:101あたりから、こういう内面的な感じの作品を書いて、後期ソナタへとつながっていく。
ちょっと今日はそういう気分なので、普段はしまっておいているけど本当はもっとも愛しているタイプの音楽をきく日にしよう。
そして、夕方になってLAMYが届いた。シンプルで感じの良いパッケージだ。レコードをきくみたいに、万年筆で手紙でも書くことにしよう。 2009.1.10
昨日の午後、ずっとビクターのターンテーブル+オーディオクラフトのアーム+SPUでレコードをきいて、またこのセットに惚れ直した。まいったなあ。僕はこのセットを誰か新しくアナログをやり始める人とか、ふたたびやり始める人に譲ってあげたいと思っていたのだが、この音がきけなくなるのは困ると思う。先日モアさんがスタジオに見えた時に、このセットでおきかせすると「こりゃ、いい、昔のマッキントッシュのセットみたいな音だ」と言っていた。本当に絵に描いたようなアナログの音で、甘くやさしく芳醇なのだ。
GOLDMUND STUDIETTOはアナログプレーヤーらしからぬ音ですごいのだが、僕はSTUDIETTOとの付き合いが長いので少し麻痺しているのか、新鮮な驚きは薄い(まあ、それでもやっぱりすごいと思うけど)。ところがクラフトのアーム+SPUの方は想像外のサウンドで、ついニヤニヤしてしまうというわけだ。
明日もし晴れていたら、晴れていなくても雨や雪でなかったら、スタジオからブラジル大使館まで歩いて行こう。そしてどこかのカフェでコーヒーを一杯飲んで、帰りは地下鉄に乗って帰ってこよう。東京タワーよりは遠いのかな、よくわからないけど、大差ないだろう。一応15時半ぐらいが目標かな。
チック・コリアのDVD四枚目を見た。ゲイリー・バートンとのデュオ。「すげー!」としか書けない。マレットの動きが嫉妬しちゃうぐらいとても美しい映像だった。明日の夜もまた一枚見よう。ますます楽しみになってきた。 アートは僕たちに勇気を与えてくれる。 2009.1.11
オーディオは息の長い趣味だ。短期間にあれこれやって、やってやりまくってあれこれ言ったり書いたりする人もいるけれど、まあそれはそれ、すぐにやめちゃったりなんかする。オーディオは気長さと集中力の両方が求められる趣味だ。それから、アイディアとかセンス、これも重要だ。そして長くやるから、結局は自分の身体や心、あるいは生活そのものが不調ではやっていられないということになる。
そう、オーディオは引退する必要がない遊びなのだ。最後は病院のベッドの上でiPodをきいていても、それは立派なオーディオ生活だろう。でも、それまでの間、出来るだけ健康でいたい。心と身体の健康と、最低線の経済力を保ちたい。そんわけで、去年の秋から始めた「風呂から上がる際に冷水をかぶる」は、ずっとつづけていて、さすがに冬になると水が冷たいけれど、結果的にはポカポカになる。WiiFitもいいけど(今日久しぶりにヘディング上級でパーフェクトを出した)、やっぱり歩くことは必要だと思う。あとは食生活だなと思うので、僕は自分で料理をやっている。
そんなわけで、今日は御茶の水のスタジオから青山ベルコモンズ裏のブラジル大使館まで、iPhone+AKGのヘッドフォンで音楽をききながら散歩してこよう。スタジオのなかで音楽きいてるのも楽しいけど、こんなことができるのは携帯プレーヤーがあってこそだから、いい時代だ。カセットやMDではメディアを入れ替えなければならなかったし。
ブラジル大使館の近くに実相寺というお寺があるなんて知らなかったなあ。
御茶の水から青山までが二時間弱、それからキラー通りを歩いて千駄ヶ谷の駅まで行って、電車で帰ってきた。去年買って、あまり履いていないブーツだったからちょっと足の裏が痛くなって、マメができるほどでもなかったけど、まあちょうど良い散歩だった。 2009.1.12
この二年近く、毎週火曜日の夜、密度の高い中身で料理教室をやっていた。一応これは去年いっぱいで終わりにしたので、どうも火曜日に何もないと調子が狂って、ちょっと空虚な気分になる。こんなことは想像していなかったので、不思議な感じだ。まあ、また別のカタチで料理のことは伝えてゆこうと思っている。
一昨年から、自分でジンジャーエールを作ろうと考えて、あれこれ試してみていた。で、これは去年の秋にほぼ完成を見たのだが、面白いことに、ジンジャーエールとして、つまり、冷たい飲み物として、炭酸水で割って氷を入れて飲むために作り始めたものを、今は冬の健康飲料としてホットで毎日飲んでいる。身体が暖まるし、風邪の予防にも効果があると思う。
ブラジル大使館というのは、こんな建物です。偶然ここを歩いていて初めて出会った時の驚きは忘れられない。
チック・コリアのDVDは5枚見た。全部すごい。あと4枚でお終いかと思いつつ、一日一枚づつ見て楽しんでいる。
1/24のPCオーディオコンサートの参加募集は締め切ったようです。第1部第2部とも、関係者を入れて16人ぐらいになるようだ。PCオーディオに限らず、今後もこのようなイベントをやっていけたらと思う。アンプの試聴会とか、スピーカーの試聴会みたいなものが出来るようになったら楽しいと思う。お茶も飲めるし、オーディオショウの会場やショップとはまた一味違うものにしたいと思う。 2009.1.13
ワオン・レコードからWaon Records Hi-Resolution Audio Data Sampler限定30枚 2009年1月26日リリース 176.4kHz, 24bit / 96kHz, 24bit WAV というものが、出ている。
戯れる会は、毎月一度StudioK'sで例会をやっているのだが、ここ数年は東京以外の地域でもオフ会が開かれている。会全体の活動内容も、音をきかせ合うオフ会から始まって、自作電源の講習会だったり、別形態のイベントだったり、手に入りにくい機材の融通や調達だったりと、徐々に幅が広がってきていて、良いことだなあと思う。戯れる会の会員であるということは、そういった際の連絡システムを利用できるということもあるし、結果の報告や情報を全国の会員が共有できることもメリットだと思う。
こちらの例会でやったデモと同じ事を、あちらのオフ会でやれば、ほぼ同じ内容が再現されるはずだと思う。だから、御茶の水で毎月行われている例会に参加できなくても、会員でいるメリットを感じてくれている人もいる。もう少し会員が増えて、つながりが網の目のようになってくれたらと思う。音楽喫茶に来てくれた方から、時々、「戯れる会って、会員は募集しているんですか? 随時入会可能なのですか?」と質問される。もちろん随時入会可能です。
今、最新型のデジタル一眼レフカメラEOS 5Dmk2の画質が、ある条件だと新型はシャープさに欠けるという問題から、DPP(キヤノン製の現像アプリ)のバージョンによって、新しいDPPと古いDPPではシャープネスが違うらしい。デフォルトの設定が違うというだけの単純な問題なのかどうか、まだよくわからない。それで、新藤さんたちが色々検証をしはじめていて、今夜集まってみんなであれこれやってみるらしい。このあたりもデジタル写真とPCオーディオとはよく似ているなあと思う。
うひゃー、こりゃ驚くよね。で、しかも近接撮影ではこの現象がほとんど出ず、こういった画像だと顕著なわけですか。参りますね。複数でやった方がいいのはオーディオと同じかも。
昨日見たチック・コリアのDVD、6枚目「アコースティックバンド」アビシャイ・コーエンのベースも格好いいけど、最後の曲でのチック・コリアの演奏は良かった。これまでの5枚も全部いいけど、それを超えて良かった。口あけて、半分舌を出してるような感じで演奏しているんだけど、あれは達人が本気になったときの状態なんだ。素人は気合いを入れると力んで肩に力が入ってしまうんだけど、本当に才能のある人は本気になるとリラックスして呆けたような表情ですごいことをやる。それの典型かな。 2009.1.14
昨日、LINNの古川さんに電話をして「また現代音楽でDJをお願いします」と伝えた。去年はお客さんが少なくて、ちょっと困っちゃうぐらい少なくて、とても勿体なかった。別れ際、「これに懲りず、またよろしくお願いします」「いや、こちらこそ、これからもよろしくお願いします」と言ってからもうそろそろ一年経った。こういうのはしぶとくやるしかない。そして、RockDayとは違ってどんなに頑張ってもそれほどの集客は望めないから、時間と手間をかけて告知するしかない。miss Keyさん、また来て下さいね。
ユニオンに邦人の現代音楽LPを売りに行くと「へー!」って思うような高値で買い取ってくれたりする。と、言うことは、そこに店の利潤を乗せても買うファンがいるということなわけで、そういう人達にStudioK'sでは一年に一回現代音楽喫茶をやっているってことをお知らせしなければいけないのだが、どうしたらいいんだろうと考え中です。
毎週火曜日夜の料理教室って、去年は特に良くできるメンバーだったから、あれはバンドを組んでいたみたいな感じだったのだろうと思う。週に一回こちらもけっこう本気であれこれ考えてやり続けていたから、いまはそれがなくなって、喪失感みたいなものを感じているらしい。まあ、また別のメンバーで新しいバンドをやれたらなと思っている。
今度の土曜日は戯れる会の例会で、割と参加者が多そうだ。やっぱり10人以上だと色んな意見も出て面白い。 2009.1.16
一月も半ばを過ぎて、やっと色々仕事が動き出す。日本は暮れから正月の休みが長いからね。仕事をもっといっぱいやりたいなあ。そんなわけで、今日の午後はスタジオでAB誌の取材、午前中到着予定のDACがまだ来ないので、ちょっと心配かな。最低でも二時間程度の通電も出来なきゃハンデになってしまうしね。
と、書いていたら届いた。さて、開梱して通電しよう。
わお! 明日の戯れる会例会は参加者15人になりそうだ。12月が6人で忘年会にならなかったけど、その代わりに新年会ですね。
ああ、疲れたあ。必死で話をしたり音をきくのは疲れる。でも色々なことがわかてきて楽しいけど。まあそのあたりは誌面でお伝えしますが、伝えられないこともあったりするので困る。 2009.1.16
チック・コリアのDVD Disk7を見る。あのSACDマルチでいつもきいていた、「アランフェス協奏曲とスペイン」のピアノデュオだ。なんちゅうかねえ、音楽はしばしばそうなんだけど、この二人はセクシーだった。
戯れる会例会はとても楽しかった。午後1時から午後10時頃まで、楽しいオーディオと音楽の話で盛り上がり、みんなが持ってきたソフトをかけたり、レコードプレーヤーの比較試聴もあり、電源強化の実験もあり、三時にはお茶をして、夜はカレーを食べて満腹になって、それからまたお茶を飲んで、普通のオフ会じゃ相手のお宅の家族もいるだろうし、こうはいかない。 2009.1.17
なんでこのような物がこんなに沢山あるのかなあ? しかも全部バウエン・モジュールが入っているらしい。今日から3日半通電して、久しぶりに水曜日の夜午後7時集合ってやつですかね。入力のゲインなどによって、けっこう音が変化するので、一概には言えないのだが、基本的には暖かみを感じさせる音だ。ただ、これはアイワンとの関係かも知れないので、まだ、「こういう音」という断定はしないでおこう。
