音楽と映像、人生を楽しむ生活 パート17
天候のせいか、オリジナル盤の強烈な音のせいか、当日のことに加えて準備や後片付けなどにあれこれ気をつかったせいか、まあ、きっと全部なのだろう。とにかく疲れる六月だった。あの一日JAZZ喫茶以降、夜は眠れず、脚はつる、腰も痛い。とてもじゃないが、HPの更新も出来ない心と身体だった。
このページに料理のことを沢山書くのも良くないかなと考えて、春から料理中心のBlogをはじめた。音楽と料理という内容だから多少重複はするけれど、mixiの日記に書くよりは良いかなと思っている。mixiの場合は、誰に見られたのかが妙に気になるのがよろしくないようだ。
料理のことを書いている人はものすごく沢山存在するので、僕のBlogが特別人気のあるものに育つとも思えないのだが、とにかく、やっていることや考えていることなどを書き続け、それを支持してくれる人がいればアクセスも増えるだろう。オーディオのページを始めた時のような気分で、料理のBlogは少し気楽だったのか、このお休み期間中も更新をしていた。 2007.7.1
更新を休んでいた間にPhotoshopCS3が届いた。ほぼ同時に、Photoshop LightRoomもやってきた。PhotoshopCS2のBridgeはどうも今ひとつだったのだが、CS3のBridgeはちょっと便利に使っている。LightRoomの方が良いという意見もわかるのだが、僕はあの基本的にデータを読み込もうとする方式に違和感をもつ。RAWデータを使った作品作りになら、LightRoomが絶対いいんだけどなあ。MacProのメモリは今のところ2GBなのだが、そろそろこれを増設してトータル4GBぐらいにはしてやろうと思っている。
秋に出るであろうキヤノンの新型デジタル一眼レフには期待している。30Dの後継機種でも5Dの後継機種でもなんでも良いぐらいの気分だ。EF-S60mmマクロとかEF-S10-22mmは画質に不満がないので、やっぱり新しいレンズは良さそうだ。EF16-35mmも新型は良いらしいし、フルサイズを使うならこのあたりを手にいれないとダメかも知れない。
まあ、そういうわけで、音楽はAB誌にも書いてある通り、アルテックの同軸20cmユニットを使ったBalladのスピーカーをひたすら鳴らし続けつつ、Lightroomの使い方やら、PhotoshopCS3の新機能に慣れることをやっている。チュートリアルビデオを見るだけで、何時間もかかる。もちろん、それらを全部覚えられるわけではなく、またすべて必要ということもなく、自分の使い方や目的に合致したことがスキルとして残る。
この半月間は、あまりにも不調だったから、色々なことを一から見直そうと考えていた。
例えば、1GBのコンパクトフラッシュって、何年か前に2万円ぐらいで買った覚えがあるのだが、今じゃ2980円になってしまった。しかも120倍速だ。2980円で買えるんなら、10枚ぐらい買っておいて、もちろん撮影後はすぐにHDDにコピーするのだが、CFは何らかの決着がつくまで(つまり印刷されるとか、CDやDVDでデータを納めOKになるとか、プリントをわたすとか)消さずに保存する方針にした。
それから、水泳の再開かな。自分の体調が悪くてはオーディオどころじゃないし、他人にやさしくなることもできない。 2007.7.2
蒸し暑いので、パワーアンプはQUAD405IIにして、Balladを鳴らしている。何というのか、とても濃い音だと思う。
あのトーレンスリファレンスは、一日JAZZ喫茶での役目を終えた後、「どうしても欲しい」という方のところへ嫁ぎ、「とても良い音で鳴っていて、非常に満足です」という連絡をいただいた。大型のプレーヤーは静かに堂々と鳴るから、それはとても魅力的な世界だ。僕はその魅力を認めつつ、そこそこの機器を好んでいる。 2007.7.3
この半年間で手に入れたCDドライブ三台、DVDドライブ2台、Mac1台PC1台、アプリケーション三本、オーディオインターフェイス(もしかすると2セットになる?)、パソコンおたくみたいなことになっているが、で、一体どうなるのだろう? まだわからないが、とにかく進めるしかない。室内が片付かない状態が続いてイヤだなあと思っている。 2007.7.4
昨日、東急HANDSに行く用があったので、新宿でモアさんとお会いした。そして、二人とも「あのあとの二日間は、ほとんど何もできませんでした」という話になった。あんなに疲れるとは思わなかったので、また何か企画はあるかもしれないけど、「もう同じことをやるのは無理だ」ということで合意した。僕はトーレンスリファレンスも要らないし、JAZZのオリジナル盤も要らない。なんでだろう? 自分の場所で充分すぎるぐらいきかせてもらっているからかな。
一日JAZZ喫茶以来の不眠は今も続いていて、眠れない夜が続いている。
Balladはとにかく毎日鳴らしている、出かけるときも鳴らしていることが多いので、真空管のパワーアンプだと毎日10時間も鳴らすのはきびしいかも知れない。暑いし、地球にもやさしくない。
新しくやってきたPCでCDを再生しているのだが、ブラームスのピアノ四重奏曲がとても良い感じできけたのが嬉しかった。で、今日は暑いので、涼しげなフランスもののピアノを楽しんだ。 2007.7.5
10年と1年
もう10年経ってしまった。
この7月が終わると、StudioK'sを始めて10年になる。10年前の今頃はちょうどこの物件を紹介してくれる電話をもらって、西尾久からバイクに乗ってすっ飛んできた。そして、大家さんと仮契約を交わして、その次の課題は銀行から融資を受けることだった。サラリーマンがマンションを買うのとは違って、フリーの人間が金を借りるのってけっこう大変なもので、そういうことを全部乗り越えないと、こんな、どうということもないスタジオでもやり始めることができないのだった。
区役所の経済課や、信用保証協会やら、あれこれ申請して、とにかくうまくやっていけるかどうかもわからなくて、あの7月はよく夜になると家の回りをジョギングした。だから10年前の7月半ばから後半だけは妙にストイックな気分だったのを思い出す。
やっと融資がOKになって、8月から正式に貸してもらえたのだが、その段階ではカーテンもなく間仕切りも何もない、がらんどうの場所だったから、室内はよく響いて電話も出来ないほどだった。だから、最初の一カ月は、家賃を払っているもののまるで機能しない場所だった。TV局の大道具を作っている知人に頼んで、間仕切りや窓を塞ぐパネルを作ってもらったのだが、あの時考えたのは、「二〜三年で撤退もあり得るので、出来るだけ簡単に撤去できること」だった。実はものすごく簡単な造りだったのだが、今思い出しても、和室はなかなか良いスペースだった。
自分の場所をつくって、もちろん撮影や打ち合わせに使えて、仲間とワイワイやったりもしたかったし、オーディオもやりたかったので、その通りやってきた。 2007.7.6
以前の間仕切りは、天井と床ではさんで自立するというつくりだった。去年改装したとき、すごく複雑な気持で解体を眺めていたのだが、プロの手にかかると三時間ほどでほとんどの解体が終わり、あとは廃材を運び出していた。大工さん三人と監督さんの四人で壊して、解体料金は廃材の破棄も含めて12万円の見積もりだった。そういうことを体験したことがないので、安いのか高いのか良くわからないけど、とにかく9年間お世話になった間仕切りや、既存のトイレや台所の壁も呆気なく壊された。
僕は思わず、監督さんに「今度新しく作ってもらう内装を壊すときはいくらぐらいかかりますか?」とマジに質問してしまった。建物の中にしっかりした壁をつくり、床をはり、トイレの位置も変え、流しも新設するという、賃貸の常識じゃ考えられない改装だから、大家さんと交わした契約書には「出るときには元に戻す」という内容が書き加えられた。僕や僕のお客さまにとって心地よい空間も、大家さんにとってはイコールではないのだ。大家さんは大家さんの立場で、「山本さんにはずっといて欲しいけど、なにもここまでやらなくても」と、こちらもまた複雑な心境で去年の改装を許可してくれたのだろう。
ずっと長い間、一般的には理解してもらいにくいことをやり続けている。戯れる会にしてもそうなのだろう。誰もやっていないことだから、わからない人にはわかってはもらえないだろう。それはそれで仕方がない。仕事で撮影を依頼されなくなれば元プロになるし、役に立つ内容を教えられなければ美大講師もお払い箱になるのと同じで、会員が集まらなければ戯れる会は消滅する。
オーディオも含めて、やりたいことは沢山あり、集まってくれる人たちのためにも自分のためにも、出来るだけ居心地が良く、近隣にも迷惑をかけない状態を作りたかった。それが第二期StudioK'sなのだろう。第三期もあるのだろうか? あるかも知れないし、ないかも知れないが、もしあるとするなら、それはこの場所ではない。
こんなことを書いているときは、オーディオのことをけっこうやっている。特にPC関連は出来るだけのことをやっている。でも結果はまだよくわからない。来週の土曜日は戯れる会例会だから、そこでもまた実験かな。Lynx L22ってどんなんだか、きいてみたいよね。 2007.7.7
昨夜は料理と映画の会で、焼きそばを5玉、作る人は三人交代で、5種類の焼きそばを4人で食べた。家族がいたりすると、3玉いっぺんに作ったりしなくちゃいけないんだけど、焼きそばって1玉づつ作るととてもおいしい。素材は普通の物だし、料理に慣れている人がスピーディに作って食べる。映画は「トランスアメリカ」というもので、なかなか良い映画だった。そして、生姜とクルミの入った手作りのキャラメルアイスクリームも大変おいしいものだった。料理とオーディオと写真は同じぐらい楽しい。
ちょっと前に、料理のBlogにも書いたんだけど、僕はずっと長い間フォークギターはマーチンの音を好んでいた。キーンっていう感じの輝きのある音で、基本的な好みってのは死ぬまで変わりようもないのだが、最近トシを取ったのか、そこらへんに疑問をもち始めているというか、幅広く愛好するようになっているというのか、とにかくちょっと変化してきている。つまり、若い頃は「それしか認めない」っていう愛好で、その他を認めてしまうと基本的愛好そのものが揺らぐものだから、他は認めないって感じだったのだろう。最近は基本的愛好にも飽きてきたのかも知れない。
ギターはずっと弾いていて、大して上手くは弾けないが、そろそろ一年半になる。何台かのギターを買って弾いてみて、まだよくわからないのだが、とにかく少し落ち着いたのは確かだ。Di Giorgioのギターってどんなんだろ? ちょっと気になるけど、買ったりはしない。 2007.7.8
昨夜は写真の仲間とカラオケに行った。今度、戯れる会例会が終わった後カラオケに行こうと提案してみようかな。さて、皆さんどのような歌を歌うのだろう?
自分で歌を歌ったりギターを弾いたりすると(一緒にやるってのも一部では可能ではあるが)、これは確実にオーディオとバッティングする。それと、音楽に対する意識も100%オーディオに注げなくなるので、オーディオとの関わりも変化するみたいだ。でも、きいてるだけよりいんじゃないかなと思う。
音を出せるときは、なるべく大きな音で、Balladを鳴らしている。この一週間はさほどの変化なしって感じだったが、今日はちょっと音が良い。たまたま今日かけたソフトとの相性が良かったのか、そのあたりは定かでない。 2007.7.9
先日、知り合った人は、キャディ(ってわかるかな?)式の、二倍速とかのCDドライブ=当然ながらSCSI接続 を買いあさって、それを使って再生しているということだった。もちろん、その方が音が良いからという理由だ。まあ、MacProにしろ、新しく来たPCにしろ、PCIスロットは付いてるから、SCSIのカードを使うことはできるけど、OS XはSCSIの機器は動かないだろうなあ。僕が10年ぐらい前に買ったCD-Rが二倍速でそんなタイプだったが、確かゴミに出したか、誰かにあげちゃったかした。
知人から、知り合いにシフォンケーキを送ってくれと頼まれて4月頃送ったら、とても気に入ってくれて、時々注文が来るようになった。今日、そこへ発送したら、宅急便のお兄さんがその宛名を見て、「あ、ここは自分が台東区に勤務していたとき配達していました」と言う。世の中は狭いから、悪いことは出来ない。
例えば、自分が好ましいと思ったある曲を歌ったり楽器で演奏してみたりする。でも最初から思うようにはいかないから繰り返し繰り返し練習することになる。そして気がつくと、ある程度出来るようになった時にはその曲を嫌いになってるなんてことがある。もちろん100%嫌いなわけじゃなくて、基本的には好きなわけだから、好きだけど嫌いみたいな複雑な心境になる。ガールフレンドと仲良くしたいから、色々無理をしたり、我慢したり、背伸びしたり、でもまあ楽しくもあって。結婚しようなどと思ったら相手の親も出てくる、わけのわからない親戚まであれこれ言うしで、結婚式当日は離婚を考えてるみたいなことが、オーディオとの付き合いでもあるよなと思う。まあ、そういう類のことを沢山乗り越えて、オーディオもこのサイトの更新も続けている。 2007.7.10
すごく久しぶりにLPをきいた。
このところPCでCDをきいてばかりいたので、LPをきくと最初は「なんてSNが悪いんだろう」と思う。でも、片面の途中からほとんど不満は感じなくなる。何故だろう? 僕はCDもSACDも大好きだけど、同じぐらいLPが大好きだ。
今度の土曜日は、戯れる会 カレー食べて二次会 徹夜でカラオケ? 字は書いた人の人となりを表すと思うのだが、歌もそれに近いと思う。
イチロー、ランニングホームラン、MVP すごいなあ。スポーツは勝ち負けがハッキリしているから良い。フェデラーとナダル、僕は二人とも好きで、どっちが勝っても良い。全仏でフェデラーが優勝し、ウインブルドンでナダルが雪辱なんていう年があったらそれはそれで楽しいし、嬉しい。 2007.7.12
今週あたりから、オーディオベーシック誌の取材が始まっているので、出かけたり、PCの設定をあれこれ変えたり、なんてことをしている。で、Balladでも大丈夫ではあるのだが、L-65じゃないと判断がつかないこともあるかも知れないので、念のためBalladを鳴らすのは一休みして昨日からL-65にした。
昨日SISに行ったら、オーディオカレントのパルティータC-1があった。そのすぐ横にはパスラボのX-1もあり、なんか、街で昔の彼女に出会ったみたいな感じで妙だった。今の条件できいたらどうなのだろうか、二台借りてきてきいてみたい。パルティータC-1は大きさも普通だし、今でも良いと思う。
パルティータC1のボリュームはよほどのことがない限り9時止まりだった。そういうカーブのボリュームで、かつてはいつも「使いにくいなあ」と思っていた。そして、あれこれプリアンプを使ってきて、現在愛用しているマランツ7も、まあパルティータと似たようなものかなと思う。マランツ7は10時ぐらいから音が出て、最高でも1時半か2時止まりだ。ただ、マランツの方がちょっと大きなノブなので、もう少し微調整がきく。
久々の玩具 午前四時半
今日の午後は戯れる会例会だし、なんとか間に合わせればみんなでこのアームの音も体験できるし、もちろんもちろん、自分も興味があってきいてみたかったアームだ。それで、やりだしたら止まらなくなってしまった。音の好き嫌いや何かは別にして、とにかくそういう体験を共有して、自分を知ることが戯れる会の目的かな。 2007.7.14
昨日の戯れる会例会は、台風の中8人の人が集まってみんなであれこれ話し合ったり、実験したりした。個人的に一番興味深かったのはLynx L22の音で、これに外部クロックを接続し、一曲試しにきいてみて、二曲目はブラインドでありなしのどちらを好むかという試聴を行った。ついでに、どちらの音が外部クロックありだと思うか?というのもやったのだが、けっこう意見が割れた。
Lynx L22を持ってきてくれた人とも相談して、「このカードの挿入はさほど時間がかかるものではないから、みんなが見ている前で装着し、ドライバーもその場でダウンロードしてインストールしよう」という打ち合わせ通り、みんなが見ている前で行った。
例会は午後6時に終了し、それから11時ぐらいまで食事をしながらあれこれ歓談し、みんなで大笑いした。台風で外は大雨だし、カラオケには行かなかったので、僕は皆さんが帰った後、再びアンプのスイッチを入れ、一人でLPを何枚か楽しんだ。どこがどうっていうわけでもない、ほんの少しの差異なのだが、僕は今日のLPの音をきいてすごく懐かしさを感じた。こんな感じの表現、こんな 音楽へのひたり方 は久しぶりだった。少なくともこの一年間はなかった。よくよく考えてみると、トーレンスのTD124が僕のところから無くなって以来かも知れない。これが、グラハムエンジニアリングのトーンアームによってもたらされたものであることは確かだ。 2007.7.15
今僕がメインで使っているカートリッジはZYXの最新型で、以前のようなスケルトンではないのだが、相変わらず自重が軽いため針圧調整には苦労させられる。そのまま装着すると、適正針圧の2.0gが出せないので、仕方なく薄い鉄や象牙、アルミなどのプレートを挟んでみると、一番音の良さそうな象牙はダメで、鉄+アルミのプレートが良いようだった。オーバーハングや高さ調整などを、繰り返し繰り返し試して(高さ調整だけで10回以上)、自分にとって好ましいサウンドにしてゆく作業は楽しい。
こうして、オワゾリールのLPなんかを「おお、これが好ましい音だ」なんて思いながら楽しんだ後で、アン・ルイスのLPなんかきいてみると今ひとつだったりする。それで、ダイナベクターのアームにMMのカートリッジをつけてアン・ルイスをきいてみると、これがけっこう良かったりなんかして、まあ、オーディオっちゃあこんなもんだぜ。
そんなわけで、だいたい一段落なので、スピーカーを再びBalladに戻した。あと一ヶ月弱はひたすらこのスピーカーを鳴らすのだ。 2007.7.16
もうAppleのサーバーにはこのページをアップロードしていないのに、今年もまたAppleから「データ転送容量が上限に達しそうで、このままだと不通になる、それを避けたかったら容量アップの金を払え」というメールがきた。有り難いことに、このところ誰かがこのサイトを宣伝してくれているらしく、過去のページへのアクセスが異常に増えたようだ。データ転送容量がオーバーしてサーバーがパンクなんていう話をきくけれど、.Macの場合、パンクはせず、アクセスが多いサイトからは、その分として金銭で解決する仕組みになっているらしい。過去のページを消してしまえばそんな必要もないのだが、まあ一応そのままにして今年も請求額を支払うことにした。戯れる会も有料なことだしね。
ダイナベクターにつけたMMカートリッジ(ウルトラ500ってやつ)がなかなか良くて、けっこうこちらできいている。音楽を大づかみにしたこの感じは以前味わったことがある。LEAKのアンプの音によく似ている。 2007.7.17
月曜日はピンクボンゴの新しいDCをきいた。火曜日もピンクボンゴきいた。水曜日もピンクボンゴきいている。買いたい方は こちらからどうぞ Net直売だとDVD付きなので、悪ぶってるオヤジたちの素顔の一部を見ることが出来ます。
ピンクボンゴはCDも楽しいのだが、CDで学習しておいて、ライブに行くのが良さそうだ。THE NIKKEI MAGAZINE を読んでいたら、佐野史郎がクレージーキャッツとかを好きだと書いていたのだが、Shuksさん、佐野史郎に一枚送ってあげてみてよ。それとも、もうすでにファンかな?
