2004年1月 僕のオーディオ生活パートVI

そう言えば去年の正月もモノラルのLPをきいていた。久しぶりに「音のエジソン」のカートリッジを取り付けてきいてみている。オルトフォンのCG25Dもそうだけど、ブーメスタのフォノイコだとハムが出る。置き方やアースの取り方、ケーブル交換など色々試してみたがラチがあかないので、モノラルカートリッジを使うときは別のフォノイコを使うことにした。
写真にもあるように、昨日からマイクロのアームを取り付けてこちらも使えるようにした。ダイナベクターのDV505は借り物なので(譲って欲しいとお願いしたのだが、「ずっと使っていていい」とのこと)、僕としてはもう一本のアームもマイクロ(MA505X)にしたいけど、注文したアームボードが届かないので付けられずにいる。ダイナベクターはボードに穴をあけなくてもOKだが、フォノケーブルが太くて硬いので、ボードに木ネジは必須だ。2004.1.1

 

 

昔はあれほど大好きだったのに、ここ10年近くテレビが嫌いになった。テレビの音はどうにも耐えられない。特にバラエティ番組でタレントが絶叫するやつがダメだ。だから僕の場合、数時間にわたってテレビを見続けることは極めて希で、多分一年間に数回だろうと思う。希の代表は箱根駅伝で、毎年1月2日はやることもなく家で箱根駅伝を見てすごし、たすきをつなげず泣いている選手を見るともらい泣きしそうになる。


良い40代のために良い30代があり、良い50代のために40代があり、良い60代のために50代はある。そう思って6年半ほど前にStudioK'sをつくり、これは割と早い取り組みだったと思うが、ちょうど6年前の正月にHPを開設した。最初の一年間は一カ月トータルのクリック数が1000回未満だったし、オーディオページも僕のページはなくて富田さんのページから始めた。それで富田さんのページの最初には僕の名前が書いてある。その頃は今のような発展を予想していなかったのだ。
僕がアナログを再開して自分のページを書き始め、柳澤さんと岡崎さんのページを作ったのは1999年の夏だった。その頃から徐々にアクセス数も伸び始めた。いま思うととても懐かしい気がする。おかげさまで音は少しづつ良くなってきて特に不満はない。去年はやっとTD124でずっと使うターンテーブルが決まったので、今年は出来る範囲でCD(デジタルディスク)のことを試してみたいと思っている。 2004.1.2


昨日の午後は吉成さんご夫妻がスタジオに遊びに来た。今回は吉成さんの奥さんにあれこれきいてもらうことが目的だった。どういうことかと言うと、「吉成家の音だって随分進化していて十分楽しめるし、これ以上良い音なんてあるのか」と奥様は考えるわけだ。だから時々吉成さんが僕の音をきいて帰り「まいったなあ」なんて言うと「何故?どこが違うの?」と思うらしい。そういう理由で、3時間ほどあれこれきいてもらい、いろいろな面で納得していただいた。オーディオに興味をもってくれるご家族には、出来るだけ理解してもらいたいと思う。

よくTD124は冬場など回転が安定するのに数十分も要すると言われるが、僕の124はそのようなことはなく極めて快調である。これは多分戯れる会会員のSさんによるメインテナンスのたまものだろう。ちゃんとした整備がほどこされていれば、夏冬関係なくまともに動くようだ。彼のHPにはTD124の整備方法が詳しく掲載されているので、興味のある方はご覧下さい。

素敵な天使のようなぷーくまさんから電話があり「秋にカエターノが来るらしい」という情報があった。裏をとろうと国安真奈さんのHPなども見てみたが、今のところ何も書かれてはいない。その上にジョアンも再来日なんてことが実現したら2004年は最高だ。

昨日の戯れる会では、SDサウンド i-1二台によるバイアンプの効果やTD124のサウンドを参加者に体験してもらった。僕はTD124みたいな音のするSACDプレーヤーってのは出来ないものだろうかと思っている。

一言で言えば音楽性ということなのであるが、それは音が大きいとか激しいとか濃いとかクリアだとか情報量が多いだとか、そういうことではない。音の殺し屋店長なら「音楽家の魂」と表現するものだろう。彼は主に激しさやビートの部分でそれを追求していて、もちろん激しさを追求するということは対比となる静寂をきくことにもなり、ビートも同様で山だらけでは山しかない。僕もやはり音楽家の魂と言うか、やむにやまれぬ行為(うたうということ)のようなものを感じ取ろうとしていることに変わりはない。ただ、僕の場合は、ちょっと見には何の変哲もなく普通の状態を保つ中でそれを表現できたらと考えている。

ありがたいことに、トーレンスのTD124という40年も昔に製造されたターンテーブルが僕にそれをもたらしくてくれた。去年KENWOODが故障していなければ、ここへはやって来ることが出来なかっただろう。そして今ならKENWOODからだってまた違う何かを表出させることも可能なように思う。オーディオは楽しい。2004.1.5

お茶の水のディスクユニオンで偶然柳澤さんに出会った。彼は年末にエソテリックのX-01sを導入していて、今日も寸暇を惜しんでSACDのソフトを買い込みに来ていたのだった。色々事情があって、せっかく書いてくれた「2003年の驚き」原稿は送ってもらえなかったのだが、口頭で「2003年の一番はエソテリックのX-01sで、もうアナログはいいや」と言っていた。僕はこのところ毎日LPばかりきいているのだが、柳澤さんの言うこともわかるような気がした。彼のソフト(SACDの)を買いたくて買いたくてたまらない様子が伝わってきて、僕は羨ましく思った。 2004.1.6

1月の半ばにPhotoshopが現行のv.7からCSになる。必要とする機能が加わっているので、僕は早速バージョンアップする。日曜日の午前中にやっているデジカメ講座も3回目で、次回からはPhotoshopの基本的な使い方だが、なにしろ機能満載のソフトなので僕なんか使ったことのないツールだらけだ。でももう、とにかくPhotoshopが無ければ仕事にならず、僕は楽しいゲームみたいな感覚で画像をいじっている。例えば、画素数や階調を増やしたいのなら「露出やトーンカーブを変えた画像を二枚重ねて、しかもピクセルが見えるぐらい拡大してほんのちょっとずらして貼り付けたらどうなるのか」なんてことを考えるわけで、オーディオも似たようなところがある。サーロジックのサブウーハーの効果というのは(体験したことのない人にはどうにも説明できないのだが)超低音が付加されると同時に、もっと上の帯域まで滑らかになり、これは写真でいうとトーンジャンプのない状態みたいなものだろう。 2003.1.7

去年の夏頃からAudionの300B+i-1のバイアンプにしていて、これはi-1 1台には戻れないなあと思っていたので、ちょっと前からSDサウンド TOPSTONE i-1 二台のバイアンプにした。トーレンスのTD124ショックが大きくて、ついこちらの話題ばかりになってしまうのだが、i−1のバイアンプも現在の満足すべき素晴らしい状態に大きく影響を与えている。同じパワーアンプ二台なのでスピード感がそろうし、余裕もある、そして音楽が少し知的というか、クールというか見通しが良くなる。

そして、プリ-パワー間のケーブルがずっとSCRラインとMITだったのを(1.5mのケーブルがなかったから)、今日は二本ともSCRラインにした。つないだばかりは例のごとくちょっと変な音が出て、一瞬MITに戻そうかと思ったがグッと我慢して数時間きくと、音はだいぶ良い感じになってきた。本調子になるにはあと二日か三日かかるかも知れない。

愛用のMac G4Cubeのハードディスクを120GBの物に交換した。Pantherのディスクユーティリティには「復元」という機能がつき、システムの丸ごとバックアップが可能になった。今までが40GBだったから三倍だ、これで画像をあれこれため込んでも、地図ソフトをインストールしてもOKだ。ハードディスクの空き容量90GBってのは僕のスッカラカンでさびしい銀行口座に90万円の余裕が出来たような気分かな。120GBのHDDは約11.000円で「これじゃ、外付け用のケースの方が高いくらいだ」と言って店の人と笑った。噂の30インチ液晶ディスプレーが出たら、僕のAVはこれでやりたい。 2004.1.8

OrtofonのMC200IIとMC3000があって、きいてみたいと思いつつまだ試聴していない。きいたことのないLPもあれこれかけたいが、5枚ぐらいスカが続くともう限界で、「これは絶対OK」というききなじんだソフトに戻るわけで、そういうことの繰り返しという流れがあり、一応仕事もやっているわけだし(作品作りも含めて)、新しいカートリッジを試すエネルギーがわかない。まあとにかく音楽的に満足しているということであります。

朝、スタジオの窓をあけてパワーアンプのスイッチを入れ、メールをチェックしブックマークしたHPを見ながらきき慣れたCDをかける。音は昨日より確実に進化していて、僕が初めて体験する、そしてより理想に近づいた鳴り方をしていることがわかる。やはりプリ-パワー間に入れたSCRラインケーブルが本来の音を奏で始めているのだろう。1mのケーブルに4万円ほど出しても良いと考える人なら一度試してみて欲しいと思う。最近コレクトチャックになって、確実に接続することが出来るようになったが、使いやすさはちょっと後退した。どちらが良いかは一概に言えず、僕は両方のタイプを持っているので使い分けることにした。 2004.1.9

おかげさまでCDの音も良くなってきた。バイアンプ?AETのケーブル? 一般に考えられる理由はこんなところだが、それだけじゃないような気がする。根拠はないけど、TD124が来てからスピーカーが歌い方を学習したような感じがある。

今日の午後は「わたせせいぞう」事務所へポートレートを撮りに行き、そこで「まんがくらぶ」を発見したので思わず証拠写真を撮った。わたせせいぞうってどんな顔で、どのような雰囲気の人なんだろう? と僕は今日の撮影がとても楽しみだった。まあ、その写真は2月か3月に発行される地下鉄構内に置いてあるフリーペーパーを見ていただくとして、わたせせいぞう氏の写真を撮りながら、僕はオーディオ関係のWebでちょっと有名な人を思い浮かべていた。ハートカクテルと松任谷由実の歌と村上春樹の小説はイメージが重なる。
オーディオとWebと生業としての写真以外に、ちょっとは自分の作品も作りたい。料理なんかも作品と考えられなくもないからそれもいいけど、時々は仕事以外の写真で「ざまあみろって感じの作品」も撮っていたいと思うので、この一週間はそれを何点かカタチにしていた。そんなわけでちょっと睡眠不足と運動不足な松の内だった。

あ〜あ、百人一首やりたいなあ。誰か相手してくれないもんだろうか。 2004.1.10


富田さんから電話がきたので「なあに」と言ったら「デザインが気に入らないのでイヤだイヤだと思っていたが、試聴したらノックアウトされて、エソテリックのG-0sがシステムの一員になった。やはりヴェルディはクロックがないと話にならない」とのことだった。 2004.1.12

CECのTL-2にもクロックなんかをつけたらいいだろうけど、できないからそういう気持も起きず平和にCDを楽しんでいる。アナログもデジタルも不満がないので、ただただ音楽を楽しんでいる。もう少し暖かくなったら、エアコンも入れなくて済むからさらに楽しめるだろう。
カートリッジはあれこれ試してみているが、TD124に対してはやはりベンツマイクロL0.4がベストのようだ。だいたい何でももなすが、もう少し繊細さやしなやかさが欲しいなんて時はZYXにすればOKだ。LPを楽しむのに忙しくて、古いLINNやOrtofonのカートリッジはまだ試していない。冬は空気が乾燥するので静電気がひどく、針を上げる時にバチっとくる。TD124のターンテーブルにオートリフトアップのアームがついてりゃ完璧なんだが、などと思ってしまう。
今もハイドンのチェロソナタをきいて驚いている。弦楽器がこんな風に鳴ったことは、いまだかつてない。しかもどちらかと言えばマッチョで太さと力強さが売りのベンツマイクロL0.4でこれだから、最高だ。 2004.1.13

この一カ月ばかりでエスプレッソにはまってしまった。スターバックスコーヒーのマシーンを改造して使ったりはしないつもりだけど、先のことはわからない。あぶないなあ。
と、こういう調子なので物が増える。物が増えると困るのでひたすら不要品を処分している。CDやLPもきかない物は売るなりあげるなり捨てるなりする。僕のCDラックは目一杯入れると多分合計で600枚ぐらい入ると思うのだが、何とかこの範囲にしていおきたいと考えている。 2004.1.14

昨日は「複眼的音響調整」の取材で、とても面白かった。 2004.1.15

 絶句、まるでF1レーサーのような音  

 

ソニーのSACDプレーヤー SCD-X777ESを貸してもらった。でもソフトが4枚か5枚しかないので、今日はユニオンと石丸電気に行く予定 2004.1.16
こういう物を買うつもりはなかったのだが、戻ってみるとこの4つを手に入れていた。トライシクルは懐かしいのでつい買ってしまった、脳天気なソフトもいいよね。まあSACDは初心者なので、わかりやすそうなものを買ってみた。多分世の中のSACDはもっと進んでいる筈なので、おいおい揃えてゆこう。普通のCDだけど、ブラームスのピアノ四重奏曲第一番もずっと買いたかった(僕はこの第三楽章が大好き)。神保町のトニーレコードに行ったらカエターノのLPがあった、もちろんCDは持っているがきわめて盤質がきれいなLPだったので手に入れた(音も良かった)。ゲッツ/ジルベルトのSACDは予想より良い音質(やわらかな肉声感みたいなものが)だった。そう、僕は最近やっとジョアンのCDをきく気になってきたのだ 2004.1.17


Photoshopが新バージョンCSになった。なかなかの使い心地で、まずファイルブラウザが良い。そこからRAWデータを直接開く事が出来るのも助かる。また、ショートカットのコマンドが割り当てられていない操作に好きなコマンドを割り当てられるのもPhotoshop3.5以来の復活で、操作性がかなり向上した。

今年の目標は銀塩フィルムを一本も買わないことである。先週いい加減頭に来てEOS-1Dsを発注したので、多分明後日あたり届くだろう。もうしばらく待っていれば中間の機種が出るんじゃないかとか、×1.3とか1.6なんて計算をするのはイヤになった。だからフィルム代と現像代だと考えて、24回払いで買うことにした。もし1年後に新型が出て安くなったらまた買ってやるさと割り切ることにした。キヤノンサロンの西やんに「買いたいと思ってから、こんなに長い間悩んだり苦労したカメラは生まれて初めてだ」と電話すると、「あのカメラは素材を大事にしているというか、デフォルトのままだとややつかみ所のない画像だから、欲しいイメージに合わせてトーンカーブやコントラストの設定をしたほうが良い(そしてそれをカメラのファームウエアに記憶させられる)よ」と教えてくれた。僕が思うにはどうもSACDの音がそれに近い感じなのである。

自分の装置でSACDをきくのは久しぶりで、本当にどんな音なのか見当さえつかなかったのだが、音を出す出さないにかかわらず毎日ディスクを回し続けた結果、ソニーのSACDプレーヤーSCD-X777ESは少しづつ音が良くなってきている。パッときいて「お、いい音だなあ」と感じるような、ど派手な音ではない。アナログのあの存在感の強い、悪く言えば押しつけがましい音とも違うと思う。 2004.1.18

従来CDをTL-2+Perpetual組で再生するのとSCD-X777ESで再生するのでは、今のところTL-2組の方が良いと思う。ただ、SCD-X777ESとプリを結ぶケーブルは古くて長いMITなので、これを近々AETのSCRラインケーブルにしてみたいと考えている。そのように条件を揃えた上でなければ、電源ケーブルの比較もやれない。もし色々やってみて、一体型のSACDプレーヤー(の従来CDの音質)がTL-2組とほぼ同等なら、僕は一体型SACDプレーヤー1台にしたいと思っている。あれこれやるのはアナログだけで沢山、デジタルは出来るだけ気楽に音楽を楽しみたい。

去年のSurprised of the year にも書いた「チック・コリアのSACD」を三日に一度ぐらいの割できいてみていたが、今日は音が良い。何が良いのかと言うと力が出てきたところだ。音ばなれと言っても良い。低音の押し出しもこの一日二日でグッと空気が動く感じが出るようになった。やっぱり最低数日かかるなあ。こんな調子なら、これはかなり楽しめそうだぞ。

EOS-1Dsはなかなか手強い。銀塩のEOS-1系操作を継承しているところはすごく良いが、ついでに昔のKodac系のデジタルカメラ(数年前600万画素で360万円だった類)の操作も受け継いでいるので、えらく操作や設定がやりにくい。まあでも、このカメラで本当に4×5もブロニーも使わなくなるのならすごいことだ。僕のMac歴はLC630以来で、ずっとデジタル写真の第二集団あたりでやってきたのだと思う。そして、今までは江戸末期みたいなもので、これから明治時代が始まるのかも知れない。古くて良い物は失われる時代だ。 2004.1.19 

ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第4番なんてのはどういうものかまるで思い浮かべられない。ピアノソナタの4番もわからない、もちろん5番も6番も7番もわからないので、今日からはそういうのを順番にきいてみることにした。音には不満がないのだから、音の事は考えずにあれこれきいてみよう。
それで、今日はダイナベクターのアームに初めてオルトフォンのMC30superをつけてみた。これもなかなか良い。SACDプレーヤーも本日からSCRラインケーブルで接続したので、こちらはきかない時もなるべく回転させている。まあ、SACDの方はききたいソフトがそうたんとはないってのが実際かも。

そして、スピーカーへの接続を入れ替えてみた。つまり、GAIAをウーハー側にして、MIT MH750を中高域側にしてみた。以前バイワイヤリングを試したときは上MIT 下AETが良かったのだが、思うところがありあえて逆にしていた。久しぶりに戻してみるとやはり入れ替えた方が結果は良かった。 2004.1.20
ソニーのSACDプレーヤーのデジタルアウトをPerpetual一家に接続するとどういうことになるのかを試してみたくなった。そうすればTL-2にいっているJOBだってSCD-X777ESに使えるわけだ。おお賢いぞ。でも、あれこれケーブルを工夫しなければならないので明日やる。だって、今朝は再びBENZMICRO L0.4に戻して幸せな気分でLPをきいているから。

