音楽と映像、そして生活を楽しむパート18

これは先日DJ金城氏がかけたLPの一部

オーディオのことはずっとあれこれ考えたり試したりしている。ただ、以前からその傾向はあったけど、近頃はさらにオーディオ(音質)のことはどうでもいいような気持が強くなってきている。自分にとって心地よい状態、適度なバランスで、適度に毒があって、適度に色っぽくてきわどい状態が確保出来ていればOKだ。

だから、例えばPCトランスポートにしても、MacとWindowsの音質を比較したり、再生するアプリケーションによる差を確認したり、あれこれやってみてはいるのだが、比較検討すると音はイマイチだなと思うMacのiTunesできいてみても、耐えられないほど不快な再生音になるわけでもなし、別にいいやと思ってしまう。それよりは物を減らした方が快適かも知れないなんて思ったりもする。

あれこれ試したいから沢山の機器を試してるのではなくて、とりあえず二年とか三年間ぐらい、できればもっと長い期間、「これと決めた機器を満足して使い続けたい」から、そのためにあれこれ試しているのだと思う。そして、オーディオは部屋の中でスピーカーをどう鳴らすかというものだから、その中で多少移動したり、ルームチューンなどはその都度やってみれば良いけれど、部屋とスピーカーは不動にしておくのが基本だ。KEF105のエッジが破れてからちょっと時間がかかったけど、今はL-65に出会ったので、これでOKだ。KEF105からL-65に至るまで、LINNのアイソバリック、JR150、Studio1a、JBLサブリン、これらのスピーカーたちには色々なことを教わった。LINN-JR-1a-サブリン=これはかわいくない順。

ダイナベクターのトーンアーム、DV-507をオーバーオールに出してきた。その時にきいた話だが、カートリッジのカンチレバーにダイヤモンドの針先をセットするのも職人的な行為で、もしかすると将来はそのあたりがネックになって、新しいカートリッジが手に入らないという事態も起き得るらしい。そういうわけなので、僕は新しいカートリッジでも、気に入ったものは二〜三個手にいてれておいたほうが無難かもと思い始めている。つまり、シュアーV-15の針で困っているベイシーの菅原さんと同じ状態になるかも知れないのだ。

シュアーは沢山売れたから個人が使う二本や三本で良ければ中古の針もまだまだあるし、音がどうのと言わなければ新しい交換針もあるが、定価10万円を越えるようなMCカートリッジは元々大した数が出ていないから、中古を探すのも大変で、手に入れるのに何年もかかったりする。「あれは確かあの人が一本持っていたよな」なんていう、骨董品蒐集の世界にも似た状況にすでになりつつある。    2007.10.2

昔は箱庭的後方定位が大好きだったのだが、ある時期からそのへんはどうでも良くなった。変わらないのはスピーカーから離れてきくのが好きということだ。コンサートに行っても前の方の席に座ることはほとんどない。

そういう、僕の楽しみ方とはかなり違うらしい「国内盤正統オーディオ ”新次元”」=清水 郷史氏が、10/14(日)の「StudioK'sで音と戯れる会 例会」に機器を持ち込んでのデモを行うということで、内容について相談をし始めている。そこで、興味のある方もいらしゃるようなので、10/14の例会は公開ということで、一般参加もOKということにしようと考えている。ただし、会員は参加費を払っての参加だし、こうして僕も清水氏も実名をさらしているわけですから、音楽喫茶のお客とは違うと思うので、一般参加の方も身元(住所やお名前を山本に知らせた上で)を明らかにして、かつ参加費2.500円を払っていただければ、参加OKということにしようと思っています。Web上で動画音声付きで公開したいぐらいだが、まあそれは無理かも知れないので、ご興味のある方はメールで申し込んで下さい。

これまで、戯れる会例会で、機器の試聴は繰り返してきたし、会員持ち込みのケースももちろん何かもあったのだが、それらとは確実に違う要望が出ているので、その打ち合わせに関するやりとりもこのページで公開してゆきたいと考えている。清水氏にはそのことについての了解を得ている。   2007.10.3