MMカートリッジの音は妙に新鮮で、今日は一日CDはまったく再生せず、ダイナベクター+MMカートリッジ二種類、ウルトラ500とV-15IIIを使って、日頃きかないタイプのLPを沢山かけた。ただまあ、どっちか選べと言われれば僕はやっぱりMC派だ。PCトランスポートも僕にとってはMCカートリッジに匹敵するのであれこれやっているのだと思う。 2007.7.19
自由雲台という物をあまり好んでいなかったのだが、確かにこれは良さそうだ。新藤修一さんは「この一番小さいやつ(ヨドバシで14800円)で、1Dsクラスも充分止まる」と言う。ちょっと緩めると、ボールは固定されたまま、回転(パン)だけするという優れものなのだった。とにかくしばらく使ってみて、すごく良ければ、長い間の3WAY派を返上してボールヘッド派になるかも知れない。 2007.7.19
オーディオクラフトのトーンアームとグラハムエンジニアリングのトーンアームは大変よく似ている。大ざっぱに書くと、1ポイントで、オイルダンプ、アームパイプ交換式、この三つが共通点だ。
僕が使っていたオーディオクラフトのAC-3000は、あの時代、つまり1970年代から80年代ならではの造りの良いアームで、あんなに精密なものを今作ったら、それはそれは高価な物になることだろう。現行のトーンアームは、異常とも思えるほどの値段になってしまって、もはや大量に(と言っても100本とか500本)売れることはないから、どんどん高価になってゆくという図式だ。LINNもグラハムもSMEのシリーズVも定価70万円とか80万円になった。たかが? トーンアーム一本がだぜ! と驚き、腹を立てたくもなるが、まあ、生産完了にせず、作り続けてくれることを感謝すべきなのかも知れない。
そういう状況だから、ネットオークションなどを見ると、FRにしろSAECにしろ、きれいな物はかつての定価以上の値段で売買されているようだが、それでも充分安いのだろう。ところが、マイクロとオーディオクラフトのアームはそれほどでもない。やや不人気とも言えるのだが、それだけにねらい目のアームだと思う。
1ポイントのアームと言えば、上記二種類の他にはウイルソンベネッシュとか、イメディア、マグネパン、他にあったかな。多分あと何機種かはあるはずだ。
人気の高いSAECのアームは高域に独特のキャラクターがあって、これはケーブルもそうだし、例のセラミックシェルの音も共通していて、僕はどうもこの音が気になってしまう。同じく、人気のFR64sというアームはSAECとは逆にステンレス特有の重たくややマットな感じの沈み込むような音で、対照的なこれらが巷では人気のようだ。僕個人の好みだとその中間が良いと思う。で、マイクロのアームはどうかというと、すごくまともで安定しているが良妻賢母的で面白味がないし、オーディオクラフトのアームはちょっと優しい感じの音だったので、結局ダイナベクターのDV507に落ち着いた。トーンアームは彼女というか、恋人みたいなところがあって、ダイナベクターは、アバンギャルドな外見の割に中身はまともって感じだろうか。
昔とても憧れたSMEのアームはあちこちで使ったことがあるけれど、自分で所有したことがない。国産のアームのようにかっちりした造りではなく、グラグラでガタガタだから、操作感の好みは分かれるかも知れない。国産でSME的なのは唯一STAXのUAシリーズぐらいだろうか。
SMEは一度自分で所有してみてもいいかなと思っていて、あとロクサンのプレーヤーも使ったことがなかったので、SME付きのロクサンがあったら、一挙両得だなどと思っていたのだが、それより先にグラハムエンジニアリングのトーンアームがやってくることになった。僕のところにあるグラハムはMODEL1.5で最初期型だから、現行のファントムとはかなり違う。ファントムの方がアームパイプの取付け部もずっと太くてしっかりしたものになっている。ただ、ファントムは全体的に「丸い感じのデザイン」になっていて、その点は好みが分かれるかも知れない。特にファントムのヘッドシェルに相当する部分の形は楕円で、なんと言うか、調子の狂う形だ。指かけの形状も今ひとつ好みではない。まあ、そんなに形にこだわる人はいないのかも知れない。
グラハムのトーンアームがやってきた夜、さっさとガラードに取り付けて音を出したのだが、何とかまともに機能させるのには四時間もかかってしまった。細長い穴の、ちゃんとしたSME用アームベースがあれば、一時間ぐらいは短縮出来たかな、いや、そのことは多分30分ぐらいのロスだろう。
グラハムにZYXの最新型カートリッジを装着して音を出してみての第一印象は、やはり細かな音がよくきこえて、でも神経質な感じではなく、ちょっとやさしい音というものだった。音のことはこれからとして、一番気に入ったのはアームの高さ調整がやりやすいことだった。ネジを一本緩めて、あとはノブを回せば上下する。そして高さの目盛りが付いているので、どの程度上下させたのかがハッキリわかること、別のカートリッジに交換して戻す際も再現性があること。これはかなり重要なポイントだった。
ただ、高さ調整後に固定するネジがインチで、7/64というアーレンキーを持っていなかったため、ちょっと苦労した。新品なら付属しているべき工具だが、中古なのでついていなかった。それと、四時間かかったうちの一時間以上は前オーナーがやったことの後始末で、簡単に書くと手間のかかる掃除をしていたのだった。
このMODEL1.5は細かなところでいくつか「普通はこういう設計にはしないでしょう」と思う点がある。なにしろ、インサイドフォースキャンセラーが邪魔をして、アームの先端が、レコードの最内周とスピンドルの中間ぐらいまでしか動かないので、一般的なオーバーハングゲージが使えない。じゃあ、インサイドフォースキャンセラーを右側に付ければ良いだろうと思うのだが、右側はヤジロベエみたいなラテラルウエイトがあって邪魔をする。それでファントムは、ちょっと複雑な取り回しのインサイドフォースキャンセラーになっているらしい。(この部分に関して、オーディオクラフトはとても上手にクリアしているのだが、針圧調整や高さ調節など、トータルでの使い勝手はグラハムの方がずっと良い)
「設計者はこうしたくて、でもこうすると、ああなってしまって、仕方なくこうしたんだな」なんてことを考えて楽しんでいる。これは、フィルムの時代のそのまた昔、1950年代あたりの古いカメラをいじる楽しみと共通している。なにしろ、取説なしに扱っているので、もしかすると使い方を誤っているのかも知れないのだが、そのあたりも含めて楽しんでいるというわけだ。レチナ、コンテッサ、フォクトレンダー、ローライ、そして沢山の国産スプリングカメラや距離計連動カメラ、僕は30年ぐらい前からそういうカメラを少しづついじっていた。そして、一番好んでいたのがコンテッサだった。ライカみたいに完璧主義的なタイプはどうもダメで、そこそこの機器を好んでいるのはあまり変わらない。
ただ、後ほど説明するけど、グラハムのアームってオーバーハングの調整(と、言うか、アームそのものの位置決めと、針先の位置合わせ)に関しては「なるほど、こいつは賢いなあ」と思う方式を採用しているのだった。
去年の今日は、スタジオの改装が始まった日だ。あれから一年経ったのかと思うと、短いような長いような、ちょっと不思議な感じだ。 2007.7.21
グラハムのアームにはこのような物が付属していた。
最初はこれらを何のためにどう使うのかがわからなかった。まあ、どう考えてもオーバーハングに関連した物であることは確実なのだが、青い方の物体に空いている楕円の穴は細くてスピンドルには入らないので、ターンテーブル上で何かをする物ではないようだった。
ターンテーブルとトーンアームの位置関係というのは、普通、紙や薄い金属のテンプレートを使って穴を空けてアームを取り付けることが多い。ダイナベクターのDV505みたいに穴を空けずに使える物は異例かな。それからSMEのように楕円の穴が空いていて後で調整がきくものもある。通常、プレーヤーのキャビネットは木材であることが多いので、0.5mmとか1mmのズレが生じることは充分考えられる。水平出しと同じで、垂直水平がしっかりした家を建てて、床が水平、台も水平、プレーヤーのキャビネットも水平、ターンテーブルも水平、アームの基部も同じく水平を保てれば良いのだが、現実はそうもいかないから、どこかでつじつまを合わせることが多い。まあ、最終的には出た音に満足がいけばいいわけだが、まあ一応そこへ持ってゆくための一般的な手順の話だ。
オーバーハングも色々な考え方があって、上の写真の透明な樹脂には二つの印しがあって、多分1の位置と2の位置の二通りの考えに基づいたもののようだ。
ところで、話は変わるが、やっぱりストレス解消には打楽器が良い。鍵盤だのギターはうまく弾けなくてかえってイライラもするけど、打楽器はリズムがずれようが「知るか、ずれているのはそっちだ」って感じで、上手くなろうなんて一切考えずに腹が立つ奴の顔なんか思い浮かべたりしてぶっぱたくのが楽しい。でも、ドラムセットじゃご近所迷惑だから、パンディーロは良い。おっとそれじゃあ、怒りっぽい演奏になるあな。 今も京都の河原でパンディーロ叩いてる? いや、ホントにパンディーロはおすすめです。
こういうわけさ わかる人はわかるよね。こんな具合だからさ
輸入元の人にきくと、「オーバーハングも重要だけど、それよりもカートリッジの微妙な向き? の方が重要だ」と言っていた
理屈はさておき問題は音ってことだけど、結局は自分が気に入ってる音が世界で一番に決まっている。それでいいんだよ
2007.7.23
亀山郁夫訳の「カラマーゾフの兄弟」が全部出たので、買って読む。早く届かないかな。
本当はトーンアームを複数本使わないのが一番良いんだろう。一本ならそのアームに対して最適の状態をつくればOKだ。複数本使うとなると、色々な問題が起きてくる。あるいは「お気に入りカートリッジ専用プレーヤー(アームじゃなくて)」なら良いのかも知れない。今でも時々「残しておけば良かったかな」と思うのだが、僕のシステムにおいて、マイクロのMA505はモノラルカートリッジを使った時に抜群の安定性と信頼性だった。
あるショップの人が「どのプレーヤーが良いかという話を思い切り展開すると、最後は戦争が始まる」と言ってたが、確かにそうかも知れない。それほどに、プレーヤーやアームは魅力的だ。
この一週間ほど、ごく軽い風邪のようで、ほんの少し頭が重たかったり喉が痛かったりする。オーディオは、ああでもないこうでもないとやっていたが、ここへきていくつかのことが解決して落ち着いたので、一昨日あたりから片付けモードに入っている。けっこう乱雑な状態が続いたので、そろそろ限界だった。
この一週間でまたいつくかの変化があって、BalladのスピーカーにはシュアーのV15TypeIIIがよく合うことがわかった。だから、Balladのスピーカーがある間レコードはこのままきいていてもいいかなと思っている。V15TypeIIIも何年か前に手に入れたものの、なかなか出番が無かったけど、やっと良さがわかってきた。L-65とはどうかな、まだやってみていないのでわからない。
新藤さんのサイトで報告されている、Potrait Professional ドヒャーだね。浜崎あゆみのポスターはこうやって作っているのだろうか? 頭がいたくなってきた。 2007.7.24
マイクロのアームは二本あったのだが、オーディオクラフトのアームがやってきて、僕はオーディオクラフトを使うことにしたので、マイクロは戯れる会の人にプレゼントした。戯れる会にはオーディオクラフトのアームを使っている人が何人かいて、何年か前、「オークションにおけるオーディオクラフトのアームの安さは不当だ」という話になった。あれは何故なのだろう。もう少し人気があっても良いと思うのだが、SAECとかFRの方がいかにもという感じでわかりやすいのかも知れない。でも、人気がですぎて手に入らなくなるのも困るから、真の愛好者にとっては少し不人気ぐらいの方が良いのかも。
確かにオーディオクラフトのアームは大変敏感なアームで、あらゆることに対応できるよう良くできている。だから、グラハムが来て箱にはしまわれたが、よほど見込んだ相手じゃないと僕の所からは出て行かない。
んー、たまらん! こういうのは音質なんかどうでもいいもんね。最初はどうってことないのかなと思ったけど、実は凄い演奏だ。 2007.7.25
梅雨は明けたのだろうか? また暑くなるのかな。そろそろ原稿書きの時期で、椅子に座っている時間が増えると動かなくなるから意識してプールにでも行かねば。
昨夜、ぷーくまさんから電話があって、「すごく良かったぞ」という連絡をもらったので、今夜は恵比寿リキッドルームへ行く。 2007.7.25
昨夜、恵比寿リキッドルームでのアドリアーナ・カルカニョット+モレーノ+ドメニコ+カシン ライブは最高だった。半分近くは知っている曲だったし、「おお、生だとこんなノリになるのか」ってことがよくわかった。トロピカリアの子供たち世代は楽しませてくれる。テクニックもあるんだかないんだかわからない、ゆるいノリなんだけど「やるときはやる」みたいな感じで、すごく良いライブだった。それにしてもあの紙ヤスリでの演奏はなかなかだったし、マジメな顔で、サーフィンのパフォーマンスをするモレーノや、アドリアーナ・カルカニョットが「楽器の演奏としてマイクの前でリンゴをかじって、ちゃんと食べていた」のには笑った。
このライブに行ったあとは、しばらく優しい気持でいられそうだ。音楽とか、アートってそういうものじゃないかな。そういう部分をより強く感じることの出来るオーディオを目指そう。えー、念のために補足しますが、ゆるくて優しい音のオーディオを目指すわけではないので、誤解しないで欲しい。文章だけだとわからないけどね、あのJAZZ喫茶の時はとにかく、オリジナル盤の持つ鮮烈な音を目一杯出したかったわけで、出来るだけそうなるように努力したわけです。その分犠牲になったこともあるかも知れない。JAZZ喫茶じゃなくて、「バロックの午後」なら、また違った感じになったと思う。いつも来てくれている人たちは、そのことを知っていると思うけど、一回だけしか来たことがない人にはわかってもらえないだろう。
厳しくストイックな音や、重厚で華麗な音を目指しているわけではなくて、そういう部分も確保しつつ、気持の良いゆるさも出せるというような、僕はどこへでも行ける音にしたい。もし、それを中途半端だと言う人がいたら、それはまさにその通りですとしか答えようがない。そんなことはどうしようもないさ、写真撮って、文書いて、オーディオやって、HPもつくって一日に何回も更新して、料理もやってるわけで、どれも全部精一杯やってるわけだから、どれかだけに徹すれば、このサイトだって無くすしかないし、最初から始めていないだろう。 2007.7.27