今年1月から、正式に、第三日曜日は「お菓子作りとデジカメの会」を発足させた。それで、昨日は参加者がスタジオに集まって、ベイクドチーズケーキを作った。1時間半ぐらいで作って、写真撮って、みんなでお茶を飲みながら食べるのだが、これはなかなか楽しい。演奏して録音してきいて、ここはちょっとこうだったね、なんて言ってるような感じかな。お菓子の中には、作りたてじゃないとおいしさ半減という物がある、タルトとかシュークリームはまさにその代表だ。シフォンケーキは次の日の方がおいしいと思う。
そうそう、おかげさまでシフォンケーキはかなり安定してきた。「不調だ、不調だと書いてあるので、注文するとかえって悪いんじゃないか」という気をつかって下さった皆さん、多分もう大丈夫です。
今日はマルチフォーカス・チューニングの取材。感動的なぐらい、良い音になった。 2009.1.20
僕はこれまでマーク・レビンソンにはほとんど縁がなくて、LNP-2も2Lも自分では使ったことがない。今回貸していただいた貴重な品を初めてつかってみてわかったのだが、LNP-2の天板はすごく鳴る。タイル貼られないように注意しなくちゃ。
単なる想像で、マークレビンソンの音って、ちょっと筋肉質な音なのかなと思っていたのだが、モアさんによると、「バウエンモジュールはもっと普通の音です」ということになる。でも、「その中に威厳がある音なのです」という言葉が続くので、統合すると「普通の米ではあるが、威厳がある」つまり、去年紹介していた、あの全国一になった漢方無農薬米みたいな音なのかなと、勝手に想像している。そして、三台お借りしているバウエンモジュール入りのLNP-2はそれぞれ音が違い、シリアルナンバー001はやはり別格だともきいた。うーむ、よくわからない。
わからないので、今夜は平日の夜版戯れる会例会を開催して、何人かで確かめてみようと思っているわけだ。 2009.1.21
昨夜は飲み物と共に、焼きたてのビスコティを食べてもらった。ビスコティって、ずーっと前にスターバックス・コーヒーで買って来てくれた人がいて知った。固いお菓子で、僕はそのままガリガリと食べるのが好きだけど、コーヒーに浸して食べたりするものらしい。
LNP-2は使うのがなかなか難しい。と、言うか入力の設定箇所もいくつかあるし、それらの組み合わせでかなり音が変化するので、極端なことを言うとソフト一枚一枚に対して微妙に設定を変えたくなったりもする。最初、パワーアンプはSDサウンドのアイワンで鳴らしていたが、途中でQUADに替えてみると、LNP-2にはQUADの方が良かった。
LNP-2って、なにしろちょっとしたことで表情を変えるので、使う人を選ぶし、システム全体がまともに鳴っていなければ判断を誤ってしまう。そんなプリアンプだった。モアさんが「このアンプはなかなか使い切れないんですよ」と言っていたのだが、昨夜はその意味が少しわかった気がした。集まった人達の感想もマチマチで、マランツ7の方がいい人(僕)、フェーズテックCA-3がいい人、LNP-2がダントツという人、色々だった。
実際、うまいポイントを見つけると、SN感もいいし、押し出しも強いし、穏やかな中にしっかりした芯を感じるサウンドなのだった。
まあ、そういうわけで、もちろん買えないから、どうしようもないけれど、僕の技量じゃLNP-2は無理かもなと思った。あと、僕は割と女性的なイメージのプリアンプを好んできているみたいだななどとも思った。パルティータC1とか、マランツ7は女性的かな、パスラボはどっちかというと男性的で、クレルは中間で、マーク・レビンソンのアンプは男性的だ。 2009.1.22
iPhoneのカメラで撮影
1924年製ブガッティってクルマは日本に数台存在し、このように走っているものも数台あるそうだ。カーグラTVのオープニングに出てくるやつは、ここにあるブガッティの次のモデルとか。
僕のスタジオから徒歩7分ぐらい、イートレンドの先に、1920年代連戦連勝、栄光のレーシングカー ブガッティなんかがあって、修理らしきことをやっている不思議な工房が出来たのは知っていた。でも、そこのオーナーが知り合いだったってことは今日初めて知った。まいったなあ。「やあ、久しぶり、元気」みたいな会話を交わしてきた。以前この前を通りかかって覗いた時も、オーナーの姿は見たのだが、なにしろ最後の会ったのは1990年頃だったから、まるでわからなかったのだ。彼とはシーカヤックの仲間で、20年ぐらい前に、伊豆や湘南で一緒にカヤックを漕いでいた。
明日の「FirefacePCAudioConcert」のために、今日はシフォンケーキを四つ焼いた。一個づつしか焼けないし、冷ますのに2時間半ぐらいかかるから、なかなか手間のかかる代物なのだ。それが失敗してでかい空洞ができたりして壊れていたのだから、去年の11月からの一ヶ月ほどは本当に情けない気分だった。今日のは多分OKのはずだ。まあ、そんなわけで明日が楽しみだ。 2009.1.23
「Fireface400による、PCAudioConcert」は20人以上の人が来てくれて、かなり盛況だった。今後も似たようなイベントを続けていけたらと思っている。同じCDを1)CDプレーヤーで再生 2)PC+CUBASE+FF400で再生 3)24bit96Khzの元データをCUBASE+FF400で再生 これを実際に体験していただいたわけだ。僕のところはスタジオと言っても、一般家庭とほとんど同じ状態だから、そういう場所で録音現場からの産地直送、クール宅急便で送るような再生が可能なわけだから、これはすごいことだと思う。
今後、FireFaceを使っての、マルチチャンネル再生コンサートなんてのも出来たら最高なんだけどなあと思っている。皆さんまた来て下さいね。
フランスで18才の人に一年間新聞を無料で配布かあ、思い切った施策だな。やるなあ。
明日の日曜日は、朝から味噌造り講習会のために場所を貸してくれと言われていて、朝9時にスタジオに来なくてはいけない。で、それから皿まわしがあって、ヨガを習って、みぞれ鍋を食べる予定。 2009.1.24
「特定非営利活動法人トージバ」というものがあって、僕のスタジオを改装したときの設計をしてくれた建築家が、そこに参加して大豆を作っているそうで、収穫した大豆を使っての味噌作りをやりたいので、場所を貸して欲しいということになって、朝から午後まで大豆を茹でてフードプロセッサーやミンサーを使って味噌を仕込んでいた。中に子供連れで来た人がいて、なにしろなにかあったら弁償のしようがない物も置いてあるので、意識の3割ぐらいはそこにとられたりもして、今日は大変疲れた。そういうわけで、オーディオどころじゃない一日だった。
僕は、味噌4kgも出来ちゃうと困るので、場所を貸して少し手伝っただけだが、参加者の中には皿まわしや料理教室に来たいと言う人もいて、昨日のPCAudioConcertにしても、味噌造りにしても、とにかく人間の輪が広がるのはいいなと思う。味噌よりは豆腐をつくってみたいかなあ。 2009.1.25
オーディオ機器って、長期間かけて音が良くなっていったりすることも多いのだが、時々は、ポンと置いて、「ゲー!まいったなあ」と思ってしまうぐらい簡単に音が良くなるケースもあって、僕はそれを「ポンゲー」と呼んでいる。
NLP-2というプリアンプはポンゲー度が極めて低いものだった。確かにいい音は出るのだが、なかなか出ない時があるから、心に余裕がある人じゃないと使い切れないのかも知れない。僕はあまり心に余裕がないので、自分では使いこなせないプリアンプだと思った。オーディオは難しい。
そういうわけで、僕のプリアンプは「フェーズテックCA-3」当分これでいくことになると思う。 2009.1.26
去年の秋から、仕事は全速力でやることにした。先週から昨日までは、取材とイベントなどが続き、さすがに原稿書きは始められなかったが、今日から原稿を書き始めた。それほど沢山の原稿を依頼されているわけではないので、早く始めれば早く終わるわけだから、さっさとやり始めた方が早く楽になって他の事もできる。
デジタルカメラになって、なにしろフィルム&現像代がかからないし、大きなプリントも安くなっているので、作品をつくるのには良い時代になっている。だから、何年か前から撮っている作品を仕上げて作品展をやりたいと思っている。すでに撮影したものが15〜6点あるので、あと7〜8点増やすことができれば良いのだが、その7〜8点増やすのが難しい。
戯れる会は、例会やソフト&ハードの情報交換や色々やってますが、最近は電源づくりをやっている人達がいて、集まっては自作電源の製作をしている。そういうわけで、自作派の方も楽しくやれる会になってきているらしい。
昔、別電源のアンプを見ると、「置く場所がない、別電源なんて勘弁してくれよ」と思った。それぐらいだから、セパレートアンプよりプリメインアンプが好きだった。今はずっとセパレートアンプを使ってきていて、音のためなら別電源も仕方がないと思っている。電源強化で音はものすごく良くなるんだけど、自分で作ると改造みたいなことになるから、雑誌では紹介できないし、僕自身が作ってるわけでもないのでこのHPでも詳しい紹介をする気はない。Nuforceみたいに、メーカーが電源強化バージョンを出してくれて、選べればいいんだがと思う。 2009.1.28
Macを使ってPCオーディオをやる場合、一番本格的で堂々とした音が出るのは、やはりMacProだろう。そして、光学ドライブも二台入る。
iMacだったら白いタイプのインテルMacでFirewireの端子が二つついているちょっと古い物、MacBookProだったら、現行は音が出なかったりするので、初代二代目三代目ぐらいまでのもの、現行のアルミ削りだしMacBookはFirewire端子がないので、本格的にあれこれやろうとすると不満が出るかも知れない。旧MacBookもFirewireの端子が一つしかないので、光学ドライブにFirewire端子を使ってしまうと、例えばFireface400が使えず、USB接続のDACを使うことになる。
現行のMacBookにも実は旧タイプの白いのがあって、何とFiewire端子が付いていて、これは114000円だったかな。CDはもっぱらリッピングしてきき、あとはデータからの再生のみということなら、Firewire端子はFireface400専用に出来るので、これは意外におすすめかも知れない。まあ、僕がノートでPCオーディオをやるならMacBookProの中古を探しますけどね。 2009.1.28
近所に出来た大丸ピーコックで買ってきたイタリア製のチーズとバゲットが良く合っておいしい。もうちょっとまともなバゲットを焼けるようになりたいと考えている。最近はリッチなパンにはまったく興味がわかず、もっぱらリーンなもののみ焼いている。オーディオもそんなところがあるかな。
StudioK'sは二階で、一階は印刷屋さんだったが、どうやらこの印刷屋さんが出て、空くらしい。さっきちょっと話をしたら、「寒くてやってられない」とのことで、そいつは僕もよくわかる。二年半前の改装のお陰で、二階はだいぶまともになったけど、一階はさらに寒いだろうなあと思う。14坪あるので、誰か資金力のある人がオーディオショップでも始めてくれればいいんだが、そんな人いませんかね。クルマは1台駐車可能で、家賃は21万円、今時、鉄骨で築27年となると、そうそう借り手も見つからないだろうから、交渉すればピッタリぐらいにはしてくれるんじゃないかな。わからないけど。静かだし、交通の便は良いし、秋葉原にも近いから、オーディオショップをやるには良いと思うんだけどなあ。