SCD-X777ESとPerpetual一家を連合させたCDの音は僕の予想以上に良くて、長く使ってきたCECのTL-2はそろそろやめても良いのかも知れないと思い始めている。しぶとく生き残ってきたCECだが、意外なところであっさりと現役を退くのだろうか? 2004.1.22

毎日、夕日を見ながら仕事ができる環境だったらどんなに気分が良いだろう。もし神様が望みをかなえてあげると言ったら、思い切り音が出せて夕日の眺められる(しかも都心で)仕事場が欲しいと思う。

だが、そうもいかないので夕日をながめる代わりに音楽をきく。

SCD-X777ESにJOBスイーターからのMIT ZCord IIをあてがってみると「おお、なるほど」という変化がある。CDの音も良くなったが、戻ってSACDをきいてみるとZCord IIとスイーターの効果はSACDに効果がより大きいことがわかった。ちょっときいただけだと「こんなもんかな」と思うのだが、ピアノがドーンとかいう場面になると「おお、なるほどこれはスーパーである×2」となる。 2004.1.23

SACDできくピアノというのは格別のものがある。生のピアノのあの透明でしかも複雑な響きをLPやCDでは表現できない領域まで広げて再生する。受け皿というか容量の大きさに違いと余裕を感じる。僕はあまり大きな編成の音楽(つまりオーケストラとか)をさほど好んでいないが、このあたりでは特に大きな差が出ることは容易に想像できる。
確かにSACDは良い。ただ、SACDをきいた後LPをどう感じるかというと、LPはLPでとても楽しめる。優劣の問題ではないし、仮にどちらかが優でどちらかが劣だったとしても、それでどちらかをきく気が失せるなどということはない。手に入るすべてのメディアを楽しめる時代に生きていることは嬉しいことだ。


時々腹が痛くなったり、なんとなく怠く頭がスッキリしない程度で寝込むほどではないが、ずっと風邪をひいていて治らない。だからイマイチやる気が起きない。あと一月も経てば春も間近だし、ジョアンのTOKYOライブCDも手に入り、もう少し気分も変わることだろう。僕はごく軽い花粉症らしく、目がかゆくなったりはしないけれど、あまりに多く花粉が飛んでいる季節は少し体調に影響する。今夜はまともなものを食べて早く寝よう。 2004.1.25

フォノイコは二台、ブーメスタとクレルだけになったがトーンアームは三本つけてある。TD124に2本とSTUDIETTOだ。ダイナベクターのDV505(マイクロでもOKかも知れないが試していない)+BENZMICRO L0.4+ブーメスタは最高に良い組み合わせなので不動とし、クレルのフォノイコでSTUDIETTOを使おうと考えている。なにしろ、SACDやCDをCECと777できいてみたりとやることが多く、そして一方ではデジタルカメラのテスト撮影とPhotoshopCS、それにエスプレッソマシーンも目の前に二台あり、試す時間がないのだ。 2004.1.26

一週間ほどSCD-777ESをきき続けた後トランスポートをCECにしてみると、やはりTL-2じゃないと出ない音というのがあって、その部分はどうにも捨てがたい。だが、TL-2は長く使ってきていてPlayボタンなどに接触不良が起きているので、CECに送って修理と調整をしてもらおうと考えている。ソニーのCDプレーヤーについている回転式のAMSはすごく使いやすくて良い。ソニーの携帯電話でクルクルさせるの慣れると他が使えなくなるのと同じかも。P-1Aに両方つないで、必要に応じて切り替えて使おうかと思う。

風邪で不調だけど、今日は撮影、明日も撮影。今週来週はけっこう撮影がある。新しいカメラを使ってみてるのでその点は楽しみだけど、原稿はまだ一字も書いていないのでちょっと不安。マルチフォーカスチューニングは本来的な路線が展開されると思うので、楽しみにしていて下さい。

昨日TD124のアームボードが届いたので、メインのアームをダイナベクターからマイクロのMA505Xにしたいのだが、時間がない。ダイナベクターのアームはとても良いのだが、多分マイクロでも大丈夫だろうと思う。ダイナベクターは借り物で、取り付けた状態を写真に撮って満足したし、マイクロでOKならマイクロでやっていくつもり。

EOS-1Dsでの撮影というのは、大リーガー養成ギブスを外して投げたような開放感だった。予想を超えた仕上がりに驚嘆すると同時に、もう仕事で銀塩カメラは使いたくないと思った。 2004.1.27

昨日は朝7時に起きて夕方まで撮影で、その後12時過ぎまで画像処理とプリントアウトをやっていたので疲れた。音楽もきいていて、いろいろ思うことはあるけど、考えをまとめてHPに書くなんてできそうにない。これより1〜2週間は更新も滞るかも知れない。

ある朝目覚めたとき、何故か知らねど裸で隣に寝ていたら困るなあと思う女性。1番ジョニ・ミッチェル 2番アグネス・バルツァ 3番目は誰かなあ? マルタ・アルゲリッチじゃろか? 4番目は誰かなあ 2004.1.30

TD124のアームをダイナベクターのDV505から、同じ505でもマイクロのMA505Xにした。とにかくこのターンテーブルの支配力は非常に強く、アームを変えても音の変化がよくわからない。でも、出てくる音はどちらも大変良い。
と、思ったんだけど、二〜三日あれこれ色々なソフトをかけてみるとマイクロよりダイナベクターのアームの方がキリッとした音で良いみたいな感じ。DV505は元箱にしまっちゃったので、また出してセットするのはちょっと面倒だ。しょうがないから、他のカートリッジでもつけてみようか。


そういわけでOrtofonのMC3000を装着してみると驚くことが起きた。トーレンスのTD124は鉄のプラッターなので、磁石が吸い付いてMCカートリッジは使いにくいとされている。だが、それゆえ独特の音になるという考えも成り立つ(多分本当)が、それを確かめるには非磁性体で約5kgのインナープラッターを装着してみないとわからない。では実際にどの程度影響があるのかというと、カートリッジによってマグネットの強さは異なるので一概には言えないが、約0.3g〜0.8gぐらい余分に針圧がかかるようだ。だからTD124とつき合うにはデジタルの針圧計を持っていないと、ちょっと面倒かも知れない

MC3000の異常な状態は動画で見てもらうのが一番よくわかりそう
こんな具合だ。ゼロバランスどころかマイナスなのに、針圧計は2g以上を示している。肝心の音だが、素晴らしく良い。多分、何年も使われていなかったであろうOrtofonのMC3000、君の居場所はここだ 2004.2.3


昨夜は戯れる会で、SACDとCDの比較やCDトランスポートの比較などをした。参加者がSACDの音をどう受け止めたかは人それぞれだと思うが、SACDの音はシェフィールドのダイレクトディスクみたいにあからさまなものではなく、もっと微妙なものだ。ああいう昔風の高音質を想像すると肩すかしを食らう。でも、思わぬところで「おお!」と思わせられたりして、体験してしまうと「出来ることならみんなこうききたい」と思う。 2004.2.5


昨日はとても久しぶりに富田宅へ行った。そしてSACDマルチを体験して、なるほどと納得してきた。これは可能性があるかも知れない。今のところ僕に足らないのは10数mの長いピンケーブルかな。それで少し富田さんのページを更新する予定。 2004.2.6


キーボードにお茶をこぼして、今日はあせった。僕はアスキーII配列のキーボードじゃないとダメなので、ご近所のOliospecに行って予備のキーボードを注文した。
OrtofonのMC2000MarkIIをつけてみると、こちらはMC3000のようなことは起きず、+0.3gぐらいである。MC3000は適正針圧が2.2gの割にダンパーがちょっと弱いらしく、適正針圧をかけると場合によって腹をこする。針圧を2.0gぐらいにすると音に不満を感じるので、薄い紙一枚分ほどボディを削ってみようか。 2004.2.7


原稿書きに行き詰まって、夕方は谷中で有名なパテシエがやっているというケーキ屋まで散歩に出かける。ものすごく沢山の人が並んで待っていたのでアホらしくなって、根津の「ノマド」という喫茶店へ行った。ノマドではプロのエスプレッソを味わう。このところ僕のエスプレッソもかなり技術向上が見られるので、「ふむふむ」という感じでいただく。
もし、目の前に15mのピンケーブルがあったら、暗室からJORDANの小さなスピーカーを出してきて、三栄無線のパワーアンプが登場するかも知れない。やはりこれは原稿を書き上げてからのお楽しみってことにしよう。 2004.2.8


このところよくきいているのは「ジェイク・シマブクロ」の超絶ウクレレだ。これは昨年の戯れる会で、ドリアンM氏が持ってきた。僕はあの時「なんで、ウクレレでこんなに頑張らなくてはいけないのか?」と思ってしまったので、ちょっと拒否反応だった。最近「これ知ってる?」と言って別のある人が僕にこのCDをくれたので「おお、もちろん知ってるさ、STINGやチック・コリアの曲もやってる」とか言って(実は一回しかきいたことない)、「さすが」と言わしめた。毎日きくと、これがはまるんですね。朝のJ-Waveにも出演していたし、最近は耳にしたことある人も多いかも。チック・コリアのライブ盤を楽しんでいる方には、同じ曲が入っているのでおすすめしておきましょう。
どうも原稿の考えがまとまらないので、昼過ぎはカンナの刃を研いでみた。これでさらにきれいに鰹節が削れるようになった

 

  いつもこんな感じの音楽をききたい 2004.2.9

今日はパリダカに参加した女性ライダーがスタジオに来た。遊びに来たのではなくて、写真撮影のためです。
撮影が終わった後、広木さんがZYXの新しいカートリッジを持ってきた。ポリカーボネートのボディが軽すぎるので、ボディに入り込むように作った6gの鋳造18金を貼り付けてある。音は驚くほど違うものになっていて、「これはちょっと行き過ぎかも」という結論になった。物を造って売るのも大変である。 2004.2.10
  昨日は、 これをお土産にして、おいしい中華料理をご馳走になった。

オーディオはそのおまけ? なんてことはないかな。  
        
「しっこ・せざーる」のCDを買おうと思って銀座のHMVまで行ったが、一枚もなかったので、ヨーヨー・マのニューヨークにおけるブラジルライブと、パウリーニョ・ダ・ヴィオラのCDを買って帰った。という具合で、何かというとブラジル漬けなので、来年三月にブラジルに行こうという話も出ている。2004.2.12 


今日は突然頭が重くて目がシバシバする。だるくてオーディオをあれこれいじるなんてやってらんないって感じのいやな季節だ。シジュウム茶を買わねばならない。ああ、何か楽しいことないかな。


なんと!! EPSONが距離計連動のデジタルカメラを発表したって? フルサイズで、しかもライカマウントでレンズ交換が出来たりしたらすごいけど、どうなんだろう。今更絞り込み測光ってってわけにもいかないからそれは無理か。ん? でもレンジファインダーならそれも可能かな。キヤノンはLレンズ搭載2/3インチ受光部で28mm-200mm相当の新機種を出したし、オリンパスもついに8080を出す。デジタルカメラの世界は一時のワープロ業界みたいに恐ろしい状態が続いている。オーディオは平和だ。
QさんのHPを見ると、EPSONの距離計連動デジカメはAPSサイズじゃないかということだった。大きくて重くて良いから、フルサイズの距離計連動デジカメを出してくれ〜。 2004.2.13

  
さあ、この土日はお仕事しようっと。僕のところではこの時期だけイオンクリスタが出されて花粉を吸い取る。実際にどれだけ除去されているのかは定かでないが、重い花粉症の人が来たときに「どう?」って聞くと、これを使っている方が楽だと言う。 2004.2.14

スタジオの中を少し模様替え中。撮影機材の置き場の関係でスピーカーを左右とも6cmほど右に移動。Macが置いてある机も昔のようにまっすぐにした。かつて17インチモニタ(CRT)を二台使っていた時と比べると随分物が減り、また小さくもなった。それにフラットベッドスキャナがあって、フィルムスキャナも二台あったのだが、今は不要になったので全部処分した。 2004.2.15

カメラもクルマもオーディオも、ある程度満足して使い、その世界なりを楽しみ、そして不要になったら必要とする人のところへゆくというのはすごく良い。僕はあまり物をため込まない主義だから、いらなくなった物は速やかに目の前から消えて欲しいと思う。

ところでCECのTL-2だが、しばらくソニーの777をPerpetualTechnologiesのDD+DACにつないでCDをきいていて、久しぶりにCECで同じソフトをきいてみると、やはり僕はCDに関してはCECの音が好きなのだと思う。Dejavuなどを見て「やっぱり、CDとSACDプレーヤーは一台で済まないのかあ」と思い、CDとSACD&SACDマルチは別物と考えて、LPにしてもモノラルとステレオを使い分けるみたいに、二系統が良いのかなと考え始めている。JOBスイーター(100V)とAETのGAIA ACとMITZコードIIはソニーの777につないでSACDを優遇し、JOBの110VはDD+DACの強化電源にいっている。


EOS-1Dsを使って得た画像を見ると、色々なことを感じる。フィルムで撮った写真を写真とするなら、1Dsの(特にRAWデータで)得られる画像は写真とは呼べないのではないかとさえ思う。そこに写っているものは、色とカタチと明暗差という情報であって、情緒が存在しない。僕の仕事用としては情緒なんか不要で、色とカタチと明暗差を必要としている、だからデジタルが好ましい。小林悟朗さんも同じ理由でデジタルを好ましいと言っているのかも知れないと思い、彼のLP嫌いを少し理解したつもりになっている。
先月号のアサヒカメラで篠山紀信が「自分にはRAWデータなんて不要だ」と言っていた。これもよくわかる。面白いことに僕が愛用しているオリンパスのC-3030で撮ると、これは情報というより写真に近いものが撮れるのだ。それで僕はこの、もはやかなり古くなったコンパクトデジカメを手放せずにいる。 2004.2.16


川崎さんのお宅にサーロジックのD.Cube×2が届いたので、その試聴記と写真をアップしました。サーロジックはずっとウーハーのユニットで困っていて、ちょっとコストはかさむが、今回採用したユニットの方がピュアオーディオ用としては好ましいらしい。 2004.2.17


怠惰な一日。体調いまいち。食欲だけいたずらに旺盛。音は全然不満なし。ルビジウムもセシウムも、すごいなあと思うけどさほど興味なし。乗用車やワゴンならともかく、レーサーやスーパーカーは実際には所有したいと思わないっていうようなものでしょうか。
レーサーやスーパーカーは手に入らないので、今日からGaregeBandで遊び始めた。これはけっこう楽しめる。いや、それにしてもこのソフトiLifeが5800円は安い。 2004.2.18

しかし、この体裁はなつかしいなあ。やっぱり僕のオーディオ生活HPはこれじゃないとダメです。下の看板出ている人のページにもすぐ飛べるし、index=ホームにもすぐ戻れるし、やれやれだ。まだ、日付とかを入れなくてはならないので、完全に整備が終わるにはもう少し時間が必要だ。

僕が怠惰なだけかも知れないが、昨日までのソフトを使っているとStudioK'sHPのトップページを更新しなくなってしまうのだった。HPの継続も6年にもなると意外に難しい。 2004.2.20

午後は戯れる会で、SACD、CD、LP、モノラルLPなどでいろいろな音楽をかけてきいた。 マーラー、ベートーヴェン、オノセイゲン、エラ&ルイ、チック・コリア、バッハ、井上陽水、ジョアン・ジルベルト、フォーレ、デュリュフレ、などなど、などなど 他にもいっぱいあったけど思い出せない。   2004.2.21

久しぶりにやる気を出して、トップページを更新した ホームへ 。トップページの写真をキヤノンの一眼レフデジカメで撮ることはほとんどなくて、今回も愛用のオリンパスC-3030で撮って、これは良い具合に雰囲気を出してくれるといつも思う。以前はホームから入って、音楽とオーディオのページに飛び、このパートVIを読んでくれていた人が割と多かったのだが、このところそれがちょっとくずれていたようだった。

例えば僕が今貸してもらっているソニーのSCD-X777ESというプレーヤーはもう現行製品ではなく、中古しかなくて、これは多分どんなに高くても20万以下で買えるわけだが、SACDソフトをSACDプレーヤーで再生した時の音質には満足がいく。特にオーケストラなんかきいたら余裕がまったく違うって感じで、オーケストラに限らず、この豊潤さは多分何百万もするCDトランスポート+DACよりも良いと思う。真面目なハナシ、ちょっと高めのデジタルケーブルの代金でSACDプレーヤーが手に入るわけだ。だから、もっとソフトが増えて、例えばジョアン・ジルベルトのライブ盤やカエターノの新譜がSACDで出てくれたら、そのためだけにSACDプレーヤーを新規購入してもいいかなと思ってしまう、そういう人も多く存在するだろう。やはり音楽はまずソフトありきだし、オーディオはソフトとハードの両方がうまくまわらなければならない。 2004.2.22

この15mのピンケーブルに加えて、約10m+のスピーカーケーブル、それから小型スピーカーとプリメインアンプ

あとはちょっとした工夫でSACDマルチは楽しむことができる

でも、あまりこればかりやるとほかのききたいソフトを楽しめないので、あそびあそびやるしかない

僕のところにもジョアン・ジルベルトの東京ライブが届いた。最高です。涙出ました。 2004.2.23

SACDマルチの音は出るようになった。でもまだつないだばかりで、一応それらしき状態になっただけなので、よくわからない、正直に書くと「マルチである必要は特に感じない」と思う時と「マルチじゃないとちょっとさびしい」と思う時がある。まだまだ始まったばかりだから、新しいものを楽しんでいるって感じかな。 2004.2.24

去年の夏からHP作成ソフトにはけっこう困っていたのだが、このところやっと方針が決まった。これまでのプロバイダ(246.ne.jp=itscom.net)は容量が50MBで、僕は全部で30〜35MBほど使っているはずだ。東京ケーブルネットも入っているが、こちらは確かHP容量は5MBのみで増加は出来ない。数年後に足らなくなってから考えるのでは遅いので、対策が必要だった。それで、このパートVIは.Mac(ドットマック)にアップロードしている。こちらは100MBあるので当分OKだろう。足らなくなったら買い足すことも可能だ。