モレーノ・ヴェローゾが裏声で、なにしろ裏声だから少々か細く必死で歌っているんだけど、まわりのメンバーはそれぞれ勝手に面白いフレーズ出したてたりなんかして、なんか不思議な雰囲気というか関係だった。みんな色々な楽器をやって、モレーノとアドリアーナ・カルカニョットがダブルでチェロを弾いたりもして、もちろんモレーノのチェロはモレレンバウムみたいに上手なわけはなく、単純なフレーズの繰り返しだったりもするのだが、その繰り返しにドメニコが加わると不思議なグルーブ感を出したりして、アドリアーナ・カルカニョットの不思議キャラに負けず劣らずの不思議な世界が出てくる。あんな風な、お気楽っぽくて(そう受け取られれば大成功で)、しかも深読みもさせてもらえる表現っていうのはなかなかないので、彼らのことが好きになった。会場では、偶然二人の知人と出会った。一人はドラマーの柳田君で、もう一人は渡辺亨さんだった。
昨日久しぶりにアマンダスポーツに寄り、千葉さんとあれこれ話をした。千葉さんのかミチホさんの自転車かわからないけど、フロントブレーキにギターのサムピックが付いていたので「なんでこんなもんついているの?」ときいたら「忌野清志郎が使っていたものだってさ」と言っていた。それから、BEACH カバニョーロ 10% のことをきいて、すごく面白いなあと思った。それでってわけじゃないんだが、ちっとは身体を動かさねばと思い、夜はプールに行って約1.000mほど泳いだ。
中原仁さんのBlogを見ていたら、コメントが書かれていて、「こいつら最低、演奏も出来ない へたくそ」だと書いてあった。なるほどねえ、世の中には色々な人がいるもんだ、あのライブを楽しめなかったとは、かわいそうに。ほんじゃあ、あんな奴らとニコニコしながら演奏しているカルカニョットも最低だわね。 2007.7.28
僕のスタジオでBalladのスピーカーを鳴らすのは三ヶ月間ということだから、あと一週間ちょっとというところまできた。部屋に対しての置き場所も考えつつ毎日鳴らしているし、いろいろな刺激を与えているので、さすがにこなれてきている。でも、なかなか「ほらね」という証拠が示せないのが辛いところだ。でも、誌面としては「エージングのすすみ具合を確かめる方法として、これ以上のことは出来ない」と思う状態をつくって試聴し、それを報告する予定だ。
昼間はデジタルピクニックで、夜はヨガ教室だった。ヨガ教室はスタジオに先生をお招きして、生徒は僕も含めて6人で、今夜は女性ばかりだったので、オーディオとはだいぶ様子が違う。オーソドックスでおだやかなヨガのレッスンだが、一時間半ほどなのでこれがけっこうきついというか、きく。毎回、最後は仰向けになって目を閉じるのだが、いつも眠ってしまう、音楽をきいて眠るのもいいけど、こちらの眠りも、この数分間のためにヨガをやっているのかと思うほど気持の良い時間だ。 2007.7.29
スタンドに乗せたBalladのスピーカーをジワジワと動かしてきいている。そういうわけで、けっこう長い間L-65の音もサブリンの音もきいていない。Balladがいなくなったら、サブリンで気楽に楽しむのもいいなと思う。フリースタンディング的に良い場所というのが何カ所かあって、その中でもっとも気に入っている場所は、スピーカーがスタジオのど真ん中に来るような感じで、音を優先させるとえらく邪魔くさい。
この前の戯れる会例会で、マイケル・ヘッジスの話題が出て(任三郎氏大いに語る?)、僕の中ではウインダムヒルの 全部とは言わないが どうでもいい音楽とごちゃ混ぜになっていることに気付き、ベスト盤ぐらい買ってみようかと思ったのだった。
下 は多分10年ぐらい前からの愛聴盤ですね。しかし、安い。
凄まじい演奏、そして打楽器としても扱われたギター。何も言わずヤフオク出したら安そう。 2007.7.31
さて、今日から8月だ。めでたくStudioK'sも10才になった。
10年前はまだ20世紀で、NTTとはISDNの契約をして、OSは8で、まだG3もなくて、17インチのCRTで、毎月現像所に何万円か払っていて、オーディオの仲間なんてほとんどいなくて、プロジェクターを導入する気は全くなく、アナログは休んでいて、CECのTL-2とGOLDMUNDのmm10でCDだけをきいていた。
やりたいことはまだまだあって、何とかあと最低10年はこの場所で、写真、音楽、オーディオ、料理などに関係したことを展開したいと思っている。ただ、戯れる会にしてもそうなんだけど、常に他の人がやっていないことをやろうろしているので、わかってもらいにくいから、そうそう簡単に頭で思いえがいた状態になどならない。でも、あきらめたら終わりだから、やり続けるしかない。 2007.8.1
この10年間で写真はすべてデジタルになった。そして写真撮影はとても楽になり、手軽に何でもできるようになったので、仕事としては少しつまらなくなった。
会社に勤めるにしろ、フリーターにしろ、社長にしろ、撮影もシフォンケーキづくりも文章書きも飲食業も戯れる会も、仕事というのはつまり社会との関わりだと思う。僕は自営だし、定時も定年もないから、出来ることなら死ぬ直前まで仕事をしていたいと願っている。
出し惜しみってことはないのだが、このところとにかく書けないことが多い。もし、思っていることや、やってることをみんなここに書いて発表したらトラブル続出ですわ。
オーディオのことはあれこれやっていて、昨日は午後と夜二人の方が見えて、何時間かなあ、合計8時間半以上あれこれやっていた。下はその一部の証拠写真かな。超高級で、しなやかな音のするプリアンプだ。JAZZ喫茶の時とかに一度だけStudioK'sに来た人が、今鳴っている音をきいたら混乱するかも知れない。それにしても電源部が熱くなるプリで、アイワンと一緒に使って秋冬用かも。
JAZZ喫茶や名曲喫茶(飲み屋でもいいけど)経営者は、気に入った装置と心地よい空間で音楽と飲み物や食べ物を提供して、お客さんに喜んでもらえたらと思ってやってるんだと思うけど。なかなか成立しにくいものなのかな。
昔みたいに、ソフト買えない装置買えないの時代じゃないから、単に音楽きけるだけで満足はしないし、特にオーディオマニアはあれこれ話をしたり情報交換を求めている(面倒でうっとうしがられているらしい)、っていうことになると、お話しする(っていうか、議論とか主張し合う)場になってしまうから、音楽をきくのとはバッティングする。「オーディオの実験室喫茶とか飲み屋」ならいいんだろうけど、そういう場にフラッと来られて無責任に言いたいこと言われても迷惑だし、なかなか難しいもんです。まあ、そういうわけで、僕はオーディオやソフトのことを体験する場として戯れる会をつくった。
戯れる会の例会は午後一時から六時まで音を出すことをやって、六時から十時まではカレー食べながらあれこれ歓談をするわけだけど、一番は色々な価値観があるというということを実感する場だということかな。時には不要な機器の貸し借りなんかもあるだろうけど、とにかく、音でもなく機器でもなく結局は「人」だと思う。 2007.8.2
上の写真、CTCのプリアンプ+ZYXのフォノイコライザー+グラハム1.5+ZYXの新型カートリッジAtomosでLPをかけると、非常に良い。久しぶりにきくLPが想像と全然違う音で鳴ってくれたりするものだから、暑さにもめげずSDサウンドのアイワンを片付けられない。やっぱり真空管OTLアンプの音は良いのだ。
でも、CTCの電源部って本当に熱くなるので、とにかく背中が暑い。そして足下にはMacProがあって、この季節はこちらもけっこう暑い。そういうわけで、いつものようにMacの前に座って音楽をきいていると、はさみうち状態で熱がやってきてかなり辛い。しかし、今まできいたことのないしなやかというか、微妙な空気の震えが感じられて、ロケから戻った僕は疲労と暑さにもめげず音楽を楽しんでいる。
明日は朝9時から中華料理の講習会で、これは習いに行く。そして、午後は、8/14から新藤組の合同写真展があって僕も作品を出すので、新藤事務所に作品を届けなければならない。で、フラッグフレームの材料も受け取ってくる。あのフラッグフレームは欲しかったから、すごく助かる。 2007.8.4
昨夜、さっそくフラッグフレームを接着したので、あとはアートレでも張ればもう使うことが出来る。二枚あっても良いかもなあ。
取材その他で、少々忙しく、そして疲れてもいる。音はすごく良いので不満なし。
CTCのプリアンプの電源部へは二本の電源ケーブルがささっている。一本はプリアンプで、一本がフォノイコライザー用だ。で、片方がメチャクチャ熱くなる。手で触っていられないぐらいの熱さって何度ぐらいなんだろう。とにかく熱い。で、その熱くなる方を引っこ抜いてCDの音を出してみるとちゃんと出る。つまり狂ったように熱くなるのはフォノイコの電源部だということがわかった。こんなに熱くなるんだけど、CTCのフォノイコは優しすぎるぐらいの音だと思う。チェロのプリ、オーディオスイートのMCモジュールにも似た柔らか系の音だった。ZYXのフォノイコもしなやかだと思うが、ZYXの方がまだ力があってちょうど良いので、僕はZYXできいている。
フォノイコの電源を切ったので、だいぶ温度は下がり、やれやれって感じかな。今度の戯れる会例会は8/18(土)なんだけど、CTCはそれまで貸してもらえることになったので、マランツ7との比較もOKです。昨夜試しに一瞬だけマランツ7で音を出してみると、もちろん音や表情は違うのだが、マランツもやはり良いと思う。CTCの良さは認めつつ、マランツに戻っても、やってゆける。このあたりは言葉で書いてもどうしようもないから、今度の例会できいてみてもらいましょう。
このところ、ちょっと忙しいので、今日の更新はこれでおしまい。 2007.8.7
CTCというほとんど日本では知られていない高級プリアンプの音は、実に穏やかで豊かな音だのだが、アッと驚く豪華さとかそういうタイプではなくて、ジワジワと良さがわかってくるような、不思議な魅力のあるサウンドだ。現物を見ると「えー!なにこれ」って感じのカタチや操作性も、最初の違和感は徐々に消え、使うに従って自然になり、むしろ可愛いと感じられるようになるあたりが、とても不思議で穏やかな浸透力だと言える。そう言う意味では、コニサーのプリアンプとは対極かも知れない。
マジメな話、マランツ7と、ML-6Lと、クライマックスコントロールと、NO.32Lとコニサーと、CTCを全部目の前に並べて一日二日かけて比較試聴してみたいものです。戯れる会でそれは可能かなあと考えてみると、出来なくはないけど、かなりきわどいかな。
スリムなアルミのiMacが出た。30インチが出たら欲しい。
料理のBlogも少しづつリピーターが増えているようだ。色々な意味で料理の方がオーディオより自由度が高いかも知れない。
今度出るAB誌はけっこう原稿を沢山書いているので、まだちょっとかかりそうだ。撮影みたいに手離れは良くないから、何とかジワジワと寄せていくしかない。ということになっていたのだが、近頃撮影の方もけっこう手離れが悪くなっているから、昔のように、ポジ渡して「あとはよろしくね」では終わらなくなっている。どっちが良かったのかなあ。よくわからない。4×5のカメラを使って撮るのなんて、フィルムをセットすることからして職人的な訓練の世界で、まあ一応そういうことをやってきていたわけだが、そのあたりは全部不要になった。
オーディオ雑誌に原稿を書いているのはここ数年のことだが、PR誌に原稿を書く仕事を始めたのは確か1985年ぐらいからで、書店で売っている雑誌に原稿を書いて初めてギャラをもらったのは、1989年のことだった。これは「BE SURE」というインテリア雑誌で、あの頃から僕は「人のこと」を書いていた。BE SUREは、編集プロダクションが何カ所か移ったので、僕は途中から仕事をしなくなったが、最後はけっこうメジャーな雑誌になり、でも何年か前に廃刊になった。考えてみると、僕はけっこう昔から原稿書きを仕事にしてきていて、それぐらいだから別に嫌いということはないのだが、そんなにスイスイは書けず、ちょっと時間がかかるので、書いている期間は頭がジワーっと重たくなって、独特の気分になる。まあ、しょうがないね。
来週末は、StudioK's設立10周年記念パーティだから、スタジオ内を片付けつつ、料理とかもやりつつ、ああでもないこうでもないと考えながら原稿を書いている。パーティでは、先日のJAZZ喫茶の時出したベルギービール(生)を飲み放題にするので、飲みに来て下さい。招待状なんてないから、誰が来てくれてもOKだし、例年通り8月のパーティはビールも食べ物も無料です。心やすらかにパーティを楽しみたいから、何とかそれまでには全部終わらせなければ。 2007.8.8
輸入元がお盆休みになるので、その前にベルギービールが届いた。僕は輸入元から直接買ってるのだが、知人の建築家が断られたと言うので、今日きいたら普通は小売店経由で買うものらしい。僕は6〜7年前、まだベルギービールが今ほど認知されていない頃から買っていた経緯があるので、年に一回か二回なのだが、頼むと持ってきてくれる。まあ、僕のことも場所も知ってるし、支払いもその場で現金でだからかも知れない。
相変わらず、ヒューガルテンは入っていないそうで、今回も「レフ ブロンド 生」です。オレンジ風味のヒューガルテンもおいしいけど、レフも大変おいしいので最近はレフを好きになってきているが、30リットルはかなりの量なので、皆さん飲みに来てやってください。僕のことを好きな人も嫌いな人も、みんなでビールを飲もう。 2007.8.9
来週の火曜日8/14〜26まで、目黒のギャラリーコスモスで、新藤さんとこの月例写真合同写真展が開催される。僕も二点出品するので、お暇があれば見に行ってください。出品作品をポストカードにプリントして、それを売りましょうと提案したらOKになり、そして、作家が何十人もいるので金銭の管理が面倒だから、いっそのこと売り上げは新潟地震のカンパにしようということで話がまとまった。まあ、全部で何万円かは売れるかも知れないし、微々たるものではありますが、少しでもお役に立てればいいことかなと思っている。僕も他の人の作品で欲しいポストカードがあったら買ってこようと思う。
この写真展への参加は、毎月の月例に応募した作品の中からということだから、それ以外の資格はない、プロもアマチュアも関係ないので、応募すれば必ず掲載してくれる。一応特別な場合を除いて「物を撮る」ことが条件かな。