二階には良い視聴室もあるし。
僕は12月と1月があまり好きじゃない。12月の暗くもの悲しい感じと、大したことも出来ずに一年が終わってしまったと思うので、12月があまり好きじゃない。1月は、なかなか始動しない感じがどうもね、ってところだろうか。ちゃんと仕事をして、クリスマスあたりから、1月の半ばまではどっかに遊びにでも行ってしまうというような生活ならもう少し変化するかも知れないので、今後はそれぐらいになることを目標にしようかな。
もう何ヶ月かTheWhoのTomyをきいているので、だんだん好きになってきた。 2009.1.29
山崎まさよしは、弾き語りなどでちょっと変則的というか複雑なアルペジオを弾くので、あれはどういう風な構成になっているのかなと思って、ギターTABを見つけたりしている。そして、「おー、なるほど、こうなっていたのか」と思わせられている。
それから、山崎まさよしがポール・マッカートニーの前で演奏した「ALL My Loving」のギターはなかなかに超絶ですね。
今年になってからずっとバゲットを作っていて、相変わらず極端だけど、今のところパンはバゲットしか焼く気がなくなっている。ichinoseさん見てる? もちろん、単純なだけに奥が深く、バゲットを極めるなんて出来ないけど、とにかくあれこれ調べて、あれこれやることにした。僕は、いろいろやってみて自分のイメージ通りの物を作れるようになるのが好きなんだ。通常、調べものはだいたいネットで検索をかけているわけだが、一冊バゲットを焼くための本を買うことにして、明日届く予定だ。自分なりに約一ヶ月やってみてから選んで買ってる本だし、多分これは役に立つことだろうと期待している。
ってなわけで、オーディオの進展はなく、毎日毎日ただきいているだけ。ま、そういう時期も必要です。いじくってばかりいてもしょうがないでしょ。 2009.1.30
昨日はAB誌MyaudioLifeの取材だった。僕のMyAudioLife取材史上もっとも近所。交通費ゼロというお宅だった。国産の名器と呼ぶにふさわしいスピーカーだった。乞うご期待でありますが、今から写真の画像処理をして原稿書きをする。全速力で仕上げよう。
そういうわけで、午後はiTunesで音楽を楽しみながら画像処理、それから生姜のシロップを1kg作った。
生姜シロップのことは以前も書いたけど、ものすごい効用だ。ここ10年ぐらい、冬になると皮膚が乾燥してあちこち痒くなって困っていた。風呂に入ると痒かったり、寝ているときにスネが痒くなり、無意識にひっかいたりしていたのだが、自分で作った生姜のシロップを薄めて飲んでいると、このかゆみがピタリとおさまった。これまで色々な保湿クリームなどを試してきているので、それらが不要になったことを考えると、これは画期的な出来事だった。もちろん風邪の予防にもなる。何人もの人に少しあげて、飲んでみてもらっているが、かなり効果があるという反応だ。
生姜をすり下ろすのは大変で、これは下に出ているテスコムのフードプロセッサーを使っている、ちょっとコツがいるけど、これが一番具合がよい。そして、すり下ろした生姜をしぼるのは大変かも知れない。シフォンケーキやマーマレード作りといい勝負かなあ。
国産の生姜はけっこう高いので、自分で作るのが一番良い。今はやっていないけど、料理教室もそのうち始まるかも知れないし、そんな中で自分で作りたい人には教えてあげられるかなと思っている。
ああ、1月も終わりだ。早く春にならないかな。 2009.1.31
寒いので、厨房のガスストーブの前にいるのが一番暖かい。それで、今日は厨房のLenovo+LINNのDISKREETで音楽をきいて、一冊の本を買い求めて本格的に作り始めたバゲットの発酵を待っている。天然酵母と、それを改良して高効率化したイースト、今回やっているごくごく少量のイーストでバゲットを焼くという行為は、アナログ CD 24/96のデータ再生の関係にとてもよく似ている。その話はまた今度。
ふーん、早瀬文雄さんの奥さんが作るシフォンケーキはそんなにおいしいのかあ、今度作った物をお互いに送りあって、交換してみましょうか? 2009.2.1
これまですごくいい加減にパンを焼いてきた。いい加減というのは、そう悪い意味でもなくて、去年までは自家製天然酵母で焼いていて、まあ、発酵の仕組みについては一応理解していて、ストイックに毎日パン捏ねをやっていた時期もあるし、他の料理などの関係で道具も普通の人より沢山持っていて、十分に使ってきているけれど、これを本気でやるぞという気持にはなれなかった。
このところ、バゲットだけは自分の納得がいくような物を作れるようになりたいと思い始めている。で、バゲットの作り方の本を見て昨日から作ってみたら、これは波長が合いそうなので、2月1日は僕のバゲット記念日ってことになった。そんなにあれもこれもは出来ないから、バゲットというか、要するにハード系のリーンなパン焼きのみをやっていこうと考えている。へら鮒釣りみたいな世界かもね。
これ、ホントにとっておきの話なんだけど、パンのことでは強く印象に残ったことがある。12年ほど前、山岳サイクリング研究会の面々と一緒に富士山に行った。マイクロバスに自転車を乗せて行って、自転車担いで富士山に登り、ブルドーザーの道を自転車で下り、下った先にマイクロバスが迎えにきてくれるという企画だ。その、山サイ研のメンバーに、大手のパン屋さん(DONQ)に勤務の人がいた。で、行きのバスの中で、その頃出始めていたおいしいパンを持っていったら、そのパン屋さんが、いきなりパンを手に取って鼻の近くに寄せて「クンクン」と臭いを嗅いだ。何種類かあったパンを全部同じように鼻の近くへ持って行って「クンクン」する。人が食べようとしている物を、普通はそんなことしないでしょう? でも、僕はそれをやっているその人の雰囲気がとても真摯だったので、全然悪い気持には感じられず、逆に感動した。職人さんが「ん?これはどんな酵母で焼いているんだろう? クンクン」っていう感じで、すごく良い感じだった。でも、呆気にとられたのも事実だった。僕は今でもあの時の自分の気持や、彼のしぐさを思い出すことができる。研究のためのやむにやまれぬ行為とか、追求していることのために一瞬だけ、まわりがどう思うかなんておかまいなしになってしまう人を、僕はとても愛している。
通常、250gの強力粉に対して、例えば3g程度のドライイーストを使ってパンを焼くのだが、ドライイーストや生のイーストは、イースト独特のケミカルな臭いがある。オーディオで言うデジタル臭いみたいな話ですね、嗅いだことはないけど。それを嫌う人が天然酵母にゆくわけだ。それは僕もよくわかる。だが、今手にしている本には、「ドライイーストを0.8g使う」と書いてある。0.8gなんてどうやって計ればいいんだ。2kgとか3kgのデジタルバカりならあるけど、それらで計れる最小単位は0.5gで、そんな少量用のハカリは持ってない(実は、もっと細かく計れるやつを所有しているのだが)。
いくらドライイーストに独特の臭いがあったって、0.8gしか使わなければ、ほとんどノープロブレムだという、この本のやり方を僕は受け入れた。しばらくしたら生イーストも使ってみよう。あの、大きな気泡が入っていて、そして皮がパリパリしているおいしいバゲットを自分で作ることが出来たら、こいつは、かなりの幸福だ。ストイックで、手間と技術を要するタイプの物はうまくいった時の喜びが大きい。
今週は原稿を書いている。料理をやったり、生姜のシロップやバゲットを作ったりしながら、原稿書く。ちょっと疲れたから、運動不足にならないよう、ラクーアのところにある成城石井に行ってこようかな。そして、チーズでも買ってこよう。
僕は2月が好きだ。1月は少し光が黄色っぽいのだが、2月はもう少し色温度の高い光になって、何故かやる気が出てくる。新しいことを始めようかなという気分になる。 2009.2.2
価格.comで見ていると、EOS 5Dmk2 は、どんどん値段が下がっていて、一ヶ月に1万円ぐらいづつ安くなっているので、4月には20万円ぐらいになってしまうのだろうか。フルサイズのデジタル一眼レフも安くなったものだ。なんか、APS-Cに慣れてしまったので、どうでもいいような気もしている。もう少し40Dを使って、とりあえず50Dにでもしようかな。それもいいかも。最近、さほど欲しい物がないのは良いことだと思う。今年の秋に出てくるであろう60Dに動画機能が付くのならそれまで待っても良いぐらいだ。
チェ・ゲバラの生涯を描いた映画が公開されているので、見に行きたいと思っている。「モーターサイクル・ダイアリーズ」だったかな、あれはとても美しい画像だった。「28歳の革命」の方はもうそろそろ上映が終わりつつあり、「39歳別れの手紙」に移行しているので、ちょっとやばい。有楽町ではもうやっていない。さっさと行けば良かった。池袋か新宿だなあ、マジメなはなし、最近の映画館って小さいハコが多いから、横幅5mぐらいだと、僕のスクリーンは3.2mだから、まあ、感じとしてはちょっと大きいかなっていうところかも。実際の面積は二倍とか三倍あるんだろうけどね。
先日のシンタックスジャパン主催のイベントみたいなことを、一年に数回やれたらと考えている。クラシックあり、ボサノヴァあり、まあ5m×8mしかないので、入れる人数も限りがあるけれど、人が沢山来てくれるのなら、二回転三回転すればいいわけだし、僕もそういうことのためにスタジオを改装したわけだから、何とか実現してゆけたらと思っている。
僕が持っている二台のガスオーブン、両方使ってみると、同じ温度設定と時間で、まったく違う物が出来上がるので笑ってしまう。これは最低でも一年は楽しめそう。
池袋のテアトルダイヤで、「チェ 28歳の革命」を見てきた。椅子が良かったので助かった。ひどく音量を上げていないのも良かった。内容は、やはり僕の世代だと、リアルタイムとは言えない部分があるが感覚的には充分わかるし、今は時間が経っているので、当時は誰もわからなかったような色々なことも読み取れる。キューバ危機の時は小学生でしたからね。第三次世界大戦が起きかけていたなんてことはよくわからなかったし、ゲバラのことはもっともっと後になって、学生運動のアイドルとして知った。
続編はまた来週にでも見に行こう。さてさて、PCオーディオは革命的ですかね? 多くの人に受け入れられて支持されないことにはお話になりませんね。 2009.2.3
マルチフォーカス・チューニングの取材に行ったときに、「間違って二枚買ってしまったので、差し上げます」ということでいただいた、全然知らないCDなのだが、きいてみるとRockのCDとしてはなかなかの高音質だった。最後の曲はプログレ風だし、途中も何て言うのかなあ、やはり単純じゃないというか、現代的なRockだと思う。でも、割と気に入っていて、このところよくきいている。
2009.2.4
こんな感じで、オーディオのことを何も書いていない時は、実は何もやっていない。なんて思われると悔しいから、今日はちょっと動きがありそう。知る人ぞ知る、プリアンプのハイパーガンダム化ってやつかもね。ハイパーガンダム化が終わって、その次の段階は何と呼んだらいいんでしょう?