さあ、何からお話ししようか。とりあえず、僕の考えている戯れる会例会での機器持ち込み試聴について書いてみよう。それと、最初に僕の立場を書いておこう。面倒で鬱陶しいとは思っているが(皆さんの仕事がそうであるように、仕事は面倒で鬱陶しいものだ)、わざと意地悪なことをしたり、良いものを良いと言わずに闇に葬るつもりはない。だからこそ次回の例会も公開にしたわけだ。このあたりは誤解しないでほしいと思う。

これまで、メーカー製や自作のフォノイコライザーや、電源、アンプ、あるいはケーブルやコンピュータのソフトに至るまで、いろいろな試聴は行ってきた。が、その場合はすべて、基本的にはスタジオK'sの装置できいて、そのある部分だけを交換してみるという方法でやってきた。僕がその都度使っている機器やセッティングを基本に、プリアンプならプリアンプだけを交換してみてどうか、という方法だ。それは、スタジオK'sの音を100%好んでいるかどうかはともかく、機器による音の違いは充分確認できる状態だという了解、または敬意、または遠慮? それらの混じったものによって、そうなってきている。そして、今後もそれを変えるつもりはない。

ただ、次回10/14は例外的に、そうならないかも知れない。と、いうのは、このようなメールが届いているからだ。

山本様
17日の晩はいろいろ参考になるお話有難うございました。
経験豊富な方がお揃いで羨ましい限りです。
さて、その時に年長さんらが新次元に興味がおありのようでしたので、
できれば山本さんのスタジオで披露したいと思いますが、いかがでしょうか?
L-65はまずまず良い音だと思いますので、そのまま使わせてください。プレイヤーとフォノイコ・プリとパワーアンプは持参します。また、アナログ国内盤ソフトも少々お持ちします。
ただ、当方の休日が日曜日だけなので、山本さんのご都合次第に合わせるつもりでいます。ご検討のほどお願いします。    2007.10.4

今日からインターナショナルオーディオショウなので、朝から取材で出かける。

山本様

では、10/14にやりましょう。 スピーカーの慣らし運転に少し(一時間ぐらい)時間を割いていただ きたいのと、30センチぐらいのスタンド(ブロック)に乗せた いですね。 慣らし運転が1時間は無理としてもできるだけやりたいですね。皆さんに良い音でお聞かせしたいですから。新次元では低音は出るものでして、最初からかぶりを当てにするセッティングは妥当ではありません。慣らし運転の間にダクトをどのくらい閉じたら良いか、を決めるぐらいの予定です。アッテネーターは高域も最大がよいと思います。 もしも、プレーヤー(カート)も山本さんに好みがある場合、フォノ ケーブルの付け替えが出来るタイプ(RCA)なら使えます。当方の ピンケーブルをお持ちします。

基本的には僕のスーパーサブ(デノンDP-500M・MC-20S)を持ち込む予定です。なお、ヘッド重量が20g以内でしたらそのまま使えます。 そこまで、要望を出した方は今までいないので、これも、やりとりを私 のサイト上で公開しつつ、 打ち合わせることにしましょう。

山本さんのシステムとは力強さでぜんぜん違うと思ってください。よろしく。

 

うーむ、一時間の鳴らし運転が必要で、しかもほとんどの機器持ち込み。となると、本来は戯れる会例会という位置づけではなくて、スタジオを借り上げていただくのがふさわしいような気もするのだが、彼の立場で言わせると「戯れる会の会員だし、年長さんが きいてみたい と言ったから、それに応えているのだ」ということになるのだろう。確かに年長の会員氏が一人「今度是非お聴かせ下さい」と言った。が、僕は 社交辞令ってやつかななんて思っていたのだが、それも(つまりやること自体)、その上、準備その他で時間を取られるのも、まあいいとしようか。