このところ珍しくちょっと忙しくて、今日は朝からシフォンケーキ二個焼いて、その間に原稿書いて、午後は茅場町で撮影の打ち合わせで、帰りにイートレンドで1GBのCF買って、ヨドバシでまた自由雲台を買って、帰ってシフォンケーキ発送して、それからまた原稿書いて送って、でもこれで大きな原稿は三つ終わって、残りはあと二つ。ここまでくれば山は越えたので、ちっとは音楽も楽しめる。来週の月曜日は軽井沢でロケだけど涼しいといいなあ、火曜日は合同写真展のオープニングで、それが終わると自分のパーティだし、8/15か16ぐらいにはすべて開放されていたいものだ。そうだ、10周年記念パーティのお知らせも出そう。eメールじゃ連絡取れない人もまだまだいるから、ハガキも作って出さなければいけない。
フォークギターにはずっとマーチンのライトゲージ(赤い箱)を使っていたのだが、先日ダダリオを買ってみたら、これはなかなか良い感じだった。マーチンのはちょっと太くてどうも中指が引っかかって、困っていた。そういうわけで、大して上手じゃないしなかなか上達もしないのだが、ギターはずっと弾いている。趣味ってのはそういうものだろう。年齢のせいか、伸ばした右手の爪がよく割れる。
このところずっと、CDは新しく作った音楽専用PCできいているので、Macとオーディオ装置は「DVDの再生時の光出力-ソニーのAVアンプのプリアウト-マランツ7」というこの経路だけがつながっている。この経路で音楽をきくことも出来るが、音質的には不満を感じてしまう。DVDはサラウンド再生のためにAVアンプが必要で、色々やってみたが、DVDとBSや地デジ放送の共存、そしてサラウンドスピーカーのドライブ(SACDマルチも)にはAVアンプに内蔵アンプを使うのが一番合理的だった。
暑いなあ。あと一ヶ月ほど我慢するしかないのかな。水泳にでも行こうかと思っていたが、ダメみたい。
この前までスタジオK'sで一緒にヨガをやっていた、僕とほとんど同年代の男性が突然死した。毎年夏のパーティには奥さんと一緒にビールを飲みに来てくれていた人なのだが、これには驚いた。 2007.8.11
ロケで軽井沢へ行った。人が沢山いたけど、さすがに涼しく26度だった。2001年に同じ会社の似たような仕事をエボニーというカメラを使って沢山撮影したのだが、今回はKissDX。重たいけど、17インチのPowerBookを持って行って、Mac側からシャッターを切る。とにかく二倍ぐらい速いし細かい部分のチェックが可能なので、スピードアップして生まれた時間を細部の検討にまわすことができるので、もはや仕事はデジタルでしか出来ない。 2007.8.13
今日から新藤組合同月例展が目黒のギャラリーコスモスで開催されるので、興味のあるひとは見てやってください。今夜はオープニングパーティだから、写真家や写真大好きの人たちが集まってパーティをやっているので、行けばビールぐらい飲めるとおもいます。この参加者37人の中に古浦敏行さんというカメラマンがいるんだけど、彼はSS誌のレコード演奏家訪問の撮影をしていて、僕のところへも撮影に来てくれた古浦さんじゃないかな。 2007.8.14
新藤さんとこの合同月例展のオープニングに行ってきた。出品作家の8割ぐらいが来ていて、なにしろ人がいっぱいいて、エアコンがまるで効かず、外の方が涼しいという状況で、「あー、この写真を撮ったのはこんな人なのか、なるほど」ってなことをお互いに確認して、名刺交換したり、あれこれ話をしたりものすごい盛り上がりようだった。三年間分だから、「次は再来年でしょうかね」「そうだね、一年でも出来るけど、二年の方がいいかもね」なんて、新藤さんと話した。
みんな「新藤修一の仕事場というサイト」で知り合ったわけで、それの合同オフ会みたいなものかな。プロもアマも関係なく、古浦さんはやはりあの古浦さんだった。データを送って出力してもらった人たちのプリントは全部「ピクトリコの紙」で出しているのだが、僕は自分のプリンタで出力して持ち込んだので、キヤノンの9900iという三年前のプリンタにキヤノンの紙で、あまり問題はない。展示には染料タイプの方が鮮やかで良い。8/26までやっているので、暑いけど、お時間のある方は見に行ってみて下さい。
昨年の今頃は改装工事が終わって、必死で片付けていた。完成した夜、写真を撮った直後に戯れる会の人たちがドッとやってきてくれて、退避させた荷物を運び込んでくれた。二人だと13時間かかった(箱にもつめつつだけど)物を、三時間半ぐらいでスタジオに戻してくれたのだった。あれは本当に助かった。そういう感謝の意味も込めて10周年記念パーティをやる。僕からお誘いのメールが届いている人や、戯れる会の人は何の連絡もなく来ていただいてかまいませんが、初めての方は「いついつ行くぞ」という連絡の上ビールを飲みに来てもらった方が、入口で「あなたは誰ですか?」みたいなことにならなくて良いかも。 2007.8.15
今日から、JBLサブリンで音楽をきいている。このところずっとBalladをきいていたので、サブリンからは音を出してあげられなかったのだ。で、8/18の戯れる会例会以外はサブリンで音楽を楽しもうと思っている。サブリンだと、とにかく部屋が広く使え、そしてやさしい音なので、心がなごむ。
それで、マイケル・ヘッジスのCDをサブリンできくと、これがなかなか良いので嬉しくなった。どこがよいのかと言うと、優しい音なのだが、破裂音とでも言うか、激しいギターのはじけるような音が気持良いし、ちょっと誇張気味の低音(変則チューニングによる、ギターとは思えないもの)こんなところかな。
ただ、あまりに暑いので、こういう時は熱くならないパワーアンプが懐かしい、GOLDMUNDのmm8とかって本当に熱くならないアンプだった。あの後、フッターマンに出会ったあたりからああいうクールなアンプとは縁が無くなった。QUAD405とアイワンをきき比べると、僕が今使っている装置や部屋の状況ではやはりアイワンの方が好ましいので、暑さにもめげずアイワンできくことにする。
しかし、こんなに暑くなって、夜、29度とか30度に設定してエアコンをかけると、外はもっと気温が高いらしく室内は涼しくなる。そういう具合で、どこの家もみんなエアコンを使うから、さらに外は暑くなる。エアコンなしで寝ようとするとあまりに暑くて睡眠不足になって体調をくずすので、ちゃんと仕事をしようと思ったらある程度の睡眠は確保しないとどうにもならない。人類ってあと1.000年はもたないんだろうな。500年だってもたないと主張する人もいる。
アイワンの方が音は良いのだが、暑さに閉口して、先ほどQUADにした。適当なプリメインアンプならもっと良いのかも知れない。今日は、さっきメールで最後の原稿を送って、一応全部終わったので、少し休みたい。食料の買い出しに行って、ついでにプールにでも寄ってこようかな。 2007.8.16
今日は朝から、今夜と明晩のための食材買い出し。何人来るのか誰が来るのかもよくわからないけど、食べる物が足らないのは困るから多めに用意する。そしてなるべくスムーズに料理が出来るようにはしているけど、どうしようもなかったら、つまり料理に追われて来てくれた人たちとろくにお話もできないようじゃ意味がないので、最悪の場合はカレーでもとってしまえばいいやと腹をくくる。
こういう忙しい時は、PCに入れたiTunesで音楽をきいているのが良い。CDだって面倒なんだから、ましてやLPはかけられません。 2007.8.17
今日の午後は戯れる会の例会なので、昨夜のパーティ状態から例会モードにもどさなければいけない、そして、例会が終わったら再びパーティ状態にしなければいけない。さて、今日の午後はどのような展開になるのだろう、ローゼンダールのクロックはどんなかね。戯れる会の参加者は10人、夜のパーティは誰がきてくれるのかなあ。
戯れる会も実に内容が豊富だった。そして、夜のパーティも楽しかったし、5人で行った徹夜のカラオケも面白かった。 でもさすがに疲れた。
ベルギービールは前回、JAZZ喫茶の時に飲んだものと同じだが、少し味が違う、樽ごとに少し味が違うのか、それとも少し時間が経っているからか、気温の差か、理由はわからないけど、とにかくちょと味が違う。それがベルギービールの楽しいところでもある。僕のシフォンケーキもそうだけど、同じにやってるんだけど、手でつくっていもるのは、フリーハンドで描いた円のようなもんで、こんな感じだ。
今日も人が集まるけど、今日は身内っぽい人たちかな。 2007.8.19
さあ、これから何がどうなっていくのだろう? わからないけど、改装して一年経ったことだし、オーディオのこともさらに力を入れたいと思っている。でも、もう少し涼しくならないとやる気が出ない。
先日の戯れる会例会では、RMEにローゼンダールの外部クロックを接続しての音をきいた。確かに外部クロックを使った方が見通しの良い音になるのだが、すぐにでも買いたいかどうかはちょっと、わからない。出来ることなら他のメーカーのクロックも試してみたいと思う。それにしても、オーディオ用の機器だとクロックの端子が付いていない機器が多く、付いているタイプは高級外車が買えるような値段になってしまったのだが、PCトランスポートだともっとお手軽な値段で楽しめるので良いと思う。
キヤノン40Dはやはりライブビュー搭載、3インチ液晶、14bitはねばってくれて良いのかな。KissDXでもいいんだけど、小さすぎて手が余るんだよね。お、お、1DsMkIIIも出てるぞ。こちらは2100万画素だわ。
40D、やっと2秒のセルフタイマーがついたのね(コンパクト機にも2秒のセルフタイマーは付いてるのだから、差別化にもほどがある)。ライブビューでもAF可能か、そりゃいいわ。もう25年も前から入っているキヤノンのプロ登録は、昔と違って何もいいことないから退会してもいいんだけど、一応つなげておいた。EOSになってからキヤノンのカメラを使っているプロがやたらと増えて、しかも不良会員が多いらしく、なるべく条件を厳しくして「なるべく新規会員を増やさない&退会をうながす」みたいな雰囲気なのだ。
三年経ったら完全に古くなるのが見え見えなので、新しいデジタルカメラは出たらトットと買ってサッサと使うか、あるいはパスするのが良さそうだなと考えている。僕の場合、20DとかKissDN KissDXはトットと買って、5Dと30Dをパスしたので、40Dはいってもいいかなと思っている。20Dはもう三年近く経ってしまったけど、液晶が小さいことを除くとあまり不満はなく、歴代のキヤノンデジタル一眼の中では最も手にシックリくるボディだった。 2007.8.20
デジタルカメラってのは買って持ってて、じっくり使おうっていう時代じゃなくなっているんだよなあ。オーディオはどうなんだろうか。
山口小夜子が亡くなった。まだ50代だよね。僕が山口小夜子を初めて知ったのは、雑誌「MEN'S CLUB」でだった。その時彼女はまだ素人だったのだ。 去年BRUTUSは全部あげたり捨てたりしたのだが、メンクラの40号ぐらいから100号ぐらいまでがまだ捨てられず残っていて、その中に読者モデルに応募した時の写真があるはずだ。BRUTUSは先生だったけど、MEN'S CLUBもだった。エレキギターを弾くのが不良で、IVYも不良だった時代がある。コットンパンツ(今で言うチノパンのこと)とボタンダウンのシャツが不良だったってのも笑える。まあそういうわけで、わたしゃ今でも不良をやっている。
6月のJAZZ喫茶の時に頼んだものに比べて、今回のベルギービールは随分よく泡が出たし、味も微妙に違っていた。もちろんそういうものだと理解しているけど、一応輸入元の人に質問してみたら、「まあ、手作りですからそんなもんです。まったく同じにはならないんですよね」という返事だった。
三日間で、30リットル、約45人ぐらいの人が充分堪能したと思うので、いいんじゃないでしょうか。一人だけ、僕がその方の体調を心配して「味わってゆっくり飲んでね」とか「まだおかわりはダメ」とか言った人がいるのだが。昨日電話があって、帰りに駅でバッタンと前に転んで顔面を強打して病院に運ばれたとか。ほんとかなあ。もし、僕が他の人に対するように「どうぞどうぞ」って感じで、ビールを飲ませていたら、どうなっていたのだろう? やはり僕のあの態度は正解だったのだと思っている。
女の子が見ているスイカの写真は僕の作品なんだけど、彼女はスイカの写真が好きっていうわけじゃなくて、食べ物としてのスイカが好きって言ったんだろうなきっと。さて、今夜は料理教室なので、今、必死で厨房を片付けて掃除をしたのでした。 2007.8.21
CTCはすでに書いたとおり、穏やかな高級感、懐の深さみたいなものを持っているプリアンプだった。先日の戯れる会例会ではずっとCTCできいてもらって、最後に(どっちみち戻すわけだから)マランツ7にして同じソフトをきいてもらった。マランツは小気味よい音で、この理論を超越したような魅力は長島的だ。これは僕だけの意見ではなく、その場にいた人たち全体の感想だ。どちらが好きにせよ納得はいく。
液晶を大きくした結果か、EOS40Dは前から見ると妙に四角いカタチになった気がする。2秒のセルフタイマーはミラーアップをした状態でなら今までも可能だった。機種によって違うのだが、シャッター速度1秒から1/30秒ぐらいまではけっこうミラーショックによるブレがあるようで、動かない被写体なら三脚を使い、ミラーアップして撮影した方が良いのは確かだ。なにしろ最近はモニタで拡大して見るもんだから、そういうことがわかってしまう。銀塩の時代は大らかで良かったとも言えるのだが、別の考え方をすると、銀塩時代も丁寧にちゃんと撮ればかなりのところまでOKだったのだが、そこまで能力を使い切る前に、中判とか4×5に画質を求めていたのだろう。だから、撮影も大げさになりギャラも高かった。
それはともかく、3〜4秒ぐらいのセルフタイマーをつくって、その場合は何の設定もせず、自動的にミラーアップして、ショックが収まってからシャッターが切れるってことにすれば良いのだが、そういうのは出来ないもんかね。
BEATLESしばり、阿久悠(悪友と勘違いした人もいた)しばり、奥田民生しばり、誰も知らないと思われる歌しばり(これが一番笑えた)。先日のオールナイトカラオケで、途中からやったことです。 2007.8.22
パーティ疲れ、暑さ、その他で、今週は集中して音楽をきくことが出来なかったのだが、昨夜あたりからやっと少しづつLPをききはじめた。あと一月もたてば少しは涼しくなるのだろうか。秋は一回ぐらい名曲喫茶でもやりましょうかね。どうしようかな、検討中。
名前が似てるから間違っちゃう人もいるかも知れないけど、Lynxじゃなくて、LINUXでCDの再生ってのは可能なんだろうか? RMEが動作するかな?