今年は映画館に通おうかと思っている。DVDで見てもいいのだが、当然ながら映画館の方が先に見ることが出来るし、DVDというブツが残らないのも良いかも。僕のスタジオの近所にないものが二つあって、それは、レンタルDVD屋とおいしいパン屋なのだ。それで僕はバゲットを自分で焼くことにした。カレーとトンカツは自分で作る気にならない。
おかげさまで、この半年ちょっとで大きな変化があり、音は大変良くなっている。ポイントはいくつかあって、1去年の夏、天井に吸音材をつけたこと、2スピーカーのメンテ、3プリアンプをフェーズテックCA-3にして、電源ケーブルにAETのSINが入り、そして電源を強化したこと。これらのおかげで、過去最高最強になった。 2009.2.5
しかし、この古いJBLから、どうしてこんなバランスが良く、背の低いスピーカーから高さや広がり感のある音が出て、それでいて力強さや陰影もあるというサウンドになるのだろう。ある時期以降、つまり、StudioK'sを作ってから、僕はオーディオに関しては幸運だと思う。いつもその時々に応じて色々な人に助けてもらってきた。それだけでも幸運だ。
プリアンプの電源もさらに強化したことだし、今日は久しぶりにガラードでLPをきく。STUDIETTOとビクターがやってきた去年の11月以来、自らガラードを使うことはなかったので、それだけSTUDIETTOとビクター+オーディオクラフトのアーム+SPUのインパクトが強かったのだと思う。
もちろん、ガラード401とグラハムのアームも魅力的で、正に中庸なのだが、今日からはプリアンプに柔らかな力強さが加わって、なかなか楽しめるサウンドだ。STUDIETTOときき比べさえしなければ良いので、絶対に同じLPはきかないことにしよう。 2009.2.6
プリアンプの電源を強化したら音が広がるようになったので、ちょっとスピーカーのセッティングを変更した。と、言っても多分誰にもわからない程度のもので、横幅を4cmぐらいづつ合計8cmほど狭くして、3cmほど後ろに下げた。
とにかく音はだいぶ良くなってきた、おそらくこの春から夏あたりでさらにもう少し良くなる予定だ。 2009.2.7
今日は朝9時半から中国料理を習いに行ってあれこれ習い、ラー油も作って持って帰った。よそで料理をやると、包丁が切れないのでホントに困る。もしかすると2月中に一度平日の夜、包丁研ぎ講習会をやるかもしれないので、参加したい人はメールでお知らせ下さい。
さて、音楽でもききつつ、まだ書けていない原稿をあと一本仕上げてしまおう。こういう時はiTunesに限る。何てったって、めんどくさくないもんね。Mac+iTunesでも音は確実に良くなっているので、大変気分が良い。
PCオーディオのことは、まだよくわからないことが沢山ある。それがHPであっても商業誌であっても、不確実なことを断定的に書いてしまうのは良くないと思うので、慎重にすすめているのは確かだ。でも、本当にこれからのデジタルオーディオってPCが中心になっていくと思う。そして、二年三年前とは状況が違ってきているし、情報も増えているので、興味のある方は是非やり始めてみてください。やってみないとわからないことが沢山ありますので。
バゲットは二日に一度ぐらいの割で焼いている。味は特に不満がないんだけど、カタチとか色つやはまだまだ、ハッキリ言ってまるでダメですね。僕の使っているオーブンは少し温度が高いのか、参考にしている本に出ているデータ通り焼くと、ちょっと焦げ気味になる。慣れてきたら、今度は生イーストを使って焼いてみようかなと思っている。オーディオにしてもダーツにしても、とにかく難しい遊びは面白い。そして絵や写真や彫刻と違って、料理は食べてしまうと作品が残らないところが良い。
いやしかし、ホントにiTunesでもかなり音が良くなってきている。改造なのであまりちゃんと書くことが出来ないところが辛いけれど、やはりこれはプリアンプの電源強化の効果らしい。 2009.2.8
昼間はデジカメの講師で出かけていたので、夕方スタジオに戻って、もらい物のチョコレートとオレンジピールを食べてお茶をして、それから、昨日同様iTunesで音楽をききながら原稿を書く。連載の分はあとちょっとだ。
ピピエコさ〜ん、ある年齢以上の人はあんまりまずいもん食っちゃいけませんぜ。マジメな話、生き死ににかかわってきますよ。
iTunesでずっとカエターノをきく、3時間経ってもカエターノ、5時間経ってもカエターノ、8時間経ってもカエターノ。全部好き。 2009.2.9
連載の分はあと一息なんだけど、これがなかなか決まらないので、今日はシフォンケーキを一個作り、そして生姜シロップを2kg作りつつ頭の中は、あそこをどうしようかななどと原稿のことを考える。あと10日後ぐらいには全部終わってスッキリして、音楽を楽しめるようになる予定だ。
ある程度の期間事務所をやっていると、宅急便の担当者も変わってゆく。今の担当者はロックが好きで、僕が音楽をきいているとそれに反応する。今日も荷物が届き、僕は厨房のDISKREETで先日もらった「Extreme」をきいていると、「いつもながら、いかした音楽ですね」なんて言う。「もらったCDなんだけどね」と僕は答えた。彼はいつだったか「山本さんのHPを見ました」と言っていた。そんなことは初めてだったので、僕はちょっと驚いたのだった。
このところ一階の工事で、昼間は色々な音がきこえてくるから、オーディオを楽しむのは夜だけってことになる。StudioK'sの改装工事はこの10倍ぐらい激しく、長期間だったからなあ。おかげさまで、快適になりました。 2009.2.10
日曜日にラクーアの中にある成城石井で買ったフランス製チーズ。これは去年なんかの賞を取ったらしい。大変美味しい。美味しいが臭い。冷蔵庫を開けるとすごく匂う。キムチといい勝負かな。この写真を見ただけで、脳の中であの臭いが思い浮かぶぐらいだ。でも、焼きたてのバゲットを二つ割りにしてこいつを適当量はさんで食べるとうまくてやめられない。おいしいのでやる気が出る。また食べたいと思うから、仕事や、日頃僕がやっている金にはなりそうもない文化活動を頑張ろうと思う。
そう小難しく考えなくてもいいと思う、食べ物にしても音楽でもそういうもんでしょう。肉体を維持するための栄養補給だと思えば錠剤でも宇宙食でもいいし、なんにもなけりゃ、ノイズだらけのAMラジオだって人は涙するし、やる気も出る。でも、今、そんなこと言ってもしょうがない。今ほしい音質、今おいしいと思えて、幸せを感じる音楽や食べ物、それが必要だ。
昔、小林悟朗さんが、「アナログレコードの音は臭いチーズみたいなもんだ」と言っていた。それは確かにその通りで、彼の意見が正しいってことがやっと最近理解できた。今はその点を理解したし意見も一致すると思う。ただし、食い違うことは一つあって、僕はその臭いチーズが大好きで(くさやでもいいんだけど)、悟朗さんはアナログレコードが嫌いだっていうことだ。
まあいいや、今夜はサッカーでも見よう。 2009.2.11
昨夜、サッカーを見終わった後、せっかくプロジェクターもつけたし、スクリーンの下ろしたしAVアンプもスイッチを入れてあるので、チック・コリアのDVDを見た。最後の一枚だ。なんか、最後の一枚を見るのが勿体なくて、あのままになっていたのだ。見ながら、「この最後の9枚目が一番いいわ」と思った。他もみんなすごいんだけど、この四人組が一番だった。僕から見ればおじさん、もっと若い人から見れば「おじいさん」に近いと思うけど、やっぱり年季ってのは必要だ。JAZZはそれほど詳しくないので、メンバーが誰なのかも知らないんだけど、すごいものはすごい。そういうことだけはわかる。今目の前のスクリーンの中でベースを弾いている小柄なおじさんはすごい、すごくいい。ドラマーもサックスも同じぐらいいいので、この1月から僕に感動を与え続けてくれたこのDVDの最後を飾るにふさわしい演奏だ。そうさ年はとるものさ。でもトシだけ取ってもね、どうしようもない、やっぱり愛がなくちゃね。
今日になって、あのすごく良い感じのベーシストが誰なのかを調べたら、エディ・ゴメスだった。ドラムはスティーブ・ガッド、サックスはマイケル・ブレッカーだった。なるほど、エディ・ゴメスってあんな風貌の人だったのか。知らなかった。 2009.2.12
原稿が一本残っていて、これがちょっと難航していた。でも、ちょっと方針を変更して、何とか今日明日で決めよう。しかし、原稿書きは時間がかかる。僕は職業評論家の皆さんとは違うことをやっているわけだから、このあたりの苦労は仕方がないのだと思う。まあ、オーディオ評論家じゃないしね。
あ〜あ、早く終わらして、映画見に行きたい。チェ・ゲバラの続編と、ブラ・ピの新作「ベンジャミン・バトン」。
バゲット、味は最高だけどカタチはまるでダメ。当分楽しめそうだから、いい遊びを見つけた。 2009.2.13
256GBのSSDは、やっと6万円ぐらいになってきた。これが2万円ぐらいまで落ちてきてくれればなあと思う。将来はSDカードに1TB(1000GB)入るわけだから、もちろん時間の問題なんだが。そんなことから考えて、好き嫌いはともかく、写真、動画、音楽におけるデジタルの今後はまだまだ進んでゆくものと思われる。
僕は軽い花粉症らしく、この時期は、時によって少し目がかゆくなって頭が重い。
今日はシューベルトの「楽興の時」をききたくなったので、午後原稿を送ってからアンドラーシュ・シフの弾くシューベルトをきいている。このあたりのシューベルトは、ブラームスが晩年に作曲したピアノ曲同様、トシとらないと理解しにくいかもね。
この一週間はPCオーディオの原稿であーでもないこーでもないと悩んでいたから、スタジオ内が散らかりっぱなしだ。まだお年玉付き年賀状が当選しているかどうかも調べていないから、これもやって、明日の午後はお菓子作りとデジカメの会で、スワンのシュークリームを作るので、それまでに少し片付けなければいけない。 2009.2.14
さあて、昼過ぎにスタジオに来て、あちこち片付けつつ、昨夜遅く生イースト使って発酵させておいたパン種を成形(という程でもないのがバゲットの良いところだ)して、二次発酵をさせ、みんなが来たら一緒にスワンのシュークリームを作る。ホントにちゃんと出来るのかなあと不安だが、まあ、やってみるしかない。カタチはともかく、シュークリームとかタルトは自分で作って食べるのが最もおいしい。店で売ってるものは作ってから数時間経っているので、パリパリサクサク度が違う、こういうパリパリでサクサクの音源で音楽を楽しみたいと思いませんか? それがHiRes(ハイレゾ)です。
撮影していると、その時間でおいしさが目減りしてゆくのだった。 2009.2.15
そして昨日も暖かかったので、夜はキングクリムゾンを三枚きいていた。いや、暖かいからじゃなくて、原稿書きから開放されたからだと思う。原稿書いてウダウダしているときはきけませんね、キングクリムゾン。
3月14日は、StudioK'sでヴィオールの演奏&録音会が開催される予定です。詳細が決まり次第お知らせします。楽しみだなあ。僕のスタジオで生のヴィオールきくのは夢だったので、夢が実現する。うまくいったら、年に一度ぐらいやれたらいいなあと思う。そんなことになるだろうか? 2009.2.16
一昨年、静音パソコン制作で知られる、「オリオスペック」でWindows機を作ってもらったことがあって、その際に、SSDはどうですか?と聞いたら、「繰り返し使ってゆくうちに不具合が出ることがある」と言われた。 それをきいて、「そうか、まだよくわからないものなんだな」と思っていた。あれはまだやっとSSDの32GBが一般化し始めたぐらいの頃かも知れない。
でも、あれからも二年近く経っていて、スピードも容量も上がり、値段は下がってきている。MacBookAirにも今は128MBのSSDが搭載されてきている。だから、そろそろいいのかなあなどと、漠然と考えていたのだが、どうなのだろう。戯れる会の中では今そんな話題になっている。
種さんは、このところヨーロッパ製チーズにはまっていて、カーリングを見ると食べたくなるそうな。僕はトロイダルトランスを見ると食べたくなる。
4/11は行方洋一氏をゲストにFireFaceConcertのVol2を開催することになった。こちらもアッと驚く中身があったりなんかして、興味のある方は予定を空けておいていただければと思います。ビートルズがお好きな方には一回しかきけない大きなプレゼントがあるかも。 2009.2.18
スタジオの一階は、コンピュータ関係の会社が入るそうで、毎日内装工事をやっているので、ドリルの音とか、釘を打つ音などがきこえてくる。そういうわけで、音楽をちゃんときくのはもっぱら夜きくことになり、今日は寒いので厨房の奥の事務スペースのガスストーブで暖まりつつ、Lenovo+DISKREETでハードロックをききながら、先週とは別の原稿を書いている。 2009.2.20
3月14日は、僕のスタジオでヴィオールの演奏&録音会が開催される、これはオーディオベーシック誌編集部が主催で、録音したHiResの音楽データを4月に発行予定のPCオーディオの別冊に付録としてつける予定だ。そして、4月11日は、シンタックスジャパン主催でFireFaceConcertの二回目を行う。どちらも参加費は無料ですが、申し込んでいただいて、応募多数の場合は抽選になります。
3月28日(土)と4月の末は(4/29が希望ですが、DJの都合はいかが? 昔の4ch再生です)音楽喫茶の予定です。音楽喫茶も久しぶりだなあ。こんな風に三月に一回とか隔月ぐらいにオーディオ音楽関係のイベントが入って、ほぼ毎月音楽喫茶も一回づつというのが理想かな。
さて、今日の午後は戯れる会例会だ。人数少ないから持ってきてもらったソフトかけ放題、シフォンケーキ付きです。 2009.2.21
昨日の戯れる会例会で、一番興味深かったのは、スピーカーケーブルの交換だった。なにしろLR合計で20m以上使っているので、AETのそれほど高くはない白いケーブルを使っている。あの白いAETは4種類あって上から二番目の型番はナントカ200ってやつ(1m1575円)を使っていたのだが、これを最上位と言ってもナントカ400という1m3150円の物にしてみると、えらく音がしっかりするのだった。プリアンプ交換よりも音が変化するって感じで、これは予想外だった。
参加者は僕を含めて4人だけだったが、キャリアの長い人達が「同じメーカーの単に二本が四本になっただけのスピーカーケーブルで、これほど音が変わるか?」と何度も驚くような音の変化で、もちろん良くなった。まだちょっと音が固い感じはあるが、二〜三日鳴らせばほぐれてくることだろう。こういう体験は大きい。
それと、昨日は時間がたっぷりあったので、STUDIETTO ガラード401+グラハムのアーム ビクター+クラフトのアーム の比較試聴を何度も繰り返した。うーん、困ったなSTUDIETTOは自分で使いたい。 2009.2.22
予想通り、スピーカーケーブルが育ってきて、昨夜あたりからグッと落ち着いた感じに変化してきた。400の方が圧倒的にいい音なんだけど、なんとなくとっちらかった感じ、ちょっとバラバラな感じがあって、一昨日参加してくれた人達に僕は、「この感じは二〜三日から一週間ぐらいは変化すると思う」って言った。そういうことも含めて、システムそのものがなかなか敏感な状態になってきている。極めて安定しているけれど、実に敏感というところか。
しかし、BAD PLUS で比較試聴しているオーディオマニアって、なかなかいないのは確かで、戯れる会ってやっぱり不思議な会だと思う。以前、渡邊亨さんをゲストに迎えた戯れる会例会でも紹介してもらっていたのだが、BAD PLUSのCDは買ってもいいかなと思い始めている。さて、どれを買ったらいいのかな。
今日は、仕事でパシフィコ横浜へ行った。AVフェスタってやつだ、かつてのオーディオフェアかな。昔は晴海でやっていて、それから池袋のサンシャインに移って、あの頃はコンパニオンがいたりしたんだが、昔日の輝きはない。 2009.2.23
LAMYの万年筆を使い始めて、一ヶ月少々経った。久しぶりに万年筆を使ったし、僕が万年筆を使っていたのって10代の頃だから、元々大して調整もしていない物を使っていたわけだ。あの後、もう少し細い物も買ったので、LAMYは二本になっている。
一ヶ月間LAMYを使ってみてから、12年前に買ったパーカーを使うと、インクの出がかなり違うことに気付いた。例えば、「代」という字を書いたとして、LAMYだと4画目のななめのところでちゃんとインクが出ないので、ゆっくり目に書くことを余儀なくされていた。まあ、丁寧に書けってことかな、なんて思っていたのだが、パーカーで書いてみると、どこもかすれることなく、スルスルと書ける。これって、調整の問題だよなと思う。万年筆の調整って、僕は乱暴なアマチュアだから、ペン先をグワッと押しつけて無理矢理隙間を作って、インクが良く出るようにしたんだけど、プロはどうやっているんだろう?