.MacというのはAppleがやっているサービスで「高い、遅い」みたいな事を言う人もいるのだが、単純に年間12.800円で100MB使えるだけでも助かるし、実はもっと色々な使い方が出来る。これを利用して戯れる会会員専用の何かが出来るかなと考えてはいるのだが、具体的にはまだ何も出来ていない。

そして、パートIとかIIでいくつか画像がちゃんと出ない部分を直したり、全体がきちんとリンクされているかどうかなどをチェックし、不良箇所を修復しはじめている。しかし、トップページの総合メニュなんてもはやズタズタだから、これはちょっと面倒だ。まあいいや、今日は撮影が流れたし音楽でもききながらやろう。 2004.2.25

去年からずっとLPをきくことが多かった。ソフトも沢山あったし、なんと言っても思うように鳴ってくれなかったので必死だった。それがトーレンスTD124のおかげで音に対する不満が全部消えた。だから安心したのか、それとも反動か、このところCDを楽しむ機会が増えた。

そして、CECのTL-2で再生するCDの音は少し良い方に感じが変わった。デジタルケーブルは二本ともAETのアルチメイトリファレンスなのだが、ソニーのSACDプレーヤーとDD+DACを共有するために、トランスポート-DDをRCAの方にしたことによるものらしい。気のせいかもしれないけど、音が悪い悪いって思っているより、「良くなった」と思えるのは良いことだ。 2004.2.26

ご近所の石丸電気でSACDのデモが行われているというので行ってきた。SACDマルチはリアSPの音量がやや大きくて(鳴っているのがかなりハッキリわかる)、演奏の中に入り込む感じだった。昨日は昼間で、お客がたまたま僕一人になった瞬間があり、センターチャンネルのみOFFできいてみたりも出来てなかなか有意義だった。

SACDマルチでライブの音源を再生すると、斜め前方から音がきこえたり横や後でザワザワしたりして、確かに客席にいるような感じになる。その感じを楽しみたい人には良い。「アヤドチエ Live II」をマルチで再生するとそのあたりの感じが良く出る。僕はカエターノの「ノイチス・ド・ノルチ AO VIVO」がSACDマルチだったらなあと思う。この二枚組のCDには一緒に歌う聴衆の声が一般的には信じられないぐらい沢山、大きく入っているから、多分最高の臨場感だろう。将来カエターノが日本に来たら行って歌ってやろう。ポルトガル語はわからないけどメロディはほとんどわかるからハミングしてやろう、なんてことをもくろむ人には、「俺の声も入っているはず」と思いながら、よりリアルにSACDマルチで再生するのも良いだろう。もちろん、「だからなんだ」と言われればそれまでだが、それを言えばオーディオなんぞはラジカセでも良いことになりかねない。

キース・ジャレットは良くてウイントン・マルサリスがダメの理由を述べよ、みたいなハナシになる。土門拳や木村伊兵衛が良くて、植田正治はもちろん良くて、森山大道、篠山紀信、アラーキーは認めるけど、ホンマタカシはダメ? 

SACDマルチのデモは否応なしの部分があるから良いとして、2chの方はいろいろ難しい。2chだと純粋にサウンドで勝負だが、やはりその日にあつらえた装置ではなかなか厳しい。集まった人にSACDの音があれだと思われてしまってはちょっとかわいそうで、本当はマルチだってもっとこなれた装置でのデモンストレーションならまた別の魅力を感じてもらえそうな気もした。

オウム真理教の麻原彰晃死刑判決。僕は殺された坂本弁護士と一度会ったことがある。彼は学生時代、僕の義理のイトコの家庭教師をしてくれていて、叔母の家に遊びに行った帰りに大宮から彼の住む板橋まで、自動車に乗せて帰った。坂本一家の事件後、どこでどう調べたのか僕のところにまで警察から「何か知っていることはないか」という電話がきた。警察なりに努力はしたのだろうと思うが、オウムに関しては地下鉄サリン事件などが起きるまで手を出せなかったということか。地下鉄サリン事件は丸の内線のお茶の水駅あたりで起きていて、丸の内線には今日も乗ったわけで、人間いつ何が起きるかわからないから、出来るだけ我慢せずにやりたいことはやった方が良い。でも、他人の迷惑にならない程度にね。 2004.2.27

このところちょっと、やわなセッティングをしてきたのだが、ほんの少しだけ戻すことにした。具体的に書くと、プリアンプの足の下に薄いゴムをはさんでいたのだが、それをやめた。なんとなくキリッとしたような感じ。

いろいろな事に満足してしまったので、飽きた。飽きたので、例えば「Windowsマシンを買う」とか、今まで手を出さないできたことをやってみようかと考え始めている。 2004.2.28

 

吉成さんがTD124のアームボードを作り、3枚送ってくれた。僕はたまたまTD124の本体と似た色のスプレーを持っていたので、ベランダで6回ぐらいに分けて丁寧に塗った

「似たような色じゃヘンじゃないですかね」

「うん、でもさ、ほら、昔のバンパー外して硬めのサスつけたクルマみたいなイメージかな」

「なるほど」

 さてアームは何を取り付けよう

 2004.2.29

楽しんでいるソフトがたくさんある。久しぶりにSACDマルチから2chもきけるようにして、2ch専用のソフトをあらためてもう一度きき直している。つまり「おおこのソフトはいい音だ、こいつは戯れる会の例会でみんなに紹介できる」なんていう観点ではなく、純粋に自分が楽しんでいる。

携帯をINFOBARにして数ヶ月、わりと最近でもいろいろな人から「いいですね」と言われている。INFOBARなんてもうどこでも手に入るし、値段はまともに買っても16800円だからどうってことない。それに比べるとオーディオ機器ときたら100万円使っても「すごいですね、100万円!バカじゃないの」というようなもんである。解決法は一つ、とにかく僕たちがまっとうな音で音楽とオーディオを楽しむこと、これしかない。長い間これを続ければオーディオをとりまく状況は必ず変化する。 

外は雪がちらちらしている寒さだが、今年は例年よりちょっと早くて、そろそろ夏みかんが届くようだ。これで一年分のマーマレードを作って冷凍しておく。自分で作るのが一番美味しくて、僕はこのマーマレードで沢山の人と仲良くなった。オーディオもそうだ。僕のマーマレードが好きでオーディオが好きで、写真が好きな人は何人か存在するなあ。2004.3.1

とりあえず、こういうお手軽なセッティングなので、いつでも元に戻すことが可能だ

音楽のためだけにこういう物を設置するのももったいないので、いっそのこと映画も観られるようにした方がよいのではないかという考えもわいてくる

 一応検討中

もし誰かが目の前にDVDプレーヤーかユニバーサルプレーヤーとプロジェクターを持ってきたら、多分つないでみちゃうだろうな

カートリッジをBenzMicroL0.4から他の物に取り替えたら、キーンというノイズが出るようになった。くそ、なんなんだこりゃ、面倒だなあ。入力機器は、ユニバーサルディスクプレーヤー1台+TD124にアーム二本+フォノイコ1台程度でまかなえれば最高なんだが、まだそうもいかないのが辛いところだ。

僕の好みで言うと、デザインの良いユニバーサルディスクプレーヤーの一番はLINNのユニディスクで、あとはGOLDMUNDがまあまあ端正な感じで、他はほとんど同じって感じだ。

だから、ユニディスクとCD12(この二機種は小さくまとまっている点に3票ぐらい)、そしてLPはTD124だけっていうのが理想だ。もうカートリッジは3個か4個でいい。ZYXとBENZMICRO L0.4とモノラルカートリッジかな。あんなに大好きだったOrtofonのMC30superが、最近はどうでも良くなった。これはとても明快な理由があって、KENWOODのプレーヤーの時もマイクロのDDX-1000の時も、MC30superは独特の世界を展開し、僕はこれをとても愛していた。ところが、TD124は不思議なプレーヤーで、どのカートリッジからもMC30superみたいな音がでてくる。じゃあ、TD124+MC30superからは「MC30super度」倍増かというとこれはそう変わらない。トーレンスのMCH-IIも似た傾向だった。この二機種に共通する表現(色気のようなもの)をTD124が全てのカートリッジに与えるので、他のカートリッジが追いついてしまい、MC30superは普通のカートリッジになってしまったのだ。

高級カートリッジって「偏差値の高い大学を出ていて、確かに能力もあるんだけど、気位が高くてわがままなやつ」みたいなところがあって、バイクで言えばレーサーレプリカ的だから、SR500あたりでドコドコいくのとは違う世界だ。ところがTD124だとその高性能で嫌みなところが全部プラスに変化してしまうので、そうなるとスピードが出て、ブレーキもよく効く方が良いってことになってしまった。

まあ、これは今現在の組み合わせでのみ起きている現象かも知れないし、もしかすると例えばスピーカーを替えても同じ図式が展開されるかも知れない。だけど僕はそれを確かめたいとは思わないし、その必要がない。KEF105は壊れるまで使って、もし壊れたらその後はロジャースにでもしよう。

 こちらのコーナーは近々模様替えの予定

その第一段階として、椅子を一つ手に入れた。StudioK'sの床は樹脂製なので、冬になると静電気がひどい。それで泣く泣くアーロンチェアを手放して以来、まともなパソコン用の椅子に出会えず、ずっと困っていた。この椅子はなんとか静電気も起きないようなので一安心。肘置きが固いのだけがちょっと辛いので、ここに何かクッションを取り付けようと考えている。アーロンチェアの機能というのは至れり尽くせりだけど、こちらはもう少しシンプルな造りだ。でもこれ、Wilkhahnもすごく良い感じ

SACDマルチの配線だのなんだので、けっこうゴチャゴチャになってしまったので、これらを整備するつもり 2004.3.5

そういうわけで僕はTD124を大変気に入っているのだが、戯れる会で何枚かのLPをTD124とSTUDIETTOの両方で再生し、後で感想を書いてもらうと「STUDIETTOの方が魅力的」という声も多い。それを言えるのは良いことだと思う。みんな同じスピーカーを使っていたり、同じメーカーの機器ばかりという集まりもあるわけだが、僕はバラバラが良いと思っている。

前回も、マーラーの話になって僕が「どうもマーラーは好かん」と言うと「私は好きです」と言う人もいて、まあ別にケンカになるわけじゃなくて、「こういうところを好きになれない」「ああ、なるほど、でも私は気にならない」みたいな会話が多岐にわたって短時間に連続して発生することもある。

 

カゲトラさんが、不要になったDVDプレーヤーを僕にくれた。でもまだプロジェクターがないので、画像を写してみることは出来ない

それと、プリアンプの入力が足らないので、差し替えなければならない

これはDVD/SACDプレーヤーだから、SACDはこちらできくこともできる

プロジェクターに関しては贅沢を言わずになるべく安い物から使っていく方が段階的に楽しめて良いのではないかと考えている 2004.3.7

AppleがMac用の30インチStudioDisplayを出したら、僕はそれでDVDのソフト、つまり映画とか音楽のライブを楽しもうともくろんでいた。でも、噂だけで30インチのモニタは出てこないし、仮に出たとしてもものすごく高価かも知れない。それと、Pantherは5.1chに対応だが、G5なら本体にデジタルアウトが付いているけど、僕の場合はG4Cubeなのでデジタルアウトの端子などない。USBとかFireWireからそのような信号を取り出して、しかもSoundSticksも使いつつ、ある程度本格的な5.1chをやることができるのかどうか、僕はよくわかっていない。

オーディオベーシック誌が出来てきた。今回の撮影にはEOS-1DsとEOS-10Dと両方を使っているのだが、どちらも満足のいく上がりだった。やれやれ。 2004.3.7

そう言えば、Dejavuで「ムターのSACDが良い」と書いてあるのを読んだことがあった。で、確か富田さんちでもきかせてもらったぞと思い出して、石丸電気に寄ってベートーヴェンのバイオリン協奏曲を買ってきた。そういうわけで、昨夜からずっとこれをきいている。

SACDやマルチ、そしてDVDなどに心が向いているので、このところLPの音が出なくなったままだ。拗ねているとか言うんじゃなくて、原因はわかっている。AETのSCRラインで作ったフォノケーブルを何度か抜き差ししたための断線だ。線材が硬いので、ちょっと引っ張ったり曲げたりすると半田が取れてしまう。仕方がないので、また半田づけをしよう。3/21は戯れる会の例会かも知れないので、それまでに整備しなくてはいけない。そして一回OKになったら出来るだけ動かさないことにしよう。わかっているんだけど、もしかしたらなんて思ってちょっといじったのがいけなかった。 2004.3.10

オーディオ雑誌というのはSS誌、AA誌、AB誌が季刊でステレオ誌だけが月刊なのかな。以前は月刊じゃサイクルが短かすぎて練られた内容のものが出来ないと考えていた。だが、現在のようにインターネットが普及してくると三ヶ月はあまりに長い、だから僕は「AB誌も月刊ならいいのになあ」と思っている。だからステレオ誌ってその意味でアドバンテージを得たと思う。もちろん問題は内容であることは当然だけど。

何故 もしかしたらなんて思ってちょっといじった のかというと、TD124+BENZMICRO L0.4は文句なしに良い状態なので、ZYXクライオからちょっと違う感じの音をきこうと思い、フォノケーブルを別の物にしてみたのだった。試した結果、フォノケーブルはSCRラインがベストのようなので、ここは半田もつけ直したことだから当分いじらず、ZYXクライオはシェルを取り替えてみようかと考えている。このカートリッジは自重が約3gと極めて軽量なので、今はテクニカの重たくて高剛性なタイプをつけているのだが、どうも剛直すぎる気がする。別の方法で重さをかせぎ、もう少し普通のシェルにしてみたらどうかと考えている。

それで、MC30をつけてあったオーディオクラフトの茶色いシェルをZYXクライオと組み合わせてみた。これだと少々重さが足らないので、プークマさんにもらった金属のプレートをカートリッジとシェルの間にはさんだ。そして針圧を2gにして音をきいてみると、この判断は正解だったようで、期待を裏切らないしなやかな音だ。よしよし、これでOK、3/21の午後に行う戯れる会例会で、「前回より音が悪い」などと言われることはなさそうだ。 2004.3.11

今日は朝からずっとMacが乗っている机を交換していた。けっこうな肉体労働だったが、おかげでMacのまわりはかなりスッキリした。

LPはもちろん、SACDもSACDマルチもあれこれ試したいので、あれこれきいてはジョアンのライブに戻り、またあれこれやるというような状態が続いている。この上に映像なんて始めたら一体どうなるのだろう。ちょっと恐ろしいような気もするが楽しそうでもある。 

まいったなあ、買ってまだ大して撮ってもいないEOS-1Dsが故障みたいだ。ACアダプターをつけても電池マークが点滅している。生憎、今日は金曜日だからキヤノンサロンに持っていくのは来週の月曜になる。当然ながら、予備で10Dを持っていたから事なきを得たが、まさか壊れないだろうなんて思って1台で出かけると本当にやばい。

あまり故障は経験してない方だと思うが、大分に車いすのレースの撮影に行き、こちらもウオーミングアップのつもりで練習風景を撮影しようと思ったらオートフォーカスが動かなかった時はあせった。あの時は驚くことに300mmと200mmが両方同時に壊れていて、僕は何が起きたのか分からなかった。事故などで身体に障害を持った人が「障害を受容する」のに時間がかかると言うけど、あの時はそれに似たような気持だったかも知れない。本番のレースまでの間「俺は長い間ずっと、マニュアルフォーカスでやってきたんだから大丈夫だ」と自分に言い聞かせていた。  2004.3.12

今日は僕の誕生日。52才になった。そして今はフォーレをきいている。新しいことや他人のやらないことをやっていたい。 3004.3.13

昨日は一日、Macが置いてある机のまわりをあれこれ整理整備して過ごした。G4Cubeは足下に置くことにして、その下にはCD-Rドライブを置いてある。Cubeが乗っている台は、中に置いたファンとのからみで、意外に長期間考えた末のサイズだ

噂の30インチモニタはそろそろ出てくるんだろうか? 