価格.comで見ると、EOS40Dはいきなりさほど高くはない値段だ。昨日キヤノンから40Dと1DsIIIのカタログが送られてきたので読んでみると、まあ確かにどちらも性能はかなりアップしているようだ。でもとにかく、もう重たいカメラはご免で、5Dぐらいが重さの限界だ。高価なカメラも買うことは出来ない。あと、予備電池の問題もあるので、出来れば同じ電池を使うカメラを二台使っていたい。
おー、ついにニコンもフルサイズですか。デジタル一眼レフ大激戦の時代が始まってますね。どっちみち速写をする時はそんなにキッチリした構図はとれないわけだし、ライブビューがあれば、視野率100%ファインダーは不要だと思うんだけど、そういうもんでもないのかな? 2007.8.23
ちょっと涼しくなったので、音楽をちゃんときけるかなと思ったら、ものすごい騒音がきこえてくる。となりのとなりのお宅が塀を壊している音で、塀だけなのか、家屋もなのかはまだ確かめてないが、とにかくすごい音なので昼間はどうしようもない。この週末はシフォンケーキを7個作るので、厨房用簡易オーディオが欲しくなってしまう。
先日の戯れる会例会では、CTCのプリアンプ(とっても高価)をきいて、最後にマランツ7に戻して比較試聴をした。ある人が、「山本さんとこのマランツ7ほど色々なプリアンプと比較試聴された7もないだろう」と感想に書いていた。確かにその通りで、LINNクライマックスコントロール、チェロ オーディオスイート、JBL SG520 620、マークレビンソン38SL、そしてこのCTC、ああ、そうだ、オリジナルで別のマランツ7とレプリカのマランツ7も三台一緒にきいてみたっけ。まだ他にもあるかも知れない。だからまあ、貸してもらったり色々して、長い間にはけっこう色んな体験をしてきていると思う。なかなか個人の家だと、こういうこともやりにくいと思う。いろいろ比較してきいてはきたが、部屋の状態も使っている機器も違うから、ここで一覧表を作って特徴を書くことは出来ず、やはりその場で確かめてもらうしかない。そして、「またやってくれ」と言われても、簡単には再現できないことも多いので、その時に参加してもらうしかない。
で、「私はこの状態が好き」とか別の人は「いや、それはわかるけど、自分はこっち」みたいな話をしているので、まあ、ケンカになることはなくて、良い仲間なんじゃないかなと思う。
ポール・サイモンには4才下の弟がいたの? ANJIは飽きずにずっとやっている。そろそろ次の課題を見つけなければ。
今日、サブリンをソニーのAVアンプに接続した。つまり、ソニーのAVアンプDA7000ESで、音楽+DVDやTVの音をサブリンで出すということかな。今まではAVアンプのプリアウトをマランツ7に入れていたのだが、それをやめてみた。この状態もなかなか良い。ただ、AVアンプは僕が座っている場所の右側にあるので、背中は暑くないが、足が暑くなった。 2007.8.24
YES、ってあのプログレのYESね。YESのライブ盤ってのがあって、僕はロックって割と単純なノリのものを好んでいるので、プログレの存在意義は認めるものの、その良さは今ひとつよくわからないんだけど(クラシックきいた方がいいじゃんと思ってしまう)、で、YESというとあのライブ盤でスティーブ・ハウが弾いているラグタイム風アコースティックギターの曲で、初めてきいたとき、20代の僕は「なんじゃこりゃ?」と思ったのだった。僕はラグタイムとかブルースは好んでいるけれど、YESのライブにあの曲は唐突で、すごく違和感があるというのか、「なんでいきなりこうくるの?」っていう感じで、そのテクニックと共にものすごく印象に残った。ピピエコさんもそう思わなかった?
あの曲は、「THE CLAP」っていうもので、Youtubeにはけっこう画像があるのだった。アメリカ人好みの曲だからスティーヴ・ハウがCLAPを弾くとお客はやんやの喝采で、元々ちょっと鶏っぽい風貌だが、最近はますます鶏度が増しているようだ。トーキングヘッズのデビッド・バーンもちょっと鶏っぽくてヘンなやつだけど、なんなんでしょうね。この画像を見ると、スティーブ・ハウもかなりのものだ。
難易度で言うとどうだろう。Clapはハイポジションが多いし移動も大きいから左手は比較にならないぐらいANJIより難しいし、長い。「ANJI 弾ける?」って言ったら「弾けますよ」と答えて、僕の目の前で弾いて見せた任三郎さんは、まさかTHE CLAPもスイスイ弾くなんてことはないだろうね。 2007.8.25
この数日、毎日何個かづつシフォンケーキを焼いているのだが、出来具合がかなり安定してるので、昨日からほんの少しだけさらにきわどく危うい状態にした。これで、良い感じが保てると良いのだが、あれこれ考えつつやっていることを楽しんでいる。昨日は広島市西区観音町というところに見本を1個送った。気に入ってもらえるといいなと思っている。
もう随分長いこと、多分15年ぐらい、毎年9月の始めに裏磐梯 小野川湖へキャンプに行っていた。プーホ・ミーティングと呼んでいた集まりで、最初は旧東ドイツ製のフォールディングカヤック「Pouch=プッフ」みたいな発音かな、の組み立て講習会も兼ねて、このカヤックのオーナーズミーティングだった。そのキャンプ場をすごく気に入ったので、それから毎年キャンプに行っていた。自転車を持って行って檜原湖のまわりを走ったり、参加者の中には東京から自転車で来る人なんかもいて、サイクリングをしに行ってたような時期もあった。一年に一度、ここでだけ会う人がいたり、
バーベキューと焼きそばは作りたくない(他のキャンプでそればかり食べていたから)という考えだったから、秋刀魚を焼いて食べたり、餃子を作ってたり、なかなか楽しいキャンプで、三日間ずっと雨に降られても楽しかった。テントやシュラフを貸して欲しいと言う人もいたし、僕が行かなくちゃ話にならないので、仕事も断ってキャンプに行っていたというか、キャンプに行くことが仕事同様の意味を持っていた。僕にはお盆休みがないので、このキャンプで秋が来る感じだった。でも、いろいろ負担も多く、うまく人がそろわないと成り立たない面もあって、今年からこのキャンプはやめることにした。
「キヤノンのデジタル一眼なら、Kissか1」という説がある。まあそれも当たっていなくはないかも。10Dを仕事で使い始めた頃のことを考えれば、現状はかなり良くなっているから、ちょっと小さすぎることを除けば、今のところKissDXでもあまり不満はない。
ギャラリーコスモスでの新藤組合同月例展が終了した。見に行って下さった方、もしいらっしゃいましたら、ありがとうございました。ポストカードの売り上げは何と全部で4万8千131円あるそうで新藤さんが、赤十字経由だったかな、で中越沖地震寄付金として送ってくれた。 2007.8.26
フォークギターのサドルを少し削って弦高を下げてみた。かなり弾きやすくなったが、少し音量が減り四弦のある部分だけちょっとビビる。0.1mmほど削りすぎたらしい。くそー、どうするかな。
昨日計ってみたら、真冬に4分かかっていた白味の泡立てが、何と気温33度だと2分以内で完了する。そういう具合だから、カートリッジの針圧みたいに微妙で、夏はちょっとやりすぎると失敗してしまうらしい。さて、久しぶりに今日は、自分のためにいくつか設定を変えて作ってみよう。どうなるのかな、ちょっと楽しみだ。ギターにしろシフォンケーキづくりにしろ、あれこれ考えてやっている経過が楽しく、好きなのだろう。オーディオもそう、自己満足ってやつだ。
僕と同い年のこのギター、宮崎カポネ信義さんが持っているのと同じメーカーのものなのだが、これはエレキじゃないみたいだけど、一体いくらで落札されるのだろう?
暑くて、音楽をきく気になれないし、カラマーゾフの兄弟も一日10数頁読むのがやっとで、この本はほとんど睡眠薬だ。 2007.8.27
終わってから飲むビールや水のおいしさのためにスポーツをしているという人は多い。1時間15分ほどヨガをやって最後に仰向けになり、先生に「はい、一番楽にして自然な呼吸でリラックスしましょう」と言われると、全員コロッと眠ってしまう。まるで催眠術にかけられたように眠ってしまう。もう8回もそんなことを体験すると、「あの気持よい眠りのために、首をまわしたり股関節を伸ばしたりしているのかも」と思う。ヨガは単なるストレッチングではなくて、半分は精神の世界で、これは音楽をきく行為とも共通している。
ブツ撮りの際にライブビューが威力を発揮するって? 自然光というか地あかりというか写真電球とかの定常光での撮影ならそれも言えるけど、ストロボ使ったら意味なしかもね、または専用ストロボを使ってAVとかTVモードでならOKかも知れないけど、ストロボを使ってマニュアル露出だったら、ライブビューはほとんどの場合役に立たないわけです。ストロボのモデリングランプを利用してライブビューで構図を決めて、本番は露出を変えてストロボで撮る? だったら、今まで通りEOSキャプチャー使ってカメラとパソコンをUSBで接続して、撮ってから自動的にDPPなりCS3のBridgeに送って確認してもそれほどは変わらないってことになるかも。
今使っているZYXのカートリッジは最新型で、アメリカでの名称が「Atomos」というものだが、そろそろ国内でも「4D」という名称で売られるらしい。僕はかなり前からこのカートリッジを使っていて、現在はグラハムエンジニアリングのトーンアームにつけてきいている。
まあ、そんなわけで、まだ正規に売ることが決定していない物を写真に撮って掲載したり、音のことを紹介も出来なくて、辛いところだったのです。 2007.8.28
知人のソプラノ歌手がリサイタルをやるのでポートレートを依頼され、撮影した。ついでに知り合いのデザイナーに頼んでポスター(A2)やチラシ(A4)、チケットなどを作ってもらうことになった。その印刷代がとにかく安い。ポスターとチラシとチケット全部の合計金額が三万円ちょっとで、一昔前とは比べものにならないぐらい安いのだった。10年ぐらい前は個展のDM(つまりハガキサイズ)の印刷代は、1.000枚で数万円(2万円〜4万円ぐらい)だったが、今は送料込み6千円以下という時代だ。
そういう時代だからこそ、僕はちゃんとしたデザイナーにお願いするのが良いと思う。プロはちゃんと仕事をしてくれるものだし、デザイナーにギャラを払っても(これもまた安くなっている)、まだおつりがくるぐらい印刷代が安くなっているのだから。
EOS40Dをどうするか。 A案 無視 B案 20Dにお暇を出してKissDXと40Dの二台体勢 C案 20D&KissDXの両方にお暇を出して、40Dを二台買う ABCのどれかしかない。
この三日間、温度や時間、それから型とトレーの間に挟んでいるアルミの板の高さ(まさにインシュレーターって感じ)を調節して、三個のシフォンケーキを試作した。結果は、これまでとあまり変わらない物、メリハリがあっておいしいけどちょっと焦げっぽい物、均一だけど少し焼きが足らず、これはこれであやういおいしさがあるが、へナーっとなってきわどく自立しないもの、の三つだった。その結果を参考にして、明日から新しい設定に変更することにした。最終的に、焼成時間が5分短くなり、当社比で結果やら効率が良くなるところがオーディオそっくり。
このところ、年に一本ぐらいずつ包丁を買っている。若い頃は木屋の牛刀を使っていて、これは約20年で三本買って、二本は研いでゆくうちにだんだん減って小さくなってしまった。長いこと、ヒゲが剃れるほどよく研いだ牛刀の切れ味が好きだったのだが、写真上の菜切り包丁を使うようになってから、考えが変わった。この、義母のかたみとしてもらった菜切り包丁は適度に鈍と言うか、バランスが絶妙でまことに具合が良く、GOLDMUNDのアンプとマランツ7みたいな感じだなといつも思う。
研いでみるとわかるのだが、材質も良く切れ味が長持ちするので、同じメーカー(新潟の三条廣朋)の物を見つけて買ってみた。でも、新しい物は40gほど重く、最初はかなり違和感がある。大きいフライホールの感じとでも言おうか、重たい方が慣性の関係で良く切れるけど、ちょっとギクシャクもする。まあ、スピーカーのエージング同様、10年とか20年つかっていけば徐々に変化してゆくのだろう。
40Dにはシンクロターミナルが装備されているが、ライブビューの静音モード時には、シンクロターミナルにレリーズ信号が発生しない仕様になっている。 そうだったのか、ライブビュー静音モードじゃ外部ストロボは発光しないのか、まあいいけどね。もはや、仕事も趣味も写真は100%デジタル化してしまったので、C案を採用して40Dを二台買っても良さそうなものだが、躊躇するのは、二年後にはもっと魅力的なカメラが出てくるのが見え見えだからだろう。包丁は義母と僕と二代にわたって使ったわけだし、僕の方がよく研ぐから多少減ったとしても、新しく買った物がOKなら二つとも、多分死ぬまで使うんだよな。そしてさらに誰かのところへゆくのかも知れない。
40Dとかは24回払いで買って、リース料だと思うのが一番良いのだろうか。「二年後に下取りに出して査定0円でもOK、3万円だったらラッキー」みたいに思うのが一番スッキリするんかな。 2007.8.30
銀座プランタンの向かい、昔「ボン・サンク」があったところに、「銀座HANDS」ができた。こいつは嬉しい。
暑かった夏の疲れが出たのか、突然涼しくなったらとたんに眠くて眠くてたまらない。音楽をきいていてもコロッと寝てしまう。頭が重いし、軽い風邪なのかも知れない。いきなり10度以上気温が下がると、体調が悪くなり、ひどいときは喘息の発作が起きる。どうも、この状態らしい。せっかく涼しくなったというのに、音楽をきく気にならない。こういう時はなりゆきにまかせるしか方法がない。 2007.8.31
9月だ。毎年、9月と12月は妙に寂しい気持になる。無力感みたいなものだろうか。
いきなり10度以上気温が下がると、身体がついていけず、頭が重く、身体のあちこちが少し痒くなり、鼻水が出たりする。風邪の症状に似ているが、風邪ではない。普通は10月頃にこんな感じになるのだが、今年はここ数日の気温の落差で側頭部が痛く重い。でも、今日は朝から中華料理を習いに行き、昼間はスタジオで音楽をきき、そしてオーディオも秋の夜長に向けて徐々に始まりつつある感じがする。 2007.9.2
今日のように晴れて気温が上がっても、やはり後頭部、側頭部が重苦しく痛く、秋は花粉症のような症状になる。こうなると、化粧品の匂いとか洗剤の匂いなんかにも反応して、鼻が詰まったりもするのだが、9月初旬にこれがくるとは思わなかった。ただ、病気というほどではなく、何か夢中になることがあったりするとコロッと忘れたりも出来るので、なるべくアクティブな生活をしたほうが良い。マジメなはなし、カメラのことなんぞ考えると、ハッキリ確実に頭が痛くなる。
そんなわけで、アクティブにいこうと思ってフジヤカメラに電話して「EOS40Dの在庫はありますか?」と聞いたら、「ある」と言う。「二台売ってもらえますか?」と言ったのだが、「キャンセル品が数台あるだけなので、1台にして下さい」ということだったので、1台手に入れた。20Dの下取り額は43000円ぐらいで、僕が予想していたよりも1万円ほど高かった。もうスポーツの写真なんかは撮らないから、二台首から下げて、同時に二台使うことはほとんどないのだし、とりあえず1台あればいいやということにした。C案でいこうかと思っていたのだが、そういうわけで、B案になった。KissDXはけっこう良くて、持ってても使わないてなことはないから、どっちか1台放出なら20Dってことになる。
それから目黒のギャラリーコスモスに行って、合同展の作品を引き取ってきた。20枚出したポストカードは14枚ぐらい売れていたので、残りはギャラリーに預けてきた。引き続き置いてもらい、売れたらきっとある段階でまとめて寄付してもらえるに違いない。
僕らにも買えそうなデジタル一眼レフが出てきた頃、キヤノンの人に「ビデオのモニタみたいに、カメラとパソコンをつないで、パソコンのモニタを見ながら撮影は出来ないの?」ってきいたことがある。あれから5年か6年経ち、ついにキヤノンの中級機でもそれが実現した。ライブビューを使う使わないはともかく、すごいことです。 2007.9.3
Kissは小さいので、妙に手が余ってサイズの小さい自転車に乗ってるような感じなるのだが、それに比べると、40Dの方がしっくりはするのだが、40Dはちょっと重たいのか(740g)、持った感じは20Dが一番良かった(685g)。40Dのシャッター音は特に気にならない。高級感はないけど、ちょっとこもり気味の音なので、ちょっと気合いが入らないと言うか、調子が狂う人もいるかも知れないようなコミカルな音だとは思うけど、僕にとっては割と好ましい音質だ。
久しぶりにフジヤカメラに行って、ウインドウを覗くと、銀塩カメラのEOS10が3.000円とかで出ていて、想像はしていたけど、なんか妙な気分だった。僕は1976年に初代キヤノンF-1をフジヤで買った。これはまだ持っていて、その15年後の1991年頃にEOS-1をフジヤで買って、これもまだ手元にある。そしてまた15年ほどして40Dを買った。次にフジヤカメラへ行くのは2020年頃だろうか?
