オーディオと映像の記録 パート8
ずっとMC型だけを使ってきたが、今年はMM型カートリッジを試すつもり ちゃんときいてみると、けっこう良い音だ これはSHUREのウルトラ500だが、交換針がなかったので、N120HEという物を代用している。そのためにカートリッジとシェルの間にゴム片をはさんで、少し角度をつけている 雪の大晦日はこのカートリッジで ハンス・シュミット・イッセルシュテット指揮 ウイーンフィルの第九 ウイーンフィルが初めてステレオ録音をしたというLPをきいて、やはり僕にとっての第九はこの盤だと再確認した
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大晦日の夜は深夜スタジオから家に向かって歩いた。都会の雪は消えるのが早く車道はほとんど乾いているほどだったが、歩道のところどころに残る雪を踏みながら40分ほど、途中あちこちの寺からきこえる除夜の鐘をライブで楽しみつつ、煩悩のことを考え、自分を含めたオーディオ愛好者の幸福を祈った。そして、SISの先まで歩き、駒込病院の前からタクシーに乗って帰った。
元旦の今日は午後一時間ほどスタジオにきて、さてCDを一枚、何をかけようかと考えて「トロピカリア2」をかけながらこれを書いている。秘蔵のアンプはクライマックスコントロールとは違ってやや楽天的なサウンドなのでブラジル音楽には良い。眉間にシワを寄せてジャズをスイングさせても無意味だろう。僕は明るい気分になるオーディオ機器が欲しい。 2005.1.1
正月も相変わらず、あれこれオーディオ機器をいじったりしている。まあ、あまりカッコは良くはなくてHPにも書けないような、ハッキリ言って徒労の権化みたいな行為をやっている。ああ、パスタ食べたい。 2005.1.3
僕にとってプリアンプはとても重要で、スピーカーの次に大切なものだと考えている。プリアンプを修理に出したので、その間はSDサウンドのパワーアンプも使いみちがない。ずいぶん長いこと使い続けているし、念のため、良い機会だから、点検&調整をしてもらおうかと思っている。OTLアンプは壊れやすいと信じている人がまだ多いようだが、SDサウンド製真空管OTLアンプの故障の少なさは特筆ものだろう。僕はSDサウンド製アンプを数台、しかも一日に10時間以上使い続けてきているが、もう何年間も無故障だ。 2005.1.4
クライマックスコントロールはポンと置いて、音をきくと「ゲー!」というすごく良い世界だった。「ポンゲー!」である
でもクライマックスコントロールは100万以上だから、そう簡単に買うことは出来ない。で、返却に行ったらサウンドハウスの5階ではクライマックスコントロールの代わりにこれがつながれていた。こちらも音は良さそうなので体験のために、そのまま取り替えて貸してもらってきた
多分、音はクライマックスコントロールと同じぐらい良いはず
僕や僕の友人たちが買ったり借りたりして試していることを、どう受け止めるかは読者の自由だ。でもとにかく、このHPの趣旨は「オーディオ雑誌には書いていないことを伝えたい」というスタンスだと思っていただいて良いと思う。そういうわけで、いち早くdCSも紹介したつもりだし、EMMもだし、そして、TD124やMarantz7もということになる。オーディオ誌は最新プリアンプとLNP-2Lを比較試聴なんかしないと思う。
というわけで初めて自分の装置で試したマランツ7だが、これまたポンと置いて「ゲゲッ!」って感じで、単純に音質だけで比較すると、クライマックスコントロールよりこちらの方が好ましかったりもするのだが、マランツの至らないところもあり、トータルでどちらが良いかは一概には言えず、両方ともきわだって良い。
昨夜、やっとフェリーニの「道」をみた。もちろん良い映画だったけど、最後、海岸のシーンでの波がきれいだった。昨年でデジタル写真が一段落したので、今年は趣味のモノクローム写真を再開しようと思っているところだったので、あの波は刺激になった。
そして、カエターノがイタリアで行ったライブ「フェリーニへのオマージュ」をきいた。この時のカエターノは喉が不調で(人間だからこんなこともあるのですね)、立ち上がりの一曲目なんておそるおそる歌っていて、痛々しいぐらいだ。その分バンドが=応援するかのように=妙に力一杯演奏していて、ちょとバランスが悪い面もあるのだが、とても感動的で素晴らしいCDなのだ。 2005.1.5
マランツ7はとても優秀で、フォノイコなんて100点だ。昨夜は久しぶりに「音のエジソン」のモノラルカートリッジを装着してモノラルのLPをあれこれきいた。文句なし、最高。脱帽。
そして、モノラルレコードに限らず、SPU 85で、Deccaで、そしてCDの再生でも、僕が望んでいる「切れと艶」において、「力の入れどころと抜き加減」において、こんな絶妙なポイントがあると教えてくれるかのように、優秀さを感じさせないほど余裕のある優秀さで音楽を再生する。僕はマランツ7という存在=つまり、作った人や会社やそのもの、あるいは評価してきた人なども含めて、その存在すべてに対して畏敬の念を抱いた。
そして今日の午後はカメラとストロボを携えて、富田宅を訪問する。
とにかく、今まできいたことのない音だった。
僕がマランツ7に酔っていると、マランツ7の仙人みたいな人がやってきて、
「君はこんな音で喜んでいるのか、甘いな」と言う。
「えー、だってこんなにいい音じゃないですか」
「いや、こんなものではない、あたかもアンプの存在が消えたかのような、
広がりのある、力感に溢れた、しかも透明感の高いサウンドがマランツ7の世界なのだ。私にまかせたまえ」
「でも、このアンプは借り物ですから、へんにいじって壊したりすると問題です」
「厚木君には、私が電話しておいた、私がメインテナンスをほどこせば、10万円は高く売れると言っていたよ」
「そうですか、では、だまされたと思ってよろしくお願いします」
「君も、遊んでいないで真空管の足ぐらい磨きたまえ」そして、約一時間半後、確かに僕の目の前で鳴っているマランツ7はさき程までとは別世界、生まれ変わったかのような、恐るべき、神がかったような世界を提示し始めた。
「素晴らしい、これは素晴らしい」
「わかったかね、これが真のマランツ7の世界なのだ」
そして仙人は僕が献上したカボチャ入りのパウンドケーキを食し、コーヒーを飲み、深々と頭を垂れる僕を残して去った。 2005.1.7AETから「新型高級電源ケーブルが出来たので、試聴して欲しい」との連絡があった。僕自身の現在は、電源ケーブルが交換不能な機器を中心にしたシステムになりつつあるし、「悪いけど今は興味がない」と返事をした。でも、戯れる会の会員に「試聴してみたい?」ときいてみると、会員の中には試聴したい人もいるようだった。10万円もするケーブルを自宅で、しかもショップから借りるのではなく試聴する機会はそうそうないので、巡回試聴を行うことにした。機器は自分の装置で試聴しないとわからない。戯れる会では、この他にもCECの新型DAコンバーターとか、フォノイコライザーの巡回試聴を行う予定でいる。 2005.1.9
薄型のプリを見慣れた目から見ると、マランツ7はでかい面をしている。思わずクワドラの二段目には入るのだろうかと、メジャーで高さをはかってみたほどだ
左側のTD124は二号、右側が一号。昨年末に買った二号の方が静かだったので左右を入れ替えて、ダイナベクターのアームは二号につけた
壊れたわけではないが、SDサウンドのアイワンは3年近く使ったので、点検中。戻ってきたらマランツ7+バイアンプも試すつもり。すごく良かったらどうしよう
SDサウンド アイワンが新品同様になって戻ってきたので、今日はバイアンプにした。そして、この際だからと二台合計36本ある真空管の足を全部磨いてたので、当然ながら音の鮮度が高くなった。すると、これまた磨いたマランツ7と相まって、このところきいたことのないようなとんがった音である。クレルのプリアンプKRC2ならこんな音にはならない。パワーアンプの音に特徴を持たせているせいか、クレルのプリはマランツに比べるとずっと安息的、良妻賢母的というか、破綻のない実にまともな音である。
本領を発揮しつつあるマランツ7の音は、アイガー北壁とかグランドジョラスの風景のようである。ひと言で言うと厳しい美しさだ。うーん、クレルのプリが懐かしくもある。だが、あと数日で音は徐々に穏やかな方向に変化してゆくはずという予測もある。 2005.1.10
500ドルの廉価版小型デスクトップMacはそろそろ発表か? これもいいけど、僕はiMacの本体だけ売って欲しい。
ここ数ヶ月で再確認したことだが、やっぱり僕は「ハイエンドの世界をよく理解できるし好んではいるものの、それのみを追求はしない」という路線だ。これはオーディオに限ったことではなく、カメラもそうだし、クルマもだし、今の生活の中で二輪車を買うならタイホンダが作っている125CCのスーパーカブみたいなのが欲しいし、G4 Cubeでいい。カートリッジもエミネントとかTITANは一回自分のところできけばどのようなものかはわかるので、それがわかりさえすれば欲しがるわけでもないらしい。
バイアンプを試したものの、これはいきすぎの感じがするので、パワーアンプは調整済みのアイワン一台でいくことにした。このことでやっと、マランツ7の勘所のそのまた一端をつかんだような気がした。常にナイフエッジの上を歩くような感覚がついてまわるプリアンプで、足らなければ手前に落ちるし、過剰なら向こう側に落ちるような、そんなきわどさを持っている。だからと言ってなまくらにしたのでは意味がない。思い切り敏感な状態を保った上で良いポイントを探すことが出来なければ、使う資格がない。マランツ7はそんなプリアンプだと思う。 2005.1.11
おー、出た出たMac mini 。 58.590円〜はいいですね。キーボードだのマウスだのは好きなのを使えばいいんだし、DVI出力がついているから、プロジェクターにつないでDVDプレーヤーとしても使えるし、僕のCubeはG4/800Hzで仕事に使っているんだからG4/1.25GHz〜1.4GHzならスピードは全然問題なし。とりあえず余ってるモニタを使って、後で23インチに買い替えてもいいし、これは良い。なにしろOS Xは、一年に一回もフリーズしない。
午後、再びマランツ仙人がスタジオにあらわれ、さらに一時間半の手入れを行った結果、ナイフエッジの上をスムーズに前進することが出来るようになった。マランツ7は音に深みと伸びがあるので、パワーアンプは一台でOKという昨日の判断が正しかったことを確認した。これで音のことを心配しないで音楽を楽しめそうだ。あなうれし。 2005.1.12
昨夜遅く、知り合いの歯科医師のところへ行って歯を抜いたので、今日はちょっと不調。音楽もあまりききたくはない気分。
そういうわけで、午後はずっとショスタコービッチのプレリュードとフーガ、マランツ7快調のため今までこのCDをきいた中でもっとも良い感じ、今日はスタインウエイの音がする。そして、フランクもききたくなってきた。だから今日はこのままずっと、大好きなピアノ曲、ブラームスの116-4とかをきいて、内省的な日にしよう。 2005.1.13
マランツ7の音量調整はものすごくやりにくい。11時ぐらいまではほとんど無音だが、そこから突然音が出始めて、12時半ぐらいでほぼ限界という感じだ。昔使っていたオーディオカレントのパルティータC-1のボリュームがこのタイプで、あれは8時から9時ぐらいだった。GOLDMUNDのmm2とかもこんな調子だ。まじめな話、二まわりか三まわりほど大きなボリュームノブをつけたくなる。
そしてパイロットランプがついたり消えたりするので、電球を取り外そうとしたら電球のガラスと金属の部分の間にある磁器風の白いところがボロッっと壊れてしまった。そういう調子だから、ちょっと音が出なくなったりすると「壊しちゃったんじゃなかろうか」と不安になる。クロストークはメチャクチャ激しく、セレクターを切り替えるとあちこちから音(ザザザーって感じ)がもれる。まあ、1960年頃のアンプはみんなこんな風かも知れない。
A ノイズが少なく、リモコンもついていて音はかなり良いアンプと、
B セレクタを切り替える度にバツッとかボッというノイズがして、クロストークが激しくCDをかけたままLPをかけると両方きこるので、きくソース以外は必ずストップさせなければならず、もちろんリモコンなどなく、時々左チャンネルの音が出なくなって、でも音はものすごく良いアンプ、そしてその音を維持するには定期的にメンテが必要だとしたら、あなたはどちらを選びますか?B!?? ??? ??? ??? ??? ??? ??? ??? ??? ??? ??? ??? ??? プー
はいはい、僕もそのつもりなんですが、Aを持っているのでこれをどうするかが問題ですね。クレルのKRC2+フォノイコライザー 誰か欲しい人いるかな。ついでに書くと、もしBを採用ということになると、愛用してきたブーメースターのフォノイコライザーもいらなくなるので、誰か欲しい人いるかな。バイアンプをやめるとパワーアンプのアイワンも1台になり、電源ケーブル、インターコネクト、スピーカーケーブルなども減るので、シンプルな装置になって嬉しい。
明日から仕事で数日間出張。 2005.1.14
羽田空港への着陸はつらい。鼓膜が弱いのか繊細なのか、理由はわからないがとにかく飛行機が降下する際に両耳が痛くなり、ひどいときは数日間耳がおかしい。もちろん、ダイバーがやるような耳抜きや唾を飲んだりはしているのだが、子供だったら泣き出すぐらい痛い。そんなわけで、今も耳がおかしくて、きこえについての異常はないが、物を飲み込んだりハナをかんだりすると、耳の中で音がする。
三日間も自分の装置で自分の好きな音楽をきけないのは限界で、でも丸三日も音を出していないと最初の二時間ほどは本領を発揮せず、「あれ???」と思う。やはり僕の装置は毎日々々一日8時間とか10時間鳴らすことによって成り立っているようだ。
このところのシンプル化の結果、プリアンプから電源ケーブル1本。パワーアンプから電源ケーブル1本とスピーカーケーブル1ペア、ブーメスタのフォノイコライザーから電源ケーブル1本とインターコネクト1ペア、クレルのフォノイコライザーからインターコネクト1ペア、それにCECのTL-2から電源ケーブルも1本。合計10本の電線が取り外された。音は良くなったと思うんだが、1/22の戯れる会でみんなに鑑定してもらうことにしよう。
物量を投入して得られる効果、不要な物を排除して得られる効果、どちらもそれが必要な人にはその都度その段階で正しいのだろう。僕は今、できるだけ物を減らして音を良くする方向に進んだ。 2005.1.18