でも、僕はもう120インチのスクリーンとプロジェクターを手に入れたいと考え始めている

そんなわけで、ガタガタしていたので、昨日は珍しくLPを一枚もきかず、ほとんど一日SACDとCDをかけてすごした

今日はお客もなく、とても静かな日曜日だった。午後ちょっとした用事を済ませた後、夕方は一人で音楽をきいていた。スタジオ内の片づけもかなり進んだので、ゆっくりした気分で好きな音楽をきくのはとても心地よく、この時間のために生きているのだと思う。こういうときは、カートリッジの針圧を少々軽めにすると良い。

それと、川崎さんからD.Cubeの感想記が写真と共に送られてきたので、掲載しました。 2004.3.14

こうして運び込んだLPも、最終的に99.9%は戯れる会会員をはじめとするレコード愛好者に安く分けることになり、僕の所に残るのはほんのわずかだ

でも、こうして大量のソフトが目の前に置かれると否応なしに心が躍る

デザインの良いジャケット、懐かしいジャケット、タイトルだけ知っていて中身は知らないもの、色々あって、当分の間とても楽しめそう  2004.3.16

StudioK'sは写真撮影のスタジオなので、遮光の心配はゼロに近い。大きなトーストやバンドエイドが飛んでいるのは窓を塞いでいるパネルだし、ベランダのある大きな窓にはロールスクリーンと遮光用の黒いカーテンが二重につけてあるので、昼間でもほとんど真っ暗になる。11月に開催予定の「闇のカーパラ展」は、スタジオ全体を暗室にしてモノクロームのプリントを行う催しだ。

さて、プロジェクターはどうしたら良いのだろうとずっとあれこれ考えている。詳しい人に聞いたり本を読んだりHPを見たりして、色々な案が浮かんでは消えしているのが現状だ。贅沢を言うとキリがないので、最初はさほど高価ではないものから始めようかとも思う。カゲトラさんにもらったDVDプレーヤーを使って、とりあえず音は2chでいいから、段階的に楽しんでみるのも悪くないかなと思っている。

ここ二年ほどクレルのプリアンプKRC2を使っている。音も良いしリモコンも使えるしフォノイコもついているし、特別な不満はない。ただ、最近ボリュームコントロールがちょっとヘンだ。ボリュームのノブを回しても音量が変化しないことがある。修理に出すほどではないのだが、色々不可解な現象が起きている。 2004.3.17

朝から笑った。よっしーさんの掲示板に「花粉症の鼻づまりをゼロスタットで解消した、まねする人は自己責任でやってね」と書いてあり、これを読んだ人が自分の顔に向けてゼロスタットをカチーってやっている姿を想像してしまったからだ。僕も30年近く前に買ったのを持っているので、今度鼻がつまったら試してみようかな。

千枚近くもあるLPを全部きいてみることは出来ないので、整理をしながら適当にかけてみる。選ばれる基準はさまざまで、普通は「曲、レーベル、演奏者」ってなことになるが、「やたらめったらカッコいいジャケットと、笑っちゃうほどヘンなジャケット」のレコードも試聴の対象になる。 2004.3.18

LPをかけ、SACDをきき、SACDマルチをあれこれ試し、そして疲れるとお気に入りのCDに戻る。このように色々な刺激が加わっているためか、KEF105は少し大人になったみたいな気がする。この上DVDで映画なんかを見てあの凄まじい100Hzぐらいの低音を再生し続けたらどうなってしまうのだろう。 

まあ、そういうわけで、「何でもやって、何でもたのしんでやろう」という気分になっている。はやく適当なプロジェクター手に入らないかな。スクリーンは持ってないので、写真撮影用横幅2.7mの白いバック紙があるからこれでいいや、天井から長く垂らせば4:3にもなりそう。こういうのから始めないと、専用スクリーンの重要性もわかりませんからね。 2004.3.20

久しぶりに朝からの雨で肌寒い。そろそろストーブをしまおうかと思ったが、まだしばらく出しておいた方が良さそうだ。雨の日にきく音楽は何が良いだろう。今週は大量に届いたJAZZのLPをずっときいて過ごした。だから今日はもうマル・ウオルドロンとかセシル・テイラーはかけないことにしよう。やっぱりこういう日はシューベルトのピアノソナタだな。シューベルトのピアノソナタが心にしみいるようにきけないオーディオ装置は、たとえ他の音楽がどんなに良く鳴ったとしても僕には無価値だ。 2004.3.20

今日の午後は戯れる会だった。初参加の人3人を含めて11人の人が集まって、あれこれ楽しんだ。CDとLPとリマスター盤のLPとの比較とか、CDとSACDとLPの比較、SACDマルチと2chのSACDとの比較とかを体験してもらった。三月は来週も戯れる会があり、大体似たような内容できいてもらう予定。 2004.3.21

そして、僕は戯れる会でみんなに会っていろいろ「ああやるとこうなって、こうやるとああなって、コッチの方が確実に良さそうだ」とか「これはどっちが良いかわからない」とかいう問題を提示して、説明したり話し合ったりするのをとても楽しみにしている。

SCD-X777ESじゃなくて、もらったSACD/DVDプレーヤーで再生しても、SACDのソフトは「さすがSACD」ということを感じさせてくれる。昨日はそんなこともみんなに確かめてもらった。ソフトがせめて100倍ぐらいに増えてくれれば、やはりSACDは可能性が大きい。

僕がいくらそう大した物は使っていないと言っても、CEC TL-2(定価25万)+Perpetual一家(日本の定価だと多分48万ぐらい?)それにJOBスイーターに、電源ケーブル3本にデジタルケーブルが二本必要なわけで、定価で考えると100万を超える額になる。もちろん長い間ものすごく楽しませてもらったわけだし、満足しているけど、SACDのこととかを考えると、よほどの事がない限り、このままにしておくのが良いんじゃないかと思う。 2004.3.22

やったあ、今年のピナ・バウシュは前から2番目の席がとれた。楽しみ、楽しみ、楽しみ。少しぐらいめげることがあっても、このことを考えれば我慢できるかも知れない。

なぜだかわからないのだが、ピナ・バウシュの公演はダンサーの近くで見たいと思う。踊り自体が強いので、あの強さをより接近して感じ取りたい。ところが、僕はクラシックの音楽会だと絶対に前の方には座らない。こちらはホールの空間を楽しみたいと思う。

しかし、こういきなり寒いとやる気もなくなる。僕が生まれた三月ってのはヘンな月だ。

TD124の音質にはずっと満足していて、導入以来ずっと楽しくLPをかけ続けている。とにかく抜群なのがBENZMICRO L0.4+ブーメスタで、これは多分アームを選ばず良い。ZYXクライオも良いけど、ちょっと線が細くなる。そういうTD124の世界もいっぱい楽しんだので、昨日からLINNの古いカートリッジをつけてみた。

LINNの古いカートリッジはとても良くて、当分これできいてようかと思う。おだやかでちょとテンポが遅くなったような感じだけど、弦楽器や声が実に魅力的だ

届いたプロジェクターのデフォルトの色調は酷いものだった(どういう使い方をされるかわからないのだから当然ですが)。で、約15分ほどいじってみたところ、とりあえず不満のないものになった。専用のスクリーンならもう少し黒の階調が出るのかも知れない

でもまあ、なにしろ色の調整ってのは毎日やってるので、マニュアルなんか見なくても、手慣れたものです

僕が買ったのはPLUSの小型DLP機で、コンパクトフラッシュのスロットが付いていて、プレゼンテーション用が主な使途だと思うが、映画を観ても、画質に関してはほとんど不満を感じない。これは楽しめるなあ。僕の要求レベルが低いのかも知れないが、一安心したので大学芋でも買いに行こう

 

 いやはや、君の性能にはまいった

こんなに安く手軽に大きな画面を楽しめるのなら、そろそろVを始めても良いのかも知れない

G4 800MHz、コンボドライブ付きiBookと同じぐらい衝撃的だった

 

昨夜はボレロピッコロも届いたので、KEFの上に置いてきいている

小型スピーカーだから、やはり低音が足らないのだが、しばらく鳴らしていれば少しは出るようになるかも知れない

ボレロは一度自宅できいたことがあって、あの時はGOLDMUNDのmm6で鳴らしたせいか割とクールな印象だった。弟分のピッコロは初めてだが、サーロジックのサブ・ウーハーと合わせると印象も変わる事だろう。仕上げのきれいなスピーカーなので、見ていて大変気持が良い

後に見えるのがスクリーン代わりに使った白いバック紙で、比較すれば専用スクリーンが良いのはわかっているが、さしあたってこの紙でも特に不満は感じられなかった 2004.3.24

僕が使っているプリアンプには入力がアンバランス4+バランス2で合計6系統ついているのだが、アンバランスだけでは足らなくなった。使用機器はフォノイコ二台、CD、DVD、そしてSACDプレーヤーだが、SACDプレーヤーはマルチと2chの出力が別々なので合計6系統必要なのだ。しかもバランス出力のある機器は一つもないときている。やむを得ず、キャノン-RCA変換プラグだのキャノン-RCAケーブルだのを使って、今日は久しぶりにSTUDIETTOをきくことが出来るようにした。良いユニバーサルプレーヤーがあれば、SACD+SACDマルチ+DVDが統合され、一挙に合計4系統で済むことになる。 

昨日はやっと全部の機器を接続することが出来たので、久しぶりにSTUDIETTOでLPをきいた。STUDIETTOにはずっとZYXクライオがつけてあり、フォノイコはクレル、クレルまでのケーブルはMIT MI330( WBTのプラグがついていて、安田さんが端末を処理したもの)、そしてフォノイコからプリはSAラボのケーブルでRCA-キャノンになっているものを使った。これはなかなか良い結果で、ここ数ヶ月TD124で楽しんだLPを何枚かきき、「STUDIETTOは、こういう瑞々しいところが魅力だったんだな」と再確認した。 2004.3.25

しかし、だらだらと雨の降るひどい天気だった。花粉のせいか頭が重く、中途半端に映像など鑑賞しつづけたものだから、感動と刺激と不満が入り交じって混乱している。今日からしばらくの間、映像は見ないことにしよう。

G4 Cubeから液晶モニタにいっているデジタル出力を、プロジェクターに入れて出したら一体どんな画像が得られるのか、MacOSの色調調整機能、あるいは僕がCubeにのせ換えたGeForce2MX 64MB という純正よりはかなり良いが最新とは言えないグラフィックカードの性能はいかなるものか、なんてことを確かめたくもあり、そういうバカなことはやめた方が良いという思いもあり、「えーと、まずCubeから延長ケーブルを出して、その先にADC-DVI変換アダプターを介してPLUSのプロジェクターに接続し、USBから音声の信号を取り出して、SACDマルチ用に引っ張った15mのピンケーブルを逆向きに使って、クレルのプリに送れば音は出るはずかな」なんて事を考えるからいけないわけだけど。とりあえず保留。 2004.3.26

今月二回目の戯れる会があり、とても盛況だった。今日はSTUDIETTOがとても良くなっていた。何故だろう、よくわからない。今日もCDとSACDとLPの比較や、SACDマルチなどをきいてもらった。LPもいっぱいあったので、みんなホクホクしていた。AVACのHPを見ると、僕がもらったDVD/SACDプレーヤーは59800円ほどで売られているようだ。このプレーヤーで再生しても、SACDのソフトだとCEC+Perpetual組には歴然とした差をつけるということを、参加したみんなに確認してもらった。10万円以下で買えるユニバーサルプレーヤーで再生しても、おそらく同じ結果だろう。 2004.3.27

クレルのプリアンプKRC2はちょっと前からボリューム調整が不調になったので、修理に出すことにした。そんなわけで、プリの修理が上がってくるまで音は出ない。 10日間ぐらいで戻ってくることを願っている。

いくつか考えることがあり、プリアンプを外したついでに機器の置き方を変更しようと思っている。 2004.3.28

やってみてわかったのだが、クレルのプリの入力6系統全部に機器を接続すると微妙に音が変化するようだ。それでSTUDIETTOがやたらと良くなって、TD124からの再生音が今ひとつなのかも知れない。3/27のTD124はもちろん悪くはないのだが、ベストではなかったように思う。これはクレルのKRC2というプリアンプの限界なのか、それとも使いようによって、落ち込みを最小限に抑えることも可能なのか、それとももっと別の要因なのか、わからないがとにかく今は肝心のプリを修理に出してしまった。戻ってきたら試してみたいと思う。

例えばマークレビンソンの32Lなんかの造りを見ると、電源も強力そうだしプリからの出力は4系統あって、全部同時使用も可みたいだし、僕みたいな使い方にはこういう機器が必要なのかも知れないと思ってしまう。LP三系統にCDにSACDにマルチに映像、全部を楽しみたいなどと考えるのが強欲で、強欲なわりに貧乏なのがいけないんだな。 2004.3.29

たまたま修理に出した友人のプリメインアンプが直ってきたので、クレルの修理期間中僕はこのプライマーを借りることにした。これはなかなか良い音だと思う。プリの出力はついてないのでサーロジックが使えないこともあり、よく言えば軽快な音になる。

例えば、フライングモールのデジタルパワーアンプを借りて試聴したとき「こんなに安いもんでこんな音が出るのか」と驚いた。いつも自分が(もちろん気に入って)きいている音とどう違うのか、その違いを一生懸命さがしてしまった。その違いはものすごく僅かで、言葉にすれば「味わい」というようなものだった。その味わいに興味が薄れればどっちでも良くなってしまうし、どうしても必要なら、時間と労力と紙幣をつぎ込むことになる。

しかし、ここ数日のウイルスメールの多さには参る。迷惑メールが一日30通を超えて届き続けるとなると、真面目にちょっと対策が必要かも知れない。 2004.3.30

3/27の戯れる会の時に、同じ内容でCCCDと通常CDを持ってきた人がいた。それで、僕もみんなも(もちろん持ってきた人も)どちらがどちらだかわからない状態できいてみた。とにかく音が違うのは確かなので、ABどっちがCCCDかを当てるという事ではなく、好みはどちらかを参加者に問うた。3月から採用した方法、せーので同時にグーチョキパーを出してもらった結果、A1人 B8人 Cわからない1人だった。その後で、確認するとAがCCCDだった。これはなかなか面白かった。しかし、この文はABCDばっかりで、オーディオに興味がない人が読んだら何の事やらわからんね。

写真用の背景紙よりはだいぶマシな120インチ16:9のスクリーンが届き、さっそく天井から吊り、スクリーンが変わったので当然色調その他を調整した。大きさ的には150インチぐらいまでいけそうだということがわかったが、天井や床からの反射もあるので、120インチぐらいにとどめておいた方が平和かも知れない。このあたりはオーディオでもまったく同じ問題が起きているのだが、映像の方が目に見える分わかりやすい。

5.1chのサラウンドではないので、音は2chだが、映画の2chにはかなり逆相成分が盛り込まれているらしくアチコチから広がって音がきこえてくる。こういうことは初めて知った。      2004.3.31 

先日電話でプロジェクターのプロ紫音さんと話をした時、彼は「一般家庭では、とにかくスクリーンの大きさを欲張らないことが肝心だ」と言い、僕は職業柄「当然プロジェクターのズームレンズは一番望遠側で使った方が、無理のない画質が得られるはずですよね」と言った。やってみてすぐ分かったのだが、それに加えて、画面を大きくすると天井や床からの反射を防ぎにくくなる。

僕のスピーカーはあまり大きくなく、しかも壁から離して置いてあり、適当に物があるので音響調整パネルの類は不要だが、映像も同じで、「設置出来るから、何とか写せるから」と言って200インチの画面などにすると厄介な問題が起きそうだ。まあ、わかった上で、あえてそれをやってみるのも面白そうではあるのだが、、、。

ってなわけで、毎日二本づつ映画を観つづけてわしゃもうへろへろです。早くKRC2が戻ってこないかな。 2004.4.1

アンプが違うと新鮮だったり物足りなかったりする。プリメインアンプで済めばこれに越したことはないのだが、ほんの少しのところを確保するためにやっぱりKRC2とSDサウンドになってしまうかな。今年になってから、SACDマルチやDVDによる映像の楽しみは僕の中で徐々に根を張り始めているようだ。そんなわけで、このところ機器のレイアウトやら配線の事をあれこれ考えている。 2004.4.2

昨夜は富田さんが遊びに来て映像の調整をしてくれた。「なるほど」と思うことが多く、得られる映像には画期的な向上があった。大まかな色調などはすでに僕の好みにしてあったわけで、オーディオに例えれば美しい中高音は確保してあり、あとの問題はちょっと不満なその他の部分、高音や低音や三次元的定位などをどのようにして得るかだった。

彼はもう1500年以上もそれをやってきているわけだけど、僕はVに関しては初心者なのでほとんど先生と生徒だ。ただ、その内容は僕がデジカメ講座で「プリンターから欲しい画像を得るにはどうしたらよいか」を説明しているのと同じで、「DVDプレーヤーやプロジェクターの調整画面がPhotoshopでそれをマウスで操作できたらいいのに」と思うぐらい似ていてた。そして、オーディオとの一番違いは目で変化を確かめられることだ。それにしてもソニーのDVDプレーヤーは細かな補正可能な点が優れている。

このところロード・オブ・ザ・リングの見過ぎで、年齢が7000才みたいな感覚になってきた。

「数分おきに自動でメールの受信する設定」とか、「同じフォルダに入っているデータ全部に対して自動的に同じ処理をして保存する」とか、コンピュータの操作でもそうなのだが、「こういうことが出来る」ってことをどこかで目にしたり知っていたりすれば、ソフトや機器が変わったとしても、必要な場合は絶対に出来るはずだと思って進む。知らないと、なにしろ出来ないと思ってるわけだからそこで止まってしまうことはよくある。

出来ることはわかっていても、うまく出来る人とそうでない人がいる。あるいは、できることはわかっていてもやる気になる人とならない人がいて、これはその人のセンスや才能ってことになる。マニュアルを読んで色々試したりするのも根気というより能力だろう。

ただ、僕の場合はオーディオにしても映像にしても中庸路線なので、ほどほど、そこそこで十分だと思っている。もらい物のDVDプレーヤーと10万ちょっとのプロジェクター、それに掛け軸型の安いスクリーンだから、全部合計してもオーディオ用の高価なケーブルより安いぐらいだ。もしこれらを使って、数年前なら何百万もかかった映像が比較的手軽に手にはいるなら、これは痛快なことだ。 

よし、今度はPLUSのプロジェクターを富田宅へ持っていって彼の三管プロジェクターと比較してみよう。DVDプレーヤーはEIDOS18だから文句なしでしょう。ケーブルがあればDVI接続も可能だ。ちなみに僕はPLUSに付属のSケーブルです。 2004.4.3

詳しい内容はまだ書けないのだが、SACDマルチとAVの両立にまつわる配線や機器の接続方法はけっこう頭を使うので、これをゲームだと考えるとなかなか楽しめる。やり始めてみるとわかるんだけど、これだけあれこれ考えるのも久しぶりだ。でも、そこを楽しんでいるってところもあるから仕方がない。 2004.4.4

ビヨークのSACDを買ってきてきいてみたのだが、アンプが自分のじゃないのでどうも楽しめない。しょうがないからやっぱり映画でも観よう。今日は「ノスタルジア」のDVDも買ってきた。

今日は「ロード・オブ・ザ・リング」を観に映画館に行く。1と2は先週DVDを買ってきて鑑賞済みなので、あの後どうなるのかと映画館の画質がいかなるものかを知ることが目的だ。映画館の画質はあまり良くないという声もあって、もしかするともう映画館には行きたくないと思うかも知れない。なにしろ三時間も同じカッコで座っているとお尻が痛くなってかなわないのだ。でも、映画館の音ってのもどんなんだか知りたいとか、色々な興味が勝って、僕は今日10数年ぶりに映画のチケットを買う。 

うーん、疲れた。この24時間で8時間ぐらい映画を観たのでもうへとへとだ。丸の内ピカデリーの画像はすごく良くて、フィルムの色や表現はこういうものかと納得した。僕のプロジェクターもけっこうまともだけど、あとほんの少しシアンを引いて、赤味が増えればなあと思った。音はJBLらしいハッキリしたもので、せりふなんかは明瞭だけど僕にはちょっと刺激が強く感じられた。低音はやはりものすごくて、自分のところであれをやったら近隣から苦情が殺到するのは必至だろう。ああ、疲れた。 2004.4.5