1976年以降(もちろんもっと前からも)、カメラは何十台も買ってきたのだが、今あるカメラはKissDXと今回の40Dと、F-1とEOS-1と、マミヤの6×6(C-330)が1台だけで、残っている銀塩カメラ三台のうちの二台がフジヤカメラで買った物というのも、不思議な偶然だ。F-1もEOS-1もキヤノンのかつてのフラグシップ機で、僕はこれらを買った日のことやその時の気持を今でもハッキリ覚えている。
こんな話題になったので、久しぶりにF-1を出してファインダーを覗いてシャッターを切ってみたけど、僕はもうこのあたりのカメラは使えない身体になっているようだ。カメラマンって(特に関東のカメラマンは)見栄っ張りなんだそうで、カメラとかストロボとかの機材に金をかける風潮がある。35mmはニコンかキヤノン、中判はハッセルが一番で、4×5はジナー、ストロボはバルカー、三脚はジッツオという具合なのだ。僕も多少はそういうところがあるから、「俺は一番良いカメラで撮ってるんだぞ」みたいな感じを心の支えに写真の仕事を始めたわけだ。そういうことの記念にキヤノン旧F-1(前期タイプ、巻上げレーバーは後期135度に改造)+FD50mmf1.4 プロスト付き、ってのを今でも持っているのだが、「もはや、とっておく必要もないなあ」と思い始めている。
EOS40Dの液晶モニタはかなり青い。明るさだけじゃなくて、色調も変えられるといいのだが、きっと何年か後にはそういう機能がついてくるな。それともマニュアルをよく読むとそれも出来るのだろうか?(あるわけない) 30Dはパスしたのでよくわからないのだが、40Dには20DやKissDN&DXとは随分違う機能がついているので、マニュアルをよく読まないとわからないことだらけだ。 2007.9.4
7〜8年前から、僕は「朝日、日経、読売」の朝夕刊に毎日目を通している。もちろん全部読んでいたらキリがないので、ざっと興味のある部分を読むだけだ。あとは広告や印刷などを見ている。そして、ここ数ヶ月の間に朝日新聞のある部分を読んでものすごくイライラさせられることに気付いた。ひと言で言うと割り付けが悪いのだ。見だしと本文などのレイアウトが悪いために、何度も何度も同じところを読んで「おかしいなあ」と思った後、「あ、こっちにいくのか」と思わせられることがあり、それは一度ではない。そして、今朝もその目に遭った。
こういうレイアウトだと、僕は赤い線のように読んでしまうのだが、それだと意味がつながらないので、同じ場所を何度も読み返した結果、
グリーン線のように読むのだった。ここで多分僕は1分ほど混乱させられている。青い線を引いた、段落の区切り線を入れず、改行だけにしておいてくれれば、すんなり読めるのだがなあ。
さらに右側を読むと、こちらはこのように読まないといけないのだった。
多分、同じ人がレイアウトしているのだろう。ここ数ヶ月で似たようなことが何度かあったので、「こういうことがあるぞ」という、心の準備をしてから読まないといけないようだ。それとも、これは新聞におけるレイアウトの新しい流れで、僕の感覚が古いのだろうか?
EOS40Dのライブビューは、カートリッジをひっくり返してアップで撮影して、針先にピントを合わせるなんていう時は絶対的に便利だ。その他、三脚を使うような撮影なら、マルチコントローラーでピントを合わせたい部分のみを拡大できるので、ピント合わせの確実性は素晴らしい。
さて、今日の午後は自分のために何点か写真を撮り、夜は流行の「フォークソング酒場」ってやつに行くことになった。 2007.9.5
暑い時は音楽をきく気にもなれなかったが、少しづつ涼しくなってきているし、体調も戻りつつあるので、音楽を楽しめるようになってきた。以前のように、のべつまくなし音楽をきき続けるのではなく、お気に入りのLPを丁寧に味わうようにかけている。
秋からのもくろみ(案)
StudioK'sで月に一度名曲喫茶または飲み屋をやる。僕はそれほど沢山ソフトを持っていないし、個人の力には限界があってワンパターンに陥るので、例えば10月は「Shuks Day」として、Shuks氏のかけたいソフトをかけてもらう。ソフトを持ってくる主役兼DJは戯れる会の会員の場合もあるし、会員以外の人かも知れないが、人選担当は山本。いろいろ相談して、その都度スタジオ内のレイアウトその他も変化するかも知れない。どうかな? モアさんがOKならモアさんの日もあるのかも知れない。
戯れる会以外の人数人にもDJを打診中。
そうなると、レコードプレーヤーは二台あった方が良いかも知れない。六月にJAZZ喫茶をやったときはトーレンス リファレンスがあったけど、今はないので出来れば二台にしたいと思うのだが、適当なプレーヤーがない。アームは沢山あるので、アームレスが望ましい。でも予算は限られているし、どうしたもんかなと考えているところ。 2007.9.6
月に一度の月替わりDJによるStudioK's音楽喫茶&飲み屋計画は、はたしてうまくいくだろうか。やってみなければわからない。戯れる会例会では、いつも参加者持参のソフトをかけるのだが、どうしても音質のことを考えてしまうので、たっぷり音楽を堪能することができない。参加者だって、「自分のソフトを山本さんの部屋と装置でもっと沢山、自分の好きな音量で思い切り、かけてみたい」と思っているかも知れない。「OK、じゃあ6時間提供しましょう」というのが趣旨だ。
6月のJAZZ喫茶の時のように、椅子をスピーカーに向けて(ホールのように)並べてもいいし、レストランや喫茶店のようにテーブルと椅子を使って、斜めや後ろから音楽が聞こえる席をつくってもよいと思う。それはその日のDJの意向に添うことにしよう。照明も、うんと暗くしてもいいし明るくてもいい、遮光&遮音の扉を閉めず外光を入れてもいい。もしDJがキャンドルを持参するのならそれもOKだ。DJが何か解説をしたいのなら、してくれればいいが、講演会ではないので、説明なんかなくてもかまわない。夜はいつものようにパーティだから、DJとお話ししたい人はパーティにも参加してもらえればと思う。危険やあまりに不快なことさえなければ、DJが歌をうたってくれてもいいし、けん玉をやってくれてもいいけど、そればかりになると趣旨が違うものになる。やはり、DJにはすべての選曲をお任せし、お客様はそれを楽しむというのが基本で、それで充分だろう。
装置と部屋はStudioK'sなので、DJが自宅の装置できいているのとは違うものになる。よく鳴るソフトもあるだろうし、ダメな場合もあるだろう。そんなことはわかった上でのコラボレーションだと思って、DJ自身にも皆さんにも楽しんでいただけたらと考えている。 2007.9.7
第一回目がいつかは未定だが、戯れる会の会員以外で、DJの依頼をした人が今のところ4人いて、一応皆さんOKということだった。これは実に有り難いし、とても楽しくなりそうだ。うーん、小型で音が良くてシンプルなレコードプレーヤーがもう1台あるといいなあ。
元々20Dあたりでまあまあ満足のいく画質になっていたので、EOS40Dの画質がどれほどかはさほど興味がない。多分良くなっているんだろう。でも、使い勝手は断然40Dが良い。最初はよくわからなかったのだが、だんだんわかってきた。そんなわけで、40Dでの良いことは1ライブビュー 2沢山のメニューの中から、よく使うメニューを登録してさっと呼び出せるマイメニュー(僕は画質とミラーアップと画像消去を登録した)3カメラユーザー設定かなあ。マイメニューがあればカメラユーザー設定はなくてもいいかも知れない。僕は1D系の操作が大嫌いで、あんなにストレス満点のカメラもなかったけど、40Dは最初から使いやすい上にさらに使いやすくする機能がついていて、これはすごい進化だ。
ただ、便利な設定というのは意外に不便なこともあるので、使い慣れないと落とし穴に落ちることもあって、なんだかんだで手動が一番なんてこともあるんだなこれが。そして、3インチの液晶モニタはでかくなっただけって感じかな。色が悪いし解像度が低いので、ピントの確認もイマイチ不安。ライブビューでのピント確認はボケてるところと合ってるところを行き来するから大丈夫だ。 2007.9.8
戯れる会例会ってのは、一応オーディオのことをやっているから、半分は音楽を楽しみつつ半分は音質だのなんだのを考えることになる。そして、だから当然、クラシックだと楽章全部をみんなできくなんてことはやりにくい。そうじゃなくて、もしDJがそれを望むなら、ブルックナーのシンフォニーを最初から最後までかけるもOKなんていうのをやってみたいわけだ。
6月にやったモアさんのJAZZオリジナル盤喫茶の時は、お客さんが50人以上来てくれたし、かなりハイテンションだったから、一旦出て(少し休んで)もう一度来店した人も数人いた。パーティも10人以上で盛り上がったわけだが、これを越えるのはなかなか厳しいだろうと思う。それほど多くを期待してはいないが、でも、お客さんが5人か10人ぐらいだと、色々な意味でちょっと辛いかな。もし来客数10人以下が三回以上続いたら、それはその催し自体がやる意味のないことだと判断すべきだろう。何とか、いろいろ宣伝して沢山の人に来てもらえたらと思う。
例えば、LINNの古川さんは戯れる会での現代音楽講座と音楽喫茶とどっちをやりたいだろう? 両方ともやってくれるかな。うんと有名な人が「面白そうだから、遊びでやってあげるよ」なんてことはあるかな。わからない。ダメ元でお願いしてみようか。 2007.9.9
このところ少し音楽のきき方が変化していて、以前のようにのべつまくなし、料理をしているときもトイレに行くときも音楽をきいていたいということがなくなった。そのかわり、「これをきくぞ」と思って、ちゃんときいている。まあ、そういう時期もあるのだろう。
このところ何故かブルックナーの八番をききたい気分です。というわけで、今の僕がDJをやったらブルックナーの第九をかけることだろう。
スティーブ・ハウの事を書いたときにプレグレはあまり好んでいないと書いたのだが、よく考えてみると、わからないのだった。男女関係にしろ音楽にしろ、好きになるっていうのは突然で、一旦好きになるとそのまわりもみんな好きになってしまうから、もう一度ちゃんときいてみれば、ブルックナーよりプログレが好きになるのかも知れないし、そうでないのかも知れない。いずれにしても、ある程度支持している人がいるってことは、それなりに価値があるわけだから、プログレに限らず、色々な音楽にちゃんと接してみようと思っている。
もしかすると、ROCK DAYが集客でモアさんのJAZZ DAYを越えることだってあるのかも知れない。そうだ、とにかくやってみなければわからない。もしそのようなことが実現したら、それは大変痛快なのだが、どうだろう。 2007.9.11
オーディオベーシック誌第44号が出たけど、自分が書いたページがけっこうあるので、その分読むところが少ない。中古オーディオショップの記事は、五年に一回ぐらいしか書けない内容だよなと思う。そして、こんなことは誰も書かない。
春からずっと、RMEの新しいオーディオインターフェイスを試聴したいと思って待っていたのだが、そろそろ実現するかも知れない。PCIExpressカードを使うのだが、僕はそのためにMacPro(G5でもOKだけど)と音楽専用に作ったPCを用意して待っている。そのPCIExpressカードは輸入元にもまだ一枚ぐらいしか入っていないらしい。 2007.9.12
昨日、新藤修一さんと電話で話をした。彼はEOS1DMk3を買ったので、「撮影後の画像を液晶で見てピント確認出来る?」ときいたら「非常に不安」という答えだった。40Dと同じレベルの液晶なのだろう。「ライブビューの時はわかるでしょ?」と言うと「これはわかる」という答えで僕と同じ感想だった。KissDXの2.5インチ液晶ではあまり不満は感じなかったのだが、何故だろう。僕らにしてみればあと1万円高くてもいいからもっと解像度があってまともな色の液晶モニタを望むわけだが、このあたりは今後の機種にお預けってことらしい。そんなことを考えると、二台買ったりはせず、1台を使い倒して(と言っても、デジタルになってからカット数は1/4ぐらいに減っている)、新機種が出たら買い替える方が賢いのだろう。そういう時期、そういう時代が当分続くようだ。
音楽が好きで、オーディオが好きだったりすると、「Jazz喫茶とかJazzバー、あるいは名曲喫茶、高音質喫茶、SACDサロン、PCオーディオ飲み屋みたいな店をやれたらな」と考える人もけっこういると思う。僕の知人にもそういう人は存在する。だが、それを仕事にするのはかなり厳しいだろう。土地の安い場所だとお客が来ないし、自宅で営業して家賃がかからず、生活ができればいいやというあたりできわどくセーフってところだろう。年齢40代半ばから後半の人が都市部の賃貸物件でそういう店を持ったとすると、収入は減るし、従業員なんか雇った日には、従業員の給料を出すために働いているようなことにもなり、最悪の場合、潰れる可能性も高い。
「そんなことはわかってるけど、でもちょっとやってみたいよな」という人にDJをやってもらうのが、今回の新企画とも言えるわけです。もっと単純に、作品としてのプレイリストを発表してもらうという感じでお願いしている場合もあるかな。まあ、色々ですが、音楽、そしてオーディオを楽しんでもらう企画です。
僕は長いこと「チャルダッシュの女王」のDVDなんてものは存在しないのだと思いこんでいた。でも、もしかしたらあるのかも知れないと思って調べてみると、2004年に発売されているのだった。さすがに安くはなくて7.000円近い値段だから、興味のない人にとってはとても高価だと感じると思うけど、僕は「なーんだ、あったのかあ、もっと早く調べて買えば良かった」と思って購入手続きをした、届くのが楽しみだなあ。 2007.9.13
DJ金城氏と打ち合わせの結果、9/24は上の図のようなレイアウトでいくことになった。左側のテーブルでお茶を飲むのもOK、客席風の椅子の方へ移動するのもOKというつもり。ずっとテーブルに座り続ける人がいると交代出来ないかも、まあそのあたりは大人同士うまくやってください。
この状態の結果が良ければ、基本レイアウトはこれにしても良いかななんて考えているが、まだ実際に人が入っていないのでよくわからない。
二〜三日前から、玉子が変化した。もちろん同じお店で同じ養鶏場の最高級の物を買っているのだが、ここ数日の物の方が濃い。夏の暑さで鶏も疲れていたのだろうか?