昨日はこのようなメールが届いた。よくわからないが、厄介なものらしい。僕の立場から言わせてもらうと、先日も書いたが、こんなやりとり自体が厄介なのであります。

貴方のHPで今までの慣習に逆らうことはやりたくないのは理解できます。大勢会員がいればその通りだと思います。 単に、音色の違いを楽しむ程度ならプリアンプだけで良いでしょうが、新次元プリはそれ自体に適合する接続が決まっていますので厄介なのです。 できるだけ今までの慣習を崩したくないのであればプリとプレイヤーだけの交換で良いかもしれません。プレイヤーもフォノケーブルが差し替えられて、MC20Sか同等の低インピーダンス・カートがかかるならプリだけでOKだと思います、ご検討をお願いします。

こんなに打ち合わせだの交渉をやって、客観的に立ち会ってくれる人もまだ年長さん一人しか申し込みはないし、三人だったらどうしようと不安が募る10/14なのだった。そして、このような返信を出した。ああ、もう出かけなければならない。

清水様
おはようございます。
私はこの際ですから、なるべく清水様の良いようにしていただきたいと考えています。
ただ、だから、時間を全部よこせ、機器の運搬も手伝え、
必要な物を用意せよ、と言われると、ちょっと困ってしまいます。
私のカートリッジを使って欲しいなどということはありません。
プレーヤーもどうぞ、ご持参下さい。
DDの音が悪いなどとは思っておりません。  (ずっとKENWOODを気に入って使っていたし、DDが嫌いとか悪いと書いた事は一度もない)
ただ、私は今使っている機器を動かしたくないのですが、
機器を置く、ラックなどは持ってきていただけるのですよね。
また、スピーカーを30cmほど持ち上げたいとのことでしたが、台、ブロックなども持参していただけますよね。
私のところには、適当な物がありません。
L-65はスピーカーの下にハカマが付いていて、ブックシェルフではなく、フロア型なのです。

 

インターナショナルオーディオショウ LINNのブースでは、PCオーディオがCD12を越えるというデモをやっていた。LINNの古川さんに12月にまた「現代音楽講座をやってくださいね」とお願いして、さらに「DJもやってもらえますか、こっちは講釈なしで六時間ソフトかけまくりです」と言ったら、それもOKということになった。嬉しい。それから、夕方になって、川崎さんとベンチで話をしていたら和田博巳さんが通りがかった。和田さんが「金城さんがDJの時、行きたかったんだけど都合で行かれなかった」と言ったので、すかさず、「ギャラはほとんどタダ同然ですけど、和田さんもDJやってもらえますか?」ときいたら、「いいよ」とのことだった、実現したら嬉しい。    20007.10.5

そんなわけで、月に一度の音楽喫茶は続けられる限り続けたいと思う。だから、ちょっとききに来たい人は音楽喫茶の日にコーヒー代などを払って来てくれればOKだ。でも、音楽喫茶の時はオーディオのことはやらないので、機器の試聴だのセッティングによる変化だのカートリッジによる音の違いだの、盤による音の違いなどを知りたい人は戯れる会に入会していただいた方が良い。戯れる会はいつでも入会を受け付けていますので、入会したい方はどうぞ。

最初は床に直置きできいていたが、約58mm厚のボードを入れた方が良かったのでずっとこれを使っているのだが、L-65にはこんな感じのハカマ?のような物が付いているから、フロア型なのだと思う。僕としてはそれを尊重して、スタンドやブロックを使って何十センチも床から浮かして使う気はない。そして、この低いスピーカーよりも高いところから音はきこえてくることを、とても気に入っている(スクリーンの邪魔もしないし)。

ここらで念のため、国内盤正統オーディオ ”新次元”Blogをリンクしておこう。2007年の6月、モアさんのオリジナル盤Jazz喫茶の直後、清水氏の感想が書かれているので、皆さんも是非ご覧下さい。    2007.10.7

先日見たアニエスbのミュージック・フェスティバルのDVDを通しで二回半楽しんだ結果、僕はPlacebo(プラシーボ)というUKのバンドが大好きになった。ロックはあまり詳しくないんだけど、好き嫌いはハッキリしていて、好きなタイプに出会うとイチコロかな。