フジのFinePix F200 EXRって、そんなにいいのかなあ? ちょっと興味あるなあ。
時間があれば、オーディオクラフトのアームをガラードに取り付けて、SPUをつけて音を出してみたいと思っているのだが、ちょっと忙しい、というか精神的に余裕がなくて、そういうことがやれずにいる。
ダイナミックオーディオの厚木さんにジンジャーシロップの話をしたら(彼はウイルキンソンの激辛ジンジャーエールが大好きなのだ)、飲んでみたいというので、今日作ったから、お試しで200ccほどプレゼントした。
それから、Sofmapに行ったら、初代MacBookAirのUSキーボードが10万円ぐらいだった。まあ、あと一年経てば現行の120GBがその値段さと思って見ていた。Airは、FirewireもPCスロットもついてないから、メインマシンにはなりにくいんだけど、でも、持ち歩くには軽くて良さそう。15インチのMacBookProを持ち歩いたあと、14インチのLet's note持って出歩くと、とても軽い。この1kgの差は大きいんだよな。 2009.2.24
長いことフリーで生活してきていると、色々な波があって、やることが全部うまくいくこともある。30歳ぐらいの時に、そういうことがあった。それまで地道にやってきたことが全部評価されて、「こんなもんかな」と思ったが、そうなれば、それが当たり前になってしまった。これは住んでいた荒川区内での手話通訳関係のボランティアの話です。朝日新聞社からボランティア関係の賞をいただいたのがこの頃だったし、仕事も徐々に軌道に乗ってきた。時の流れは早く、あれからもう27〜8年経ってしまった。
その次のピークは1996年ぐらいだったのかも知れない。バブルが崩壊した後、僕は三年がかりで作品を作っていて、96年の春にキヤノンサロンの審査に通り、8月に車いすマラソンの写真展「鉄腕たち」を開催し、これは大阪と博多のキヤノンサロンでも展示をした。8月の銀座では、キヤノンサロンから徒歩5分ぐらいのところにあった、ギャラリー惣という美術系の画廊で、モノクロームで撮影した花の写真展「眠れない夜」を同時に開催した。スポーツ写真とモノクロームの静物の作品展を同時にやったわけで、今もそのあれこれやる路線は変わらない。
銀座のギャラリー惣は先日ご主人が病気のため閉廊した。僕と同い年の順子さんは元気にしているだろうか。
そして、97年はやはり5年かかって作品を作っていた「茶の間にアート」で写真新世紀展の優秀賞をもらい、夏には念願のスタジオを借りることが出来て、StudioK'sを作った。その頃は「こんなもんかな」と思っていたが、96年97年は写真作品的にはピークだったみたいで、スタジオを作ってからはオーディオのことも沢山やってきているので、オーディオ生活はたいそう充実したが、写真はひたすら水平飛行かも知れない。時の流れは早く、あれからもう12年近く経ってしまった。
どうやら、僕のピークは13年〜15年ぐらいの周期でやってきているらしい。
だから、そろそろ何か良いことがある年まわりの筈なんだが、もしかするとあれでおしまいなのかも知れないし、どうなるのかな。わからない。わからないけど、2009年は転機になりそうな年だと思う。
この二ヶ月間、バゲットばかり焼いていたので、たまには別のことをやってみようと思って、今日はこんなものを作った。小型のタルトタタンかな。とてもおいしかったので、僕が女性なら結婚したくなる男がいるかもしれない? 逆はあるかも。 2009.2.25
iPhoneは本体価格無料になり、パケットし放題5980円が値下げで4410円になった。申し込めば既存ユーザーである僕もパケット代は安くなるらしい(4/1〜)。キャンペーンは2/27〜5/31までですか、これはどういうことなのかな。1)6月か7月頃iPhoneの新型が出る 2)6月か7月あたり、ソフトバンク以外のキャリア、ドコモとかもiPhoneを扱うようになる。 この二つしか考えられない。iPhoneを半年使ってみて、iPhoneを使う人はこれからもっと増えると思う。iPodの代わりにiPhoneを持てば1台でiPod+携帯電話+パソコンの端末 こんな使い方が出来る。ジョギングなんかをするときには、超小型のiPodシャッフルを別に持てば良いのだ。
別のところでFMチューナーの話になっている。今住んでる場所で使っているFMチューナーは、LUXのT-110というアナログのFM専用機なんだけど、僕はレシーバーっていいなあと、っている。例えばヤマハの古いレシーバーなんてデザイン最高だよなあと思う。
実はスタジオの厨房でもFMをきこうと考えて、去年5月の厨房改装後、けっこう苦労してアンテナの線を分配した。二年半前の大改装の時に、アンテナの端子の上から壁を作ってしまったので、それを掘り出して分配するのはなかなかの労力だった。この界隈は、医科歯科大の建物による電波障害保証で、地上波は(もちろん地デジもOK)ケーブルTVの線がきている。
で、けっこう苦労したにもかかわらず、厨房ではFMをきいていない。理由は一つ、Lenovo+USB接続の旧型SoundSticks(のDACとサブウーハー)+LINNのDISKREETという構成がものすごくシンプルで、音もかなり良かったからなのだ。ここにプリメインアンプを入れてチューナーを使ってUSB DACを投入しても、機器が増える割には満足度が低いものになると想像する。例えば、Nuforceのアイコンを買って、サブウーハーも買って、というようなことをすれば、OKかも知れないけど、ヤマハやLUXのチューナーとはかけ離れた雰囲気になる。それならいっそ、今のままの方が良いんじゃないかなと思う。radio SHARK 2みたいに、USB接続のチューナーってのもあるので、これをLenovoに接続すれば良いのかも知れない。
iTunesのラジオなんかでも、ビットレートの高い局はそこそこ高音質だが、Lenovoについてる無線カードが遅いのか、高ビットレートだと時々音が途切れる。J-WAVEもポッドキャスティング以外にインターネットでそのままきく事が出来ればいいんだが。Brandnew-Jは、DRM(著作権保護)の関係でWindowsXP以降のWindowsのみ対応らしい。
と、書きつつ、あれこれアップデートでLenovoを三回ほど再起動した後、BRANDNEW-Jが再生できるようになった。まあ、ラジオとしては十分な音です、というか、ミニコンポより良いと思いますね。本当にもうこういう時代ですよね。音は悪くないんだが、ちょっとチャラチャラしているので、少し中高域を抑え気味にしてやった方が良いかも知れないね。あんまりやるとJ-WAVEっぽさがなくなっちゃうんだけど、、。
とにかく、週に二回や三回、今の日本ではどんな音楽が愛好されているのかぐらい知っておいた方が良いと思う。オーディオ評論家の皆さんはそういうことをやってるんだろうか? やってない人もいそうだよね。 2009.2.26
LenovoからのBrandnew-Jの音は、デフォルトだとどうにも疲れる音で、側頭部が疲れてたまらなかった。それで、Windowsの中にあるトーン調整っていうところをいじった結果、かなり良くなった。クラシックのピアノがかかったりするとなかなか良いので、これは楽しめるなあと思う。
USB接続のSoundSticksは現行商品ではないので、中古で手に入れるしかないのだが(通常1万円ぐらいで買えるはず)、USB1.1なのでMacでもWindowsでもそのまま音が出る。細長いサテライトスピーカーの能力がそう高くはないので、別のスピーカーにして、USBのDAC&アンプ&サブウーハーを使うという方法で接続すると、かなり楽しめるサウンドになる。とにかく、考えられないぐらいの低音が出る。
ダーツは毎日15分ぐらいやっていて、上手にはならないけど、下手にもなってないってところか。出来ることなら、もうちょっと上手になりたい。
何人かの方が僕のサイトを見てチック・コリアのDVDを知り、買って楽しんでくれているらしい。とにかく、このDVDは予想をはるかに超えて素晴らしいものだった。あんな風にすごい演奏をして人々を楽しませることはできないけれど、そういうものを紹介したり、あるいは自分が興味を持ったこと、音楽やオーディオ、写真や料理、やってみてあれこれ失敗する中、時には成功もして、何か得るものがあればそれを伝えてゆきたいと考えている。
とにかく、常識にはとらわれたくない、本に書いてある通りだったら面白くもなんともない。そして一番重要なことは言葉では言いあらわせないところに存在する。それが戯れる会だったり、料理教室だったりということかな。 2009.2.27
一昨日まで原稿書きをやっていて、一昨日で終わった。けっこう拘束されていたから、この原稿書きが終わったら映画を見に行きたいと思っていた。それで、昨日は雪から雨という天気で出かけるのが億劫になったが、思い直して銀座に行き「ベンジャミン・バトン」を見た。ボタンなのね。もちろん現実離れした内容ではありますが、とても良い映画で、見に行って良かった。丸の内ピカデリーはけっこう低音がドッスンドッスンなので、そういう内容の映画には向いていると思う。夕方だったけど、平日なので800席ぐらいのところにお客は30人ぐらいだったかな。
最近の映画館はどこも、昔に比べると椅子はかなり良くなっているが、三時間も座ったままだとさすがに腰が痛くなる。WiiFitをやらなくちゃ。
あるところに提出するために、自分の顔写真が必要なのだが、どうやって撮ろうかなと考えている。やっぱりリモートライブビューで撮るしかないんかな。楽しいというのか面倒というのか、誰かが適当に構図を決めてシャッター押してくれれば良いんだけどね。今日明日は喫茶もやらないし、時間はあるから、そんなことをやって過ごそうかな。タルトタタンの試作品ぐらい食べさせてあげるから、少し写真の心得のある人誰かシャッター押しにきてくれ〜。みたいな気分。
写真家の稲越功一が亡くなった。センスの良い写真を撮る人だったなあ。68歳かあ。30年近く前、中野の駅で見かけてちょと話をしたことがある。 2009.2.28
今日から3月、早いなあ。一ヶ月の経つのがアッという間だ。そして、また一つトシをとる。
昨日届いたTheBadPlusのCDをきいてみる。BadPlusをきいてみて思うのだが、これはiPodとかLenovo+DISKREETで再生するよりも、メインの装置で再生した方が断然活き活きと鳴るCDだ。逆のCDも多いのだが、こんな感じのジャケットの割には骨太というか本格的な音作りってことなんだろうか。
ダーツは一日15分ぐらい、ギターは一日30分ぐらいかな。練習した時間×才能が結果になるのだろう。時間があって一日20時間やったとしてもダーツのプロにはなれないし、ギタリストにもなれないだろう。だから、楽しめる程度にやっている。ダーツの相手はコンピュータのソフトで、6段階の下から2番目ぐらいのレベルで勝ったり負けたりしているし、ギターも遅々たる歩みだが、好きな曲のイントロだけでも自分で弾ければいいじゃないかという程度。楽器よりは歌う方が好きだな。
さて、仕事も一段落して、ちょっと精神的な余裕が出たので、そろそろオーディオいじりでもしよう。 2009.3.1