と、昨日ここまで書いてからはたと気がついた。シアンを引きたければレッドを足せば良い。機器内部でのわけがわからない色調補正なんて面倒なことにはたよらず、最後はCCフィルターをかけてやればよいではないか。それで、試しに手持ちのCCフィルターをかけてみたところレッドではなくマゼンタだった。これでフロドの顔の色やスメアゴルの体の色がかなり映画館の色に近づいたし、空や白衣もより白くなった。OK、OK、ここまでくれば文句なしだ。暗い森の場面なんかも色が正しくなるとグッと立体感とか深みが出る。スクリーンが届いてから一週間だな。

生の音をまるできかずにオーディオをやっている人がいるけど、やはりこれは間違いだと思う。昨日の映画館行きは参考になった。この色じゃなくてもっとこういう感じにしたいんだってことに気づかなければ、より良くしようにも対策の立てようがない。 2004.4.6

そして興味深いことに、例えば暗部の階調がよく再現されている方が疲労は少ないようだ。よく見えないと、見えるはずだと思って無意識に目をこらしてしまうらしい。人間は瞬間的に今見えているものがすべてかどうかという判断をしているらしく、見えるべきものは見えているという安心感がないと懸命に情報を補おうとする。このあたりはオーディオと少し違うような気もする。

プリが戻ってこないので、音楽はまるできく気がしなくなった。

AVのVはとりあえず現状で良いとして(いくつか試したいことはあるがそれを確かめるとキリがない)、あとはAだが、これは色々な考えが錯綜していてまだどうなるかがわからない。 2004.4.7

このところプリアンプがなくて音楽をきいていないので、音楽と無関係なことを書いてしまうが、日本水泳連盟の泳力検定というのがあって、僕は多分2級だ。2級というのは100m個人メドレーを僕の年齢なら2分10秒以内で泳ぐことだ。これが1級になると200m個人メドレーで3分50秒だからこの壁はとてつもなく大きい。なにしろバタフライで50m泳いだ後に(僕はここで挫折)、さらにもう150m泳ぐなんてこれは死んでも無理、しかも100mのタイムを二倍したより速く泳がなければ合格しない。1級と2級は趣味と競技の違いとも言える。

要するに2級というのは、4泳法を普通に泳ぐことが出来ればOKってことだが、先日自分で計ってみたら飛び込まずに約2分3秒〜5秒ぐらいなので、これは何とか2分を切って40才〜49才の2級になりたいともくろんでいる。僕にとっての課題は背泳で、バタフライと背泳で50mを59秒ぐらいで戻ってくることが出来れば残りの平泳ぎとクロールは何とかなると思う。さて、もくろみ通りいきますやら。

まあ、あまりオーディオ以外の話題でもなんですから、こんな画像でいかがでしょうか

プリアンプが直ってこないので、これがやってきても、いまいちやる気がでないのだが、、、

他人の美意識はどうでもいいけど、僕はこういう風に斜めについていると、どうにも落ち着かないので、ネジを止め直して直線が平行になるようにした

まっすぐにした方がレコードも取りやすいと思うんだがなあ

 

このスピーカーがやってきて、試しに音を出してみて驚いた

現時点でこのスピーカーがやってきたことをHPに掲載するのはフライング気味なんだけど、あまりに僕の好みの音なので書かずにはおれない

この音がペアで定価税込み115.500円だって! 信じられない。プリはまだだが、久しぶりにあれこれ音楽をきこうという気持がわいてきた

しかし輸入元はどうしてこんなに安い値段をつけるのだろう。良心的と言えばその通りだけど「安い=音も大したことない」と誤解されそう。まあ、何たってCECですからね

新品だからまだちょっと音がこなれていない感じもあるのだが、とにかく美しい音で、ピアノの響きなんかきくと気が遠くなりそう。まいったねこりゃ、もう少し大きなタイプもきいてみたくなっちゃう。一番大きいタイプは何度もきいたことがあるのだが、自分のところではきいたことなかったからなあ

 2004.4.8

僕のところでTD124に組み合わせるにはやはりダイナベクターのアームがベストマッチのようだと、LPを一枚きいただけで、しかもスピーカーはウイーンアコースティックのV-1でサーロジックも使わずアンプもプライマーなのであるが、確信した。そしてカートリッジはBENZMICRO L0.4がほぼオールマイティという感じで鳴る。

それを確認してからZYXクライオをつけてみるとこれもたいそう良い。ダイナベクターのアームは、DV505がある意味もっとも理想を追求した原型で、DV501はそれをスタティックバランスにしたタイプ、DV507は少々小型化され、リフターも標準装備など現実的な改良がなされている。普通のアームと違い、アーム全体が上に上がらないから、うっかりするとレコードの外周に針を引っかけることがあり、少々慣れが必要だ。リフターを使用すればそのようなことはない。

歩いて五分の秋葉原へ行って、AVアンプでも買おうかと思っていたら、クレルのKRC2の修理が上がったという連絡が入ったので、プリを持ち帰った。結線に約1時間ほどかかり音を出したが、なにしろ二週間ほど休んでいたのでまだ本領は発揮されない。それでとりあえず、ウイーンアコースティックを鳴らしてみている。 

DVDで映画「Talk to her」を観た。不思議な内容だったけど、ピナ・バウシュとカエターノが出てるからその点だけでも鑑賞に値する。 2004.4.9

さて、今日からはクレルのKRC2+SDサウンドOTLパワーアンプ二台でKEF105 3sを鳴らしている。それで、やっとビヨークのSACDもちゃんときくことができた。

試しにSDサウンドのパワーアンプを入れ替えてみた。つまり低音用を中高音にして、中高音に使っていた方を低音にした。そのせいかそれともプリを修理に出したせいかは定かでないのだが、SACDマルチの音がちょっと優しい感じの音になった。アッ、そうだ、SACDマルチのケーブルをAETの新しい線(1m3500円とか)であつらえた物にしたせいかも知れない。

下に看板を持っている人を複数名含む面子がShuks邸を訪れたらしい。あれこれ言いたいことを言っている様子が目に浮かぶが、あれに負けてはいけない。有り難く貴重な意見として受け止め、自分に都合の良いところのみ採用すればよい。 

これ、何をやっているのかわかっていだだけるでしょうか。120インチのスクリーンでインターネットを見ているところです。右端の小さい方のモニタとのデュアルディスプレー状態で、真ん中の17インチはお休み。 2004.4.11

ああ、疲れた。映像をいじると疲労する。でもだんだんわかってきた。すでにかなり満足しているんだし、欲張らず、急がないことだ。Macからプロジェクターにつないでみたおかげで、SONYのDVP-S9000ESの傾向や良い面や物足らない面がわかった。それからPLUSのプロジェクターの使い方も少しわかった。 2004.4.12

疲労困憊。夕方カゲトラさんが沢山のDVDソフトとパイオニアのユニバーサルプレーヤーDV-S969AViをスタジオに持ってきてくれたので、今とても売れているDVDプレーヤーの画質とはどのようなものかを確認することになった。ディスクを数枚かけた後、少々自分好みに調整してみると、色の濃さとか鮮明度がまるで違う。映像の世界は進歩が速いことを思い知らされた。映像鑑賞は時間の経過がはやい、あっと言う間に4時間ほど経っていて、僕の肩から頭はガチガチになってしまった。この疲労をとるには鍼灸院にでも行かないとダメかも知れない。

DV-S969AViはユニバーサルプレーヤーだから、SACDマルチもきけるので、今日はこちらでSACDマルチをきいてみているのだが、特に大きな不満は感じない。CDは元々が少々いたらないフォーマットなので、その制約の中で差を競うことになるが、SACDはそのような感じがしない。「どれもみんな音はいいからさ、デザインの良い物をつくって欲しい」これが僕からメーカーへのお願いです。ちょっと離れてみれば、SONYもDENONもパイオニアもYAMAHAもCECも区別がつかない。赤いのとか白いのとかスケルトンとか、いっそのことAppleコンピューターがオーディオ機器を出してくれりゃいいんだが。 

TD124にダイナベクターDV507をつけるとこんな感じになる

プリアンプが修理から戻ってきて、いろいろきいてみたが、やはり音は少しやわらかな方向に変化している

とにかく音には大変満足していて、何も不満はない

オーディオユニオンお茶の水店が改装したので行ってみた。ソニーのSACDプレーヤー9000番の中古がいっぱいあり、けっこう安かった 2004.4.13

スクリーンがやってきて二週間ほど経過した。あれこれ試して楽しんでいるが、リモコンが沢山ありすぎてちょっとイヤになってきている。なにしろ、暗いので操作がめんどうなのだ。パイオニアDV-S969AViの色調や、Macからのデジタル接続の鮮明さを、もらい物のSONYのDVP-S9000ESに反映しつつある。ここまでに体験したこの三種類はどれも良さがあって、パイオニアは最先端の鮮明さと濃さが良く、MacからのDVI接続はそれよりさらに鮮明だが、ある部分で色に偏りが出る(近所のパソコンパーツ屋で買った安いDVIケーブルのせいじゃないかなあ)、進歩の激しいDVDプレーヤーにおいて、やや古くなったと言えるソニーは一番階調が豊かで自然な感じだが、色がやや薄めで映像が甘め、音はソニーが一番良く、この音の良さはちょっと捨てがたい気もする。

このような違いは、オーディオでも似たような現象が起きているのだろう。でも、音の場合は良い悪いというより、個性を楽しんでいる気がする。

おかげさまでいろいろな事が判明しつつあるし、大体の傾向がつかめたので、そろそろソフトを楽しむ段階に入っているかも知れない。カゲトラさんが大量に貸してくれたソフトの中から今夜は「トーキングヘッズ」を選んだ。こういうソフトは画質が少々悪かろうがぼけていようが、最高です。そういうわけで、「大魔神」や「くれよんしんちゃん」には手が伸びずにいるです。 2004.4.14

近所のパソコンパーツ屋で買った安いDVIケーブルを、清水の舞台から飛び降りるつもりで購入した少々高級な(と言ってもオーディオケーブルに比べれば1/5程度のもの)にした結果、G4Cubeからの映像はかなり満足いくものになった。これは僕の勘がバッチリだった。よしよし、これでDVDプレーヤー問題のうち映像の部は解決だ。あとはMacのUSBからデジタル出力を取り出して5.1chの再生に成功すればOKだ。

まあ、これからはAVでしょう。あ、それとSACDマルチですね。これは素晴らしいものです。もちろんLPもね。 2004.4.16

なんとかG4 Cubeからデジタルの音声信号を取り出して、5.1chで再生することに成功した。あともう一つ山があって、これをクリアすれば僕が思いつく限りの状態になる。それとは別に、DPV-9000ESはけっこう愛好者が多いようで、あれこれチューニング(改造?)しましょうという話もあり、さあどうなっていくのだろう。

もう一本15m近い長さのピンケーブルがあれば、SACDマルチとの切り替えもスムーズなのだが、まあとにかくここまできたのでよしとしよう。

ってわけで、E9000ESを購入した

使い方が難しいと言うか、AVアンプに慣れていないので気が狂いそうになる

でも、Macから5.1chの音声が出たときは嬉しかった

 

E9000ESの役割について、多分皆さんはサラウンドデコードが一番の目的だと思うでしょうね。まあ、それはそうなんですが、実は三つあって、1)サラウンド2)映画を観るときに、うまくバランスを合わせると音量調整がE9000ES側で行える、3)SACDマルチ再生時、リアスピーカーの微妙なボリュームコントロールが可能、そしてその際の音質 を求めた結果だ。1)2)だけなら適当なAVアンプの方がリア用のアンプも不要だしケーブルの接続も楽なのだ。

今採用してる接続方法だと、(E9000ESにプリアウトが二系統あれば良いのだが)SACDマルチを再生する時と映像を観る時では、何カ所かピンケーブルを差し換えなければならない。もう一本長いピンケーブルを作ってもらっても、やはり差し換えが必要だ。AVアンプだとそれは不要なのでかなり悩んだのだが、SACDマルチ再生時の音質確保と、そしてサラウンドのためにE9000ESを探して手に入れた。このことは、やってみないとなかなか理解してもらいにくい。手軽にAVを楽しみたければ、AVアンプでやるのが一番良い。

つまり、僕もそれなりに高音質を求めるので、リアスピーカーにもある程度良質なプリを与えようと考えてるわけだが、オーディオは中心だから音質を優先するのは当然だ。

そして、あれこれ見比べて考えたり味わったりした結果、僕はDPV-9000ESを見直し始めていて、当分これを使っていようと思っている。画質ではMacからが一番良いが、つなぎ換えるのも面倒だし(PowerBookを買えなんて言わないで下さいね)、今はちょっと疲れているのかDPV-9000ESの画像は優しい感じがして心地よい。高画質が欲しい時はMacが確保されているので余裕ができた。 

へんな天候の繰り返しだけど、今の季節は暖房も冷房も不要で音楽をきくには一番良い季節だ。映像のことも大体わかってきて方針が決まったので、もう実験モードは終わりにして、十分に音楽と映像両方のソフトを楽しむことにしよう。

そしてこのところスタジオ内がメチャクチャぶっ散らかっているので、そろそろ片づけなければいけない。なにしろ明日の午後は戯れる会の例会だ。

かなり悩んだ結果、SACDマルチ、およびAV関連の機器はこのように置くことになった。プロジェクターはベンチシートの下に段ボールをかぶせて置いてあり、必要なときだけ出す。16:9の時と4:3では投射距離が異なるので、その時は適当な場所に移動させる

広角レンズで撮っているので、プロジェクターにかぶせた段ボールが大きくなっているが、実際には向こう側のアンプ類の方がずっと大きい

これで、しばらく落ち着くことだろう。昨夜は久しぶりに平穏な気持でレコードをきくことができた。やっぱりLPはいい

  2004.4.17

E9000ESのマニュアルを片手にあれこれ操作してみている。心は音楽や映画を楽しむことに専念したいのだが、機器はちゃんと使わないといけないと自分に言い聞かせてマニュアルをひろげている。この機種で慣れておけば、いつか将来他のAVアンプを使うときの役に立つことだろう。 2004.4.19

とにかく僕のSACDマルチとAV関連は一件落着したのだが、新たな興味や関心がわいてきたので、この一件落着期間は意外に短く終わるのかも知れない。そんな気がする。でもまあ、今はもう何もできないし不満もないので、毎日あれこれ楽しんでいる。 2004.4.20

このところの一連の行為を見て、何人かの人から「なぜいきなりAVなのか?あれほどVには興味がないと言っていたのにどうして?」という質問を受けた。それはまあ、「やりたくなったから」なんだけど、色々たどって考えると結局トーレンスのTD124によるものだと思う。

つまり、TD124によって僕のLP再生装置やカートリッジ遍歴がほぼ終了した。TD124とSTUDIETTOさえあればもう何もいらない、これらを死ぬまで使うと思えたことにより、意識をSACDマルチや映像に振り向けられるようになった。そして、DLPにより、三管プロジェクターを導入しなくてもほぼ満足できる映像が安く手軽に得られる時代になったから。ということだろうか。SACDマルチをやり始めたので、リアスピーカーが設置してあり兼用出来るという点もある。あ、それとカゲトラさんが僕にDPV-9000ESをくれたという大きな理由もあった。 2004.4.21

色々考えた末、やっぱり不便なので平方電気の中村さんに13mのピンケーブルをもう1ペア作ってもらうことにした。SACDマルチのリア用とDVDを観るときのフロント用だ。それをお願いした後、ダイナミックオーディオサウンドハウスの5Fに行って中を覗くと、プークマ氏がいる。「おーい」みたいな感じで中に入ると、もう一人お客がいて、これは山口孝さんだった。「お、約束もしてないのになんて濃い面子だ」などと言ってしばらく話しこんだ。ここで一番面白かったのは山口さんがジュディ・オングと親しかったという話で、僕が「そういうの書けばいいじゃない」と言い、「そうだよな(書くわけないけど)」と言って笑ったことだった。

SACDに慣れてしまうと、確かにCDはちょっと物足らなくなる。LPは物足りなさなど皆無で、そしてSACDマルチもなかなか楽しく、もっと良いソフトが沢山出てくれないかなと思っている。

明日からスタジオは写真展のため、今夜は搬入だ。三日間音が出せないのでとてもさびしい。金曜と土曜の夜はパーティなので、お時間のある方は遊びに来て下さい。 2004.4.22

なんとなく、出来たり出来なかったり不安定ではあるが、G4 CubeのUSBポートからDVDのDTS信号を取り出すことができた。だけど写真展なので映像を観ることは出来ないのだ。けっこう苦労したから早速堪能したかったのに、ちぇ、つまんないの。ロードオブザリングの音だけ出してみたけど、ちゃんと動作すれば音質面での不満は感じない。これがちゃんと使えるようになると俄然Macで映像を観る路線が浮上する。新型PowerBookをビデオメモリ128MB(上位機種のみBTOオプション)にして、DVI 接続で写したらどうなるのか、このHPに出てくる人が近々購入予定なので、やってみることが出来そうな感じだ。これはいい線いきそうな予感がする。

今回の写真展では2年前から撮っていた写真を63枚展示する。昨夜、最後の一枚を焼き忘れていていたことに気づき、これから暗室で8×10を一枚だけプリントする。見に来て下さい。 2004.4.23 

MacからUSB経由でDTSとかAC-3の信号を取り出すソフトには、少し法則性があるようで、メーカーのサポートとメールを数通やりとりした結果、このところはまあまあ楽しめている。写真展のためKEFは片づけてしまっているので、ずっとMacの17インチでDVDを観ている。音は今までならSoundSticksから出すのだが、今回はE9000ESにデジタル信号を入れて、ドルビーサラウンド再生をしてきいている。音楽DVDのソフトも大量に貸してもらっているので、これらを鑑賞しながら写真展のBGMにしている。 2004.4.24

写真展が終わって、KEFを元に戻したらすぐにあれこれ試してみたいので、今日の昼間は平方電気に行き長いケーブルを受け取り、すでにある15mも切ってもらい、13m2ペアにした。銀色が新しく作ってもらった物で、ベルデンの1m1600円の線だが、13mが左右だから26mで、そこそこの値段にはなる