で、例のごとくYoutubeでPlaceboの動画を沢山みてみたんだけど、違うんだなこれが。僕が見ている去年のライブはもっと妖しくて、怪しくて、暴力的で、でもとにかく圧倒的な歌なのだ。

山本様
こんにちは
駐車場の件と会費の件は了解しました
アシスタントは電気屋さんでアンプの修理や製作もしますので、T氏のアンプの内容は熟知していますから技術上の質問もある程度対応できます。

山本様
こんにちは

当日は早昼を済ませてお昼頃伺って、セッティング等をしたいと思いますが、いかがでしょうか?
山本さんのお昼のお邪魔は出来るだけしないように静かにします。電気屋さんの送迎の関係で15時ぐらいで引き上げます。
参加費は火曜日に送る予定ですが、またその時点で連絡します。
よろしくお願いします。

トーレンスTD-150の事などもあれこれ書きたいのだが、とりあえず新次元氏との打ち合わせがあるので、なかなか書けずにいる。

清水さま
当日は早昼を済ませてお昼頃伺って、セッティング等をしたいと思いますが、いかがでしょうか?

例会は13時からですから、基本的には13時からということにしていただきたいのですが、
多少、早めということにしても、12時からというのはちょっと早すぎるので、
12時半ということでどうでしょうか。


電気屋さんの送迎の関係で15時ぐらいで引き上げます。
なるほど。
いろいろご都合もあるでしょうから、
絶対にこうでなければならないというものはないのですが、
これもあまり過去に例のない現象かなと思います。
清水様のセッティングによる試聴は多分、一聴で理解できるような、
別次元のパフォーマンスになるでしょうから、
あれこれやらずとも、すぐに、有無を言わさぬ状態になるものと、期待しています。

昨日は表参道のアニエスbに行って、長袖のTシャツとソックスを買った。「今までアニエスbの服とは縁がなかったけど、DVDがあまりに良かったので服を買いに来ました」と言ったら、店員のお兄さんがすごく喜んでくれて「あの30周年記念イベントのDVD、いいですよね」って話になった。非売品でもあることだし、11/24のRockDayのパーティで一部みんなで見ちゃおうかな、なんて考えている。パティ・スミスとプラシーボがすごいってのは前にも書いたけど、完全にいっちゃってるARCHIE BRONSON OUTFIT のドラム、SUICIDEのデス・マシーーンもお気に入りだし、ボーナストラックに入っているパティ・スミス「Pissing in a river」の渋いギターが最高なのです。

あの面子を集められるアニエスbは、なかなかすごいおばさんだ。

山本様
こんにちは

12時半ということでどうでしょうか。
電気屋さんの送迎の関係で15時ぐらいで引き上げます。
なるほど。
いろいろご都合もあるでしょうから、
絶対にこうでなければならないというものはないのですが、
これもあまり過去に例のない現象かなと思います。

出来る限り長く聴きたいですよ、趣味ですからね。

清水様のセッティングによる試聴は多分、一聴で理解できるような、
別次元のパフォーマンスになるでしょうから、
あれこれやらずとも、すぐに、有無を言わさぬ状態になるものと、
期待しています。

魔法ではありませんから、すぐに効果があるかはやってみませんと分りません。慣らし運転は大事です。ダクトの口径は分りますか?、「マックのストロー実験」をできたらやりたいのでお願いします。実は僕らが去った後にわが「新次元たる所以」があるかもしれません。
こればかりは行った方しかわからないでしょうね、、思わせぶりで申し訳ございません。入金しておきました。それでは12時半に伺います。

ストローの実験はまたいつかということにしていただいて、去る前にお片付けをしつつ、私の普段の装置に戻し、プリアンプのみMarantz7と入れ替えてきいてみましょう。ポイントを絞っていろいろな条件できいてみた方がいいと思います。

それはともかく、今のところ参加者は4人、僕を入れて5人、お手伝いの電気屋さんを入れて6人だ。一般参加の申し込みはゼロです。

こんにちは
貴方のサイトへ・・・

>ストローの実験はまたいつかということにしていただいて、去る前にお片付けをしつつ、私の普段の装置に戻し、プリアンプのみMarantz7と入れ替えてきいてみましょう。ポイントを絞っていろいろな条件できいてみた方がいいと思います。