ロンドンで11/26に行われるレッド・ツェッペリンの一日だけライブには、世界中からすでに2.000万人以上のチケット申し込みがあったそうな。最終的には3.000万人ぐらい申し込むのだろうか。このライブに行けない皆さん、9/24はみんなでツェッペリンをきこう。とDJに伝えておきます。それとも、11/25(日)をRockDayにしましょうか? 2007.9.14
BeatSoundが発刊されたとき、僕は「そうだよなあ、オーディオっていうともっぱらクラシックとJazzだけど、ロック&ポップスファンは圧倒的に数が多いのだから、彼らとそれから女性にオーディオを好きになってもらえなくちゃね」と思った。オーディオベーシック誌で和田博巳さんと一緒にLS3/5Aをまとめて試聴した時も、僕はマリーザ・モンチやマドンナなどを持参して、もちろん和田さんと相談して(彼は「カエターノとマリーザ・モンチで試聴していいの?」と嬉しそうだった)それを試聴ソフトに入れているし、他の試聴にしてもジム・オルークなんかをつかってきている。Jazzのオリジナル盤だの、クラシックで言えばエテルナ盤とかアストレのLPなどを使って試聴記事をやるのもどうかなって思う。これらはどんな装置できいてもそれなりに良い音が出たりするから、音楽観賞専用(もっぱらソフトの持つ世界を楽しむ)って気がする。
もしも自分が6時間、お客さまがいるところで(つまり、音楽好きの他人を意識して)好きな音楽をかけることになったら、どうするだろう。それを考えるのも楽しい。 2007.9.15
オーディオ関係のイベントも、機器がどうのというのではなくて、そういうプレイリストみたいなものを楽しむような内容になっていけば良いと思うのだが、まだちょっと無理っぽいかな。去年のインターナショナルオーディオショウで、山本剛のミスティ(当然スリー・ブラインド・マイス)がかかっているのに出くわした時は、懐かしいというか何というのか、タイムポケットのような不思議な感覚に陥った。
確かに強力なソフトではあるのだが、このあたりはオリジナル盤とも共通していてソフトの支配力が強い。僕は強すぎるものをあまり好んでいないから、年に数回きくとか、デモンストレーション用には良けれど、毎日そういうソフトばかりきこうという気にはならない。だから、ソフトは国内盤でもオリジナル盤でもまあいいやと思っている。オーディオ機器も、あんまり凄すぎるタイプはやはりその世界になるので、適度に美しく、適度に歪みもあって、有機的な何かを感じさせる機器が好きだ。それで、今のところスピーカーはJBLの「L-65」で、プリアンプが「マランツ7」、パワーアンプはSDサウンドの真空管OTL「i-1 アイワン」で落ち着いている。ただ、トータルでのサウンドは部屋の影響も大きいので、同じ機器を揃えれば同じ音になるなんてことはありえない。 2007.9.16
今日は戯れる会例会、このところずっとPCオーディオ関連、DACやクロックなどの実験をやり続けてきたので、今日は久しぶりにゆっくりまったりした進行にしたいと思っている。手持ちの色々なカートリッジをみんなできくなんてこともなかなか出来ずにいるので、そんなことでもやれたらと思っている。まあ、どうなるかは実際のところわからないので、ちょっと楽しみかな。 2007.8.17
昨日の戯れる会例会は、ゆっくりまったりやったのだが、とにかく9月としては記録的に暑い一日だったこともり、終わったときはやけに疲れた。僕の不注意で充電池が入っているヘッドアンプの電池をおシャカにしてしまい、液がもれたのだが、その臭いをかいだら突然気分が悪くなった。そして、床に横になるとそのまま起き上がることが出来ず、気がつくと夜中の三時半だった。やれやれというかおやおやという感じ。
毎日は遠慮するが、一ヶ月に一回か二回のペースで集まってオーディオの話をするのは楽しい。戯れる会(これに加えて今月から音楽喫茶も)って、そういう情報交換やお見合いの場でもあるから、そういうことも含めてうまく機能していければと思う。まじめで内容が濃いほど実りは多いのだろう。みんなもわざわざ僕のスタジオまでやってきてくれるわけだし、僕が少々疲れて床で眠りこけるぐらいが良い線なのかも知れない。さあ、来週は金城氏の音楽喫茶だから、昼間は音楽を楽しみ、夜はまたまたカレーでも食べながらオーディオの話をしよう。そういう場所って少ないからね。
昨日の戯れる会例会で教えてもらったゲイリー・ムーアのCDを早速注文した。ゲイリー・ムーアのことはよく知らないので楽しみ。ついでにAmazonでイワタニのガスバーナー、お湯をわかすコンロではなくて、大げさに言うと「小型火炎放射器」みたいな物も購入した。さて、どんな料理に使うのでしょう。ブリュレでしょうかね。
最新情報を一つ。例会で誰かが「CUBESE 4 ST4の下位にあたるソフトが、現在のCUBESE LEのようにYAMAHAの機器にバンドルされはじめた」と言っていた。だから、僕が買った6万円もする音楽編集ソフトのCUBESE ST4の購入を検討中の方は、しばし待つのが正解かも知れない。でも、まだ正式に新しいCUBASE LEが出たわけではないので、これは単なる憶測に過ぎない。もしかしたら、二年待つことになるのかも知れないし、出ないのかも知れない。 2007.9.18
先日の戯れる会例会、夜の部に、「国内盤正統オーディオ ”新次元”」氏が見えたので、いろいろな話をおききした。複数のオーディオマニアがいて全面的に好みや意見が一致するなんてことはありえないので、僕は意見の一致などない状態を基本にして、部分的にでもいいから一致点を見つけた方が前向きだと思っている。そういうわけで、戯れる会例会でも「どっちが好きか、せーのグーチョキ」なんてことをやるとけっこう意見が分かれたりして、なるほどなと思う。
それはともかく、国内盤正統オーディオ ”新次元”氏の意見に賛同する(もちろん全面的にではなく、ある部分やある考え方に)人もいたし、「ある部分で賛同しつつ、ある部分ではそりゃ、違う」という人もいた。彼は、「前に出てくる音が良く、高さ方向が出るのはよろしくない(それが横一直線ということらしい)」とのことだった。僕は「後方定位も悪くなく(最近は昔ほどでもないが)て、ある程度高さは出て欲しい(後方定位で低かったら悲しいと、国内盤正統オーディオ ”新次元”氏も言っていた)」と思っているので、目指しているサウンドは正反対らしい。ただ、戯れる会の会員全員が僕と同じ方向を目指しているなんてことはまったくないので、意見や価値観が違うことは問題にならない。ただし、自分の音だけが正しくて、違う傾向の音は正しくないという話になると、「そんなことはないんじゃないのかね」ということになる。
どれだけ賛同してくれる人がいるかということにもなると、僕も10年かかって、しかも毎日こんなことを書き続けて作ってきた人間関係や信頼関係でやっているわけだ。もちろん、ある条件を満たした上で戯れる会を利用したり、StudioK'sを利用してくれるのはまったく問題なしだが、最終的にはその人自身が出している音や人間的魅力や、説明の仕方や色々で理解者を得るしかないだろう。
セックスピストルズもロンドンで11/8にライブですか。
サーロジックのHPに格安で他社サブウーハー売ります情報が出ている。 2007.9.19
RMEのMultiface AEとFireface400をStudioK'sできき比べた。直接比較試聴をしなければわからないような微妙な違いだと思うが、僕はFireface400を選ぶことにした。もしMultifaceを選択したら、Fireface400を戯れる会の巡回試聴にまわそうという計画だったのだが、その路線はなくなった。Fireface400は大変良いと思うので、巡回に出したいのだが、何かパソコンと接続可能なDACを手に入れないことには、みんなにFireface400をきかせてあげられないので、どうしようかと検討中。
MultifaceとFireface400をきき比べた際、MacProからの音も確認した。つまり、1)オーディオ用に作った静音PC+FF400 2)オーディオ用に作った静音PC+Multiface AE 3)MacPro+FF400 4)MacPro+Multiface AE この四つの組合せできいてみると、当たり前だがそれぞれ音が違う。で、良かったのは1と4なのだが、良いと言ってもかなり音が違う。久しぶりにきいてみると、とにかくMacProからの音は太い。しばらくきいてなかったので忘れていたが、MacProからの太い音もいいなと思ってしまった。Macintoshだからか、McIntoshみたいな音なのだった。この音も捨てがたい。うーん、今後をどうしよう。
しかし、この久しぶりにきくMacProからの再生音には参るなあ。仕事はPowerBook+24インチモニタでやって、MacProを音楽専用にしちゃおうかな。Boot camp 不要のMacOS 10.5はまだ出ないのかなあ。MacProにはHDDドライブベイが四つあるから、MacOS WindowsXP Vista LINUX どれからでも起動OKなんてならないかね。 2007.9.20
「音楽喫茶のDJを依頼された皆さんへのお願い」
僕は毎日このスタジオの音のことを考えたり、意図的に放置したり、例えて言えば育児のように接している。改装して一年、現状はまだ0才から1才になったところだ。そして、僕は今、どちらかと言えばオーディオよりは音楽を楽しんでほしいと思って、月に一度の音楽喫茶をやり始めつつある。だから、「スタジオの音に不安や不満があるから調整しようという、オーディオ的提案」は遠慮して欲しい。以前も書いたけれど、色々な人が色々なソフトをかけるわけだから、予想以上、最高に良い音の時もあるだろうし、そうでないこともあるだろう。音が良ければ、それは良いソフトを持ってきてくれたDJのおかげだし、もし音が悪ければそれは全部僕のせいで、DJの責任ではない。お客さんもそう思って欲しい。例えば山口孝さんの講演会で、彼は「機材やセッティングことはすべて山本さんにお任せする。一切口を出さないが、音量だけは相談させてほしい」と言った。山口さんは僕とはまったく違う音を出している人だから、音のことで注文を出し始めればとめどなくなる。責任を感じてとても緊張したが、ああだこうだ言われるよりずっと有り難かった。それであの時僕は、JBLサブリン+RogersのCadet IIIという管球式プリメインアンプでやった。そして何故か僕のところでのみ時々気絶するPSオーディオのDACに不安を感じて、直前にRMEのFireface400を購入した。僕とFireface400はそういうことで出会い、僕はFF400をとても信頼している。
今回のDJだって、心配なら前日に6時間の予行演習をさせろということにもなってしまう。正直それは迷惑だ。音楽喫茶はソフトと音量の調整はDJにお願いするが、ルームチューンだの機器のセッティングなどは僕が用意した範囲内で、基本的にはぶつけ本番でやって欲しい。レコード演奏家訪問とは違うから、人によっては二度も三度もDJ依頼をするかも知れないので、長い目で見て欲しい。このようなことを繰り返し、それを反映させれば、徐々に音は良くなってゆくと思うのだ。
つまり、色々なDJがやってきてその人が愛してやまないソフトの数々を適当な音量でかけてくれることそのものが、僕の音の調整として積み重なってゆくのだと思う。繰り返し書くが、音楽喫茶はオーディオのイベントではないと僕は考えている。だから、DJの皆さんは気楽にやってきて、最大で近所迷惑になるちょっと手前ぐらいの音量、あるいはそのソフトに見合ったほどほどの音量で、お客さんと一緒にDJ自身も音楽を楽しんでいただけたらと思っている。
何人かの方からWindowsでは9/24の配置図が?になってしまうという指摘をいただいた。Macでは何も問題なく表示されているけれど、LENOVOで見ると確かにレイアウト図が表示されない。僕もそれは困ると思って、この数日、解決のためにいくつかの行為をしたが、なかなか表示されなかった。まあ、音が悪いと指摘されているのに近いかな。Macでは表示されているので、100%ダメってわけでもなくて、僕の耳には特に問題ない音だけど、他の人に耳には問題ありというケースに近いか?