DVDプレーヤーやリア用のアンプをメインの装置と一緒に置けば、長いピンケーブルは不要だが、スピーカーケーブルは長いのが必要になるしプロジェクターまでのケーブルも8mとなり、何かしらは長くなるわけで、僕はピンケーブルを長くすることにした    2004.4.25

 

一度食べたら病みつきになる、コルシカ島産山羊のチーズ+ドライフルーツ+パプリカ+9年物バルサミコを食す

丹沢のふもとに住む看護士

 

 

 

神楽坂のチーズ屋さん

 

写真展に来て下さった皆様

ありがとうございました

今日は三日ぶりにオーディオを元に戻し、ゆっくり音楽を楽しんでいる

そして、あまりに疲労しているので、昼は久しぶりに近所の鍼灸院に行って、全身に鍼を打ってもらった

ものすごいスピードで色々なことが解決し、結局僕はDVDを観る道具としてMacを選択した。映像も音も操作性も不満はほとんどない。長いピンケーブルも二本にしたので、部屋を暗くし、MacのモニタケーブルをPLUSのプロジェクターに差し、スクリーンの上下、E9000ESのプリアウトとサラウンドリアの差し替え、あとはリモコンとワイヤレスのマウスの操作だけでOKになった。よし、これでスムーズに上映できるしSACDマルチにも戻ることができる。

歩いて三十秒のパソコンショップ オリオスペックの人が「今度、店で作ったパソコンを持っていくからプロジェクターで写してみてくれ」と言う。さて、グラフィックカードは何が良いのか、楽しみですね。3Dのゲームには向いていても画質が良いとは限らないし、ビデオメモリの多い少ないは画質に影響するのかどうかもやってみなければわからない。

こんな風なので、映像を始めたと思ったらこれまた超スピードで普通と異なる路線に突入してしまい、あまり皆さんの参考にはならないかも知れない。と言うか、StudioK'sで起きていることを詳しく書き続けると、DVDプレーヤーメーカーの人は迷惑するかも知れない。でもまあ、DVDプレーヤーやレコーダーはそれ以上に売り上げが伸びているから、「パソコンで映像を観てるへんなマニアもいる」程度で、あまり問題なしかな。誰が見てもCubeの画像の方がきれいだと思うけど、あれはCubeが別電源だというようなことも影響しているのかも知れないし。そのあたりをこれから検証してみようと考えている。 2004.4.26

写真展の時はいつも、破損のおそれがあるのでカートリッジを外す。それで、今日はカートリッジを元に戻す必要があった。TD124にダイナベクターのアームDV507をつけてから、ずっとやりたたかったけど(SACDマルチや映像のことにかまけて)やれずにいたこと。カートリッジもダイナベクターにするというのを今日やっと試した。以前の柔らかさに重さが加わってなかなか良い感じなので、しばらくこのままにすることにした。 2004.4.27

昨日は水泳の練習をさぼり、映画を二本観た。おもしろかったけど疲れた。PLUSのプロジェクターは小型なのでかなりファンノイズが大きいのだが、映画とか音楽DVDは、始まってしまえば全然気にならない。不思議なものだ。

そして、夜中になり近所のパソコンショップの人がやってきた。結論から言うとグラフィックカードによってはCubeでの画像なんか問題にならないぐらい鮮明な画像だった。オーディオで言えばカートリッジによって音が変化するような感じだったので、次回は一番好みに合ったカードは何かを探ろうということになった。うまくすると安い自作パソコン+グラフィックカードでもバッチリOKなんじゃないかな。 2004.4.28

ここ数日は取材でよそのお宅の音をきく。真剣に感じ取ったり考えたりすると疲れるので、自分の音はちょっとお休み。こういう時は、なごめるセカンドシステムが欲しいと思う。

「ライアン二等兵救出」の中で子供を連れて行くと言って撃たれてしまう人と「ワイルドスピード」のお兄さんが同じ声だなあと思い、でもやっぱり一番あららと思うのは、マトリックスのエージェント スミスがロードオブザリングのエルフなことかな。

まあとにかく機器の問題が決まったので、ほとんど毎日映画は平均1.5本立てで、オーディオベーシック誌編集長の金城さんに「また、そうやって根をつめて遊んでいる」とあきれられ、僕は「写真学校にも通わず、写真を仕事にしたのもこうやってなったんだからしょうがない」と開き直っている。 2004.4.29

もう、四月も終わりだ、早いなあ。今週はオーディオベーシック誌の取材だったので、連休は原稿を書かなければならない。だから、映画鑑賞はちょっと休もう。原稿を書いているときはLPが良い。そうでもなければ椅子から立たないので体に悪い。 2004.4.30

最新型PowerBookG4 1.5GHzによるDVDの画像は大変美しいものだった。静かだし、速いし、なるほど技術の進歩とはこういうものかと認識をあらためた。

このところ、取材とか撮影だったのでちょっと疲れている。例えばロケで6時間撮影し、機材を運んだりもして疲れた状態でスタジオに戻り、翌日がヒマならば、賢い人はコンピュータによる画像処理は翌日にまわすことだろう。僕は賢くないからその日の内にやることが多い。これは、C・クライバーのテンポが速い(単純に速いっていうんじゃなくて、前のめりが正しいかな)ようなものかも知れない。いや、僕とクライバーが同じだと言ってるわけじゃなく、クライバーが賢くないと言ってるわでもない、色々な物ごとをすすめる時のスタイルというか、どう整合させてどこに区切りを入れるかの例えばなしです。どうせ好きなことしかやってないんだから、出来るところまではさっさとやらずにはおれない。

今日は久しぶりに「運命線から東西線から」と言いながら、ラブサイケデリコをかけている、やっぱり僕が認める彼らのアルバムは1stだけです。 2004.5.2

連休で街が静かだから、今日はクラシックのCDをかけ続けている。僕はショパンののピアノ曲の中では「24のプレリュード」を最も好んでいる。この曲はずっと「ようわからん」と思っていて、ある時期から好きになった。そういうタイプの曲は死ぬまで愛好しそうだ。

連休あけに山口孝さんのお宅へ行きますねと電話して、それからベートーヴェンのピアノソナタをきき、そして、Macに向かって原稿を書いている。  2004.5.3

今日の午前中も原稿書き。この期間中は夜寝ていても頭の中は「どう書くか、何を書くか」でグルグルする。そんな調子だから、僕は職業オーディオライターには向かない。そして今はSTUDIETTOでアンドラーシュ・シフの弾くバッハをかけている。音量をほんの少しだけ小さめにしてSTUDIETTOでクラシックのピアノをきくのは最高に良い。TD124も魅力的だが、こちらの姫も美しく、やはりなくてはならない存在だ。世間一般の時間は僕の時間とは別の流れで、連休は昼間なのに夜みたいな環境が得られ、音楽を楽しむには最高だ。 2004.5.4

昨日の午後は都内某所で三管プロジェクターの画像を観た。なるほど、僕のPLUSではまるで太刀打ちできない部分がある。もう少し高級なDLP機だったらどうなのだろうという興味がわいた。本格的プロジェクターは、機会があればそのうち試してみたい。画質の事とは別に、とにかく僕のところには貸してもらったたくさんのソフトがあって、これを毎日楽しもうと思っている。だから、午後4時までは音楽をききながら原稿を書く、今きいているのはモーツアルトのピアノコンチェルト。そして、その後は映画を二本観る予定。

 2004.5.5

またいろいろいじってみたけど、内容によってはやっぱり三管の画像が良い。目の前に両方あったら僕は多分三管プロジェクターを選ぶだろうと思う。でも、ないから今日もPLUSで映画を観る。今日は等々力渓谷に行って、そこから砧公園まで歩いたので足が疲れた、多分よく眠れることだろう。そういうわけで今日は音楽をまったくきかなかった。そういう日も必要です。 2004.5.6

さてさて、今日も朝9時前にスタジオにやってきて、スクリーンを上げ、アンプのスイッチを入れる。午後二時から撮影なので、まず掃除機をかけて、その後は音楽をききながらMacに向かう。書くべき原稿は3つあり、それのうち一つはほぼ完成なので、ちょっとねかせてから縦書きでプリントして推敲する。残り二つのうちの一つは「わがまま実験室」の原稿で、こちらは2/3ぐらい書いてあって、今日からこれを完成させる、つもり。

トーキングヘッズの「ストップ・メイキング・センス」はオリジナルサウンドトラック完全版CDというのを買ってきくことにした。

D・バーンはその後ブラジルやキューバなど中南米音楽の紹介もしていて、トン・ゼー(このおっさんは僕の好みだ)もバーンのレーベルからCDを出していたとか。 2004.5.7

映像をやり始めて、オーディオと同様に使う人の好みやセンスが反映されることを実感した。ただ、どう考えても映像の場合は良い状態の範囲が狭いと言うか、ある程度追い込むとそれ以上良くはなってくれない。その点オーディオは生き物のように変化し進化する。

自分のことだからあまりこういうことは書かないできたが、もう何年も僕は毎日々々「どうしたら自分が理想だと思える音を得られるか」ということをずっと考え続け、思いつくことは全部試してきた。最近やっと、あるレベルに到達したと思えるようになったが、まだもう少しいけそうな気がする。 

 

この組み合わせもなかなか良くて、今日はけっこうな枚数のLPをかけた。そういうわけで、久しぶりにTD124の写真を撮ってみた

カメラはいつものオリンパスC-3030で、なまじEOS10Dだの1Dsだのを使うと、ここまでピントを合わせるのは大変で、これは絞り優先モード、f5.0 1/20秒ぐらい、ターンテーブルは回っている

そろそろデジカメ講座でもひらこうかな

ダイナベクターのアームにダイナベクターのカートリッジはすごく良くて、今までさんざん色々な状態を試してきた僕もこれにはちょっと驚いている。5月の戯れる会では、この組み合わせをみんなに味わってもらおう。長い間このカートリッジは「音が優しすぎる」と思っていたが、この組み合わせだとキリッとしたところが出て外す気にならない。こうなった理由はTD124にあるのか、アームかフォノイコか、AETのSCR LINEケーブルか、多分全部なのだろう。 

色々なことが重なって、4/4拍子で話がすすみ、山口孝さんのお宅へ行ってきた

三曲目にきかせてくれたソニー・ロリンズがとても素晴らしく、「おお、すげえ」と思っていると、「これで終わり」と山口さんが言う、僕は「もっとかけて欲しい」とお願いした

激しい音だが、力感や一体感、それと響きの美しさが印象的で実に爽快だった。こうでなくちゃね

僕のオーディオとは随分違うと思うが、地球の裏側だとは思わなかった 2004.5.8

 

映画の音声信号をKEF105から出し続けたことは、ピュアオーディオに対して良い結果をもたらしたらしく、アナログだけじゃなくて、CDもSACDもみんな良い感じだ。SACDマルチを始めてから、スピーカーを数センチ後に下げた。もしかするともう少し下げても良いのかも知れない。 2004.5.9

5月下旬にカエターノの新譜が出るのだが、このCDは僕にとって初めて「どうでもいいもの」になるかも知れない。トーキング・ヘッズを楽しんだそのままの気分の延長で、僕は「エストランジェイロ」や「コーリスノーミス」を驚嘆と共に受け入れている。でも、今度のCDはそんな風に受け入れられそうにない。ベスト盤ってわけじゃないんだけど、そんな感じだ。

音のエジソンから、カートリッジとシェルの間に入れる「象牙のスペーサー」が届いた。ZYXクライオに純金スペーサーは今ひとつだったのだが、象牙というのは意外に良いのかも知れない。試してみようと思うが、あれこれやることがあってまだやれずにいる。 2004.5.10

全体的に音は好ましい方向に進んでいて、昨夜はかなり久しぶりに「セヴィリアの理髪師」のハイライト盤をかけてみると、これが良い。アグネス・バルツァがロジーナをうたっているフィリップスのCDで、多分10年以上前に買ったものだが、過去最高、当社比150%アップって感じで楽しむことができたので、とても嬉しかった。 

ばらの騎士やセヴィリアの理髪師は、フィガロや魔笛と違って、日本じゃほとんど実演を見る事の出来ないオペラだから、映像付きとなるとLDやDVDで楽しむしか方法がない。セヴィリアは確かメトロポリタンオペラのキャスリーン・バトルが出ているLDを持っているのだが、バルツァはメゾでバトルはソプラノだから一部メロディが違っていて、まあ両方とも良いのだが、僕はソプラノのメロディもかなり好きなので、あちらもききたくなった。DVDは出ているのだろうか。調べてみよう

CECのアンプを買った。定価50.000円のやつです。 2004.5.12

新しく買ったCECのアンプを置く場所を作らなければならない。色はシルバーにして欲しかったが、メチャクチャ安いからデザインに文句を言うのはよそう。青い光がまぶしい。どうせならボリュームの位置がわかるランプが欲しかった。今度の戯れる会では、このアンプもきくことになるのかな。

TD124+ダイナベクターDV507+ダイナベクターXV-1の組み合わせは、やはりとても良く、ずっと外せずにいる。僕のアナログ再生史上でベスト123に入ると言って差し支えないと思う。SACDマルチも進化中。

二人の知人が新聞に出ていた

onojima dai さんのスーツ姿は初めて見た

来週会うので、「いつもの顔と違う、雑誌の時にこういう顔してほしい、逆であるべき」とか言いそう

昨日は不思議な日で、スタジオにある李朝のお膳を壊されるし(椅子と間違えて座った人がいた)、オークションで落札したばらの騎士のDVD(オッターが出ているやつ)が、僕のCubeではうまく再生できなかったし(Disk1はキズとか汚れという表示で、Disk2はかかるけどちゃんと進まない。こんなの初めて)、某所ではカートリッジを止めるビスの頭をねじ切ってしまうなどという報告もあり、物が壊れたり不具合が起きることの多い日だったみたいだが、

  こんなことをしているのは一体誰でしょうね。

 

最近、どんどんスピーカーを後退させている。多分以前より70cmぐらい壁に近づけてしまった。理由? SACDマルチを始めた結果かな。 2004.5.14

LPは売るほどあるわけだし、DVDは貸してもらった物をまだ半分も鑑賞できずにいる。そんな具合なので、この2週間ほどで買ったソフトと言えばSACDを4枚か5枚という結果だった。もちろん当たり外れは大きい。 2004.5.16

あ〜あ、100円玉が1万円札だったらいいのになあ。

やはりTD124+ダイナベクターはすごく良い具合。クラシックはもちろんだが、JAZZのLP、例えば左のシェリー・マンのマン・ホールでのライブとかをきくと、このLPは確か30年ほど前に買ったものだが、これがすごくて自分でも驚いてしまう。5/22の戯れる会はこのあたりをみんなにきいてもらうことにしよう

ダイナベクターのカートリッジを外して他の物にして、その後でまたダイナベクターに戻したとして、もしかすると今の状態が失われるのではないか ? そう考えると恐くて、外す気になれない

あとはSACDマルチと、モノラルカートリッジ(音のエジソンは今手元にないので、今回はCG25D)かな

 

驚き! http://www.sa-cd.net/showtitle/2119

某所で、高級セパレートCDプレーヤーを4種類きく。定価は約50万円〜200万円近いものまであり、確かに音はそれぞれ違っていて「なるほど」と思う。でも、一番元気が良いタイプと一番上品なタイプとがあったとして、上品なタイプに力感の出る電源ケーブルを与えたら評価が変わるだろうというぐらいの差だと思った。その点、フォノカートリッジは、例えばエミネントとTAITANでは値段と無関係に、世界がまるで違うので、ついLP再生には入れ込んでしまう結果になる。 2004.5.18

 疲れた。 昨日の夕方プリンタからのプリントが出来なくなった。サンプル印字は可能なので、プリンタそのものは動くのだが、コンピュータのと連携がとれない。複数のマシンと複数のOS、別のケーブルでやってみてもダメなので、プリンタからコンピュータに(僕だったらPM4000PXが接続されているという)情報を送る部分に不具合があるらしいので、EPSONに電話して、修理に出すことになった。このような場合の故障箇所判定はオーディオから学んだ。

僕がMacだけじゃなく、Windows機も持っていれば、あるいはプリンタをもう1台所有していれば、もっと速く不具合を断定出来たのだが、こんなことは初めてだったので、何が悪いのかを見極めるには、かなり時間がかかってしまった。もうデジタルでしか写真を撮らない状態なので、コンピュータとプリンタとCD-Rレコーダーは二台づつ持っていないと困るようだ。コンピュータとCD-Rは常に二台用意しているが、プリンタは大きいので、二台持つってのも大変だ。A4の顔料インク機を買うのが良いのか、それともA3の染料機を買うのが良いのか、それとも4000PXをもう1台確保しておくのが良いのか。試しにキヤノンを買ってみるのが良いのか、悩むところだ。

モノラルは久しぶりにオルトフォンのCG25Dをつけている。この太さ、押しの強さは何とも言えない魅力だ。一昨日、オーディオベーシック誌のツルが写真を受け取りにスタジオに来た時に、何も言わずCG25Dで一曲かけて「これどう?」ときくと「なんか、すごくいいですね、これ何ですか?」と言うので「モノラルだよ」と教えてあげた。多分彼女の中で「モノラルは鮮明、強力で、Hi-fi」という印象が刷り込まれたに違いない。僕はこれを理解するのに30年を要した。 2004.5.20

昨日の午後は雨が降って急にヒマになったという電話が入り、富田さん宅へ行った。僕はPLUSのプロジェクターを持参してGOLDMUND EIDOS18とDVI 接続して画像を観た。僕のところでの結果とまったく同じで、何も調整などせずとも中間のトーンが多い場面なら、鮮明この上ない映像だった。暗い場面は今ひとつなので、近い将来もっと高級なプロジェクターを試してみる予定。多分このあたりは改善されていることと予想する。

映像の後はSACDマルチを楽しんだ。今は自分でもやり始めたので、前回のように「こりゃすごい」と驚く段階から「なるほど、こういう部分がすごい。こういう面は自分のマルチと違う」というような感想になる。SACDマルチを始めると、2chはすごくもの足らなく感じることがある。