プリアンプの聴き比べは是非やってみたいところです。パワーアンプのそれよりはるかに差が出ると思います。情報量、スピード・力感、表現力の違いなどあらゆるポイントがさらけ出ます。最も怖いところでもあります。

>それはともかく、今のところ参加者は4人、僕を入れて5人、電気屋さんを入れて6人だ。一般参加の申し込みはゼロです。

こちらは無名で、「新次元」なんてやっているから人集めは下手です。(苦笑)
上手く解像できない苦手なLPがあれば是非お持ちよりください。綺麗に解像できるか、楽しみはありますよ。
よろしく

山本様
こんばんはストローの実験はまたいつかということにしていただいて、、、
ストローの実験は実験では無くなる場合が考えられます。バスレフは低音ブースターですから、のっけから詰めざるを得なくなるかもしれませんので、面倒でも貴方のサイトで結構ですから教えてください。どうか、よろしく

今後のこともあるので、このように面倒で当日も二時間半も使う大がかりな持ち込み試聴は今回限りにしていただきたいと考えているのですが、いかがでしょうか。

山本様
こんにちは

>今後のこともあるので、このように面倒で当日も二時間半も使う大がかりな持ち込み試聴は今回限りにしていただきたいと考えているのですが、いかがでしょうか。

そのとおりですね。僕もこれっきりにしたいです。
実際、山本さんの会に僕が入ることは前もってT氏に相談していますが、トントン拍子に行き過ぎたのか、今回の件でもT氏を誘っていますが、不調に終わりそうです。僕の独断でやるということです。質問等はその場で受け付けて後日自分のブログで説明します。
「製作者が自らオーディオ会に発表する」その気にならなければ技術的な説明はできませんからね、困ったものです。こんなに良い物をなぜ躊躇うのか僕には分りません。
とにかく、国内盤など上手く解像できない苦手なLPがあれば是非お持ちよりください。それをどう解像するかが今回のメインにさせていただきます。
よろしくどうぞ。

僕は今、月に一度中国の家庭料理を習いに行き始めた。すでに何年も前から習っている人たちは女性で、主婦や年長の人も多く、料理全般に慣れている。そんなメンバーだから作る過程でもみんな競って洗い物をしたり不要な物は片付けたりという動きになる。だから、僕も自然にそういうことをする。料理の実力なんかはわからないけど、多分皆さんよく出来る人たちだ。もちろん、ある面で僕は先生より上手かも知れない(先生もそのことはよく知っている)けど、当然そんなことは無関係だから言わないし、僕の知らないやり方や発想を教えてもらっていて、僕はそれをどんどん応用している。

スタジオK'sで何かがある時に、いつかはそこに来ている人たちをお誘いしようと思っているし、一年も二年もの間、毎月通って一緒に料理をやっていれば気心も知れて、何かの折にメンバーのお宅に呼ばれるなんてこともあるのかも知れない。僕が考える人間関係というのはそういうものだ。

一度話もしているし、新次元の清水氏がものすごい悪人なんかじゃないことはわかっている。色々な人から受ける誤解もいとわず、自分がこれと思った機器やその結果がもたらす世界を広めようとしているわけで、多分とても一途なのだろう。まあ、そういう意味ではWebで悪口を書きまくっていたRUBYさんだって、会うととても物静かでサービス精神があって、コーヒーもおいしかったから、オーディオという優劣のつきにくい趣味とWebの特性によって、Blog炎上みたいなことになるのかも知れない。   2007.10.10

何日間か考えたが、本来バスレフであるL-65のダクトに何かを突っ込んで塞ぎ、さらにストローを立てることに関してはお断りします。元々私はL-65を使ってくれとはお願いしていませんし、もしどうしてもそういうことをやりたいのであれば、ご自分のスピーカーをご持参下さい。自動車に積みきれないのなら、宅急便ででも送れば良いと思います。あなたの快楽や正しさがイコール私の快楽と正しさにはならず、苦痛になる場合もあることをご理解下さい。