マランツ7は得体の知れない面を持っている。例えばケーブルだが、僕の現状 KEF105+SDサウンド+マランツ7という関係において、メインのフォノ系には、長い間絶対高性能だと思っていたケーブルAET SCR ラインよりも、AETのもっと安い物とか、あるいは意外にも4500円のベルデンが良かったりする。クレルのプリやクライマックスコントロールだったら、SCRが絶対的に良かったのに、マランツ7の高性能と、高性能なSCRはソリが合わないのだろうか? どうも、今までとは違う文化圏に入りこんだらしく、よくわからない。
そして、なんだか音が悪いなあなんて思っていて、ちょっと動かしたりすると、音がいきなり良くなったりもする。その落差は極めて大きく、良い時は目が覚めるような音だ。ちょっとした接触状態が変わっただけで急上昇と急降下を繰り返すので、楽しくもあり辛く面倒でもあり、やっぱりクライマックスコントロールの方がいいなあなんて思ったりもする。でも、クライマックスコントロールは買えないから、クレルのプリをとって置いた方が良いのかも、なんて考えも起きてくるわけだが、「それじゃあ、シンプル化にならん」と思って、なんとか急上昇したところで水平飛行を保てるようにしなくちゃいけないと考えている。
上に赤い字で書いたケーブルのことも、実はよくわからなくて、上昇した状態だとAET SCRでも良いのかも知れないのだが、差し替えて、ちょっといじるとまた音が変化するので再現性はきわめて乏しく、出たとこ勝負という感じになってしまう。どうせまだよくわからないから、あれこれきがついたことを試すしかなく、つまり当分ゲームを楽しめるということだ。
新藤さんのHPを見ていたら、テクニカルパンが製造中止と書いてあった。去年はモノクロームの写真を一枚も撮らなかったが、今年は暗室活動を再開しようと思っていた矢先だったし、ヨドバシに電話したら35mmだけはまだ少しあったので、10本買ってきた
36枚撮り672円だから、ポジフィルム並みの値段だし、専用現像液も高いのだが、なにしろ35mmで6×7かそれ以上のプリントが得られるので、僕はこのフィルムをとても愛していた
お世話になったこのフィルムが無くなるのはとても悲しいので、思い出に今年はテクニカルパンで何か作品をつくろう。冷蔵庫に何本か残っているので、約400枚あれば何とかなるだろう。感度はISO 25だし、スナップ風にバカバカ撮るフィルムではない
ちょっと見には似て見えるが、EOS-20Dはその前身の10Dと比較して、とても実質的な改良がなされていて、使用感はかなり異なる。要するに、軽く、速く、ほぼ満足出来る画質で、10Dはその逆なのだ。昔々、ニコンFが欲しかった時やキヤノンF−1を買った時代、僕や同世代の人々は「このカメラなら一生使える」と考えていた。この頃は配偶者に対しても似たような幻想を抱いたわけだが、それはともかく、イザとなればF−1でも今日の仕事をやれなくはないけれど、あまりやりたくはない。一生物と思ったF−1で約10年、その後メインで使ったT−90が5年、今現在でも銀塩カメラとして完成度がかなり高いと思われるEOS-1とか1nでもやはりそれぞれ5年、サブで使っていた630や、RTはさらに短かい期間で使わなくなった。そして、デジタル以後の激しい世代交代ときたら尋常ではない。
非常に高価な最高級機種でも二年もたずにMk2が出たりして、「ひどいなあ」と思うのだが、よく考えると、去年の秋からちょっと状況が変化した。どうしても高解像度が必要な仕事や超広角レンズ必須の撮影は1Dsに任せるとして、僕の感じではEOS 20Dであと二年三年、さほど不満を持たずに仕事が出来そうなのだ。オリンパスが4/3のコンパクトデジカメを出してくれないかなとは思うけど、それ以外はしばらくこのままでいい。だから、今年はモノクロームをやろう。デジタルに比べて不自由を感じることも多々あるが、モノクロームのプリントは楽しく、出来上がった写真はとても愛おしい。 2005.1.20
昨日の朝、プリ-パワーやプリ-サブウーハーのケーブルを替えたりした結果、昨日は今まできいたことのない、我ながら惚れ惚れするようなものが出現した。使ったケーブルはAETの割と細い物に平方電気の中村さんがスイッチクラフトのプラグを付けてくれたもので、このプラグはマランツ7のRCA端子とは相性が良さそうだ。確かに音はすごく良くなったが、これも、ケーブルのせいか端子のせいか、それともケーブル交換の際に物理的な何かが変化して偶然良い具合になったのか、理由は定かでない。が、とにかくCDもLPも最高で、昨日の僕は原稿書きをしながら14時間ぐらい音楽をきいてしまった。ちょっとしたショックで音が変化するようだと、僕は時々プリアンプ上での紙相撲にはげむことになるかも知れない。
マランツ7の美質は沢山あるが、何より素晴らしいのは「マランツ7色」に染めたりしないことだ。これに尽きる。
とにかくこのまま1/22の戯れる会まで何もせず、何とかしてこの音をキープしなければならないと考えている。
今回のシンプル化によって余ったケーブル類その他。そこへ、AETから定価10万円の電源ケーブルが届いた
以前はCDトランスポートで電源ケーブルの音質を比較したけど、もう僕のところで電源ケーブルを使えるのは、パワーアンプとCD関連(JOBスイーターあり)だけなのでちょっとやりにくいし、実を言うと今の状態で精一杯のため、二日ほど試せずにいた
そういうわけで、今日から通電して明日の戯れる会で試聴後、会員向けの巡回試聴に旅立つことになる
5万も10万ものケーブルを自宅試聴もせず購入するのは超お金持ちのすることです
それで、この電源ケーブル、SIN ACケーブルは今朝からパワーアンプに使ってみている。まだ通電一時間程度なので何とも言えないが、それまで使っていたGAIA ACよりこちらの方が良さそうだ(しなやかで、やさしく力持ちです)。明日までにどこまで進むかな。
何なんだよこの左チャンネルは、どうしてバリバリとノイズが出たり、音が途切れたりするんだ! それさえなけりゃ天国なのに。2005.1.21
よく考えてみた。最初にこのマランツ7を貸してもらって使ってみた数日間、このようなバリバリいうノイズや片チャンネルから音が出ないなんてことは起きず、音は安定して出ていた。こんな状態になったのは、二度目にマランツ仙人が来て、あれこれいじくった直後からだ。あれ以来、フロントパネルに触っても接続しているケーブルに触れても、バリバリ、バチバチすごい音がするようになったのだ。マランツ仙人がどこかを壊した? いや、音が出るときはちゃんとでているのだから、おそらくこれは単純な接触不良だろう。
そう考えて僕は背面の真空管を触ってみた。すると真空管を触ってもやはりものすごいノイズが出るので、金属製のカバーをしたまま外側から一本一本丁寧に押し込んでやると、あっさりノイズは消えた。そうか、僕はRCA端子の接触不良を疑っていたが、端子やケーブルに触る度、大音量を出す度に真空管の接触不良部分を刺激してノイズを発したり音が歪んだりしていたに違いない。やれやれ、一件落着、紙相撲の練習は別の音質調整にとっておける。
よし、明日というか今日の午後は戯れる会だ。この超現代的サウンドをみんながどう受け止めるかがとても楽しみでならない。 2005.1.22
風邪が治りきらずにいて、5時間+αの戯れる会はけっこうきつい。でも、これだけの時間があれば、みんなにもマランツ7のことをよく理解してもらえたと思う。
今日は寒くて、スタジオも極冷え。風邪が治らず寒気がするので、マランツは使わず、別のアンプでお気楽に音楽のみ楽しむ。
右下のマランツ7は新品同様の復刻版である。来月の戯れる会例会でオリジナルとの比較試聴を行う予定だ。あからさまに公表しにくい試聴結果になりそうな予感がするし、どっちみち音のことは言葉でうまく説明できないので、違いを実感するのは参加者だけということになる。
HPを見ている方数人から、古いアンプの扱いについてのアドバイスを頂戴した。経験者からのアドバイスはさすがに納得するものが多く、この場でお礼申し上げます。おかげさまでマランツ7は快調になった。元々ボリュームのガリはないし、バリバリノイズもなくなった。マランツ7は非常に敏感なプリで、ケーブルなどの違いは良く出すが、面倒なのと今の状態で特に不満を感じないので、あれこれ取り替えてみる気は起きない。 2005.1.24
いくつか、確かめなければならないこと、やってみたいこともあるのだが、体調が今ひとつなのでどうもやる気が出ず、今のサウンドを楽しんでいる。マランツ7+SDサウンドは午後3時から午後11時まで使うことにしたのだが、LPもCDも全然不満を感じない。夜は久しぶりにポール・サイモン(S&G解散後)のアルバムをきいた。あの頃から、もう30年も経ってしまったのだが、音が良くなるとまた違った感じで楽しめる。ここらあたりがオーディオの楽しいところだ。
機器を減らしたので、電源BOXも一個不要になったし、壁コンも余ったので、電源の取り方を変えようと考えている。こちらもうまい方向にころんで、結果が良いといいなあ。 2005.1.25
マランツ7には優秀なフォノイコライザーが内蔵されているが、MCカートリッジを使うには、トランスかヘッドアンプが必要だ
僕は今、MCカートリッジを使う際、写真のヘッドアンプZYXのCPP-1を使用している
トランスもだけど、置き場所でけっこうハムが出たりもするので、いろいろな場所に置いてみて一番ノイズが発生しない場所を探している
これは、ZYX Airy3 クライオの銀線タイプ
マランツ7にしてから音が今ひとつ気に入らなかったので、試しにバン・デン・ハルのセラミックシェルに取り付け、カートリッジとシェルの間には象牙のプレートをはさんでみた
この状態だと、落ち着いた感じの良い音になった。よしよし。それと、トーレンスのMCH2とマランツ7のフォノイコは相性が良いらしく、僕の知らなかったMCH2の一面を見せてもらっている
僕は遅ればせながら「ショスタコービッチのプレリュードとフーガ」を知り、二日に一回ぐらいの割で飽きることなくきいている。昔々のケルンコンサートみたいな感じでひたっているのだが(ケルンコンサートは発売直後に買って三ヶ月間毎日、このLPのみきいていた)、そろそろどの曲を特に気に入っているのかを知りたくて、Macに取り込むことにした。iTunesで再生していると目の前に何曲目かの表示が出るのだ。それに、スタジオで写真展をやるときのBGMにも良さそう。それにしても、キース・ジャレットが「自分の曲を演奏しているようだ」と語ったそうだが、キースとこの曲はよく合う。
某所より内容を知らないLP20枚少々頂戴する。スタジオに戻って中を見ると、全部ペーター・シュライアーのLPだった。うーむ、嫌いじゃないが、まあいいか、明日はドイツ歌曲の一日にしよう。 2005.1.26
オーディオのことであれこれやることがあると、映画をまったくみなくなる。だからやっぱり僕はオーディオ中心の人間だと思う。借りたり買ったり、いくつかソフトもたまっているので週末は久しぶりに映画でもみよう。
やっぱりマランツ7はすごくて、オッター&コステロをきいてもカエターノでも、かなり違う。楽器も声もみんな良いのだが、例えば声は、やわらかく、甘さがあり、なおかつ陰影もあるという風なので、「プリを替えただけで、CDでもこんな音がするのか」と驚いてききいっている。当然ながら、この状態ででLPをきくとこれがまたすごくて、こりゃまいった、ということになる。そして、パワーアンプは1台で何の不足も感じなくなった。予想を超える音質やノリでソフトを楽しめることは、僕にとってこの上ない喜びだ。 2005.1.27
プリアンプ交代劇があったため、Deccaのカートリッジもしばらく楽しめずにいた。Deccaは単体だとややエキセントリックな面を持っているので、これを基準にシステムの中枢を判断するわけにはいかないのだ。中枢が落ち着いてきた段階で久しぶりにDeccaをきいてみると、これがまた良い。この音のために右側のTD124はDecca専用にしても、まあいいかなと思うぐらいだ。
だから、右側のTD124(一号)の調整をやらねばと思って、今日はスクワランでも買いに行こうかなと思っている。オーディオクラフトのアームも試したいと思うのだが、組み立てるのが面倒だ。あれこれ試すよりは音楽をきいていたいと思ってしまう。 2005.1.28
昨日は上野の無印良品まで散歩してスクワランオイルを買ってきた。無印のスクワランはとても安くて、600円ぐらいだった。それでTD124一号のスピンドルにスクワランを塗って、軸受けをオリジナルの状態に戻して音を出してみると、あのブーンという音がほとんど消えていた。それで、カートリッジを二〜三個取り替えてきいてみた。
CDもLPもみんなOKで、カートリッジもケーブルも、仮にAで満足していたとして、それをBにすればBなりに良く、Cにすればこれまたその良さが出る。これが僕の思う良い状態だ。あれでなければダメ、これだと予想外のきくに耐えない音になる、なんてことがなくて、どの機器もケーブルも最高に能力を発揮する、そういう状態にもっていけたらと長い間考えていた。
このスタジオをつくって7年半かかったが、昨日ついにその状態になったと思った。昨夜、TD124がきてから出番を失っていたOrtofonのMC30Superをつけ、きき慣れたLPをかけると、それは、僕がずっと抱いていたMC30Superの世界を三段階ぐらい超えた、まるで別の役者が出てきたような、でもまぎれもなくMC30Superの魅力を感じさせるものだった。 2005.1.29
今日は代金を払ったので、マランツ7が正式に僕の物になった。そして帰りにソフマップでMac miniを見た。すごく小さくて必要充分という感じだった。僕のCubeより、小さくて、速くて、安い。それからiLife05が付いているので、iPhotoにRAWデータを取り込めるのが良い(多分、Appleは徐々にiPhotoにPhotoshop並みの機能をもたせてゆくに違いない)。
Cubeの方が良いのはFireWireのポートが2つあること(だけどminiはUSB2だが)と、メモリが1.5GBまで積めること、僕のCubeは電源ボード移動などの改造をしてグラフィックカードをATI Radeon9000に交換してあり、DVI出力が二つあるので、モニタとプロジェクターの両方が同時に使えることかな。そいういうわけで、僕はすでに三年半使ってきたCubeをあと二年ほど使えたらなと考えている。毎日々々仕事に使って、5年間現役最前線だったらすごいことだ。
左のTD124のスピンドルにもスクワランを塗った。TD124は回転が安定しないと言う人も多いが、117Vで使い始めてから、ストロボは微動だにしないってことがよくある。 2005.1.30