この一週間で7〜8本の映画を観た。一番印象に残ったのは「男と女」かな。今頃やっと、行ってみたいと思い始めているブラジルのことが出てきていたし、懐かしいクルマが沢山出ていた。あの頃は10代で、僕は本当に最近まで映画にはほとんど興味がなかったから「男と女」も初めて観たのだった。

新聞を読んでいたら「トイザラス赤字増加」との記事があり、トイザラス -「ユー・ガット・メールのFOX」と連想し、男の声を思い浮かべた時、あのちょっと高い声はどこかできいた覚えがあると思った。そして次の瞬間「あれはプライベート・ライアンに出てくる大尉の声だ」とつながった。俳優のことも名前もまるで知らずに観ているのだが、こういう段階が一番面白いのかも知れない。音楽に例えると、ある時期のマイケル・ジャクソンをきいて、しばらくしてからジョージ・ベンソンの「ギブ・ミー・ザ・ナイト」をかけて「これらは同一人物がからんでいる」って思うようなもんだろうか。 2004.5.21

今日の午後は戯れる会の例会で、9人の人が参加してくれた。いつもながら中身は多く、今回は説明も多かったので少々疲れた。 2004.5.22

 

実は昨日の昼から、僕のSACDマルチは新しい状態になっていて、参加者の皆さんにはその状態できいてもらった。今もそのままなのだが、新しい状態の方が良いようだ。雑誌とのからみがあるので、どういう状態にしたのかをここに書くことは出来ない

 2004.5.23

そして、ちょっと後に下げすぎた気もするので、KEF105を5cmほど前へ移動した


あ〜あ、252.000円になっちゃたよ、ダメだねこりゃ。

音の殺し屋店長に愛のSG520を

約10日前、音の殺し屋店長こと「ダイナミックオーディオ サウンドハウス 厚木さん」から「オークションに出ているJBL SG520を落札して欲しい」と依頼された。その段階での金額は約15万円だったが、最終的な落札額は20万以上だろうと予想した。僕はオーディオショップの店長に向かって「予算はおいくらですか? 20万円 きびしいですね もう少し何とかなりませんか」と言い、「25万上限」ということで、一週間前の夜、オークション画面を前にした。

多分20万を超えてから入札していたのは3人ほどだと思う。金額が25万を超えた時、「予算オーバーも1万円程度なら、僕が負担するさ」と思って、263.000円で入札した。しかし、相手はそれを上回る額を入れてきて269.000円で終了した。もし、僕が27万にすれば、相手はそれ以上を入れただろう、僕がそれ以上の額を突っ込めば相手もそれ以上の額を入れてくることだろう。「あまりに高価な実績をつくるのは良くない」そう思って手を引いた。

殺し屋店長はもちろんSG520を所有しているが、もう随分前に故障し、修理には出したものの彼は何ヶ月も自宅でのオーディオを中断している。僕が自分のプリアンプの修理をお願いした時のことだ、「修理いつ出来上がるの?」「それが、まだわからないんですよ、あと何ヶ月かかることやら」「エー???」なんて会話があり、何ヶ月かかるかわからないのは僕のクレルじゃなくて彼のSG520のことだったのだ。他の物じゃダメ、というあたかも恋愛の対象のようなプリアンプである。

出品者はもう1台持っていたらしく、その後、同じJBLのプリアンプ(今度のはつまみが一つないもの)が出品された。

つまみが一つ無いし、今度はそう値段もつり上がらないだろうと考えたが、それは大間違いだった。同じように同じ物を探し求めている人が日本に数人いたらしい。そして24万まできた画面を見ながら僕は殺し屋店長の自宅へ電話をかけ、「251.000円まで入れたが、これでやめましょう」と話し合った。そして、数分後入札額は252.000円になり、高値更新のメールが届いた。

どなたか、使っていないJBL SG520をお持ちの方がいらっしゃいましたら、彼に適当な値段で譲ってあげてはもらえないだろうか。


最近わかったのだが、どうもMacのDVDはある種の音楽ソフトを一度しか再生しないようだ(コピーガードなのかも知れない)。CubeでかからないソフトをiBookでかけてみてわかった。一度再生を止めると二回目の再生が不能になった。音楽ものと言ってもカエターノのDVDでそのようなことは起きなかったし、当然ながら映画はまったく問題ない。カゲトラさんにもらったDVD-S9000ESは友人にプレゼントしてしまって僕のところにはない。昨日、どうしても音楽ソフトを投影する必要にせまられ、仕方なく僕はプレゼント先にお願いして、しばらくの間DVD-S9000ESを貸してもらうことにした。僕は重たいDVDプレーヤーを運びながら、なんだかヘンなことになってしまったなあと思っていた。AVプリのTA-E9000ESもあるし、SACDマルチのためにリアのスピーカーは以前より整備されているのでサラウンドも完璧ってやつだ。いっそのこと対のパワーアンプも手に入れて、金色トリオにしようかとさえ思ってしまう。

PLUSのDVI端子はアナログと兼用なので、今回はDVI-色差変換コネクタをつかって接続してみた。当然ながらS端子より画質は向上し、かなり違う映像になるので、再調整をした。基本的におだやかな色調のプレーヤーなのだが、他のものと比較をしなければ特に不満はない。

本当は、適当なユニバーサルプレーヤーを購入すれば良いのだが、さて、何を買えば良いのか。条件として「DVI出力があること」というだけでDENONとマランツとTEACになってしまう。HDMIとDVIの変換ケーブルがあればもう少し選択肢は広がるかも知れない。また、いろいろやってみてわかってきたのだが、マルチチャンネルで映像を楽しむならAVアンプを持っていた方が良い。

と、まあ映像関係のことを沢山書いているので、オーディオはどうなっているんだろうと感じる人もいるかも知れないが、僕は毎朝スタジオに来るとTD124のターンテーブルを回転させているし、大きなところは何もいじっていないが音はすごく良くて満足している。それでも、ちょっと気になる部分はあり、今日はフロントのスピーカーをまた3cmほど前に出した。 2004.5.25

EPSONからFaxが入り、やはりFireWireの基盤が故障してるそうで、修理代は送料込みで約20.000円程度らしい。

僕のスタジオの暗室を使ってモノクロームのプリントをやっているグループがある。今年はちょっと人数が減ったので、またプリント講習会を開いて、もっと焼きたい人を募る予定だ。それと同時に、初心者向けデジタルカメラ講習会も開催して、終了後ももっとやりたい人には一月に一回スタジオでPhotoshopのゼミみたいなことをやっていこうかと考えている。Photoshopの機能は膨大なので、普通は何から理解したらよいのかさえわからないし、僕も使ったことのない機能が沢山ある。

そういうわけで、具体的な日時は未定だが、モノクロームの現像とプリントを楽しみたい人(モノクロームのプリントはとても楽しいし、暗室技術はPhotoshopにも応用できる)、デジタルカメラでの撮影と画像処理を極めたい人はメールを下さい。開催は土曜日か日曜日で、有料です。

どうも最近料理をやる気が起きなくて、理由を考えたたところ「映画を観ていることの影響だろう」という結論に至った。最近は映像を観ることにも慣れてきて余裕が出たのか、料理に対する意欲が少し復活した。そして、映像の機器の能力も最初の「おお、けっこうきれいじゃないか」から「いまいちかも」を経て「あそことここはかなりきれいだけど、あの部分とこの部分はいただけない」という受け止め方になった。

今は良いプロジェクターが欲しいと思っていて、そうそう買い替える物でもないから「プロジェクターってオーディオにおけるスピーカーに相当するんだな」と考え始めている。だから、得られる画質に加えてデザインや存在感も重要だと思うようになった。 2004.5.26

大好きなオペラの序曲をきくと心が躍る。そしてやっぱりオペラは映像付きの方が良い。日本じゃなかなか上演されないオペラはLDやDVD、あるいはBS放送で学習しておいて、良いキャストでの引っ越し公演がある時はすかさずチケットを買う。ただ、やはり相撲や歌舞伎のヨーロッパ巡業や公演と国内での本割りや舞台とでは(当然ながら)違いがあるように、神髄を体験したければ本場に通うしかない。その点、昨年のジョアン・ジルベルトは最高だった。

銀座ソニービルへ行き クオリアのプロジェクターの画像を観た。クオリアもすごいけどハイビジョンの画質には驚いた。あんなにきれいででかいと気味が悪いほどで、その後DVDを観ると画像がガタガタで、その落差は僕を複雑な気持にさせた。クオリアのプロジェクターはすごく良いけど250万じゃ買えない。あれが半額だったらローン組むと思っている人は多いようだ。 2004.5.27

リコーの新しいコンパクトデジカメをちょっと使った。Caplio GXは小型軽量だし、さすがに研究されていていろいろ使いやすい。肝心の画質はというと、僕のオリンパスC-3030といい勝負かなと思う。ただ、リコーは重さと大きさがオリンパスの半分なのだ。そして35mm換算で28mmから使えるし、ワイドコンバージョンレンズを使えば22mm〜になる。このあたりがリコーの良いところで、不満に思うところは、ちょとノイズが多いのと蛍光灯モード時の色だろうか。オリンパスC-3030の蛍光灯モードは最高、完璧と言っても良いくらい僕好みの発色をする。蛍光灯モードの色調で最悪はキヤノンで、EOS10Dや1Dsを蛍光灯モードで撮ったものを初めて見た時、モニタに向かって思わず「バカヤロー、何を考えているんだこいつは」と叫んだ。それ以来、キヤノンの一眼レフデジカメでは、デイライトモードとRAWデータでしか撮影していない。

このことをもう少し詳しく書くと、10Dの蛍光灯モードに失望し、今年になり1Dsの蛍光灯モードを試してさらに失望した。キヤノンの蛍光灯モードは寒色系と言うか、ちょっと青い、そして特に10Dはグリーンの彩度が高すぎる。でも、これは僕がPhotoshopをAdobeRGBのプロファイルで見ていることにもよると思う。オーディオに例えれば、JBLでモニターするのとB&Wとでは違ってきこえるようなものかな。いや、異なったRIAAカーブってところか。

5060とか最近のオリンパスは使ってみていないのでわからないが、オリンパスC-3030を蛍光灯モードで撮ってPhotoshopで見ると、ちょっと黄色っぽいと言うかアンバーっぽい色がのっているのだが、これが実に良い感じで、ほれぼれしてしまう。どうも、僕はこれを基準にしているので、他のカメラの発色が気に入らないらしい。C-3030=LS3/5aみたいなもんでしょう。

Caplio GXは暗部のノイズが多いと言うか、ノイズの粒子が大きいので、僕はもうしばらくオリンパスを使うことになりそうだ。C-3030は単三型の電池4本、認識しないことの多いスマートメディア、腹立たしいレンズキャップ、色々不満はあるのだが、CECのTL-2並みにしぶとく残っている。フィルムカメラのリコーGR1ぐらいの大きさと重さでかまわないから、少し高級感のあるコンパクトデジカメはないものかと考えている。 2004.5.28

もうそろそろ5月も終わるので、予告をします

6/10発売のオーディオベーシック誌第31号では、前号より沢山のページに関わり、SACDマルチをやってみるという連載が始まる。僕が現在試していることはズズッと遅れて、9月に発売される号に掲載されることになるわけで、毎度のことながら、紙媒体とWebの時間差は辛い。

例えばSACDマルチで最近気に入っているのは、「ヒンデガルト・フォン・ビンゲン」のものだ。なんてことなんですがね。

今日は一日ずっとCDでロバート・ワイアットを沢山きくことにした。これは、今朝FMでピーター・バラカンがワイアットの曲をかけていたのをきいたことによる。 2004.5.29

最近、楽しめるソフトや状態が増えた。LP、CD、SACD、SACDマルチ、それに加えて映像もある。手元に残しているLPはお気に入りのものばかりだし、若い頃と違って「ソフトが欲しいけど買えない」ということは無くなった。さあ、今日は何を楽しもう。このところAVやSACDマルチ再生の機器が増えたので、スタジオ内の温度は上昇している。GOLDMUNDのアンプを使っていた頃はこんなことなかった。

メインのスピーカーを鳴らしているSDサウンドのOTLアンプ、バイアンプだから二台の片一方をCECのAMP3300に置き換えたらどうなるのだろう。何とかなるのなら、それでも良いのではないかと考えている。

なんていうことを書いているときは大体もう試していて、これはけっこう良いようだ。僕みたいに毎日々々長時間アンプのスイッチを入れている人間は少しでも消費電力が少ない方を選択すべきだろう。 2004.5.30

EPSONのプリンタPM4000PXの修理が終わり昨日届いた。修理代は、ヤマト便が引取に来て梱包してくれての往復分送料込みで17.850円だった。これであと2年ほど無事に使えれば文句は言わない。プリンタはALPSのMD200Sを二台、それからPM2000c、PM3000cと使ってPM4000PXに至った。それぞれのプリンタをその時々で気に入っていたけど、一番思い出深いのはやはりALPSだろう。ピカピカど派手の染料インクも好きだけど、今は4000PXを気に入っている。

メチャクチャな組み合わせをするやつだとお思いでしょうが、昨日からSDサウンドの真空管OTLアンプアイワンを上(リボンツィーターを含む中高やや低域)、CECのAMP3300を下にしてのバイアンプを試している。下と言っても(2wayじゃないから)160Hz以下なのだが、ウーハー部分を他のアンプに任せるのと、1台でまかなうのでは負担が違うらしく、パワーアンプ2台と1台だけとでは随分違う表現をする 

  先 EOS1Dsの味気ない蛍光灯モード  後 オリンパスC-3030の蛍光灯モード
こ の色を見て「バーカ」と言ってしまったわけだ。無味無臭というか、国産オーディオ機器の音にも似ている。この調子だから食べ物なんかを撮影してもあまりおいしそうな色にはならない。もちろん、Photoshopで色調補正をすればどんな色にでもなるが、自分のHPのトップページに使う写真とかだったら、一発で好きな色が出てくれた方が助かるし、どうせ色をいじらなければならないのならデイライトモードでも同じだし、RAWデータはネガカラーで撮影したような融通のきく状態が得られる。 

暑い。5月だっていうのになんでこんなに暑いんだろう。冬でも蚊がいるし、やはり何かが狂っている。だからやっぱり、必要以上に電気やクルマを使ったり、過剰な包装などは排除した方が良い。

ひどいよ〜 御田さん、一人でラムチョップのLP手に入れてきいてるなんて!!
僕の分、それから僕にこのCDを教えてくれた曽我さんの分、それからソニーの市瀬さんの分、合計3枚買ってくれないかなぁ。
 2004.5.31

 

 

CECのAMP3300をバイアンプの下に使うことにした。音は良いと思うが、相変わらず外観には疑問を感じる。そしてLEDがやたらとまぶしいので黒い紙で覆った。そういうわけで、SDサウンドの管球OTLアンプ トップストーン アイワンが1台余ったので、試しに下の場所へ持ち込んで鳴らしてみた。

広い部屋で、タンノイの大型スピーカーがまるでLS3/5aのように鳴るという状態を初めて体験した
このお宅には他にも沢山のパワーアンプがあるので、それらでもきいてみたい

2004.6.2

どうも最近はヘンな夢を見る。地球があと3年で爆発するのを知った科学者の悩みとか、潜水艦の中でアジのひらきを焼いて艦長におこられる夢だ。昔はよくロッククライミングをやっていて墜落する夢をみたが、最近は戦争ものとかアクションものが増えているのは映画鑑賞によるものらしい。

DLP方式プロジェクターのカラーブレーキングノイズだが、さすがに200時間近く観ていると、何かの拍子に見えるようになってきた。気になってしょうがないというほどじゃないけど、ない方が良いと思う。LPのノイズも、気になる人は絶対にイヤだって言うわけだが、カラーブレーキングノイズは見える人と見えない人がいるところがちょっと違う。

6月なので、JASRACから請求書が届いた。別にこれくらい払うのはいいんだけど、例会で映像なんかを観たらいかんのだろうなあ。StudioK'sがAV機器販売業になれば良いのだろうか? 2004.6.3

あんなにドバドバだったDejavuの書き込みも小休止みたいだし、最近オーディオ関係のWebはさびしくなった。多分みんな今は地下に潜行して、実は何かをやっているのだろう。僕のHPは元々が全開じゃないから低め安定路線だけど、オーディオにしても映像にしても、あれこれ試してみたい事はまだまだ沢山ある。

今日は久しぶりにTD124からダイナベクターのカートリッジを外し(その際、針圧2.1gを確認して)久しぶりにZYXクライオにした。象牙のスペーサーも試さなくちゃ。もしスペーサーの音が良ければ象牙ボディのZYXを作って欲しいと思っている。でも、象牙って今は使っちゃいけないのかな? 輸入が出来ないのかな? 最近はプラスチックになっちゃったけど、スタンウエィの白鍵が一個あれば、ZYXのボディぐらい沢山作れそうだけど、マンモスの牙なら良いのかしらん。

音楽も沢山ききすぎて、このところちょっと飽きた。そういう時は懐メロに限る。っていうわけで、昨夜から浅川マキをきいている。ウーン、さすがに35年前の音楽って感じがする。ところで、真崎守って今は何をしているんだろう? 永島慎二は? 