今回の二時間+30分は、戯れる会会員として参加する清水様のデモンストレーションに提供します。そして、最後はマランツ7とご持参されるプリアンプだけを交換して試聴する時間をとっておいて下さい。また、仮に今回の試聴結果が清水様の意図とは違うものになったとしても、部屋のせいにはなさらぬようお願いします。

このページの冒頭にあるように、私にとっての心地よさとは、適度なバランスで、適度に毒があって、適度に色っぽくてきわどい状態が確保出来ていることなのですからそのための、部屋と機器になっています。そして、パート1つまりこのサイトのオーディオページのトップにも書いてあるように、 "指揮者は一生懸命音を混ぜよう混ぜようとしているのに、何故オーディオマニアはそれを分解してきこうとするのか?" ということがテーマで、分解することには最初から疑いを持ってオーディオに接していますので、解像力や情報量だけを欲しているわけではありません。 

どうも体調不良で、息を吸うと背中が痛むという状態のため、本日はこれにて。    2007.10.11 

皆さんが誤解をするといけないので、書いておきますが、10/14のことを僕は楽しみにしているし、あそこまで自信を持って新次元と言い切らせるものがどのようなものかを知りたいと思っている。ただ、「StudioK'sで音と戯れる会」というのは、オーディオの実験もやってるけど、半分以上は親睦が目的なのだ。あんな人もいる、こんな人もいる、クラシックはきかない人もいるし、CDを否定している人もいるだろうし、その逆もいる。でもまあ、仲良くやっている、旧次元的親睦団体と言っても良い。そして、会員になりさえすれば、何でもOKなんてことはないわけだが、今度の10/14はいくつかの特別をOKしている。ほとんどの場合土曜日にやっている例会を、彼の都合に合わせて日曜日にしたし、二時間+30分だって異例と言って良い。

これまでも、会員持参の機器を何度も試聴してきた。でも、今回はちょっと違う感じがするのは確かで、こちらにはそんな気持はないのだが、「道場破り」みたいな感じがするところだろう。でも、だからといって亀田弟の12Rみたいに最後はレスリングになったりはしないわけで、お手伝いの電気屋さんが来られず、清水氏が一人なら機器の運搬も大変だろうから、参加者の中で誰か12時半に来られる人がいれば、手伝ってくれる人募集です。

全員まとめて「おそれいりました」になるかもしれないし、ある人は凄いと言い、ある人は受け付けないのかも知れない。それは、言葉ではなく実際に体験するしかないだろう。だが、残念ながら会員以外の参加申し込みは今のところゼロで、会員の参加が清水氏を入れて8人だから、10/14を体験できるのは合計9人ということになりそうだ。僕としてはちょっと人数が足らない感じかな。

ただ、10/14はしょせん他人の場所での音でしかないわけだから、言わばアゥエイだ。興味のある方はホームでの音を体験していただくのがベストだろう。

そして、「電気屋さんを送ってゆくから早く帰らなければならない」という理由がなくなったのなら、無理して15時に去る必要もないわけだから、ゆっくりあれこれ試聴させてもらえたらとも思う。

パティ・スミスのバックでギターを弾いているおじさんのことを調べるてみると、レニー・ケイという人らしく、DVD一枚、たった二曲で僕の憧れの人になった。もしも神様がいて「来世も人間にしてあげる、そして好きな職業につかせてあげよう」と言ったら、僕はロックのミュージシャンになりたいと思っているのだが(それはけっこう昔からそう思っている)、レニー・ケイみたいな人になれたらいいなと思う。で、仕事の合間にシフォンケーキ作ってたりなんかする?