風邪は治ったのだが、一昨日あたりから外出すると頭がボーっとしたり、鼻水が出たりする。僕は軽い花粉症らしく、この時期はあまり楽しくない。薬を飲むほどではないし、第一僕は自分が花粉症だと認めていない(認めたくない)。この時期、以前は甜茶を飲んでいたが、甜茶よりブラジル産シジューム茶がずっと効果的だ。
ずっとMC用のフォノイコライザーを使っていたから、昇圧トランスの出番はほとんどなくて、たまたま手に入れても誰かにあげちゃったりしていた。ところが、マランツ7だと昇圧手段の必要が出てきた。片方はZYXのヘッドアンプで良いとして、昇圧トランスも一個ぐらいあったらなと考えている。 2005.1.31
アッと言う間に2月である。僕は1月が嫌いだから、今日は気分がよい。
マランツ7を使っているぷーくまさんは「トランスならパートリッジがおすすめ」と言う。パートリッジのトランスは「LEGO TVチャンピオンのさちこさん」のところでしかきいたことがない。マランツ7本体の支払いも月末にやっと済ませたところだし、ZYXのヘッドアンプには全然不満なんてないし、トランスのことは今後の楽しみにとっておこう。なんとなく、そのうち足の生えたパートリッジのトランスがスタジオにやって来そうな予感もする。2002.2.1
トーレンスTD124にしてから、マイクロのアームMA505は今ひとつだった。簡単に言うと音が甘いだ。それでTD124にはダイナベクターを組み合わせてきた。ところが、マランツ7のフォノイコライザーだとマイクロもダイナベクターもOKである。マイクロのMA505にトーレンスのMCH2をつけてきいてみると、いやはや、毎度々々のろけのような内容で申し訳ないが、絶品。
だから、もしかすると去年の夏借りてきいてみたLINNのCD12も、現在の状態でもう一度きいてみれば印象も変わると思う。昔、失恋したときはいつも「この相手は自分の良さを理解出来ないのだ」と思ったものだが、その逆の似たようなものかも知れない。やはり、出会いは双方の問題だから時期や段階もある。 2005.2.2
このところずっと2chを楽しんでいて、マルチチャンネルはご無沙汰だったが、久しぶりにマルチで良い感じの音をきいた。このことの報告は次号オーディオベーシック誌でご覧下さい。それで、スピーカーの間隔を20cmほど広くしてみた。ダメなら少し戻すつもり。
5月にカエターノ日本公演?? ほんとかな? 2005.2.3
CECの小型フォノイコライザーとDAコンバーター
十日間ほどスタジオで通電&試聴後、戯れる会の試聴希望者宅を15カ所ほど巡回予定
DACはUSBの端子があるので、コンピューターにも接続可能なはずだ
このところ、めったくそ忙しく、しかもこういう散らかった状態なので、気が立っていると書いておこう。
今朝、FMでラブサイケデリコをチラッときいた。なんでも、ベスト盤が出るとかいう話だったが、ラブサイケデリコはデビュー盤からして、ベスト盤みたいなタイトルだった。スタジオにきて1stをきいてみている。久しぶりだったが、とても美しい音になっていて、つくづくプリアンプはOSだと思う。
先日ピピエコさんに「プリアンプはコンピュータで言えばOSだからさ」って言ったら、「なるほど、それは名言だ」と言う、で、「えー、しばらく前から僕はあちこちに書いてますよ」という話になった。プリアンプ=OSというのは、もう随分前からそう思っていて、機会があればどこかに書こうと思っていた。他にもいつか出したいフレーズはあって、機会に応じて出していこうと思っている。 2005.2.5
先週は立て続けに腹立たしいことが起きた。このHPの読者とは無関係だが、例えて言えば恋愛関係のもつれのようなものでしょうか(実はそのものだったりして)。こういう時は、脳天気な音楽をかけて踊ると良い。去年は中止にしたけど、今年の11月ははやっぱり闇のカーニバル展をやりたい。スタジオを暗室にして黒白写真のプリントをするイベントだが、DJコーナー作って、暗い中で踊ったのは楽しかった。あの時は、あやしい医者と看護婦もいた。ダンス向きのLPを見つけると選別し、候補の部に入れる。
地獄耳の友人にきいたところでは、やはり、5月には大阪と東京でカエターノのコンサートが行われるらしい。
よっしゃ、気合い入れてチケット買うぞ、行くぞ。
というわけで、今日はやっと届いたジルベルト・ジルのライブCDを二枚きく。ここ一年半ほど前からやっと、ジョアン、カエターノ以外の歌手を楽しめる余裕が出てきた。昨夜はぷーくまさんに貸してもらった「パウリーニョ・ダ・ヴィオラ」のDVDをみたのだが、羨ましいなあと思うシーンが沢山あった。パウリーニョ・ダ・ヴィオラはとても知的な感じがして、すごく良い。じわじわと体の中に入ってくる感じの魅力だ。一緒に二曲歌っているマリーザ・モンチはいつ見ても美しく、見とれている自分が恥ずかしくなるぐらい美形だ。 2005.2.7
私はコンパクトなデジカメが欲しい。と言っても、それほどひどく小型軽量である必要はない。EOS-20Dを持ち歩くために安くて軽量な18-55mmも買ってみて、これも全然不満はないけれど、やっぱりもう少し小型軽量なやつがほしい。どうしようかなあ。
オーディオ好きにはカメラ好きが多いようだ。ちょと精密な機械を扱うという点でこの二つは共通しているが、オーディオはものすごく受け身の趣味だと思う。アンプやスピーカーを自作したところで、ソフトは音楽家まかせだけど、写真は自分が作家である。作曲家で演奏家でプリント技術者にもなれるわけだ。
オリンパスのC-3030が知人のところに行ってしまったので、最近はコンパクトデジカメがない。僕には幻聴日記氏のようにEOS-1DsIIに24-70mmをつけて歩く根性がないどころか、遊びだと20D+18-55mmの組み合わせでさえも持ち歩きたくないらしい。初代EF28-80mmf2.8-3.5 次のEF28-70mmf2.8、そしてEF24-70mmf2.8この三種類は持った瞬間に「このレンズでは撮影したくない」と思ってしまった。キヤノンのプロサービスは親切だったからこのタイプは何度か借りて使ってみたが、どうも僕にはこのでかいズームを受け入れることが出来ない。このあたりでも僕のAB級好みは徹底しているらしく、標準ズームなら28-135mmISあたりが丁度良い、じゃなかったら、単焦点だな、と言っても24mmシフトと評判イマイチの28mmと100mmマクロですけどね。28-135mmだって、超A級じゃないってだけで、B級ってわけじゃない。
28-70mmf2.8とかの高級ズームで銀塩モノクロームを撮影したことはないから、わからないのだが、EF28-105mmというズームレンズでモノクロームを撮った時は驚いた。カラーポジだとすごく良いのに、モノクロームだとちょっと条件が悪いと全然コントラストが出ない。まるでモノラルLPをステレオのカートリッジで再生しているような感じだった。それ以来、モノクロフィルムには出来るだけ単焦点レンズを使う事に決めた。
こんな事を書いているが、実はまだ手つかずの原稿書きが一つあるのだった。ジルベルト・ジルのライブCDをききなが、今日明日でこれをやっつけよう。 2005.2.9
今日の午前中にかけたCD、シューベルト ピアノソナタ、トスカのハイライト盤、サウンドにはまったく不満なし。でもこれは、あと一カ月後に明らかにする秘蔵のアンプでの音。僕たちがまるで知らなかった意外なオーディオ機器ってのは、世の中にまだまだ存在する。
午後は原稿書きに煮詰まって、御徒町まで散歩しながら郵便局に行く。いろいろ大変です。 2005.2.10
カエターノのコンサートは、何とか二日分のチケットが手に入りそう。ところで、内容はどういうものになるのだろう? 最新のオリジナルアルバムはDVDでも出ているノイチス・ド・ノルチだけど、すでに時間が経ってるし、5000人入るホールだから当然ある程度のバンドでやってくるだろう。モレレンバウムは一緒だろうか。これまでのDVDをみると、けっこう昔の曲をおりまぜることが多いし、弾き語りコーナーは当然ある。だが、 地獄耳の友人からも、カエターノが勝手にシンドバットや人生いろいろを歌う練習をしているという情報はない。 2005.2.11
趣味の写真を撮りたくて、僕はいろいろ考えた末キヤノンのPowerShot Pro1というカメラを買った。コンパクトカメラについているライブビュー(背面の液晶モニタを見て撮影できる)という機能は多くの一眼レフデジカメについていない(オリンパスE-10 E-20を除く)が、何故か僕はライブビューが好きで、そのためにコンパクトデジカメが必要だった。画質的にはオリンパスが4/3のコンパクト機を出してくれれば、この程度の物が欲しいと思ったが、残念ながらそのような物はまだ存在しない。そうなると、2/3機からということになり、Pro1はEOS同様580EXとか550EXという外部ストロボをトランスミッターで使用可能という点が決め手だった。
ライブビューが好きだとキヤノンの人に言ったら、東松照明氏(代表作 太陽の鉛筆)が同じことを言っているそうな。あちらさんと同じ理由かどうか定かではないが、デジカメはモニタで見るから、ライブビューがあるとイメージにギャップが生じにくいのと、ファインダーを覗いて撮ると、いかにも狙っている感じがして遊びにならないというのが僕の理由だ。
このクラスのコンパクト機は横幅640ピクセルの動画撮影が可能なので、これもけっこう遊べると思う。MacOS Xは動画の編集ができるから、これで大体のことはOKだ。ただ、当然ながら動画の編集はものすごく重い作業なのでけっこう時間がかかる。
日頃1Dsだの20Dだのを使っている目から見ると、Pro1の画質はそう大したことない。それは当たり前で、そういう事を問題にするのなら一眼レフが良く、オリンパスのE-300(こっちの方が安い!)を買うべきだ。でも、とにかく僕は一眼レフは持ち歩く気が起きない。Pro1ぐらいの大きさだと、あちこちに持っていって、食べた物を撮ったり、会った人を撮ったり、電車の中で撮ったりと、そういう気になる。それと、バッテリーが10Dや20Dと共通で、しかもものすごく長持ちするのが良い。
今はハンダゴテなんて持っていないオーディオマニアが沢山いるわけだけど、昔はオーディオを趣味にする=アンプやスピーカーの自作が当たり前だった。でも今は、MJの読者だって無線機なんか作ってないでしょう。写真だってそうだ、かつては写真を趣味にする=モノクロのプリント、フィルムの現像という時代もあったが、時代は変化している。これからは、ポジを一回も撮ったことなくて、露出計なんか持ってないプロカメラマンが出現することだろう。いいじゃないかそれで、技術よりセンスが重要なのだ。 2005.2.12
丸一日以上通電されて出番を待つ復刻版マランツ7
明日の戯れる会ではオリジナルと復刻版を同一条件で比較試聴する予定だ。僕自身も、まだ復刻版の音をきいていないのでとても楽しみだ
PowerShotPro1はこういうローアングルに強い、アイレベルファインダーの一眼レフだと、こういうアングルはきつい
オリジナルマランツ7と復刻版同一条件比較試聴の結果は、あまりと言えばあまりの結果で、とてもじゃないがここには詳しく書けない。参加した人が知り合いだったら、その人から直接きいて下さい。 2005.2.13
そう言えば今日はバレンタインデー、義理も告白も要らないけどロイズのチョコレートは食べたい。
連休中はずっとスタジオに人が集まっていたので、今日はちょっとお休みモード、昨日の残酷な結果を忘れるため、癒し系音楽をかけつつ、最後の原稿を仕上げる。 2005.2.14
あれこれ考えたり試したりした結果、マランツ7はクワドラの一番上の段に置くことにしようかと思っている。そして、そろそろオーディオクラフトのアームも試さなくちゃねと思っている。
国内盤は出ていないが、カラヤン、アンナ・トモワ・シントウ、アグネス・バルツァによる「ばらの騎士」のDVDを買った
生きているうちに、あと一回か二回ぐらいは「ばらの騎士」の実演をみることができるのだろうか
「あり得ない」と考えていたジョアン・ジルベルトの来日公演も実現し、しかもあんな奇跡も体験できたわけだから、もしかすると、すごいキャストでヘロヘロにとろけそうな「ばらの騎士」もいつか体験できるのかも知れない
オーディオクラフトのアームは、固定するネジの外径が大きすぎて、残念ながらTD124にはつけられないようだ。何か方法を考えて無理矢理取り付けてきいてみるか、それとも断念してオークションにでも出すか、どうしようかなと考えている。
悩みがあるときはスポーツが良い、寒いときはプールにでも行こう。気分が変わって、いいアイデアも浮かび、音も良くなるに違いない。 2005.2.15
地震に雨。まあ、こういう日、こういう時もある。
新藤さんHP 投稿写真、先月のテーマは花で、僕は花を撮るとマジになり過ぎるのでこれはパスした。今月は靴だったので新しく手に入れたPowerShotPro1で撮って参加した。この写真はけっこう気に入っている。そして、こういう写真はライブビューじゃないとものすごく撮りにくい。 2005.2.16
マランツ7は非常に敏感で、置き方、電源の取り方、接続機器の状態などにより音が大幅に変化する。その変化の度合いが今まで使ってきたどのアンプよりも激しい。しかもいくつかのタイプの変化があるので、何が起きているのか、何が原因なのかがつかみ切れないことが連続して起こり「これしきのことで、こんな結果になるのか!」と驚かされることがある。それは僕の使い方にも原因があるようで、例えばサブウーハーをつないでいるのも、けっこう負担がかかっているようだし、ケーブル類もそう凡庸な物は使っていないし、だから、あと数ヶ月は翻弄されるのかも知れない。気温や湿度、つまり季節によっても影響があるなんてことになると、丸一年経過して、二年ぐらい使ってみないとわからないのかも知れない。そして、その頃には新たな経年変化や故障などが起きてくる可能性もあり、悪くするとますます混乱することも予想される。
そんな不安をはらみつつも、今現在は大変良い状態で不満は感じない。 2005.2.17
そういった不確実であやういことへの対処法は一つしかない。
最高に良い状態にして、それを耳ではなく体全体にしみこませておく。そうすれば、何か妙なことが起きたときは「なんとなくヘンだ」と体が反応する。この点は大事だ。
このアームを手に入れたのは約二ヶ月前だったが、マランツ7がきたり、取り付けにくかったりしたのだが、昨日簡単に固定する方法を思いつき、音を出し始めた
AC3000と言えばオイルダンプで有名なアームだが、僕はオイルを入れずに使っている
音は気に入ったし、操作感も良いので、LPを数枚きいてみただけで、常用のアームとして長く使うつもりになった
左 ダイナベクター DV507 右 オーディオクラフト AC3000シルバー
メインはこの二本で決まりかも知れないPowerShotPro1 スピードライト550EX使用