そんなわけで、昨日は夜中にオーディオいじりを始めたら止まらなくなって、久しぶりにあれこれやってしまい、気がつくと空が白み始めていた。まあ、仕事も一段落だし、たまにはいいでしょう。アナログプレーヤーの置き方その他を変えて、音はすごく良い感じになった。まあ、やればよいのはわかっている事なんだが、やる気と覚悟の問題ってやつだ。
今年はメインの装置に対していくつかやってみたいこと、機種変更の案はあるのだが、お金もかかるし、できるところから徐々にやっていくしかない。いずれにせよオーディオは長期戦だから、時々、喫茶の時にでも来てみてもらってると、徐々に変わっていくことを理解してもらえるかもしれない。
3月28日は久しぶりに音楽喫茶で、DJは原本薫子さんです。乞うご期待。みなさん来て下さいね。
第三日曜日の午後にやっている「お菓子作りとデジカメの会」はメンバーが6人になった。スタジオに集まって、お菓子を作って写真に撮る集まりだが、なかなか楽しい。3月はタルトタタンを作る予定で、これなんか最高においしいから、多分参加者の皆さんは満足してくれることだろう。この会で、僕はお菓子作りを教えているわけではなく、お菓子作りの本を見て、当番が作りたいものを作ってるだけです。まあ、僕はあれこれ経験しているから「こういう時は、こうやるといいですよ」という場面はよくありますけど。
オーディオもそうなんだけど、良くできる先生がいて、技術、手順、配合、断然すべて、「こうやるとこうなります」みたいなものってあまり面白くないし、身につかない。あれこれやってみて、失敗したり対策を立てて成功したりを繰り返した方が、自分のものになる。
秋にはこのメンバーで喫茶をやる予定だ。二年か三年参加していれば、お菓子作りも覚えられるし、デジタル写真のことも大体わかるようになるはずだ。そういう楽しい会なので、年内に10人を突破して、来年か再来年には2グループになってゆくのではないかと予想している。かつてスタジオでやっていた、モノクロームプリントの会に匹敵するものになると思う。おもしろいことに、10人を超えると20人ぐらいまでがグググッと加速したりするのだが、3〜4人だとそうはいかない。
突然、ネイティブ・サンの「サバンナホットライン」をききたくなった。なつかしいコダクロームの色。 2009.3.2
東京はまた雪が降るのだろうか? 3月だというのに寒い。なかなか春は来ないものだなあ。
今日はLet's noteのiTunes+後ろに見えるAirMacExpressで音楽をきいている。普通に音楽を楽しむならこれで良いと思う。Brandnew-Jも接続してみたが、これはLet's noteのスピーカーから音が出てしまう。MacだとAirfoilがiTunes以外のアプリケーションでもAirMacExpressに飛ばしてくれるのだが、Windows版のAirfoil的アプリケーションはあるのかな。または無線じゃないけど、USB接続のDACがあればいいんだな。やはり、余っているノートパソコン+USB DACってのがこれから一般化してゆくと思う。 2009.3.3
3月14日のヴィオラ・ダ・ガンバ演奏&録音イベントですが、僕らは普段ライブのCDとかをきいていてもほとんどの場合、実際の音は知らないと思う。で、CDだけきいて、音がいいとか、空気感がどうのと言ってるわけです。でも、今回のイベントに参加して実際の音をきいてみてもらい、その上で5月に発売予定のムックに付録される24bit96KHzのデータから再生してみてもらえれば、実際に体験した音との比較もできて、すごく楽しめると思う。締め切りは今日3/4です。
ついに24インチのiMacも158800円〜ですか。コンピュータはまだまだ安くなっていきそうだ。やはりこれからは24インチが主流になりそうだ。 2009.3.4
オーディオクラフトのトーンアームをビクターのキャビネットから外してガラードにつけたら、どんな音になるのだろうとずっと思っている。去年の12月から僕が一ヶ月間LPをきき狂ってしまったクラフトのアーム+ビクターのターンテーブルの音は、これぞまさしく絵に描いたようなアナログサウンドで、例えばLINNのLP12を見て、そのちょっとクラシックな姿形からこんな音が得られるのではないか」と想像する、そんな音だった。
LP12は意外にそういう音が出にくいところが、なかなか面白いところだ。LP12はクルマに例えると、ミニクーパー的だと思う。クラシックな雰囲気だけど、軽量で明るい音が出やすい。
最近やっとわかってきたこと。イーストを使ったパン捏ねは、イーストを溶かす際の温度がかなり重要だ。本には25度でと書いてあるのだが、「ま、こんなもんだろう」という調子で30度から35度40度ぐらいを試してみると、かなり影響が大きい。なるほど、こりゃフィルムの現像と同じ気持でやらにゃいかん。モノクロフィルムの場合は、20度が基本で、温度を3度上げると溶液の濃さを半分に希釈してもOKなのだった。それに近いらしい。
アナログ再生の針圧やアームの高さは再生音に大きな影響があるわけだが、あちこちで似たようなことが起きるので、楽しませてもらってます。
自家製の天然酵母を使っていると、酵母自体が不安定なので、結果がよくわからない。自作スピーカーに自作アンプだったりするようなもので、うまくいったと思っても、偶然補い合っている場合もある。だから、三つぐらいの要素があるものは、最低一つの要素は揺るぎなく安定している条件にしておいた方が、遠回りせずに済むのかも知れない。
ってなわけで、パン焼きに忙しくて、クラフトのアームの付け替えはまだ試せずにいる。 2009.3.5
しかし、3月だっていうのに鬱陶しい天気だなあ。三寒四温、一雨毎の暖かさってやつなんだろうけど、気が滅入るぜ。早く四月にならないかなあ。今日明日で、クラフトのアームをガラードに取り付けてみようかな。それと、僕はやっぱり小型のUSB DAC が欲しいと思う。
かねてより、皿まわしの動画をYoutubeにアップロードしたいと思っていたのだが、なかなか自分じゃ撮れなくて、今日の夕方「おでん評論家の遊民さん」が撮ってくれるというので、やっと実現するかも知れない。今年はスタジオで皿まわし講習会もやろうっと。皿まわしってなかなか楽しい趣味なのだ。 2009.3.7
僕は本当にパンが好きで、おいしい酒とおいしいパンだったら、迷わずパンをとる。自分で作るパンはおいしいんだけど、出来上がりの形状や色つやに不満があるので、ここのところほぼ毎日パンを焼く生活になってしまった。そういうわけで、そろそろどこかに習いに行くのももいいかもなと考えている。
いきなり今日は暖かくなって、頭が重い。多分、軽い花粉症で、目が痒いとか鼻水が出るっていうのはないんだけど、なんか今日は頭がボーッとしている。元々かも知れないけど。このぐらいの気温だと真空管パワーアンプが暖房代わりで丁度良い気温だ。届いたAB誌も読んでしまったし、よし、今日はボーッとした頭であれこれ音楽をきくぞ。 2009.3.7
オーディオクラフトのアームをガラードに取り付けるのは、ちょっと厄介な木工作業を伴うので、1時間じゃ完了しない。それでどうも面倒なのだったのだが、やっとやり始めた。力を使ったので汗をかいた。二〜三日前の寒い時ににやるべきだったと後悔するが、人生ってのはこんなもんだぜ。ってそれほどの大げさなもんでもないけど、マーフィの法則ってやつだな。
ガラード+クラフトのアーム+SPUはすごく良い。今まできいたことがない表現になっていて、嬉しくなった。こいつは楽しめる。 2009.3.8
やはり、ガラードの方が低音が太いと思う。カートリッジ、トーンアーム、アームのケーブル、このあたりは音が変化して当然だと思うけど、実はターンテーブルも同じぐらい音を支配する。このへんがアナログの面白いところだ。でも昔は1台所有するのがやっとで、こんなにあれこれ試すことが出来なかったから、今の時代は最高に良い。LPも、しかもオリジナル盤もきくことが出来て、CDもSACDも、ハイレゾもマルチも楽しむことができるなんて最高だ。幸福なことを幸福だと思えること、ここが一番重要で、不幸や不安だけを考え、そこだけを見つめると病気になる。
今の僕の装置と、オーディオクラフトのアーム+SPUの相性が良いらしく、これまた、「アナログって温かみがあっていいですね」という感じの音になる。これは心地よさ満点だ。SPUシリーズがみんなこんな音で鳴るのだろうか? いつか戯れる会の例会にいろいろなSPUを持ってきてもらって、どんな音になるのかをみんなできいてみたくなる。それはおもしろそうだ。3月28日にDJをやってくれる原本さんの感想が楽しみだ。 2009.3.9
これまで、どうもうまく鳴らせないLPがあった。それは「ハイファイセット」のLPで、二枚持っていて、二枚とも音がイマイチなので、ガッカリして長いこときいていかった。だが、もしやと思ってクラフトのアーム+SPUできいてみると最高にうまく鳴るので嬉しくなり、二枚ともA面B面全部きいていしまった。やっぱりそろそろ今年あたりから良いことがありそうな気配だ。
やっぱり「ハイファイセット」の中で一番の曲は「ファッショナルラヴァー」なんだけど、LPとしては「1&2」をとる。
「ファッショナルラヴァー」が入っているアルバムは、「ハイフィ・ブレンド」と言って、松任谷(荒井)由実の曲が沢山入っている。でも、僕は松任谷(荒井)由実をものすごく好きというわけではない。以前から書いているけど、アルバムとしてはデビュー作の「ひこうき雲」が1番だし、それ以外で好きな曲はなんだろう? 「ノーサイド」でしょうか。
そんなわけで、これまでちょっと音がギスギスするような感じがあったLPを重点的にきいてみると、思った通りクラフトのアーム+SPUだと実に具合がよい。STUDIETTOではこうならない。でも、STUDIETTOじゃないと体験できない世界は確実にあるから、このあたりはどうしようもない。 2009.3.10
やっぱりRCサクセションが良い感じで鳴ってくれないとね。とても久しぶりに「King of live」を堪能した。リンコのベースが過去最高の音で鳴った、RCサクセションは大人を子供の心にして、子供を大人の心にしてくれる。よし、今度の戯れる会例会も、音楽喫茶もRockDayも、みんな楽しみだ。
クラフトのアーム+SPUが良く鳴るっていうことは、もしかすると別のOrtofonも良く鳴るのかも知れない。よし、徐々に試してみよう。
奈良美智がニューヨークで逮捕? 駅で落書きかい。またさらに有名になるかも。
オーディオクラフトのアームは2004年末に僕の所へやってきて、2005年には使ってみている。ガラードにも付けてみたし、トーレンスのTD124でも使ってみたけれど、抜群に良いという結果は出なかった。オイルの問題も含めて、けっこうあれこれやってみたのは確かだ。それでもあまり良さは引き出せなかった。そして、あれはスタジオの改装前だった。箱に入れてしまってあったし、改装以後は試していなかった。