で、多分、今日は表示されたと思うのだが、原因はCMYKで作ったIllustratorのデータをそのままJPGにしたことによるものだったらしく、RGBに変換してやるとOKだった。カメラマンは普段RGBでしか撮ってないから、CMYKの意識が薄い。図の場合は表示されるかされないかで、わかりやすいから良いけれど、音はそう単純ではない。ある音量まではOKでも、ちょっとそこを越えると破綻したり、こっちのソフトならOKで、あっちはダメなんてことだらけだ。
で、その原因を僕は「ここらあたりだろう」と思っているが、他の人は「あのことなんじゃないか」と思っていたりして、どちらをやっても多少改善されるけど決定的なものではなく、実は別のところに原因があった。なんていうことが、要素としては100も200も絡み合っているというような複雑怪奇な世界がオーディオだ。だから、イコライザーのカーブをあれこれ作っていくと、ソフト一枚一枚、一曲ごとに異なるカーブをあてがいたくなるし、LP毎にカートリッジを使い分けたくもなる。さんざんそういうこともやった上で、今は何とか許せる平均値を上げてゆく路線をとっている。そういう途上だから、今は13:00開店のところをDJには12:00ぐらいに来てもらって、カートリッジの選択や、大まかな操作や注意事項を打ち合わせて、やっていただくということにして欲しい。 2007.9.21
僕の知り合いが、テクニクスのリーフツィーター(当然高級な方のタイプだと思う)を11万円で売りたいと言っていたけど、探してる人はいいらっしゃいますかね。
10〜12インチで1kg以内のMacBookってのは本当に来年の春に出るんだろうか?
マジに、PowerBookを24インチのモニタに接続して、もう一度MacProに新MacOS10.5とWindowsXPをクリーンインストールして音をきいてみようかと思ってしまう。秋に新しいMacOSが出たところで考えることにしよう。
「カートリッジは何を使いたいですか?」と金城さんにきいたら、「シュアー V-15 III」ということだったので、9/24の第一回「音楽喫茶 金城」はV-15 IIIでいく予定。60年後半から70年代のロックやポップスには最高のカートリッジなんじゃないかな。もちろん、必要ならZYX Atomos+グラハムエンジニアリングのトーンアームも、再調整して先週より骨格のしっかりした音になって待機している。
さあ、今夜はスタジオ内を片付けたり、いろいろ準備をしなくてはならない。明日はどのような一日になるだろう。とても楽しみでとても不安だ。 2007.9.23
今日から始まるStudioK's音楽喫茶がまあまあうまくいって、月に一度休日の午後から夜にかけて、何十人かのお客さんが来てくれてその都度音楽を楽しんでくれたらと思う。戯れる会例会も月に一回あって、こちらはオーディオ的実験や試聴が目的なので、音楽喫茶とは趣旨が違う。音楽喫茶では盤による音質の違いだの機器やセッティングによる音の変化なんてことはやらず、もっぱら音楽を楽しむわけだから、それだけでOKって人は、無理に戯れる会に入会する必要はないと思う。こんな風に月に二回、別内容の二本立てでやり続けられたら良いのではないかと思う。そして、この二本立てが何とか成立しそうなら、とりあえず月に一回か二回、平日の夜にも音楽喫茶をやれたらと思っているが、さて、ここまでたどり着けるかどうか、やってみなければわからない。月に三回程度でも(まあ、月に三回なんていうとかえって)まるでダメなのかも知れないしね。
お陰さまで、DJ喫茶の第一回目が終わった。6時間連続で音楽をかけ続けてくれたDJの金城さん、来て下さった皆さん、ありがとうございました。これなら何とか次回もやれそうな、良い感じの音楽喫茶でした。申し込みががゼロだったので、パーティはやらず、カレー屋にカレーを食べに行った。パーティはなしならなしで、早く終わるから楽で良い。コーヒー係とは言え、朝10時ぐらいにはスタジオに来て、掃除をしたりして、12時に来てくれた金城さんに機器の操作を説明して、少しお客さんの来店が途切れたり、ききたい曲がかかれば中に入ったりもしていたから、僕もけっこう疲れていた。
11/25(日)は第三回音楽喫茶で、これはRockDayをやることにした。第二回になる10月の音楽喫茶はまだ決まっていないが、戯れる会の例会を月の半ばの土曜日にやる事が多いので、音楽喫茶は20日過ぎの土日祭日にやりたいと考えている。 2007.9.24
昨日は、お客さんで「オーディオ小僧の食い残し」牧野良幸さんも来てくれた。出来れば月に一度か二度平日の夜にも音楽喫茶をやりたいと思っていると書いたのは、平日の夜のDJは僕自身で(まあ、やっても18:30〜23:00ってところだから、コーヒー係とDJを一人でやるのだが)、もしそれがやれるのならその場合はSACDマルチをプログラムの中に入れたい。で、いつか牧野氏にもきてもらって、彼に僕のスタジオでのSACDマルチをきく、と言うか体験して欲しいと考えたりする。
そして、エンディングの10数分はいつも「ばらの騎士」の最後の三重唱さ。
おー、ピピエコさんのサイトも復活ですね。11月のRockDayはよろしくね。彼が書いているとおり、StudioK'sのDJ喫茶でDJを担当するのは、将来音楽喫茶や飲み屋をやりたい人のための予行演習というか、体験としては良いと思う。昨日はモアさんもお客さんとして来てくれて、「お客は楽でいいですね〜、ビール一本で酔っぱらってしまいました」と言っていた。
昨日は、テーブルのまわりに椅子を4脚置き、スピーカーに向かって椅子を9脚用意した。そして、6時間で24人の方がききに来てくれた。モアさんの時は椅子を20脚以上用意して、それでも時間によっては座れない人がいたぐらいだった。音量は昨日の倍ぐらい大きく、しかも8時間だったから、なかなか大変だった。今日、金城さんに電話したら「重たい物をもったわけでもなし、運動をしたわけでもないのに、すごく疲れた。朝、目をさますと、今まで体験したことのない疲れで、起きるのに苦労した」とのことだった。そうなのです、だから、僕もモアさんも二日間以上使い物にならなかったわけです。ただ、Jazzオリジナル盤の時は片面全部かけていたのだが、昨日はLPで飛ばし飛ばしかけたりしていたので、大変さの度合いを言うと金城さんもかなりのものだったと思われる。とにかく、皆さんありがとうございました。
来月は、10/27(土)に広木明彦氏をお迎えしてクラシックのLPを中心に、音楽をきかせていただくことになった。そして、11/25(日)はRockDayだ。RockDayは周到に準備してモアさんの記録を塗り替えたいと願っている。だって、再結成ライブには何千万人も申し込んでいるのだから、50人や60人の人が来てはくれないものかいなと思っている。まあ100人も入れるわけでもなし、あんまり多くても困るけど、オーディオとは無縁みたいに思われているRockでそんな目にあってみたいものだ。 2007.9.25
マジメな話、僕はPowerBookG4 1.67GHZ 17インチ+EIZO 24インチ外付けモニタで仕事ができるのだろうかと考え始めている。
先週、先々週あたり、ガクッと気温が下がったのは、単に気温が下がっただけという感じだったが、昨夜は確実に秋がやってきたことを感じさせる気温の下がり方だった。身体のあちこちがホンの少し痒かったり、風邪でもないのにクシャミが止まらなかったりする。そんなわけで昨夜はぜんぜん眠れなかった。
今日の午前中に届いたトーレンスのTD-160Super。到着してから約一時間後には音を出してみていた。最初の5〜10分ほどはものすごくヘンな音だったが、その後からグッと良い感じになってきた。耳が慣れたのだろうか? いや、そんなことはないと思う。ガラード401とは違う感じのけっこう力感のある音なので、これは正解だったと思っているが、調整はしばらくかかりそう。でも、初日にこの音が出てくれれば、ほとんど文句なしかな。
レコードプレーヤーはこんな感じの小型でシンプル、しかも安く買える物がいいなと思う。
ちょうど良い調整台があった。これがなかったら調整はかなりやりにくいはずだ
DACというか、オーディオインターフェイスを1台注文したのだが、まだ到着しないので、後ろに見えるRMEのFireface400はまだ戯れる会の巡回試聴に出すことが出来ない。巡回開始を待っている10数人の皆さん、あとしばらくお待ち下さい。
新しいプレーヤーできいたソフト、リンダ・ロンシュタットのデビュー盤、ベートーヴェン ハンマークラヴィーア、スクリャービン 「黒ミサ」以降のピアノソナタ、デューク・エリントンとレイ・ブラウンのデュオなどなど。パンチの効いた音だと思う。 2007.9. 26
プレーヤーにDAC、アナログ&デジタルの遊び道具が到着したので、ちょっと楽しみ。
新しいプレーヤーには写真のとおりグラハムエンジニアリングのトーンアームを付けてきいているが、ガラードとは全然違う音が出る。フォノイコライザーもケーブルもまったく同じなのにターンテーブルでこんなに音が変化するかねと思うぐらい違う。で、その音をきいて、僕はBentzmicroのL0.4が合うかなと思ったので、もう一本ある予備のアームシャフトにL0.4を付けてみようと考えている。
初めてきくようなすごくいい音が出たり、???だったり、まあ色々で、オーディオ好きにとってはこの時期が一番楽しい。 2007.9.27
MacProの豊かな音が気になるので、MacProを音楽専用にして、静音PCは放出しようかと思っているのだが、静音PCをこの場所に置いてみたらサイズと色があまりにピッタリだった。コンパクト、シンプル、スッキリ、ツライチ、こういうのには弱いので、気持がゆらいでいる。でも、MacProはものすごくよく出来ていて、メモリの抜き差し、HDD交換や追加、PCIカードの抜き差しなどは全部ドライバーが不要(工具の+ドライバーのことね)なのだ。そして、MacProは筺体がもすごくしっかり出来ていて、エソテリックほどじゃない普通のオーディオ機器的な感じだ。上の写真にあるAbeeのケースも自作PC用としては最も高級な部類だと思うが、MacProのつくりとは比較にならない。引っ張り出してレバー1つ、5秒でサイドカバーが開き、それでいて密閉度も高い。
これだけ刺激的な日々なのに、秋は不調だ。頭が重い。
RMEのFireface400の巡回を開始した。僕がさっきまで使っていた物を取り外して、戯れる会の試聴希望者宅を一週間づつ16軒巡回する予定だ。この一年半、CECのDA53から始まって、随分沢山のオーディオインターフェイスを試聴を試聴してきたが、その中でRMEのFF400は、値段と音質のバランスが良く、PCやMacで音楽を楽しむ際のスタンダード機と言って良いだろうと思うので、みんなにも試聴して欲しいと思った。
LP12は姿カタチに似合わず明るい音のするプレーヤーだと思うのだが、それの原型であるところのトーレンスTD-160(150)も割とメリハリのきいた音で、これに比べるとガラード401+自作キャビはずっと優しいサウンドだ。そういうわけで、再びオーディオクラフトのアームもガラードに取り付けようかななどと考え中。そうだ、ダイナベクターのアームDV-507をオーバーホールに出そう。ここで一回オーバーホールに出しておけば、10年やそこらOKだろうと思う。来週ダイナベクターに持ってゆこう。
TD160のモーター軸はこんなに細いので、軸が曲がってしまうケースが多いらしい。僕が買ったTD160もかなり軸がぶれるので、その振動が伝わるらしく、フローティングの調整によってはプラッター自体も横ブレする。徐々にフローティングを硬めにしてやるとこの横ブレは出なくなるのだが、モーターの軸はきれいに回転していた方が良いに決まっている
このモーターはTD160を譲ってくれた方が「交換するために買ってみたが、動かなかった。結線が間違っていたのかも知れない」という物を送ってくれた。見た目には故障しているとも思えないが、うまく動作してくれると助かる
まあ、こういう点ではLINNのLP12は現行商品だから安心なのだが、僕みたいにビンボーでしかも他の人とは違う物が欲しいなんて考える奴にはTD-150とか160かな
TD-160Superはグラハムエンジニアリングのトーンアームをつけて、トーンアームのシャフトはセラミックコーティングの物と、金属製の二種類を持っている。それで、一本はBentzmicroのL0.4を付けて、もう一本にいくつかカートリッジを付けてみている。トランスとかフォノイコライザーも色々組み合わせて試してみていて、marantz7のフォノイコかZYXのフォノイコか、あと、MCカートリッジの場合はZYXのヘッドアンプを使うか、昇圧トランスを使うかで、けっこうな組合せが考えられる。
で、この三日間、あれこれ組み合わせてみて試した結果、TD-160にはステップアップトランスを使うのが良さそうだ。「オーディオインターフェイスのトランス」がハムも出ないし、音も良い。昔、1999年にLP12を使っていた時よりは、こちらも多少の用意や手管があるわけで、TD-160もLP12に負けず劣らずの敏感なプレーヤーだが、かなり短期間で自分の音が出つつある。
とは言うものの、いろいろなLPをかけてみると、今まできいたことのないようなバランスで鳴ったりして、僕のJBL L-65もかつてKEF105がそうであったように、もまれ始めているから、一年二年後が楽しみになってきた。
アニエスbが去年行ったロックイベントのDVDをチラッと見た、ソニック・ユースとかパティ・スミスとかも出演していて、すごくカッコいい。パティ・スミスがもう、なんちゅうか、男だか女だかわかんなくて、レコードやCDをきくかぎりではそんなに好きってわけじゃなかったのだが、ライブの映像を見ると釘付けって感じになる。肉体というか容姿は当然年をとってゆくのだが、あの美しい目は精神の純粋性以外の何ものでもないだろう(バカとも言えるが)。DVD借りてきてスタジオの140インチで見よう。出演者の半分はおじさんとおばさんなんだけど、あの格好良さ(最高のバカさ加減)は何なんだろう。そういうものに僕はあこがれる。
アニエスbの服を買ってみようかなどと思ってしまった。
続きは2007年最後のパート18へ。パート18にも素敵なバカが沢山登場するのだろうか?
僕のオーディオ装置 スケベ根性ありありの中庸 パート1 1997年〜2000年まで
僕のオーディオ生活 パート4 2003年僕のオーディオ生活 パート5 2003年オーディオと映像を中心にした日々の記録 パート7 2004年7月〜12月
オーディオと映像の記録パート8 2005年1月〜4月
オーディオと映像の記録パート9 2005年5月〜9月
オーディオと映像の記録パート10 2005年10月〜12月
オーディオと映像の記録パート11 2006年1月〜3月
オーディオと映像と遊び心的生活 パート12 2006年4月〜6月
オーディオと映像と遊び心的生活 パート13 2006年7月〜9月
オーディオと映像と遊び心的生活 パート14 2006年10月〜12月
オーディオ&映像、そしてまじめに遊ぶ生活 パート15 2007年1月〜4月8日オーディオ&映像、そしてまじめに遊ぶ生活パート16 2007年4月〜6月