LPが好きだし、長い間には色々なアームを使ってきた。マイクロMA505はSとX、SAEC506、FR64S、マグネパンのユニトラック、ダイナベクターDV505と507、オーディオテクニカの1503、AT1100、AT1010、STAX UA7、LINN LVII、プレーヤーに付いていた物で言うと、KENWOOD KP1100、ウエルテンパード、ああ、リニアトラッキングだけどSTUDIETTO。他にもあるかも知れないが、とりあえずこんなところだろうか。SMEは自分でつかったことがない。
そしてオーディオクラフトのアームだ。
国産のトーンアームのほとんどは、惚れ惚れするようなつくりの良さが特徴だ。ターンテーブルやフォノイコライザー、カートリッジとの組み合わせにもよるので一概には言えないが、僕はトーンアームって「結局はトータルでの響きの良さが重要」だと考えている。あれこれ使ってみた結果、精密さや敏感さは二の次だと思うようになった。SMEのアームなんて、国産に比べたらガタガタのグラグラなんだけど、じゃあ音はどうかというとガタガタでグラグラの音が出るわけでもない。トーンアームって、元々多少のガタとフラフラする部分が不可欠だから、そこをあまりキッチリさせすぎるとヘンなことになるみたいだ。
そして僕は生まれて初めてオーディオクラフトのアームを使ってみている
ワンポイントなので、グラグラゆらゆらしているのはキッチリしすぎなくて良さそう。そして、その他の部分は実に精密につくられていて、とても気持がよい。オーディオクラフトのアームは右側のTD124につけ、とりあえずベンツマイクロL0.4を付けっぱなしにし、JAZZ、ロック、ポップス専用にしようと考えている。そして、あまり頻繁にはカートリッジを交換しないでおこうかと考えている。 2005.2.18
左側のTD124には、ダイナベクターのアームとマイクロのアームが取り付けてあって、マイクロのアームはモノラル専用とした。ダイナベクターのDV507はカートリッジをあれこれ交換して楽しむ用だが、基本的にはZYXクライオをつけている。そして、右側のTD124はクラフトのアーム+ベンツマイクロL0.4で、今現在でもかなり良い感じではあるが、さらに可能性があるかどうか、しばらく時間をかけて確かめようと考えている。
PowerShotPro1は僕のお気に入りのカメラになり、かなり沢山の写真を撮っている。いくつかの使い勝手と、画質には少々不満があるので、もしPowerShotPro1の後継機が出たら、すぐに買い替えるかも知れない。
復刻版マランツ7は大阪で改造されるらしい。改造が済んだらまた比較しようという案もある。 2005.2.20
毎日ではないが、このところ映画や音楽もののDVDはけっこうみている。オーディオはちょっといじっただけで、音が変化したり、いじらずとも数ヶ月音を出し続けているだけで音が変化したりするが、スクリーンに映し出される画質にはまったく不満がなく、良くもならないし、悪くもならない。オーディオは生演奏と比較したりするけど、映画やコンサートのライブを生と比較する人はかなり少ないわけで、ソフトを楽しむという点では映像の方が圧倒的に迷いがない。
音はつかみどころがなく、そしてあやういから、オーディオは楽しいのだろう。だから、たった今、目の前で素敵な音楽が奏でられている状態を、いとおしいと思う。 2005.2.21
右側のTD124にはベンツマイクロL0.4をつけて、JAZZ、ロック、ポップス、などをきいている。リッキー・リー・ジョーンズやライ・クーダーのデビュー盤なんかをきくと最高に良い。ソフトによっては弦の音が今ひとつ潤いに欠けたりもするけど、そういうソフトは左のTD124できけば良い。いまのところ、MCカートリッジの昇圧手段がZYXのヘッドアンプだけなので、左右の切り替えはケーブルを差し替えている。まあ、そのうちパートリッジのトランスにも足が生えはじめることだろう。
お向かいの建物と道路の幅、それから太陽の高さの関係で、2月の半ばからやっと午前10時には陽が差すようになる。12月1月と続いた薄暗い午前中とはさよなら、天気が良いと気分が良い。欲しい物が手にはいると気分が良い。
いつものようにショスタコービッチのプレリュードとフーガをきいている。CD2をかけていると第14番あたりから、とにかく信じられないような再生音である。このCDはここ数ヶ月間ずっとかけ続けているが、こんな状態は初めてで、なにやら神がかったような感じさえする。あまりの神々しさにしばらくきき惚れたが、ときおりジーとかキーンという音が混ざる。そこで、スピーカーの所へ行って耳をつけてみると、それは確かにスピーカーから発生している。僕は「いっちゃってるんだ」と思った。
そして、今夜は一年数ヶ月ぶりに殺し屋店長がスタジオに来ることになった。クライマックスコントロールの貸し出し、そしてマランツ7と、彼にはこのところお世話になることが多く、これは金品での返済は不能である。しからば、音楽で返すしかない。さて、どのようにもてなそうかと考えた末、右側のTD124からオーディオクラフトのアームを外し、しばらく使っていなかったデッカのアームを取り付けた後、LPを二枚ほどかけて針をなじませた。
今夜は、まずCDで、彼が好んでいる「ロッシーニの弦楽ソナタ」、そして今朝きいて驚いた「ショスタコービッチのプレリュードとフーガ」ほか。それから左のTD124でLPを二枚ほど、最後に右のTD124+Decca Mk2で、バッハのチェンバロとイダ・ヘンデル他というお品書きとした。本気でレコード演奏をきいてもらう場合、せいぜい二時間が限度で、それ以上は超特別大サービスか、最高速を出していないかのどちらかだろう。 2005.2.22
毎朝同じソフトをかけているわけではないのだが、どうも、音が日々微妙に違う。まあ、それはそれでそれを楽しむことにしよう。それがイヤならクライマックスコントロールにするしかない。でも、音質は比較のしようがない。
そしてまた、古くて新しい機器が届く
僕がこんなものを手に入れてもいい?
マランツ7より良いなんてことがあるんだろうか?
それはきいてみなけりゃわからない。古い機器の場合、程度の良いものをさがして、1台での判断は避け、同じ機種で3台ぐらい試聴するのが理想だ
今の僕に、マランツ7を押しのけてクワドラの最上段に居座るものがあるとすれば、唯一これだけだろう
こちらも実に良い音で、甲乙つけ難い
僕は長い間、高さの表現や奥行きなどの空間感はGOLDMUNDが一番だと思ってきたのだが、マランツもJBLも、ちゃんと高さが出るし、奥行き感だって出る
雑誌やHPに書いてあることを信じると同時に、自分で確かめた方が良い。とにかく、思いこみは良くない
JBL SG520は通電後24時間を過ぎ、ずっと信号を流し続けているので徐々に本領を発揮し始めている。 2005.2.24
ここ二日ばかり、外を歩くと頭が重い。
SG520は、最初に感じたやや乾いた感じの音に、これまた微妙にふくよかなニュアンスが加わるという風に変化してきている。とにかく、今のところはCDを中心に、ききたいソフトをあれこれかけてみているのだが、SG520にすると、KEF105+AE-2みたいな音になるのが面白い。このところ毎日一回はパウリーニョ・ダ・ヴィオラの「メウ・テンポ・エ・オジェ」をきいている。元々深みと静かな知性にあふれる歌、そしてギターなのだが、今日はその深みや知性がさらに落ち着きを増したものになってきている。
パウリーニョ・ダ・ヴィオラの「メウ・テンポ・エ・オジェ」はとても良いCDなので、特にサンバが好きじゃないという人にもおすすめです。みんな、ギターをかかえて歌うからごちゃ混ぜになってしまうのだが、カエターノやジルベルト・ジルとは違って、パウリーニョ・ダ・ヴィオラはもっと伝統的な世界の人かな。
そのうちSG520仙人がやってくるのだろうか? 2005.2.25
左上 ブラジル音楽を世界に紹介した功績大のデヴィッド・バーン 最新CD ラムチョップのカバーも一曲あり。あの「Stop Making Sense」のバーンも年をとりましたが、健在です
右上 パウリーニョ・ダ・ヴィオラ
下左 ジルベルト・ジル アンプラグド トシを取ってからのジルベルト・ジルは渋さが加わって最高です
右下 星飛雄馬 ライブ 幸
「みなさ-ん ありがとございます」なんて言ってますこのところオーディオのことをけっこう一生懸命やっていたので、なんだか今日はめんどくさくなって、Mac G4CubeにつけているSoundSticksで音楽をきく。iTunesのイコライザーや、追加しているBOSEのアンプのボリューム、ウーハーのボリュームをいじって最適なポイントをさがす。うまく調整すると実はかなり楽しめる。 2005.2.26
新聞を見ていたらカエターノのチケット発売広告が出ていて「ボサノヴァの貴公子」などと書いてあった。60すぎの人間を貴公子とは、言葉の意味をわかっていないのか認識不足か、それともバカにしているのか? それにわしらはもう二週間以上前に先行予約して郵便振替済みだもんね。
SoundSticksの音を改善して、ぷーくまさんから借りたマリーザ・モンチのDVDをAppleの23インチモニタで楽しむ。マリーザ・モンチはブラジル音楽のマリア・カラスということにしましょう
このDVDはSpeak low とかポーギーとベスの中の曲とか、シコ・ブアルキのSamba e Amor(カエターノがクアルケル・コイザの中で歌っている )とか、コーリス・ノーミスに入っているSonhosなど、知っている曲もいっぱい入っていて楽しい。JAZZっぽいアレンジなので、JAZZファンにもおすすめかな
SG520の通電も5日を過ぎた。そこで、このところきいていなかった去年のヘビーロテーション「シコ・セザール AO VIVO」をかけてみる。なるほど、声の張りやギターの張りがマランツのそれとは異なる。どちらを良しとするかは、好みや日頃きく音楽の内容によるだろう。SG520もかなり良くて、このままずっと使っていてもいいけど、そろそろマランツの音がなつかしくもある。マランツのRCA端子がJBLぐらいキッチリ入る物だったら良かったんだけどなあ。 2005.2.28
SG520の場合、サブウーハー、サーロジックのD.Cubeは使わない方が良いみたいだ。
今日の夜はそろそろマランツ7に戻そうかな。
そういうわけで、一週間ぶりにマランツ7に戻してみると大変心地よく、落ち着くので、まさに自分の家という感じがする。ところが、ソフトを数枚きくうちに、少しだけもの足らない気がした。じゃあ、SG520かというとそれはなく、自分の家がマランツであることは確実である。だが、ほんの少しだけ何かが足りない。その何かはSG520の置き土産であり、望んでも手に入らないものなのかも知れないが、否応なしにその何かを求める自分が確かにいる。だからオーディオは楽しく道は長く遠い。この何かは、今後の課題ということにしよう。 2005.3.1
え? 新しいPowerBookの17と15(BTOオプションのGPU)は30インチのモニタが使えるって? じゃあ、あのファン付きで、でかくてG5にしか付かない7万円もしたグラフィックカードは一体何だったんだろ。
ただ、僕の場合、最近はあまり巨大なモニタを欲しくなくなった。写真用に調整したモニタで映画を再生すると、あまり美しくないのだ。色温度も違うし、シャドーの階調がまるで異なる。もちろんAppleのシネマディスプレーに映画用のモードを作ることは可能だが、そのまま写真を見たりするとエラいことになるから、その都度設定を変えなければならない。だから、やはり映画はプロジェクターで鑑賞したほうが断然楽しいし、面倒がない。
ただし、ピンボールゲームをやるには、大きなモニタの方がリアルサイズに近くて良いかもしれない。
マランツ7もやってきたばかりで、やっと、最低線良い状態を保つにはどうしたらよいかがわかったところだ
新しい機器が入ると、たまたまその時気に入っているソフト+音質チェック用みたいなソフトばかりきくことになるが、そんなのはせいぜい二十枚ぐらいしかない(手前に散らばってるやつ)
機器の左右にあるソフトは、かなり厳選しているつもりだが、これからマランツ7で一通りきいてみるのが楽しみだ
オーディオ的にはいくつか試したいこともあるが、それは音楽を楽しみながら少しづつやっていこう
昨日カエターノのチケットが書留で届き、見ると前から二列目だった。クラシックのコンサートでは前の方に座ったことないけど、カエターノは前の方が希望だったので嬉しい。6月のピナ・バウシュもチケットを取ったし、あとは秋に何かがあれば完璧。 2005.3.3
そろそろ春かと思ったが東京は雪、「北の零年」の監督は次に三島由紀夫の「春の雪」を映画化するそうだ。「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」の映画化は難しいのかな。
村上春樹と言えばピンボール、あの小説に出てくるピンボールの機械や会社は架空のものですが、僕はこのところピンボールゲームにはまってしまい、「MONSTER FAIR」をやっている。ピンボールって子供のころデパートの屋上でやったことがあるけど、台を揺らすなんていうテクニックがあるとは思わなかった。
ピンボールやるには23インチのモニタじゃ小さいので、プロジェクターで投影した約145インチのスクリーンでやったらどうなるのだろう、映画並みにドカドカした低音なので、この際だから音はマランツ7+SDサウンドOTL+KEF105+サーロジックが担当する。で、アッと言う間にゲームオーバーなんていうのもご愛敬で良いかも。 2005.3.4
今日は某所でオーディオ研究。内容詳細まだ秘密。 2005.3.5
なんか、悪い予感がするなあ、、、、、、、 、、。 2003.3.6
くそー。
やってきた、マランツ7(有名ヴィンテージオーディオ店 完全調整済み)はSG520とは反対方向のすごさである。とても上品で軽やかな音である。それで今日は、上の写真、右側のTD124に付けていたDeccaのアームをオーディオクラフトに戻し、ベンツマイクロL0.4で音を出してみている。 2005.3.7クソー 。
と、思いつつ、あれこれソフトをかけ替えてみた。マランツ7(有名ヴィンテージオーディオ店 完全調整済み)は、ものすごくしなやかで、軽やかな分、ピアノや打楽器などは優しい音になる。そこで、「外した間に6番と3番の真空管を入れ替えた自分のマランツ7」に戻してみると、僕の装置の中ではこちらの方が良い。やれやれである。3/6は夜中に持ってきて接続したので、あまり大きな音も出せず、バッハの無伴奏チェロソナタをかけたらとても美しく、うろたえてしまった。真空管の入れ替えも正解だったみたいで、以前より音に厚みが出た。よく、古い機器は個体差が激しいと言うが、音の違いの理由はわからない。もしかするとセレン整流子とダイオードの違いなのだろうか? 僕の7もオリジナルだが、この部分だけはダイオードに交換してある。 2005.3.8