去年の12月も、無理無理ビクターのターンテーブルに取り付けてみて、最初はいくつかのカートリッジを試したが、イマイチだった。ところがSPUがはまった。おもしろいことに、今回ガラードにオーディオクラフトのアームを取り付けて、去年の12月にイマイチだと感じたカートリッジを付けてみると、これがなかなか良い。「なんでだろう? まるで歌い方をおぼえたように良く鳴る」と思う。まあ、部屋も変わっているし、プリも変わっているし、もちろんガラードだしと、いろいろな条件の中で何かが軌道に乗ったらしい。これだから、オーディオってのは良くわからないし、だから楽しい。いつも言ってるし書いているけど、思い込まないこと、過去の結果で決めつけないことが本当に重要だ。
オーディオクラフトのアームによる再生とは別に、STUDIETTOをベストな状態で鳴らしてみたらどうなるのだろうという気持もわいてきた。 2009.3.11
とにかく音ってのはよくわからない。これまで培ってきた、スキル、ノウハウ、経験、全てを駆使し、それに加えてしつこく性懲りもなくやり続けて、やっとその先でいい音にめぐりあえるってことらしい。そんなわけで、この二〜三日はあれこれやってみているので、もしかすると、今度の戯れる会例会に参加した人達は少し驚いてくれるかも知れない。
アナログプレーヤー関係の、つまりアームの水平とか、後ろをこころもち上げるとか、針圧とかを追い込んでゆくと、やはり最低でも数時間かかるし、一週間から10日ぐらいはかかっても当然だろう。そうなると、カートリッジを取り替えて音の変化を楽しむのも、そう簡単なことではないってわけだ。
実は今、オーディオクラフトのアームには「音のエジソン」のステレオカートリッジをつけて、1日半、LP12枚ぐらいきいて調整中なのだが、いろいろやっていくと、音がどんどん変化して、予想とはまるで違う端正な方向へと向かい始めた。最初はもっと緩い音だったのだが、面白いなあと思う。
種さんが僕に教えてくれた「JAきたみらい」の白花豆と虎豆は、僕がこれまで出会ったものの中でもっとも品質が良く、そして安かった。だけど、一人で何十キロもは買えないから、誰かがまとめて買っておいて、適当に分け合うのが良いと思う。送金の手間や、送料、受け取る手間などを考えれば、500円の物を600円で買っても、多分700円でも損はしないだろう。だから、ネット上の関係とは別にリアルな人間関係を持っていると、いろいろ有利だ。
僕がやっている「StudioK'sで音と戯れる会」や、「音楽喫茶」、明後日のようなイベントは、そういうリアルなコミュニティだと思う。そういうものを必要としている人達がいて、僕はそのためのサービス業をやっている。そういうわけで、四月になると戯れる会も更新の時期で、会員は常に募集しています。
四月末の音楽喫茶はアナログの4ch再生を行う予定だ。この話は徐々に。それにしても、このような再生を今、2009年に体験できるなんて、本当にすごいことです。メーカーだって多分(忘れたい、なかったことにしたいかも)、アナログの4chマルチを再生できたりはしないだろうと思うのだ。 2009.3.12
今日は年に一度の誕生日。生きていて、何とかStudioK'sを維持できていて良かった。あと12年ぐらいやれるかなあ、、、。
明日の演奏&録音会に向けて、スタジオ内をかたづけなければいけない。 2009.3.13
ずっと僕はStudioK'sでヴィオールの生演奏をききたいと願ってきた。その夢が今日現実になる。とても楽しみだ。
そして今、スタッフが機材をセッティングし、演奏者がリハーサルを始めたので、僕はそれをきいている。午後は雨が止んでくれるといいなあ。そして、何と一階は引越をしている、演奏をする約20分間×二回は大家さんに引き戸の開閉をしないで欲しいということと、それから編集長にお願いして、一階の人にも、釘をうちつけたりだけはしないで欲しいと伝えてもらわなければ、、、、。主宰する側は、けっこうあれこれあるもんです。
今は、パート1が終わって、お茶をして休憩中、そしてまたリハーサルをきいているところ。 パート1は音楽ファンが多く、パート2はオーディオファンが多いという感じかな。パート2も楽しみだ。やっぱり生の演奏は良い。演奏者の石川さんが「とても自然な、良い響きの部屋で、演奏に集中できた」と言ってくれたのが嬉しかった。僕はオーディオ用リスニングルームのライブネスとアコースティックな楽器演奏のためのライブネスは、ほぼイコールで良いはずだと考えている。
ききに来てくれた皆さん、ありがとうございました。今後、こんなイベントを一年に10回ぐらいやれたら最高だと思うので、またよろしくお願いします。
今日の録音データ(24bit96KHz)は、5月に発売予定である「PCオーディオのムック」の付録になる予定だ。さて、片付けが終わったら、注文をもらっているシフォンケーキを一個、今夜中に作らなければいけない。 2009.3.14
れれ! 知らない間に、キヤノンから新しいシフトレンズが出ている。性能はだいぶ良さそうだ。 2009.3.15
昨日は午前中が中国料理教室(生徒)、午後お菓子作りとデジカメの会(主宰者)、夜料理教室(教えた)という一日で、一昨日は演奏&録音会もあったから、夜はヘロヘロになり、やっと今日はやれやれという感じで落ち着いた。
そういうわけで、今日はものすごく疲れていて、あまりやる気が出ず、STUDIETTOでレコードをきいている。
ステレオサウンド誌の最新号を読んだ。もちろんPCオーディオ関連の記事の話です。「是か非か」みたいな話からしなくちゃいけないところが大変ですねえ。AB誌にも書いているが、あっちをやったらこっちはやめなければならないってわけじゃないんだから、それほど固く考える必要はない。とりあえず、余ってるPC+小型DACを使って楽しめばいいだけの簡単なことだと思う。その間に世の中はどんどんPCで音楽を高音質で楽しむ人が増えているし、USB接続のDACはどんどん増えている。
うう、ダメだ、とても疲労しているので、今夜は早く寝ることにしよう。 2009.3.16
スタジオでのイベントやお菓子作りなどのことに加えて、ちょっと疲れることがあって、昨日は限界だった。そういう時はとにかく横になって、身体を休めるしかない。iPhoneとAKGのヘッドフォンでジルベルト・ジルの「声とギター」とか、ある種類の宗教曲だのをききながら、久しぶりに長時間寝て過ごした。それでも、まだ完全ではないが、疲れは少し回復した。
このところ、カエターノの歌もあまりきいていなかったので、今日はオーディオクラフトのアーム+音のエジソンのステレオカートリッジ+ガラード401でカエターノのLPをきいている。オーディオクラフトのアームがこんなにSPU系のカートリッジと相性が良いというのは、近頃になってやっとわかったので、おもしろいものだと思う。かなり暖かみのある太い音で、ききようによって、あるいはソフトによって、合う合わないがあるけれど、逆路線のSTUDIETTO+ZYXのカートリッジでも合う合わないがあるのは同じだと思う。
土曜日の演奏&録音会に参加した人は、僕も含めてすごくラッキーだったと思う。
1)なにしろほとんどマイクの位置で生演奏をきくことが出来て(大きなホールの舞台上できいたのと同じだ)
2)雑誌を買えば、それを24bit96KHzのデータでもきけて、
3)さすがに聴衆も録音してるってことをわかっているから、咳ひとつださない状態だった、
4)途中ヘリコプターはとんできたけどね、3テイクぐらい録音しているから、ヘリコプターの部分は入れ替えられるのかな?録音はともかく、ホームコンサートの会場としてStudioK'sを使ってもらえたらなあと、随分前から思っている。なかなか実現しないけど。 2009.3.17
今日、iPhoneの新しいOS 3.0の内容が発表された。これまで一番の不満点だった、コピー・カット&ペーストが可能になり、振るとアンドゥが可能になるそうだ。これなら言うことなしだ。しかし、振るとアンドゥとはかわいいなあ。
さらに、「なお、iPhone OS 3.0には、iPhoneをPCのワイヤレスモデムとして利用する“tethering”と呼ばれる機能も搭載されるようだ。ただし、実際の利用にはキャリア側の対応が必要なため、この機能が利用できるようになるかどうかは分からない」これが実現すれば、eモバイルが不要になる。
Cubase5とCubaseStudio5が発売された。僕らは、大変もったいない使い方をしていて、この音楽編集アプリケーションをもっぱら再生専用に使っているわけだ。Photoshopで、画像処理や加工もせず写真をプレビューしているようなものかな。
まだ、ちょっと疲れが残っているので、夜はなるべく早く寝ることにしている。 2009.3.18
それにしても、バゲット作りは難しい。自分で焼いていれば、安く、焼きたてのおいしいパンを食べることが出来るので、まあいいんだけど。カタチのことを除けばね。でもとにかく、おいしいなあって言って食べてしまえば終わっちゃうのが、料理の良いところだ。ああ、音も本来は残らないものだったんだよなあ。
本来、消えて無くなってしまう音をレコードしたわけで、そのレコードしたものを再生すると、いろいろな音が出て、それがオーディオってやつなんだけど、おもしろいことに、本当の演奏とは違うものが表現される。写真のプリントだってプリントの具合によって、あるいは印画紙の種類によって表現が変わるけど、音もけっこう変わるわけだ。
そんなわけで、再生する人の好みとか何を引き出したいかによって、同じCDやLPが妙にお気楽にきこえたり、ストイックにきこえたりするわけだ。すごく色っぽかったり、リアルだったり、抑揚がついたり、そういう楽しみがあるから、オーディオは面白くてやめられない。 2009.3.19
昨日は、元パンクロック少女がスタジオに来て、食事もせず5時間以上あれこれ話をしていた。TheWhoの来日公演が最高で、ギター一発で涙が出たこと。彼女はもっぱらリズムをきいていること、僕はメロディをきいているんじゃないかと彼女は言う。そうなのかな、よくわからないけど、彼女ほどリズム隊重視ではないことは事実だ。
若い男が草食動物化していて、結婚したがらない20代が増えている話とか、僕から見ると、40才前後の女性がやけにきれいでオシャレになっているのが、ここ数年街を歩いて気付くことだ、なんていう話をした。いや、書ききれませんね。
さて、今日は戯れる会例会、参加者は7人+1人。楽しくやりましょう。新しい音との出会い、新しい音楽との出会い、オーディオを中心にそれをみんなで共有する場だ。 2009.3.20
土日は関西方面に取材だった。そして、実に得難い経験をした。今日はメチャクチャ激しく、濃かったので疲れたなあ。 2009.3.22
Placebo サマソニ09参加決定だそうで、今から楽しみだなあ。
関西取材、最高だったのは、番外編とも言うべき逸品館社長清原氏との約三時間にわたる話し合いで、ある部分意気投合と言っても良いかも。そのまま記事にしたいぐらいの内容だった。そういうわけで、撮った写真の画像処理などをやりつつ、原稿のことも考えつつ、音楽をきき、パンを焼き、少しは色っぽいことも考えつつ生活している。
USB DACが欲しいなあ。
STUDIETTOは欲しい人がいたらお譲りしようと思っているのだが、このプレーヤーの奇跡的とも言える能力は認めるものの、引き取り手は今のところ現れないので、しょうがないから、自分で使うことにしようかと思い始めている。ホントにまったく、こんなアナログプレーヤーは他に存在しないんだけどなあ。。。。 2009.3.23