そして、今日から下に使っていたCECのAMP3300を上にして、ウーハー側にOTLのアイワンを接続してみている。これもなかなか良い。当分こちらでいく予定だ。

午後はG4Cubeのハードディスク交換作業をしながら、映画「めぐり逢う朝」を観た。サント・コロンブとマレの物語なので、僕がよくきいているヴィオールのLPをまた違った感じで受け止めることが出来そうだ。

今はハードディスクって安いから、二年に一回ぐらい交換していた方が安心だと思う。静粛性と発熱対策を重んじてずっと5400回転のHDDを使ってきたが、Cubeにはファンを付けたことだし、今回は7200回転のものにしてみた。起動とかファイルを開く時の速度向上が体感できるぐらい違う。 2004.6.4

象牙のスペーサーは正解で、良い面がより良くなり、久しぶりにZYXクライオの繊細な音を楽しむことができた。音のエジソンで一枚4.000円ぐらいだったと思うので、興味のある方は試してみるのも悪くないかも。上の写真はオリンパスC-3030で撮ったのだが、一眼レフタイプだとこうはピントが合わない。なんなら同一条件のもと、一眼レフデジタルカメラで撮影してみましょうかね。

というわけで、デジタルカメラ講座みたいだが、
こちらはキヤノンEOS 10DにEF100mmマクロf2.8をつけて撮影した。
72dpi 450ピクセル程度だと画質の差は出ないし、ピントの合いかたが随分違う。
上のオリンパスは多分f4.0ぐらい、EOSはf16で手前のネジ山にピントを合わせた。
だから、うまく使いこなせばWeb用ならコンパクトなカメラ(撮像素子が1/1.8インチぐらいの)で十分だと思う


ほぼ同一条件とはいえ、 まるで違うカメラで 撮影すると、全然違う色になってしまい
ここまで色を合わせるのには、PhotoshopCSの新機能を使っても約20分ほど要した

 

ずっとブーメスタのハムが気になっていた。それで、ソニーのSACDプレーヤーの置き場所を入れ替えてみた。これも正解だったらしく、ハムは気にならなくなった。フォノイコやトランスは置き場所を選ぶ。こんなことアナログ再生最優先の数年前ならさっさとやっているんだが、このところ他にやることが沢山あり、ついつい後回しになっていた

プークマさんちに持ち込んだSDサウンドのアイワンでのタンノイを楽しんできた。アイワン用にセッティングしてあるわけじゃないから当然だが、きくのが二回目、しかも自分のソフト持参ともなると、良いところと至らないところが見えてくる。僕がここに住み込んで、一年ぐらいあれこれやると僕の音になってしまうわけだが、望まれてもいないのに押しかけて、自分好みの音にしたいわけではない。これはプークマさんの装置だから、目一杯彼のききたい世界を追求してもらい、僕は時々、自分の装置からは味わえないものを楽しませてもらえれば良い。

アイワンをつないできいてみたのはオーディオ的興味だった。今回のことでアイワンのこともよくわかったし、普段使われている巨大な割に小出力(1.5w!)、そのくせタンノイにもう一つウーハーを追加したかのように鳴るウエスタン・エレクトリックのアンプのことを、以前より好ましく思うようになった。 2004.6.6

ごめんなさいね、オーディオのこともあれこれ考えたりやったりはしているけど、文にするには至らないので、今日はおやすみ。 2004.6.7

SACDマルチおよびAVのサラウンド用に試してみたいスピーカーが何機種かある。

CECのAMP3300は不思議なアンプで、色々なことを考えさせられる。僕は定価5万円、税込み実売4万円前後でこれほど熱くなる(熱くなりゃ良いってものではないが)アンプを知らない。この不思議さを沢山の人に体験してもらうために、僕はCECの社長石渡氏に直接メールを書き、戯れる会の会員向けに1台試聴機を貸し出してもらった。今日から一軒一週間づつ、約13週ほどにわたり九州から仙台まで巡回されることになった。今までも巡回試聴は行ってきたが、CECの製品は初めてだ。

オーディオベーシック誌第31号を見た。かなり面白い内容だと思うので、皆さん買って読んで下さいませ。 2004.6.8

今日は都内某所で有名指揮者のポートレートを撮影する予定だったが、昨日突然撮影不要ということになりヒマになった。しょうがないから、スタジオの片づけと掃除でもしよう。

今度のデジカメ講座のために、貸してもらったりもして何機種かのコンパクトデジカメを集めた。小川町の交差点近くにあるオリンパスのショールームに自分のメモリーカードを持参して、試し撮りをさせてもらって来よう。そうだそれがよい。なんか、戯れる会も写真も似たようなことをやっているなあ。    2004.6.9

オリンパスのショールームに行っていじってみると、意外なことに? 僕が一番好ましく思ったのはC-5060だった。8080はシャッターの位置が前方にあり、それがイマイチなのと、一眼レフを持っている僕にはちょっと中途半端かな。5060の蛍光灯モードは4種類ぐらい用意されていてかえって悩むほどだった。実を言うと5060ってあれこれ機能満載で「やりすぎ」だと思っていたのだが、手にしてみたらこれはなかなか良い。愛用の3030より一回り大きいし、当然その分重たい。でも、僕は手も大きいし5060でも良いのかも知れない。そして、27-110mmのズームというのも全く文句なしだ。マクロ3cmも感動的だったし、スマートメディアじゃなくてコンパクトフラッシュが使えるし、横600ピクセルほどの動画も撮れるのだ。まずいなあ、そうなるともう1台超小型が欲しくなるではないか。

こちらの方の写真はいつもながらすごい色である。思わず PENTAX*istD +DA Zoom 16-45mmF4ED AL の値段を調べてしまった。だがしかし、オーディオと同じで、このカメラを買えばこのような写真が撮れるというものでもないだろうと考えて、色調を参考にさせてもらい、必要な時は自分のカメラで似たような表現を試みようと考えている。いや、でもペンタックスはこのような思想で色を作っているのかも知れないとも思う。一般にデジタルカメラの色はビデオの色なのだが、ビデオではなくフィルムに近い色を出してくるメーカーもある。

まだ正式な会員は存在しないのだが、StudioK'sでデジタルフォトを楽しむ集まりは名称だけ決まった。「ピクニック」がそれで、「デジタルピクニック」というお気楽なものにした。戯れる会と同じで有料だけど、ちゃんと沢山写真を撮ってプリントしたい人には得るものが多くある、という集まりにする予定だ。

昨日、右側のKEFからボコボコ、ボボボみたいな音がした。原因はスピーカーかアンプか、よくわからない。 

最初はサブウーハーの入力オーバーによるバタつきかと思ったが、そうではなく、KEFからの異音で、LPでも時々出るしCDでも似たような音が出る。僕はサランネットを外し、懐中電灯を手にダクトの中を覗いてみたが、見える範囲で、ウーハーに異常はなさそうだった。CECのAMP3300は上に使っていたので低音には無関係な筈だ。

よくわからないが、非常に不快な音なのでとりあえずパワーアンプをアイワン二台に戻してみた。そして、同じソフトの同じ部分を再生すると、異音は出ない。何か接続の仕方に問題があったのか、それともアンプの問題なのか、よくわからないが、とりあえず原因はスピーカーではなさそうだ。

こう気温の差が激しいと、体調も悪くなる。暑い状態からいきなり気温が下がると、今でも軽い喘息の発作があり、繰り返すと習慣化するおそれががあるので、こんな時は無理に走ったりをしない。オーディオ愛好者は喘息の人が多いのだが、皆さんは大丈夫だろうか? 2004.6.10

オーディオベーシック誌の「わがまま実験室」に書いたような方法で、SACDマルチをやり始め、そして今はさらに進化しつつある。その状態は戯れる会の例会でも体験してもらっているので、そろそろ自分でもマルチをやり始めたくなっている人もいるようだ。せめてSACDのソフトが10.000タイトルぐらいになってくれればもっと楽しめると思う。マルチはマルチで楽しめるし、2chもアナログも映画もみんな楽しい。ただ、本当にマルチをうまく再生すると、ずっとこだわり続けてきたサウンドステージってのは、マルチの音場に比べるととても平面的だと感じる。

だから、2chがダメとは言わないが、それだけしか知らなくてそれがすべてなのと、マルチも体験できた上での2chとでは受け止め方に違いが出ると思う。 2004.6.11

今日の午後はデジカメ講座、オーディオ愛好者の参加多し。デジカメ10機種ぐらい集まりそう。

この中で一番印象的だったのは、試みにEOS10DでのRAWからjpgのSmallまで7段階のデータをA4にプリントしてみた結果だった。何とほとんど差が出なかった。まるでaiffとAACの最小サイズがききわけられないみたいな現象で、しかもブラインドじゃないのにほとんど見分けがつかなかったのには驚いた。何か設定にミスがあったのだろうかと、何度もファイル容量を確認してしまった。モデルが良すぎたのかなあ。

そういうわけで、もう疲れてしまって今日はほとんど音楽をきくことが出来なかった。デジカメ講座の続きは7/4にやる予定。 2004.6.13

今度の土曜日は6月の戯れる会で、iPodによるaiffとAACの圧縮最大-最小の音をききわけられるかどうかの実験をするという話もある。どうなるのだろうか。他にもあれこれ試すことはあって、なんでこんなことがこれほど音に影響するのだろうというような、些細でありながら重要なことをいくつか試そうと考えている。

今日は突然CSN&Yをききたくなった。 

 (CaplioGX)

いいなあ、おしゃれな女性にこういうのを使ってほしい

今日はダイナベクターに行き、DV507のウエイトを買ってきた。針圧さえ適正であれば良い? そんなことはなくて、丁度良い重さのウエイトでバランスをとった方が見た目も音も良いと思う。 2004.6.14

 (CaplioGX)

驚くことに、リコーのCaplio(キャプリオ)GXには絞りの調節が三段階しかない。開放-中間-うんと絞る みたいな感じである。オリンパスのC-3030のf2.8-f11まで、1/3ステップで選べる物と比較すると、とてつもなく大ざっぱなのだが、実際に使ってみるとそれほど使い勝手は悪くない。この辺は考え方の違いだろう。

CaplioGXはものすごく軽いし、操作系もよろしいが、残念なのは場面によってややノイズが多いことと液晶モニタが最低(EOS-1Dsもひどいけど)なことだ。C-3030では考えられないほどだと思う。でも、上着のポケットに入れられるほど小さく軽く、広角側が28mmから使えるのは良い。それにしても、カメラのことはこうやって好きなことを書いていられるので気楽でいい。「僕のオーディオ生活」というタイトルをやめて、「オーディオと写真生活」にすればいいんだな。 2004.6.15

なんだか突然音楽をきくのが面倒になって、昨日はパワーアンプのスイッチを入れずに過ごした。だるくて何もやる気が起きず、日頃の楽観的気分はゼロだった。まあ、こういう時もある。明日死ぬなら話は別だが、ききたくない時はきかなきゃいい。

東京国立近代美術館で開催中の「ブラジル ボディ・ノスタルジア展」も見に行かなくちゃな。集まったデジタルカメラの中から1台選んで持っていこう。この展覧会へは何回か足を運ぶことになりそうだ。

CaplioGXのノイズとC-3030の画像を観察してみた。よく見るとどちらも似たようなノイズは存在するが、オリンパスはこのあたりがとても巧妙で、ノイズが目立たない。CaplioGXは青い空の中に赤いノイズが出たりするので、とても目障りだ。このあたりはオーディオとも共通するかも。 

一時間ほど散歩に出た時に、パナソニックFX1で撮影し、スタジオに戻りMacに取り込んで見てみてると、画質その他はCaplioGXといい勝負って感じだった。つまりこのクラスだと僕は画質に不満をもつということらしい。

 (EOS 10D)

上から、C-3030 CaplioGX グリーンのがLumix FX1 キヤノンの蛍光灯モードはこういう風に(つまりストロボをたいたみたいに)撮るには良い。これはこれで正しいのだが、サラリーマンがみんなダークスーツにネクタイ着用みたいな色調になる。

ステレオサウンド誌を読んだ。村上春樹は前回に続き今回も面白かった。僕はルービンシュタインとゼルキン、両方とも好きだ。若い頃はただひたすらホロヴィッツが好きだったが、年齢と共にホロヴィッツから離れた。あの頃はブレンデルなんてかったるくてきいていられなかった。でも、気がつくと好きになっていて、何度も演奏会に行った。

今日も少し体調が悪いので「それを解消するために」G・ヤノヴィッツのLPを3枚ほどきいた。 2004.6.16

今朝の日経新聞にダイナミックオーディオが(株)PSDのスピーカーを扱うと写真入りで掲載されていた。一年ほど前に僕のところで試聴したが、とても良いスピーカーなので沢山売れて欲しい。

撮影のない日はカメラの使い方を勉強している。電子じかけのカメラは色々便利だが、使い方を熟知していないとイザという時にお手上げになる。撮影には必ずコンピュータが必要という、便利というかヘンな時代になったものだ。その代わり、もうフォトラマを脇に挟んで暖めるなんてことはやらずに済むようになったし、ある程度自分の好きな発色のフィルムのようなものを作ることも可能になった。そして、とにかくEOS-1Dsの元画像はねむい、ニコンのプロ機愛好者が「なんじゃこりゃ」と言うほどの軟調で、そこから先をどうもっていくかは使う人の意思にゆだねられている。でも、僕はぼけっとしたEOS-1Dsの基本画像に違和感は感じない。ポジをドラムスキャナでデータ化してもらっても、似たような軟調の状態で届くことがほとんどだ。

これは僕がKEFを好きなのと似ていて、モノクロフィルムはT-MAXを好んでいるのも同じだ。ワイドレンジで軟調が基本で、そこから出発し、なるべく多くを取り込んで、あまり捨てないようにしている。

オーディオの好きな人にわかるように書くと、だから、デジタル写真における最終的な(Photoshopでの)絵づくりとは、=マスタリングということになる。写真が楽しいのは、音楽で言えば「作曲家で演奏家でレコーディングエンジニアで、レコード演奏家」でもあるからだろう。  2004.6.17

今日の午後は6月の戯れる会。長い間、10人ぐらいの人が集まったときに、「機器をすべてラックから出し、床に直起きで接続して音を出してみる」というのをやってみたかったのだが、今日はそれを実行する予定。どんな音になるのだろう。こういうのは一人二人でやってみても意味がないと思う。ついでに端子のクリーニングについてもみんなで話し合おう。  2004.6.19

時間がなくてクリーニングの方法は話し合えなかったけど、主要な機器を床に直置きしての音出しは試した。

そして、参加者にどちらが良いと感じたかをグーチョキで答えてもらうと、意見は割れた
「絶対にラックに戻すべし」 「えー!、こっちの方が良い」こんな感じだった

僕はどちらの味方もしないが、これを試したために自分のオーディオを再構築することになった

約7年前、初めてこの場所で音を出した時のことを僕は一生忘れない。スピーカーとCECのCDトランスポートは今と同じ物、DACはGOLDMUNDのmm10で、プリがオーディオカレントのパルティータC1、パワーアンプはGOLDMUNDのmm6だった。仕事が終わってから、夜一人で機器を運び、上の写真と同じように機器を床に直置きして音を出した。生まれて初めて、そこそこ広く天井も高い場所で音を出せるという期待は、1分で失望に変わった。

広い場所でスケールの大きい音を出したい、そして少しでも早く音楽を楽しみたい一心で機器を運び込んだというのに、それは体験したことのない変な音だった。つかみどころのない、どこをどうしたら良いのかさえわからない最悪の音で、壁に毛布を吊ろうが何をしようが、焼け石に水という感じで僕は頭をかかえた。

約一週間後、友人に手伝ってもらってTAOCのラックを運び、機器をラックにセットしたときのことも忘れられない。「もしかすると、何とかなるかも知れない」やっとそう思えた。

だから、今回も床に直置きしたら、ひどい音が出るだろうと予想した。しかし、今回みんなで汗をかきなながらラックから機器を引っ張り出し、直前にきいたCDをかけてみると、直置きの方が好ましいという人の意見も納得できるまともな音で、少なくともあの頭をかかえるようなとりとめのない音ではなかった。

 040622

  040623

疲れた。手を抜いて機器をラックに入れたまま下ろさず一人で移動するのは、実に危険な行為だった。おかげで床にはスパイクの穴が空いたが、足には刺さらなかった。

040622 いろいろ理由があって、試しにこうしてみたが、音質云々の前に何が不満ってとにかく音像が左に寄る。視覚的なものかと思って暗くしてみたが、やはり左に寄る。それとSTUDIETTOの出力端子が右側についているため、フォノイコまでものすごく長いケーブルが必要になった。

040623 この真ん中のラックは音響調整パネルのような役割らしく、元に位置に戻すと音はちゃんと真ん中からきこえるようになった。距離のとの関係もあるので、理論で語っても意味がない。問題はやってみることだろう。

秋にはまた会えるねJoao、カエちゃんは来ないのかえ?

暑い、6月だってのになんでこんなに毎日暑いんだ。梅雨はどこへいったのだ、米はどうなるのだ。

音のことが落ち着いたので、今日は久しぶりにスタジオの掃除をした。ていねいに掃除機をかけて、床を雑巾で拭き、どうしても取れない汚れは白いフワフワしたやつを使って落とす。それでとても気持が良くなった。自分にしかわからない変化ではないと思うが、CDの音は余裕が感じられると言うか、下に下がった優しい感じになったと思う。あと二日か三日後には、今回起きたことに対する僕なりの理解と説明をするつもりです。とにかく先週の土曜日の夜(つまり戯れる会例会の日)から、三日間はとても高い密度でオーディオ的労働をした。そして成果はあった。 2004.6.24

iPodで音楽を楽しむ場合、どの程度の圧縮で取り込むのが良いのか?
先日の戯れる会例会で実験した結果、やはり高圧縮はハッキリ音質が低下するので、ビットレート192kbpsは確保したいということで意見が一致した。

これって、札幌の和田博巳さんが欲しいって言ってたやつかな? キヤノンサロンの西やんが持っていたので、僕のPLUSと一週間ほど交換してみた。彼は「PLUSはシフトがないから設置性が悪いし、カラーブレーキングノイズもちょっといただけない」と言い、僕は「いい勝負かな」という印象だった。

プロジェクターの画質にも不満が出てきたし、もしAppleが30インチのモニタを何とか買える値段で出してくれたなら、映画は30インチで観ることにしようかと考えている。そして、せめて音だけは凝って、こちらもサラウンドにしようともくろんでいる。 2004.6.25

もう、とてつもなく重くなったので オーディオ&映像生活パート7 に移行予定ですが、ほんとうに面倒な作業なので、多分リンクなどを全部移行するには、軽くあと一日二日かかりそうです。しばしお待ちを。しかし、HPも長い間続けると、あちこち増築だの修繕だのでえらいことです。

 パート7はこちら


 

みなさん誤解しているかも知れませんが

StudioK'sは写真撮影のスタジオです

 写真撮影の仕事に対する意欲は満々です

 

架空セカンドオーディオ

 

僕のオーディオ装置 スケベ根性ありありの中庸 パート1  1997年〜2000年まで

僕のオーディオ あんまり膨大なのでパート2 2001年

さらに膨大 パート3 2002年

   僕のオーディオ生活 パート4 2003年 

僕のオーディオ生活 パート5  2003年


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