真空管入れ替えのおかげかどうか、理由は不明であるが、とにかく、現在の音は過去最高になった。新しい真空管ではなく、V6とV3を入れ替えただけだが、先週までとは明らかに違う。ショスタコービッチなんかもう、最高で、何度も何度もきいているソフトなのにまたまた感激してしまう。このあたりが生演奏よりオーディオの良いところだ。そして、左側のTD124には何ヶ月ぶりかでOrtofonの85アニバーサリーを装着した。
そして、すごく久しぶりにSACDも楽しんだ。やはりSACDはすごいと思う。 よーし。
Macを使っていて、システム終了やスリープを、マウスでメニューをプルダウンという方法ではなく、キーボードショートカットで(例えばshift+3 とかを押すとスリープ、shift+4で終了、shift+5で再起動)なんてことが出来たらいいなと長い間思っていた。最近、Sparkというフリーウエアを発見し、これが可能になった。
Photoshopには、元々キーボードショートカットが沢山設定されているが、自分でカスタマイズしたものがいくつかあって、自由変形、切り抜き、左に回転(縦位置の写真用)、シャープ、アンシャープマスク、ピクセル等倍(これは虫眼鏡ツールのダブルクリックでも可)、フィルタ-変形-(球形)、グレースケールにする、あたりに自分でショートカットキーを割り当てている。 2005.3.9
そろそろ、オーディオベーシック誌が発売される。いつもの読者訪問やマルチチャンネルの実験試聴記事に加えて、秘蔵のアンプ=Leakのことを書いているので、是非読んで欲しい。
AB誌には書いていないが、それに加えて1960年〜70年代の英国製小型プリメインアンプが、実は大変魅力的なのだが、日本のオーディオ愛好者はそのことをまったく知らない。 2005.3.10
昨日のように花粉が蔓延していると不調だ。
J-WAVEジョン・カビラの影響で、このところ朝になると頭がロックンロールになる。よーし、今日はロックをきこうと心に決めて、そして、スタジオに来ると、いろいろあってエージング中の秘蔵のアンプ Leak Stereo70(改)は夜中の間リピートでずっとジルベルト・ジルのライブを奏でていて、またまたついこれをきいてしまう。
マランツ7にはPHONO1&2とCD、基本的にはこの三系統、これにSACDマルチを加えた四系統のみの入力で使いたいと考えている。別の書き方をすると、映像用の音をマランツ7に入れたくない。そんなわけで、映像用の音はマランツ+SDサウンド以外のプリメインアンプか、パワーアンプで出している。
で、今日はLeakのStereo70で音楽をきき、映像を楽しんだ。ジャクソン被告のDVDを買ったので、すごく久しぶりにビリー・ジーンとかの映像をみた。昔のマイケルはホントにカッコ良くて、一人だけ引力の影響を受けていないみたいな動きなんだけど、だんだん白くなってきて最後はM・ジャクソンか鈴木その子かわからない。マドンナも最近はちょっとヘンらしいし、大成功した人とか大金持ちが普通を保つのは大変みたい。 2005.3.11
Appleコンピューターはブルーレイディスク採用か、なるほど。
これはLeak Stereo30
Leakのことは、オーディオベーシック誌を読んで下さい
僕が使っているのは35w×2のStereo70で、最近若返り手術を受けて、予想を裏切る? 良い状態に変身中
国産のオーディオ機器は、ずっと長い間、そして今も、音楽の本質とは無関係な何かを追ってきていると思う
2005.3.13 おっと、今日は誕生日だ
日本のミュージシャンによるカエターノ・ヴェローゾのトリビュート盤をつくるとしたら、誰が何を歌ったら良いか。これはちょっと難しいかな? では、いつの日にか世界レベルでの「カエターノ トリビュート」なんてのが出るのを楽しみにしていよう。
三菱のプロジェクターは去年の10月頃買ったので、そろそろ半年近く使っている。延べで何時間使ったかはわからないけど、まあ、普通には使ってきていると思う。こちらの感じ方が変化しているのかも知れないが、色調その他は少し変化したようだ。画像はMacからのDVI接続が圧倒的に美しいが、音はソニーのDVD/SACDプレーヤーからの方が断然良い。このところ、映画と音楽物のDVDの割合が半々になってきているので、ソニーのDVP-S9000ESからの画像をもう一度見直してしてみたくなった。DVDプレーヤー側の設定とプロジェクターの設定を煮詰めれば、そこそこの映像が出そうな感じがする。
このDVDプレーヤーは細かな画質や色調の設定が可能で、しかもそれをDVDのディスク毎に何百通りも記憶させられるらしいのだが、僕はそっちの方向にはマニアックじゃない。音もそうだけど、パラメトリックイコライザーとかを使ってディスク毎に設定を変えてきくなんてことは、めんどくさくてやってられない。標準的な何枚かのディスクがちゃんと再生できるような、偏りのないポイントを探すことがまず第一の問題で、そこが決まればあとはソフトを楽しむ。そして、極端なディスクのために、別枠で特別な設定を二種類ほど用意しておくのも良い、それで何とかこなせれば大体OKってことになる。 200503.14
100インチを越える大画面であまりに音がしょぼいと不満だろうし、逆に素晴らしい音響+13インチ画面でも釣り合いが取れない。確かにそれはそうなのだが、人間は同時に沢山のことを認識したり判断が不能らしく、映像があると音や音場やらに対する意識はグッと減退するようだ。人間の意識はメモリの割り当てのようなもので、ピュアオーディオなら意識のすべては音に向かうが、映像(色やカタチ)、さらに「セリフやストーリー」などというわかりやすく注意を引く要素が加わると、音への感度や意識はかなり大ざっぱになるようだ。
そういうわけで、僕はDVDからの音声信号をLeak Stereo70というプリメインアンプに入れ、映像の時はLeakでKEF105を鳴らし、サブウーハーも使っていないのだが、特に不満を感じない。むしろマランツ7+ SDサウンドより中域が濃いのでセリフはききとりやすい。オーディオが好きな人と一緒にDVDをみていて、「今のこの音はLeakなのだ」と言うと、ほとんどの人が「えー!」みたいな顔をする。その「えー!」とは、「この音で充分だ」に加えて、「映像に気を取られて音のことなんか考えもしなかった」というような意味も含まれている。 2005.3.15
故高島誠氏の書棚にあった本を三冊いただいた
いま読むと、たいへん興味深い
銀座のキヤノンサロンに行って、新型EOS Kissデジタルを触ってみたけど、僕にはちょっと小さすぎると言うか、へんに指が余る。試しに旧型を持ってみると、こちらの方が手になじむのだった。でも今更旧型Kissデジタルは要らないからなあ、来年は30Dが出るんだろうか? そして、それはどのような物になるのだろう。オーディオに比べるとカメラは平和と言おうか、激しいと言おうか、両方だな。
オーディオ関係のHP主宰者が皆さん高級デジタルカメラを購入している。銀塩の時代はみんなほとんど同じレベルのカメラを使っていたわけだ。銀塩EOS最終型+100mmレンズで撮ったポートレートと、30年間のペトリ製一眼レフ+100mmで撮ったポートレートにはそう大した差はないと思うのだが、デジタルカメラの場合はそこまできていなかった。この一年ほどで、デジタル一眼レフカメラは買いやすくなった。ただ、HPの場合はそれほど高画質は求められていないとも思うので、僕はオリンパスのC-3030を使っていたし、今はPowerShotPro1を使うことが多い。
最新デジタルカメラの画質をちゃんと見てもらおうとすると、僕が去年20Dを買った時にアップロードしたみたいな、巨大な(今は小さくしたけど)画像じゃないと、そのすごさをわかってもらえない。これは、オーディオにおける音量のようなもので、ギリギリ最低でも上の写真のように長辺800ピクセル程度が必要だ
このところ、音楽もののDVDをよくみている。約一年前、カゲトラさんにDVDプレーヤーをもらったことから始まって、プロジェクターとスクリーンを二つ買ってここまできた。映画のことはさておき、音楽だけで考えてもすごく楽しみが広がったし、映像を始めて良かったと思う。 2005.3.17
しばらくの間、奥のアームには「音のエジソン」のモノラルカートリッジをつけていたのだが、先ほどきいてみたら、僕の基準よりハイ上がりで低音不足だったので、CG25Dにつけかえてみた。クレルのプリとフォノイコの時はエジソンが丁度良くて、CG25Dだとぶっとい音になって、その太さに辟易という感じだったが、マランツ7だとオルトフォンの方がずっと良く、当分こちらでいくつもり
この手の写真は最近ストロボを使っているので、三脚や一脚の出番がなくなった
実は来週あたり、某所からSPUもやってきそう。以前から書いている通り僕はSPUとは相性が悪いのだが、上の状態がけっこう良かったので、現状ではSPUも思いの外良いのかも知れないと思っている。
マランツ7+SDサウンドとLeak Stereo70、この二つのアンプで交互に鳴らし続けているので、KEF105は二種類の異なった指令に対応することになった。そのことは、全体的な音質に変化をもたらしているらしく、時々僕の予想外の音が出て、「あれ? この前同じ状態できいたときと感じが違うぞ」と思う。CDを普通にきいている限り、僕はLeakのアンプで何も不満を感じなくて、事実、Leakで音を出している時間の方が長い。Leak以外にも、多分、日本のオーディオマニアが全く知らない良いプリメインアンプがあって、それはおいおい紹介してゆきます。 2005.3.18
今日の午後は戯れる会の例会。旧旧新型三台のマランツ7、ダイオード、ソルダーウィックなども用意されている。
だから、今日は朝10時に三台のマランツ7にスイッチを入れ、それからスタジオ内を片づけて掃除機をかけ、やなか珈琲店に豆を買いに行く。僕はどちらかというと普通のコーヒーが好きなのだが、参加する皆さんは焙煎の深い苦めのコーヒーが好きみたいなのだ。僕はこの10年ほどで焙煎の強いコーヒーを昔よりは好きになっているが、自分好きな味のものを出して不評だったりすると悲しいからね。 2005.3.19
昨日の戯れる会例会では、ハンダごて、ソルダーウイック、ダイオードも出番があり、そして音は良くなったと思う。復刻版マランツ7の音も改善されていた。人によってはどちらでも良いというかも知れないが、僕はやはりこの新旧は別世界だと思う。あらゆる不便、あらゆる不安を考慮しても、僕はオリジナルのマランツ7をとる。そして、オリジナル対オリジナルをもう一度比較試聴した結果、「有名ヴィンテージオーディオ店 完全調整済み」+ A&R Lab製ダイオード換装のマランツ7が主役の座を得ることになった。
それから、戯れる会初のオークションが行われ、ソフトやハードの不要品売買をやって、面白かった。僕は、「ロングバケーション」のCDとノラ・ジョーンズのLPを手に入れた。 2005.3.20
A&R Lab製ダイオード換装のマランツ7の具合が良く、より安定しそうなら、マランツ7一号機もダイオードを取り替えてみようかと思っている。丸一日通電した段階では、かなり良い感じになってきていて、マドンナの「アイム・ブレスレス」をきいて、特に低音の切れがなかなかのものだと思った。
ここで初めて明らかにするが、(特にクラシックに関して)マランツ7と最も相性の良いカートリッジは、ZYXクライオでもOrtofonのSPU85周年モデルでもなく、トーレンスのMCH2だ。この一見タイガー戦車的ごついカタチをしたカートリッジは、実に繊細で、しかも薫るような音質を秘めていて、それはマランツ7により開花する。
おいおい、オークションでLeakのStereo30Plusが81.000円で落札されているぞ。まあ、LS3/5aなど鳴らしにくいスピーカーで困っている人にとっては、それぐらいの価値は充分すぎるほどあるけど、とりあえず、40年も前のアンプで、今日は鳴っていても明日壊れるかも知れないんだし、あんまり高騰するのは考えものなんじゃないかな。 2005.3.21
古い機器は、同じ物を複数台所有して、しばらく使ってみないと本当のところがわからない。僕もTD124を二台買ってみて色々なことがわかったし、マランツ7もそうだ。1台手に入れて、あまりに良いので「壊れたときの予備に」と思ってもう1台買ってみると、全然違う音だったりもするし、逆に一台目の結果が思わしくなくても、二台目はバッチリということもある。もちろん世の中には不幸な人もいるから、ダメな個体に出くわすこと10連発なんてこともあり得る。
なぜそのようなバラツキが生じるのか? その理由は大変複雑で、仕様変更、ロットによる差違、元々の個体差、使われた条件の違いによる経年劣化具合などが組み合わさった結果だろう。そういう面倒なことはゴメンだという人には現代の機器をおすすめするが、音に関して言えば、古い機器が古い音だなどというのは思いこみでしかなく、むしろ現代の機器の方が保守的だったりもする。
帰国後しばらく関西にいた川崎さんが、4月から転勤で関東に来るため、関西でのききおさめ会が催され、その報告をいただいたのでアップロードした。
戯れる会は、メーカーや代理店、販売店、雑誌関係など、つまりオーディオ業界の人、それとこのHPの下に看板を持っている人は、(仮に希望があっても)会員になることを遠慮してもらっているが、僕はいろいろ状況を考えて、川崎さんにだけは例外的に会員になって欲しいと思っている。 2005.3.22
7年半前にこのスタジオをつくり、ずっと音楽をきいてきた。ワイドレンジとか、きき疲れることのない、艶のある美しい音とか、立体的な表現を追求したいというような当初の目的はほぼ達成していて、音に対する不満は特になくなった。これ以上何を求めるのだろうと考えてみると、今、すでに得ている良い面は失うことなく、より深みのある音というのがテーマだと思う。それは絶対にそうだ。
立体的な再生とか解像度がどうでもよいということではなく、すでに僕の要求する解像度や音場感は十分あるから、もうこれ以上はいらないし、まあ少しぐらい減ったとしてもぜんぜん問題ないということだ。情報量は多い方が良い、音量も大きくできればその方が良い、って考えていけば、もっともっとということになってエンドレスだ。僕が今求めているのは、音量とか色数とかには関係なく、より深いところで音楽に感動できるかどうか、これこそが問題だ。 2005.3.23
まあ、そういうわけで、一昨年のTD124も、新年早々からのマランツ7導入も、すべては音楽性とか深み、陰影を求めた結果だと思う。
そして、今日も明日もオーディオの研究は続く
御茶の水博士になった気分?