BRANDNEW-Jをメインの装置できいてみたいなと思った。でも、BRANDNEW-Jは著作権の関係でWindowsのみの対応なので、Let's noteを使うことにした。今は、USB DACが手元にないので、簡単にフェーズテックCA-3に接続することが出来ない。しょうがないので、Let's noteのPCカードにIEEE1394カードを差して、Fireface400で音を出そうと思った。ところが、Let's noteがFirefaceを認識しない。去年の秋はちゃんと認識してたのになぜ? Macならこんなこと絶対に起きずにスルスル認識するのだが、まるでダメなので、ドライバーの更新を行って(しかも何度かトライして)やっとつながった。
長いこと、朝のJ-WAVEしかきいていないのだが、僕はラジオが好きなんだろうと思う。スタジオにもアンテナの線はきているから、FMチューナーを使えばいいのだが、ここはやはりPCでラジオをききたいと思うわけだ。ただ、音質に関しては、メインの装置できくとアラが目立つので、やっぱりBRANDNEW-JはLenovo+LINNのDISKREETあたりで楽しむのにとどめておいた方が無難かもね。Let's note+iTunes+FF400だと、深み、艶、厚み、透明感などが、かなり満足できる音質なのだが、、、。 2009.3.24
Let's note+RME FireFace400でiTunesの音をきくってのいうのは、もしかすると初めてかもしれないのだが、なかなか良い。MacProにするともう少し堂々とした音になるのだが、普通にきいてるならLet's noteで何の不満もない。こういうのを自分でやってみれば、PCオーディオなんてどうってことないのにね。
それで、いくつか試したいことをやってみている。ただ、Let's noteはHDDのカリカリ音が出るので、これをSSDにしてみたいなんて事を考え始めるといけないんだ。でも、やれるものならやってみたいな。32GBでOKなんだけど、どうだろう。
今朝、よく見たら、LANケーブルも差してあったのだが、Let's noteは無線LANになっていた。それで、今日は無線LANを無効にして、有線LANで再びBRANDNEW-Jをきいてみると、これは確実に昨日より音が良い。
一昨日はよく眠れず、昨日はあまり良い体調ではなかった。突然寒いし、あれこれ悩み事はあるしで、夜はどうにも料理をやる気が起きず、たまには外食でもしようと思ってラーメンを食べに行った。ところが、階段を下る最後の二段を踏み外し前方へ転倒し、とめてあった自転車に右腕がぶつかり自転車が頭の上に倒れてきて、後頭部を直撃した。情けないというかカッコ悪いというのか、気を失ったりして誰かに見られたら困る姿だ。もし気を失ったりしたら救急車で運ばれるケースだ。
何だかわかりませんが、これは天の啓示でしょう。いや、ホントにまったくふっきれましたよ。
そういうわけで、今日は膝と後頭部が痛い。
EOS Kiss X3は動画撮影機能付きか、じゃあ60Dも動画機能が付くわけか、なるほど。全部そうなっていくな。
皿まわし動画第二弾アップしました。 2009.3.26
EOS 50Dはなかなか魅力的なデジタル一眼だけど、プロの評判は今ひとつで、ノイズは40Dの方が少ないと言う人が多い。APS-Cの1500万画素はちと無理があるらしい。細かいとこを見てしまうと難しいもんだ。そういうわけで、しばらく40Dのままってことになっている。
先週の金曜日は戯れる会例会で、あれこれオーディオのことをやったのだが、その中の一つに、フォノイコの比較試聴があった。フェーズテックのEA-5という、定価7万円ぐらいのフォノイコを二台モノラル使いにして、しかも別電源というもので、これを僕が使っているZYXのフォノイコときき比べた。これが、なんとも対照的というか、フェーズテックのEA-5×2+別電源はものすごく重心の下がった音で、こちらの方が良いと言った人も多かったが、僕はあまり沈み込むタイプの音を好んでいないので、ZYXの方が良いと思った。
それから、1万数千円というかなり安価なクロックとアンテロープOCXの比較試聴ってのもやった。これは久しぶりにグーチョキをやった。クロックなしの状態と比べると、1万数千円の物でも効果はあるのだが、まあ、本格的にクロック導入ならアンテロープOCXって感じかな。それにしても、クロックの効果は大きいということを再確認した。10Mのクロックも実に効果が大きい。 2009.3.26
カメラータ・トウキョウから、24bit96kHzの音楽データ配信サービスが開始される。3000円程度らしい。皆さん、そろそろそういう時代ですよ。早いところ、メジャーレーベルが、名曲・名演奏を配信してくれるようになったら最高に楽しめる時代がくる。
今日は、明日のためのシフォンケーキを作って、原稿を書きながら、Let's note+FF400で音楽をきいているのだが、なかなか良い。256kbpsでリッピングしたデューク・エリントンとレイ・ブラウンのデュオをきいているのだが、実に立派な音です。その次にG・ヤノヴィッツのR・シュトラウス「四つの最後の歌」をとても久しぶりにきいたけど、全然不満なし。まあ、FireFace400にはルビジウムの10Mクロックも入ってるしね。
オーディオ愛好者は昔から、音質向上のため、トーンコントロールや色んな接点をバイパスしたりってのが好きですよね。まあ、パソコンの中で似たようなことをやってるわけですが、パソコンの操作が嫌いな人は、そういうことが面倒だと感じるわけですね。でも、このあたりのことを最低線は使えないと、これからは苦労するかも知れませんね。特に評論家の皆さんはどうなのだろう。現実から遊離したところでの評論になってしまうんではないだろうか。
しかし、いつまでも寒い日が続くなあ。明日の土曜日は久しぶりの音楽喫茶で、原本さんがDJだから、その熱を感じていただきましょう。GOLDMUND STUDIETTOも多分使うと思うので、是非皆さんお出かけ下さい。 2009.3.27
今日は久しぶりの音楽喫茶だ。音楽喫茶ってのは要するに、一緒に僕のスタジオにDJをお招きして、僕が一緒に音楽をきかせてもらう状態があって、そこに参加してもOK、でもお茶代ぐらいは払ってねという企画だ。だから、お客さんがゼロだったら、DJと一緒に僕が音楽を楽しめば良いわけで、オフ会みたいなもんでしょうかね。去年原本さんにDJをやってもらった一年前とは音も変化していると思うし、原本さんに限らず、DJにはそのあたりを楽しんでもらえたらと思う。
とは言うものの、シフォンケーキも焼いたし、ちょっとは片付けたり掃除もしてるから、お客さんが沢山来てくれればすごく嬉しいことです。
とにかく寒い。そろそろ桜も咲こうっていうのに、何という寒さだろう。そんなわけで、夏みかんはまだ収穫ができないらしいので、マーマレードはまだ作ることが出来ない。
原本さん、DJやってくれてありがとうございました。素晴らしいソフトを沢山かけてくれてありがとうございました。LPもCDもなかなかのものでした。サイトウキネンの「ショスタコーヴィチ5番」のエンディングは凄かったなあ。だいたい、僕のスタジオでシンフォニーを最初から最後まできいたことは、11年半で5回もないんじゃないかな(それぐらい僕はシンフォニーをきかないのです)。それはともかく、また、よろしくお願いします。 2009.3.28
今日は夕方からヨガを習った。毎月一度づつヨガをやり始めて2年が過ぎて、3年になるのだが、今日はこれまででもっとも良い感じだった。言葉では言えないのだが、力を抜いて心を無にする感じが、いつもよりうまくいった。
WiiFitは相変わらず、ヘディング3回とフラフープ10分とボクシング6分かな。ヘディングは平均530点ぐらい、フラフープの10分は最高が3400回ぐらい、ボクシングの6分は700点にちょっと欠けるぐらいかな。
そんなわけで、先生を交え、一緒にヨガをやっている人たちと一緒に食事をして、みんなが帰ったので、これから二時間ほど音楽をきこうかなと思っている。 2009.3.29
今日も寒い。伊豆のほとんど無農薬夏みかんは4月10日過ぎにならないと収穫ができないという連絡が来た。じゃあ、マーマレードは再来週からですね。
オーディオは非常に安定している。理由の一番は、去年L-65を修理してもらったことだと思う。それから、フェーズテックのプリアンプCA-3によるものだろう。マランツ7が不安定という意味ではなくて、マランツ7はもっと表現の幅が広いって感じかな。で、もう一息表現に厚みを持たせたいと思っているのだが、それはいつ実現するかなあ。まあ、おいおいね。
うう、あんまり寒いので、今夜は、床に座って真空管アンプに暖をとりながら原稿書きをしている。 2009.3.30
あんまり寒い日が続くので、どうもクールな音はききたくなくて、昨夜からオーディオクラフトのアームに音のエジソンのモノラルカートリッジを装着してみると、これがなかなか良い。最初は盛大にハムをひろっていたが、これはアームからのケーブルをあちこちに動かしてみると一カ所だけハムの出ない場所があった。
それで、これまた久しぶりに、ダイナベクターのアームにステレオカートリッジをつけてみようと考えた。何にしようかと思ったのだが、ここは純正でいってみようと考えて、ダイナベクターのカートリッジにしてみた。長いこと、このダイナベクターのカートリッジは、すごく優しい感じの音だと思ってきたのだが、今の状態だと、端正ではあるが弱い感じではなく、これもなかなかの音で、やっぱりLPはいいわ。 2009.3.31
三月が終わったので、パート24 に移行します。
オーディオベーシックの第50号が発売になった。この雑誌が売れない時代に、売り上げを伸ばし、そして徐々に厚くなっているってのはすごいことです。やはり、まっとうな内容と、ある程度ガチンコで本当のことを伝える姿勢=思想が重要だと思う。音を良くする50のヒントはAB誌ならではのいい企画だと思う。
僕のオーディオ生活 パート4 2003年僕のオーディオ生活 パート5 2003年オーディオと映像を中心にした日々の記録 パート7 2004年7月〜12月
オーディオと映像の記録パート8 2005年1月〜4月
オーディオと映像の記録パート9 2005年5月〜9月
オーディオと映像の記録パート10 2005年10月〜12月
オーディオと映像の記録パート11 2006年1月〜3月
オーディオと映像と遊び心的生活 パート12 2006年4月〜6月
オーディオと映像と遊び心的生活 パート13 2006年7月〜9月
オーディオと映像と遊び心的生活 パート14 2006年10月〜12月
オーディオ&映像、そしてまじめに遊ぶ生活 パート15 2007年1月〜4月8日オーディオ&映像、そしてまじめに遊ぶ生活パート16 2007年4月〜6月
音楽と映像、そして生活を楽しむパート17 2007年7月〜9月
音楽と映像、そして生活を楽しむパート18 2007年10月〜12月
音楽と映像、そして生活を楽しむパート19 2008年1月〜3月
音楽と映像、そして生活を楽しむパート20 2008年4月〜6月
音楽と映像、そして生活を楽しむパート21 2008年7月〜9月
音楽と映像、そして生活を楽しむパート22 2008年10月〜12月