色々と試してみた結果、TD150&160には、やや古めのMCカートリッジ、僕の手持ちではLINNのASAKとMC30Superがもっとも魅力的な、それこそ艶っぽくて上品な毒みたいなものがある再生になる。あとはV-15IIIかな。DENONの103シリーズをつけて良く鳴ってくれれればと思うが、持っていないのでわからない。後から来たTD150とそれに付いていたトーンアームを常用することにして、TD160Superに付けたグラハムエンジニアリングのトーンアームはガラードに戻した。

最初に来たTD160Superだが、送っていただいたモーターはブルブルするもののやはり回らなかった。あれが、TD150と同じモーターなのだとしたら、150用のプーリーにすればあれほどの軸はぶれはないのかな、などとも思うがやってみなければわからない。先に来たTD160SuperにはSMEのアームを付けて使うと良さそうだけど、今のところは余っている。

TD150とか160はオークションに時々出ていて、だいたい5万円〜6万円ぐらいと、そう高価なものではないので、さりげないベルトドライブでフローティングのプレーヤーが欲しい人には良いと思う。ただ、現代的な高級カートリッジを使うと、どうも音のバランスが悪い。プレーヤー自体にピークディップがある、そんな感じなので、太くて暖かい音のするカートリッジとの相性が良い。専用シェルなのが難点だが(なぜか僕はこのシェルを1個持っていたので、一応シェルは2個ある)、上の写真のシンプルなアームを僕はけっこう気に入った。あと1個か2個このシェルがあればなあと思うが、オークションでは笑ってしまうぐらい高い。かと言ってアームを改造してSMEタイプの一般的なシェルが付くようにするのも味気ないので、このカゴのようなシェルで使いたいと思う。

10/14の後半はSACDマルチも楽しみたいと思っているので、参加者の方でSACDマルチのおすすめソフトを持っている人は持ってきて下さい。   2007.10.12

TD150でけっこう良い感じの音が出てきたのですごく嬉しくて楽しい。最初に買ったTD160Superもこのプレーヤーを理解するために役に立ったので、まったくの無駄だったなんてことはない。二台合わせて約10万円だったのだが、二週間以上あーでもないこーでもないと遊べて最高に面白かったし、これで音楽喫茶も次回からはプレーヤー二台でやれると思えば安いものだ。シンプルなプレーヤーって意外にないから、ガラード401との二台体制は良い感じだ。

似たような感じで、僕はそれほどオリジナル盤や国内盤にもこだわっていないのだと思う。モアさんのオリジナル盤をきかせていただいたり、広木さんに素晴らしいクラシックのLPをきかせてもらったりもするが、必死になってオリジナル盤を買いに走るなんてことはない。高級な物は好きなのだが、そればっかりになるとどうも息苦しくなってしまうのだ。確かにライラもエミネントもZYXも良いのだが、これだけがすべてではなく、全然別のタイプのカートリッジにも良さがあって、現代的高級カートリッジをきいた直後にシュアーやMC30Superを鳴らしても、これらがかなり良かったりもするので、そんなことを、戯れる会例会でもやってきている。

やっぱりオーディオと音楽は半々で、このところ毎日あのDVDを見ていて、頭の中はロックだらけになっている。長いこと、ロックをちゃんときくってのもヘンだけど、断片的にではなく、ローラー作戦的にきいてみたいと考えていたのだが、そろそろそういう時期かも知れない。

明日の戯れる会は、参加者が少し増えて10人を越えた。でも、参加者の皆さんがHPやBlogを持っているわけではないので、Webだけを見ていても結果についてはよくわからないかも知れない。

戯れる会では、この何年間かで何台もの超高級プリアンプをみんなで集まって試聴してきた。CELLOオーディオスィート、メタルコニサー、LINNクライマックスコントロール、マークレビンソンNO38SL、CTCなどだ。そして得た結論は「完璧な機器はない」ということだった。どこかが良ければどこかがもの足らない。グラマラスな人にスレンダーな魅力を求めても無理っていうようなものかも知れない。知的で料理も上手で、昼は貞淑な妻で夜は娼婦なんていう美女が存在しないようなものだ。僕はそうおもっているのだが、でも、きっとそういうものを軽く一蹴するから新次元なんでしょう。僕はいい加減だから、新次元が魅力的であればあるほど、旧次元も魅力的のような気もするんだが、どうんだろうなあ。とにかくわからない。