週末はちょっと忙しくて、あまりオーディオのことはやれない。スタジオには、古いけど音の良さそうなプリメインアンプを6機種ほど集めてあり、来週はそれらを試聴する予定。一番気になる機種を最初にきいてみたが、どうきいてもレコード演奏家訪問で訪問を受けた時の音よりずっと良い(涙 、、と言うか情けないと言うか)そんなわけで、他のアンプに取り替える気にならず、そいつでずっときいている。
オーディオではカーグラフィックの長期テストとか、コンピューター雑誌で編集者が自分の使っている機種を一年以上レポートするとか、そういうのが成り立たないみたいだ。なにしろクルマやカメラと違って売れる台数が少ないから、ちょっと悪口書いて売り上げに影響がでたりするとみんな困っちゃう。だから、直接顔を合わせて、しかも信用できる相手にしか本当に本当の考えは伝えられない。 2005.3.25
我ながら、僕みたいに沢山のカートリッジを試し、そして愛している人間も少ないだろうと思う。それぞれ、違うと言えば違うし、似たようなものだと言えば似たようなものなのだが、ある値段を超えているものは世界が違うのは確かだ。ヘッドフォンなんかもそうで、数千円の物と1万円を超える物とでは大きな差があるが、うんと高くなると差ではなくなる
かつての定価も自重も適正針圧もよくは知らずに使っているのだが、音をきいてみて良ければ、それは良いものということになる
このカートリッジ、ハイフォニックMC-A300はあまり期待せずにきいてみた。ちょっと細身だけど、なかなかチャーミングな音がするので新鮮だった
今から30年も前に作られた内外のプリメインアンプだが、音は皆さん(僕も含めて)が予想しているより、多分ずっと良い
プリメインアンプっていうのは、定価10万円とか20万円で、毎年々々モデルチェンジを繰り返してきているわけだが、クルマやカメラみたいな性能向上はなのいかも
AとBを比較しBとCを比較して、CとDを比べてXとZを比較しても、ZとAはきいてみてないんじゃないかな
今年から、歌でも歌って暮らそうかと思い、昨夜はカラオケに行った。御茶の水にはカラオケの店がものすごく沢山ある。そして、曲も沢山あり洋楽もかなり網羅されていて驚く。先日みたヘンな映画「ロスト・イン・トランスレーション」でも主人公の男性がカラオケに行って、確かロキシーミュージックの曲を歌っていた。
高級オーディオ機器をそろえたりしてると、音が良くないとダメってことになるけれど、なんてったって歌なんか30年も歌ってないんだから、下手で元々、楽しきゃいい。一人で行ってもいいし、仲間と行って大さわぎするのもいい。昨夜はモノクロプリントグループ5人、歌う自爆テロの美子、プリンスのパープル・レインが十八番のソガさん、マドンナのI'm Going Bananas は受けたけどVogueで笑いをとったカヨコ、そしてAB誌のツルがいっしょだった。
でも、残念なことにブラジル音楽はまだほとんどないようだ。まあ、ポルトガル語ですから、あっても苦労しますけど。
プリメインアンプを二〜三台きいて、なるほどねと思いながら、今日はマランツとSDサウンドにした。理由はわからないけど、今日のマランツとSDサウンドは快調で、素晴らしい音だ。雨が降ったからだろうか? そうなると、仕事で試聴してるわけじゃないから、プリメインアンプはどうでも良くなってほったらかしになる。とにかく、今夜の音はすごくよくて、久しぶりにシューベルトのピアノソナタをしみじみきく気分にさせるような音だった。 2005.3.28
そうそう、カラオケにはカーディガンズの曲はけっこうあるのにジョニ・ミッチェルの曲がほとんどない。あれは絶対におかしいぞ。
プリメインアンプもききたいのだが、それは日延べして、今日はアナログ全盛時に作られた国産カートリッジを何機種か試聴することにした。
で、その中でも一番レアなのは、ダイヤモンドカンチレバーのこれだ。LPを数枚きいてゆくうちに音は良くなりつつあり、かなりしなやか、ふくよかだが芯のある上品な音だ。そして、なにしろ20年以上前に作られたカートリッジなので、外観は写真ほどきれいではない。当時の定価が20万円というのは、現在のライラのTITANとどっちが高いのだろう?
シェルにつけてあってそのままになっていた古いカートリッジを試聴する際は、リード線を片方づつ外して、接点復活剤をつけた綿棒や歯間ブラシを使って端子を磨き、LPを数枚かけた後、スタイラスクリーナーで針先の汚れをとってから本気で試聴するのが良いと思う。
このカートリッジは以前持っていたが、おでん評論家の遊民さんにプレゼントしてしまった
二度目にきくSONY XL-MC9はやはり印象が違う
現代のフォノイコライザー、例えばLINNのLINTOとか、ベンツマイクロのPP1を使って再生しているのと、マランツ7+トランスで再生しているのではかなり音が違う。MC用フォノイコで再生すると、そのフォノイコに合うか合わないかでカートリッジの評価が決まってしまい、あとはケーブルぐらいしか音質に変化を期待できないが、マランツ7内臓フォノイコ+トランスならものすごく沢山の組み合わせが可能で、キメの細かい、そのカートリッジに最適の表現が可能になる。
似たようなお腹のカートリッジが5個になった
はじめてJBLのSA600の音をきいた
美しい姿、差しにくい端子、過不足ないサウンド
Leakとかの英国製アンプとは違う音で、とても新鮮だったから、しばらく使ってみようかと思っている
スピーカーケーブルは床をはうホースではなく、赤くて細いものを使用している(蛇足)
「スイミングプール」という映画をみた。とても不思議な、映画ならではの世界でとてもおもしろかった。
最近、古い英国製プリメインアンプをたくさん試聴した。以前から時々説明しているが、僕がこのページに書かないでいることはものすごく沢山ある。それを大きく分けてもう少し詳しく書くと、1)HPに書いていること 2)戯れる会の会員は知っているが、そこにとどめていてHPには書かないこと 3)僕と誰か(個人、ショップの人、メーカーの人、雑誌関係者)しか知らないこと 4)山本しか知らないこと となる。感覚的な割合は 5/10:8/10:1.5/10:0.5/10 こんなとことだろうか。
古い英国製プリメインアンプその他との出会いは去年の秋から始まっていて、これは大きな衝撃の連続だった。その驚きを今すぐ伝えたいという衝動と「いや、もう少し事実を確かめてから発表すべきだ」という気持で、去年の秋は正直言って辛かった。正しくは、楽しくもあり、辛くもあった半年間だった。もし僕がオーディオショップを経営していて、ひたすら利潤の追求に専念したなら、まず1機種を紹介して売り、しばらくしてから次の機種を売り、さらにしばらくしたら別の機種を売ることだろう。
オーディオ機器の評論や紹介とは本来、「ある程度の期間を要し、しかも身銭を切って、それが単なる個人的な好みにとどまらず、普遍的、一般的な内容をもっているかどうかを、慎重に確かめた上で発表する」こうあるべきだろう。昔、オーディオ雑誌が創刊された頃は、こんな感じで始まったに違いない。
辛辣に書かせてもらうと、オーディオ関係って、もちろん自分も含めてだが、オーディオ愛好者もメーカーも代理店もみんな「ほめてもらいたい人ばっかり」だと思う。あるいは「けなされたくない人ばっかり」なわけだから、当然のごとくオーディオジャーナリズムは誉め言葉の氾濫となる。それは仕方がなく、どうしようもないことで、そうなってしまう理由はただ一つ。評価の基準がきわめて曖昧なこと、そしてプロが存在しない(あるいは求められてもいない)ことによると思う。
これは僕のLeak Stereo70
上に乗っかっているのは、Leakとサーロジックのサブウーハーを接続するために作ってもらったバッファ。ボリュームからプリアウトを引き出している
プリメインアンプでサブウーハーを使いたい人は、サーロジックの村田さんに相談してみて下さい。専用の回路を作ればこの1/3程度の大きさになるらしい 2005.4.3
僕はオリジナル至上主義ではない。だから、必要なら上の写真のように改造もOK、戯れる会の例会中みんなが見てる前で、マランツ7のダイオードだって最新の物に交換してもらう。大阪の御田さんは LEAK Stereo30をしばらくそのままで聞いて、ある意味では現代アンプにない素晴らしい面を持っていることを理解したが、一方で、この「味」は劣化した部品の音だと言うこともはっきり分かった。 と書いているのだが、僕は色々な個体いろいろな状態のLeakをきいてみて、部品が劣化したタイプの音もかなり好んでいるらしい。どうやら、御田さんはぴちぴちが好きで、僕はばあちゃんが好きらしい。
昨日からマランツ7を117Vと110Vで使ってみていた。その結果は110Vが抜群で、これまでにも増して、力感と艶が両方同時に存在するような素晴らしいサウンドになった。 2005.4.4
そして、もう一個、秋葉原でショットキーを買ってきて、マランツ一号もこのダイオードに付け替えたので、しばらく通電した後できいてみようと考えている。
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昨日は仕事だか遊びだかわからないと言う感じのオーディオ的に大変充実した一日であった。こういう風に、こんな音で音楽をききたかったんだと実感できるような、ものすごい前進をみた。それは上のアンプとは無関係で、上のアンプは上のアンプでものすごい可能性がありそうだった。
一年数ヶ月の期間をかけ、しかも自分で二台購入してみてやっと、トーレンスTD124のことがわかってきた。僕は一生TD124を愛用する。これは決まりだ。それとは別にTD124ではどうしても満足がいかない部分もわかってきたので、新しいプレーヤーの導入を考えている。そして、だいたいはもくろみ通りにすすみそうだが、いくつか想像や予測外の問題も生じて、つくづくオーディオってのはあちらを立てるとこちらが立たない世界だと思う。 2005.4.6
数日前から、SPENDORのLS3/5aが実に良い音で鳴っている。このスピーカーは明日依頼者のお宅へ届ける予定なので、今日はずっとLS3/5aで音楽をきくことにした。行く先はCDしかかけないお宅だから、今日はKEF105のスピーカーケーブルを3/5aに差し、一日中目一杯激しくLPの信号を入れている。
CDも良い音がすると思うけど、それに加えてレコードをかけ続けていると、スピーカーはよくこなれると思う。こう書くとCDオンリー派の人は怒るだろうけど、CDでのこなれかたは学生生活的で、レコードを沢山かけるのは社会でもまれる的かな。それに加えて上のプリアンプみたいな強烈な世界を体験させたり、モノラルレコードをかけたりを何年も繰り返すことによりスピーカーとそのオーナーは共に成長してゆく。 2005.4.7
書き忘れたが、マランツ7を110Vで使うことがどの程度良いかと言うと、「SDサウンドのパワーアンプを二台使ってのバイアンプに匹敵するぐらい」のものが体感できる。117Vだと音が荒っぽくなり、100Vだと大人しくなる。
LS3/5aというのは、良いスピーカーだ。深みがあって、しなやかで、シャキッとも鳴る。密閉型で能率も低いから驚くほど低音も出る。でもそれはある限定された範囲内のことで、調子に乗って音量を上げてゆくと、あるところで限界がくるし、当然ながら低音で部屋が揺れるなんてことはない。この小ささで、この良さのままもっと音量が上げられたらとか、もう少し低音に余裕があればなんて考えはアッサリと裏切られる。
でも、ある範囲内でなら「これ以上の何を望むのか?」というほどの満足がある。僕はもちろんサーロジックのサブウーハーもつけてみたが、あまり意味はなく、専用サブウーハーAB1の追加にしても、得るものと失うものがあることはたやすく想像できる。だから、もちろんスーパーツィーターも不要で、LS3/5aは単体で楽しむのが良い。そういう完成された世界だと思う。
2005.4.8
スペンドールのLS3/5aを届けて設置した。アンプはLeak Stereo70(僕が使っていたものからバッファを外して)、CDプレーヤーはCECの5100Z(クロック換装)になった。この組み合わせで、マランツ+SDサウンドで鳴らしたのと比べても特に物足りなさは感じなかった。マランツ+SDサウンドだと、あれこれきこえてくるから、かえって不満が出てきてしまい、それを本格的に解消するためにはスピーカーを替えたくなる。
依頼者のお宅で、第一候補の場所に置いてきくと、やけに声の表情が硬かった。それで、スピーカーの位置を30cmほど移動すると少し改善されたので、しばらくその状態で音楽をきいてみた。「悪くはないけどちょっと不満」、そこで別の部屋に運びこんでみると、これは素晴らしい音だった。まぐれ当たり的偶然かも知れないのだが、奇跡的なほど良い音だった。もちろん僕のスタジオで鳴らしていた音よりずっと良かったし、今まで体験したどのLS3/5aより中域が太く、同じCDをかけてみると声が別人のように近くて優しくて、しかもスケール感も出る。あんな小さなスピーカーからどうしてこんなに広がって、しかも濃い音が出るのかと、不思議なほどだった。
普通は、設置する場所が限定されているし、大きな機器だと簡単には動かせないから、「悪くはないけどちょっと不満」のところで始めてしまったら、あとはアクセリーやらケーブルやら、機器の買い替えやらで改善していくのがマニアなんだろうなあ。
やはり自分の場所と自分の装置による音は、良くも悪くも基準になってしまう。同じ機器を持っていって、偶然にせよ幸運にせよ、音響的な処置を何もしていない部屋で、それなりに響きを調整してる僕のスタジオより良い音に出会えたのは驚きだった。 2005.4.9
SATIN 見た目よりずっとまっとうな音
あまりの重量で、ウエイトを二個使ったのは初めてだった。このタイプは市販されたのだろうか?
しかし、我ながらよくカートリッジの写真を撮っている
針圧0.8gでこんなにシャコタンだから、少々ダンバーが弱いのかも
MC-A300同様、このA-6も音はとてもチャーミング、かわいらしい感じの音で妙に心ひかれる
先週はトーレンス+MCH2で過去最高という感じの音だったが、いくつか気になることがあって、左側のトーレンスからダイナベクターのアームを取り外してしまった。ボードを2〜3mmほど削って、アームを低くしたいと思っている。全体に削るか、それともアームベース部分ををザグるか。 2005.4.10
トーレンスTD124とガラードは、アームとターンテーブルの関係も正反対で、トーレンスの場合はあと数mmアームを低くしたいのだがそれが出来なくて困る。オーディオクラフトのアームをつけてもダイナベクターのアームでも同じで、背の低いカートリッジを付けると少々後が上がってしまい、水平にならない。結局、ダイナベクターDV507をつけているアームボードからアームを外し、カンナで全体を2mmほど削ることにした。
そして、伊豆から夏みかんが届き二〜三日は夏みかんを切り刻む生活となる。
先週みた映画は、「ベティ・ブルー ノーカット無修正版」、そしてトーク・トゥ・ハーを作ったペドロ・アルモドバル監督の「オール・アバウト・マイ・マザー」の二本。両作品とも実に刺激的、魅力的、あれこれ考えさせられる内容で、幾度も夢に出てきた。前者は途中で主人公の男性が弾くピアノが妙に心に残り、あのピアノ曲がネット配信されていたら、即購入すると思った。後者はいつもながら不思議なストーリーと独特の色彩で、アテネ・フランセでサンドイッチを食べたくなった。
数日前の話だが、漫画家の岡田史子が亡くなったのはショックだった。ガロとCOM、両方とも好きだったけど僕はどちらかと言えばCOM派で全巻持ってたくらいだからなあ。 2005.4.11
一週間ほど前からモアさんおすすめのガラードの401を借りて使っているのだが、実に良い。僕も「ガラードを買うなら401かな」と思っていたので、良い結果にとても満足している。持続して響く音にはトーレンスTD124が芳醇さを、断続的な音にはガラードが瞬発力を発揮する。静的なSNという点で言えば、DDやベルトドライブに分があるのは確かだ。だけど、動的なSNとでも言おうか、相対的静寂感という観点で接するとトーレンスやガラードの良さが理解できると思う。僕はこのことを理解するのに30年かかったわけだが、その経過がすべて無駄だったなどということはなく、アナログいじりはきわめて楽しいものだったし、その過程や経験ががあってこそトーレンスやガラードへの有り難さもひとしおというものだ。
山本 「このことを理解するのに30年かかってしまった」
殺し屋店長 「私なんか20年前からわかっていました」
山本 「おいおい、そりゃそうかも知れないけどさあ、ちょっと違うような気もするよなあ」
殺し屋店長 「私の場合は、その類しか使ってませんからね」
山本 「僕としては、新しい機器を信じてあげたかったわけです」 2005.4.13そういうわけで、最近やっとカートリッジやトランスを楽しめるようになってきた。じゃあ、今までのは何だったのか? 真面目なはなし、序の口ってやつですかね。例えばベイシーの菅原さんはLINNのLP12一筋、SHURE一筋なわけで、それはそれですごいことだと思うけど、迷わなくて良いとも言える。野越え山越え悪天候もあるかも知れないけどとにかく一本道だと思う。僕の過程は、飲み屋ありゲームセンターあり、神社仏閣あり、本屋もありみたいな道をあっちこっちからの誘惑に引っかかりながら進んでいるような感じがする。 2005.4.14
今日は朝からモノクロームのプリント。すごく久しぶりだ。スタジオK'sをつくる前は自宅の風呂場と洗面場に引伸機を運んでプリントしていた。押入に入っている引伸機をエイヤッと持って運んでいた。しかも引伸機は二種類あって、午前はA午後はBみたいにして取り替えてプリントをしていた。
引伸機の違いはまったくホントに、トーレンスとガラードの違いそのものだ。日本で売られている引伸機のほとんどはガラードのタイプで、高校の写真部の暗室にあるのはほとんど全部こちら、集散光式の引伸機だ。トーレンスTD124的とも言える散光式の引伸機は、微妙な階調がよく出るし、ネガについたゴミやキズなどもあまり目立たないが、悪く言うと眠く、これは印画紙やフィルターの号数ではどうにもならない。ガラードタイプの集散光式はハイコントラストで、シャドー部などもあるところころからガクッと黒くつぶれるので、かえって便利な場合も多々ある。もちろん引き延ばしレンズの性能や現像液でも表現は変わるが(これはケーブルやアクセサリー的かな)、その変化は引伸機の方式による違いや印画紙の種類による表現の違いほど大きくはない。だから僕の場合、引き延ばしレンズはFUJINON EX、現像液はあれこれ使ったけどコレクトールにしていて、このあたりは固定にしないと、組み合わせが多すぎてわけがわからなくなる。オーディオとモノクロームのプリントは共通点が多く、要は自分が思い描いた仕上がりのプリントが得られればOKだ。
1996年の夏、僕は銀座のキヤノンサロンとそこから歩いて4分の美術系ギャラリーで同時に二つの個展を開催した。それは両方ともモノクロームの写真展だったが、僕はその全てをあの劣悪な洗面所暗室でプリントした。そして、1997年にスタジオK'sをつくって、自分にとって理想的な暗室環境を手に入れたというのに、以前ほどモノクロームのプリントをやらなくなった。もちろんやれば出来るし、僕のところでモノクロプリントをやっているアマチュアカメラマンのプリントとは、仕上げるスピードがまったく違う。その理由は三つあって、1)適正な露出のネガをつくっていること、2)撮影時にある程度のイメージが出来ていること、3)そしてプリント時の判断力(試し焼きの枚数が圧倒的に少ない)で、これもオーディオと似ている。
最近モノクロームのプリントをやる気が衰えているのは、年々目が悪くなって、ネガのホコリを取り除いたり、細かい位置合わせなどが苦痛になったこと、そして写真のデジタル化だと思う。デジタル=新しいこと=若い人みたいな思いこみは間違いで、拡大してゴミを消すことが可能なこと一つ取り上げてもデジタル写真処理は高齢者向きで、しかも自由度が高い。ただし、Photoshopを使うにしても暗室経験のある人とない人とではかなりの違いがある。
ところが、おもしろいことに、(カラーは絶対にデジタルだと思うけど)モノクロームのプリントは銀塩を越えられない。デジタルのプリンターから排出されるプリントがどんなに整っていたとしても、モノクロームは銀塩の方がずっと美しい。カラーはRGBでそれぞれ8bitとか16bitの階調があり、それを組み合わせたデータを、6色とか8色のインクを使って表現しているわけだけど、モノクロームは白と黒しかないので、デジタルは著しく不利になるらしい。
そうそう、今日プリントしている写真は4月末にスタジオで開催するカーニバル展に出すための作品で、以前このページにも書いたテクニカルパンを使って撮ったものだ。今のところ全紙一枚仕上げるのに30分ぐらいの快調なペースだ。みんなが先日全紙を焼いたときに余った印画紙を僕が引き取ったので、印画紙は7枚か8枚しかない。で、全紙に伸ばしたい写真は6点か7点あるので、ひどい失敗は許されない。 2005.4.15
今日は戯れる会の例会。参加者はちょっと少なめで5人だけど、ガラードあり、マルチチャンネル再生あり、よくわからない音質改善装置もありで内容は濃くなりそう。昨日は一日プリントだったので、午前中は必死で掃除と片づけ、そろそろ11時だからプレーヤーを回しておいて、アンプにもスイッチを入れなくてはならない。
「今度、引っ越しするので、山本さん僕のガラード301をしばらくの間、半年か一年使っててもらえないかな」
「え、引っ越すんですか? いいですよ、僕は401を買うつもりだけど、富田さんの301を使わせてもらえるなら、ゆっくり探せるし」
「じゃあ、来月の半ば頃には持っていきますから、よろしく」
「今、住んでいるマンションは売却するんですか?」
「そう、三管プロジェクターとスクリーン付き」
「あのリビングは16畳ぐらいですよね、台所は別で」
「そう、アセントはないけど、スピーカーが置いてあった場所は凹んでます」
「同じように、機器をセットすればいい音が出そうですね、SISも近所だし、オーディオやるなら最高の部屋ですね」
「もし、買いたい人はSISにでも行って、そんなことをつぶやけば、間に入っている不動産屋さんを紹介してもらえるかも、、、」高田渡が亡くなった。享年56才。10年ほど前、テレビで見たときすでに、ものすごいおじいさんのような風貌だったからなあ。 2005.4.17
一昨日の戯れる会例会はいろいろ面白いことがあった。その中で僕がなるほどと思ったのは、久しぶりに参加のShukus氏による「ワルツ・フォー・デビー」のCD三枚ききくらべで、それは普通のCDと、高音質をうたったCD、XRCDの三種類だった。
僕は以前普通のCDを持っていて、そのCDで満足していた。でも、これは不良品だったようで、エラーが頻発したため、二番目の高音質CDを買った。ところが、この高音質CDはやけにシンバルがチャリチャリして「装置が壊れたのだろうか?」と思うような音だったため、それ以来ワルツ・フォー・デビーはきかなくなった。重量盤LPを手に入れるチャンスも何度かあったが、またあのヘンな音だったら困ると思って手を出さずにいた。
今回Shukus氏の説明で三枚をきき比べると、普通のCDが一番まともな音だった。そして、オリジナル盤との比較でも普通のCDが一番オリジナル盤のバランスに近いとのことだった。これをきいて僕は「長い間の疑問が解決した」と思った。
よく、「オリジナル盤は音が良い」という。そしてとても高価だったりもする。僕の中にはオリジナル盤崇拝はないのだが、今回のような場合、何を基準にするかと言えばそれはやはりオリジナル盤が一番だろう。少なくとも参考にはなる。(僕は特別ビル・エバンスを好きではないが)あのへんてこな音のCDを「ワルツ・フォー・デビー」だと思いこむ人がいたらちょっと悲しい。
以前、フィッシャー・ディスカウの「冬の旅」(モノラル)のオリジナル盤と英国盤(僕が買ったもの)をきき比べたときもガッカリした。これはピアノと歌だけなのだが、同じ装置で再生してみるとフィッシャー・ディスカウの胸の厚みがまるで違う。オリジナル盤が胸の厚みを誇張していたのかも知れないなどと、疑り始めればキリがなく、何でもオリジナル盤が良いと信じてもキリはないが、録音現場に立ち会った人が、その演奏をイメージしてつくったレコードのことは参考にすべきだろう。 2005.4.18
土曜日の戯れる会で、オーディオ関係HPのデジカメ熱はすごいという話題になり、「幻聴日記」で知った「Photoshopのものさしツール」の話題が出た。僕はあんな便利なやり方は知らなかったから、もっぱらでかいモニタで拡大しては精度の悪い切り抜きツールを使ったり、角度を数値で入れてグリッドと比べてOKなんてやっていた。
で、こういう風に傾いているときには、ものさしツールで引っ張っておいて、そのままイメージ-回転のところから角度入力を選ぶと、そこにものさしツールではかった角度が反映されているので、そのままリターンを押せば真っ直ぐになることをやってみせ、みんなで「なるほど」と感心した。
僕が「切り抜きツール」を使うことが多いのは別の理由がある。切り抜きツールって、トリミングをしながら(厳密に言うとほとんどトリミングしなくても)サイズと画像解像度の変更が同時に行えるのだが、これは意外に知らない人が多い。ちなみにこれはSISの小島さんに教えてもらった。 2005.4.19
幸いなことに、僕のところにはオリジナルのマランツ7が二台ある。両方とも今のところ、ダイオードに付け替えただけだが、試しに1台の真空管ソケットを全て新しい物に交換してみたらどうかとも思う。それで、あの突然バリバリ・ブツブツいうノイズがなくなってくれれば良いのだが、どうしようかな。
先週、戯れる会の前日、電源ケーブルのプラグをすべてケイグをしみこませた綿棒で拭いてみたところ、わずかながら安定した感じがする音になった。それはずっと続いていて、昨日ものすごく久しぶりにアン・サリーとか「ばらの騎士」をきいてみると、それはとても満足のいく音楽だった。
どこがどう満足かというと、アン・サリーのギターの音(小沼ようすけ)がすごくリアルになったのと、数年前は音量を上げるとヒリヒリしてきくに耐えなかった「ばらの騎士 幕切れの三重唱」が、けっこうな音量でも楽しめるようになった。R・シュトラウスは最高にセクシーだけど、このあたりはキャッチ出来る人と出来ない人がいる。それは演奏家でも同じみたいで、「シュトラウスのここんところで恍惚状態」「ほんと、ほんと」みたいな会話が成立する人もいれば、「はて??」という人もいる。 2005.4.20
ライブドアがニッポン放送の株をを買い占めた話題よりも、僕としてはAdobeがMacromedia買収の方が驚いた。Adobeのソフトってそそり立っているようところがあって、チュートリアルをちゃんとこなして覚えるのが一番早道って感じのものが多い。一般的にMac関連のソフトってマニュアルなんか読まずに、いじくりまわしていれば大体わかるというタイプが多いのだが、Adobeのソフトにはそれが通用しにくい。今はあまり使わなくなったけど、昔けっこうお世話になったFreeHandはなくなっちゃうんだろうなあ。
明日からカーニバル展なので、今夜はその搬入だから、日曜日の夜までオーディオはお休み。写真展のBGMはいつもの通りiTunesとSoundSticksになる。だから、今日はききたい音楽を目一杯楽しんでおくことにしよう。ビヨーク「メダラ」のアナログ盤、45回転で音はすごいけど、片面3曲ぐらいですぐ終わってしまって忙しい。
山本様
真空管ソケットについてはシールド付きなので、選択の幅は減りますが、秋葉の
「オーディオ専科」
http://www.audiopro.co.jp/parts_catarog13.html
カタログPage15-1〜4がよく揃っています。
僕のお薦めは英マクマードの新しいテフロン製銀メッキですが、これはカタログ上は
もう無いようです。
ロシア製の黒シールド付きもなかなか良いと思うのですが、こういうのはみな安いの
で1個ずつでも購入してみて、直に触って差して確かめた方がよいと思います。
結構国による文化の違いなど実感したりします。(笑)
シールドケースはシンチの電波吸収用ステルス塗料を塗布したミリタリーグレードか
な。
ひとによって、アンフェノールでなきゃ、シンチでなきゃ、などといろいろ意見はあ
りますが、米英製は古いものしかなくアンフェノールの油紙パックなどの包装品以外
は、酸化が常に伴います。
新しいものは、評価が定まっていないなど、リスクもあります。
あとは、半田付けですね。
肩こりますよ〜〜。
こんばんは
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@狛江です。
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あれからAVO社の真空管試験機でいろいろ遊んで
います。未だに良くわからない部分もあれば、ほーなるほど!
と感心する部分もあります。 注)御茶の水博士になった気分のマシンの話です
2〜3日前に40KG6測定用にマグノーバル9ピン(40KG6A用
の適合ソケット)を通常のUS8ピン(EL34なんかに使われてる
汎用ソケット)変換するアダプタを作ったので、40KG6が測定
できる様になりました。あまりの球のバラつきのひどさにあきれて
います。それだけAVOは細かい設定ができる、ということでも
あります。
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ところでHPに書いておられたソケットの件ですが、球プリ
の最大の欠点は接点が100箇所(つまりソケットのこと)以上
あることです。小生は球の足をスクワランで磨いて使っていて
これがお勧めです。ソケットを換えたい気持ちはわかります。
でも、最近は良いソケットは大変少ないです。シンチか
QQQがあればよいとおもいますが・・・。ソケットを換えると
なると、それに再配線が大変でしょう。
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失礼しました!うーん、そうかあ、沢山のご意見ありがとうございます。でも、どうすりゃいいのかなあ、、、、、、。
ソケットの掃除ですが、ケイグをつけた歯間ブラシで全ての接点をこすって、さらになにもつけていない歯間ブラシでこする。
この程度のことは何回かやっていますので、バリバリ・ブツブツというノイズが一日に10回も出るなどということはないのです。
普通の状態で、つまりセレクタでCDとPHONO1&2と SACDマルチあたりを切り替えて使っている分には、一日一回もノイズは出ません。
ただ、やはり、あれこれやることが多いので、一日に何度もピンケーブルを差し替えたりして、本体を揺らす事があるので、
そうなると、ちょっとした拍子にノイズが出やすくなる。それと、ノイズが出るのは許すとして、ちょっとした拍子に音が変わってしまうことがあって、
こちらも生身の体だし、毎日同じソフトばかりきいているわけでもないので、数値的判断はできず、
「なんとなくヘンだなあ」みたいに思っていると、突然元に戻ったりということがあるので、
それが減ったらなと思っているわけです。 山本
今日からカーニバル展、スタジオK'sの暗室でモノクロームプリントをやっている人たちのグループ展で、今回は僕も参加している。僕は彼らに白黒写真の現像プリントの講習を行って、やる気のある人に暗室を貸している。僕の方がよく知っていることを教えることもあるけど、別に僕が写真の先生で彼らが生徒ということではない。写真のグループとオーディオのグループを比較すると、これは問題にならないぐらい写真のグループの方が楽だ。
彼らは好きなものを好きに撮って、プリントしている。上手な写真もあるし、端正なのもあるし、下手な写真もあるけど、それはその人の責任でやっている。彼らが暗室を使っている時、僕は外出もするし、Skypeで話もしている。また、彼らは僕にお茶をいれてくれたりもする。
どうしてそうなってしまったのかはわからないが、これに比べると戯れる会の例会はずっと大変だ。戯れる会の人たちも僕にこう書かれると「山本さんいなくてもいいし、お茶いれなくてもいいよ」と言うのかも知れない。おお、それもいいな。写真のグループみたいに2/3が女性になってくれればもっと良いけどね。
それはともかく、戯れる会も5月から4年目なので、ちょっと前から、例会で何をやるかは前もって参加者で話し合って決めることにしたし、会員持参のソフトはその人が説明をして、自分でセットして音量調節もやってもらうことにした。これはとても良いと思う。
一週間後には新しいMacOS Tigerが届く予定だ。一応iBookにインストールしてみて、大丈夫そうならCubeにインストールしようと思っている。Cubeはもちろん、インストール前にディスクユーティリティの中にある「復元」で外付けのHDDにバックアップをとってからTigerを入れる。阪神タイガースファンのWindowsユーザーがここでMacに乗り換えるなんてこともあるのだろうか? 2005.4.22
現実にカメラを持って写真を撮るかどうかは別にして、僕は毎日々々写真のことを考えている。起きている時も寝ている時も、牛乳を飲んでいる時も考えている。写真のグループとの関わりはオーディオの会より楽だし、一緒に食事をしたり写真展を開いたりもして、とても重要だけど、モノクロームのプリントをやっている人たちとの関わりのなかで、自分が写真を撮る上での刺激を受ける度合いはそれほど多くない。
戯れる会の例会を毎月開催するというのは、毎月個展をやるぐらい大変だと思う。大変なんだけど、この三年間で僕が受けた刺激やつかんだものも、その分大きい。それで、来年度も戯れる会をやろうと思っているのだが、自分にとって得るものがもうほとんどないとか、もう面倒だからイヤだと思ったらそこでやめるつもりだ。 2005.4.23
スピーカーを片づけると、ものすごく広い
限られたスペースはなるべく広く使いたいのでスピーカーをあまり前に出さず
今回は後の壁からスピーカーの後端までを1m55cmにしてみた
これは、先週より約50cm近く、後ろに下げたことになる
写真展の関係で、否応なしに片づけたので、なるべく物を出しっぱなしにしないでおこうと思っている。しばらくの期間、スピーカーはさまようのかも知れないが、とりあえずちょっと後方の位置できいてみようかなと思っている。スクリーンとの関係で、あまり後方にすると、スピーカーの間隔を広げなくてはならなくなる。 2005.4.25
そういうわけで、今日からLPを再開。カートリッジは何をつけようかな。手持ちのオルトフォン1)SL15 2)MC20 3)MC30 4)MC30Super 5)MC3000 6)SPU Gold 7)いきなり飛んで85アニバーサリー を全部きいてみるなんてのも、いつかやってみたい。以前、戯れる会の例会で、LINNのカートリッジを5機種ぐらい集めたことがあった。今の状態で、もう一度それをやったらどうなんだろうという気もする。
なんだかんだで、スピーカーはジワジワと前に出してきて、今日は壁からスピーカー後端までが167cmになった。そして、昨日より今日の方が音は良いが理由はよくわからない。
今日はアンプの具合が良さそうだったので、マジメに調整をしようと考えた。壁からスピーカー後端までが167cmというのは、先週の状態より20cmほど後ろに下げた状態なのだが、一応この位置でいくことにして、サブウーハーの調整をしたところ、なかなか良い感じのポイントが出た。だから、しばらくこのままで音楽を楽しもうかと思っている。 2005.4.26
マランツ7は今年の1月からなので、そろそろ4ヶ月だ。浮いたり沈んだり、すべったりしながらだけど、何とか思うように操縦できるようになってきているのかも知れない。今回のセッティング変更は思いつきではなく、狙ってやっている。狙いとは音の厚さ、強さ、熱さ、あたりだろうか。予想以上にうまくいったので満足だ。
僕はLS3/5aを適当な部屋で目一杯の音量できいた時の、あの感じをそのまま拡大したものが欲しいと思っているのだと思う。やってみるとわかるのだが、これは意外に難しいことで、結局何年もかかってしまっている。でも、かなり完成に近づいてきているのも事実だ。
昨日の午後、用があってダイナ サウンドハウスの5Fに行った。ソニーのSACDプレーヤーやマッキントッシュのCDトランスポートをながめた後、椅子に座りながら、厚木さんがかけてくれたジョアン・ジルベルトのモントルーでのライブ盤をきいていたらコロッと眠りこけた。「ああ、声が若いなあとか、客が歌っているなあ」なんて思いながら、気がつくと10曲目だった。
スピーカーはシステム7だったが、あれは僕の中でちょっと得点アップだったかも。音量も適度で、わりとゆったりと鳴っていたのも確かだが、「自分のシステムでもなく、誰かのシステムでもないので、ものすごく無責任に音楽にひたった結果らしい」と思った。僕は自分のシステムをそのように鳴らしたいと思ってもいるのだが、一生懸命完成に近づけようとすればするほど、無責任にはきけず、一方での完成は別の目標から遠ざかる結果を生んでいるらしい。だから、時々KEFを古い英国製プリメインアンプで鳴らしたりしているんだな。 2005.4.27
このところオーディオ関係HPのカメラ&レンズ熱がすごいのだが、僕はあまりレンズに興味がない。10Dと一緒に仕方なく買った17-40mmと昔から持っている28-135mmIS、軽さと安さで買った18-55mmEF-S、ズームはこの三本しかない。あとは全部単体レンズで、出てすぐ買ったTS-E24mmとあまり評判のかんばしくないEF28mmf1.8、やっと去年買ったTS-E90mmと10年以上使っている100mmマクロ(USMではないタイプ)、EF200mmf2.8とEF300mmf4、EOS系のレンズはこれしかない。そしてこれ以上特に欲しいレンズもない。将来、35mmフルサイズのデジカメがEOS 10Dくらいの大きさになったら、僕はフルサイズを常用すると思う。それは、やっぱり画角の関係で、長いこと使ってきた24mmの感じとか100mmの感覚が重要なのだと思う。
@狛江氏がほめてくれたトップページ、魚の写真、先日の写真展ではモノクロームの全紙プリントを展示した。オーディオ関係の友人は少なかったのであのモノクロームプリント見てくれた人はあまりいないが、けっこう気に入っている写真かな。ストロボを使って、撮影は5分ぐらい、白い部分を飛ばしたのとコントラストやトーンカーブの調整ぐらいで、大きな加工はしていない。
月給10万円、月にLPを一枚か二枚買うのがやっとだった時代に、100万とか200万というアンプの値段はまさに天文学的数字だった。あの頃、そういう高額な機器での音をきかされたら、それだけで「すげえ」と思ってしまったことだろう。でも、その「すげえ」は音質に対してだ。幸せなことに今の僕たちは大体の物を手に入れることが出来るし、誰かが使っていたりもするのでブランドや値段に対して必要以上にへりくだることはなくなった。
ちょっと前までは、高級なデジタルカメラを持っているのはプロか、かなり入れ込んでいる人だけだったが、去年あたりからみんな同程度のカメラを持つようになった。でも、これは銀塩なら当たり前のことだ。同じカメラを持って、あるいはコンパクトタイプでも気の利いた写真が撮れるかどうか、そう、オーディオも写真も同じだと思うのだ。確かにフルサイズの画質はすごい、立体スキャナと呼んでも良く、あまりにすごくてヘンな気分になるほどだ。でも、画質の良さを楽しんでいるのは撮った人で、ながめる人は細かな画質の違いなんかどうでも良くて、何がどう写っているか、そして表現されているものは何であるのかだと思う。 2005.4.28
今日は昼頃にTigerが届き、iBookとCubeに入れた。そして午後はデジタルピクニックで、6月に行う写真展の場所決めをやった。 2005.4.29
待ちこがれた度合いはPantherの時ほどじゃないけど、発売日に入れた新OS Tigerは快調と言って良さそう。僕のG4Cube800Mhzで使って、特別ストレスは感じない。見た目はあまり変わらないが、このところの進化は割と実用的な類が多いので、慣れると元に戻れなくなりそうな感じはある。僕はずっとMacをコンピューターだと思ったことがなく、文具だと思っているのだが、ダッシュボードとウィジェット(けっこう色々な種類がある)とかも、文具的だと思う。 2005..4.30
カラオケに入れて欲しい、カエターノ、ジルベルト・ジルなどブラジル音楽
1 サンバがサンバであった時から(トロピカリア2・またはジョアンの声とギターの一曲目)2 粋な男 3だいたいシェガジサウダージすらないのはいけない 4カエターノがいつも楽しそうに歌う、お散歩ライオンの歌 56789101112131415
将来、もし広告主があれば、この部分を「二件限定、一週間単位」で広告スペースにしたいと考えています
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