僕の経済力で買えるような値段で、すごく良いプリアンプがあれば欲しい。いつだってそう思っている。    2007.10.13

さてさて待ちに待った日曜日。楽しくやろう。なんだかんだで、会員10人、外部からの参加者3人、僕を加えて14人になったので、立ち会い人としてはまあまあの数だろうか。 

 

結論から書くと、大変有意義で興味深い例会だった。清水氏は5時ぐらいまでスタジオにいて、SACDマルチなどもきいていったが、先に帰ってしまった。一番面白かったのは、例会終了後で、とにかく言いたいことを言おうということで参加者の意見をきくと、評価が割れた。それもけっこう個人個人理由が微妙に違うどころか、正反対の理由で良いというような意見が出たりして、つくづくオーディオってのは不思議だと思う。戯れる会会員の皆さんが、僕の出している音を全面的に好きだから会員でいるってわけじゃないあたりが実に楽しい。まあ、とにかく疲れたので、詳しくはそのうち。    2007.10.14

昨日は、自作アンプの大御所という方もスタジオに見えて、その方の手作りカートリッジの音をきかせていただいたりもした。この情報だけで「あの方だ」わかる人で、もしその方と面識があるなら、昨日の様子なども直接きけるかも知れない。

新次元アンプによる再生は、確かに高いところには音が定位せず、割と穏やかな音だった。今まできいたプリアンプの中ではCTC路線かなと思う。僕はどちらかと言えばCTCよりはコニサー派なので、マランツ7と新次元プリの置き換え試聴はせず、清水氏がかけたLPをそのまま僕の装置ZYX Atomos+グラハムエンジニアリングのトーンアーム+ガラード401+ZYXのフォノイコライザー+マランツ7+SDサウンド アイワンでかけてみることにした。

会員の参加者10人、非会員の参加者3人だったが、先に帰った人もあり、例会終了後僕を含めて10人ほどが残ったので、参加者の皆さんにどうだったかときいたら、けっこう意見が割れて、「新次元は12色、山本さんの音は単色」とまで言った人もいるし、「バカ言うな、その逆だ」と言わんばかりの人もいるという大変興味深いものだった。多分、きいているところや、快、不快のポイントが個人個人違うのだろう。実際どっちがお好みですか?ということで手を挙げてもらうと半々ぐらいだった。

清水氏が持ち込んだ機器は、カートリッジがオルトフォンのMC20s+DENONのプレーヤー、MC20s用に作ってあるというフォノイコライザーが入った新次元プリアンプ、+アキュフェーズのA級パワーアンプを二台でBTL接続し、SPケーブルはFケーブルでL-65に接続した。普通なら、カートリッジとプリアンプを持ち込んで試聴すれば済むような感じもするが、一式持ち込みんでの方が安心できたのだろう。

僕にとっての新次元は、SACDマルチだと思う。RMEのFF400を巡回試聴に出してしまったので、このところソニーのSCD-XA777ESを使っているのだが、そうなると、どうせならSACDをきこうと思うわけだ。で、SACDマルチをきくとやっぱりすごいなあと思う。多少ノウハウは必要だけど、富田方式でやれば手持ちの機器そのままで楽しむことができるのに、なんでこんなに良いものが理解されないのだろう? 高さも奥行きもまるで違うので、このまま先細りになるのは実に惜しい。せめて、この状態をいろいろな人にきいておいてもらえたらと思う。だから、しばらくの間、平日の夜にでもSACDマルチもきける音楽喫茶をやろうかと思ってしまう。ところが、このところPCオーディオばかりやっていたからか、777が拗ねてしまったらしく、ハイブリッドのディスクをうまく読んでくれなくなりする。困ったな。

今日、ZYXのAtomosも戯れる会の巡回試聴に出した。だから今は、RMEのFF400とテラテックのオーディオインターフェイス、そしてZYXのカートリッジが二個一緒(銀線と銅線)に巡回で出払っている。そこへ今日の午後ダイナベクターのトーンアームが戻ってきたので、さてカーリッジは何をつけてきこうかと考えた末、しばらくの間「音のエジソンのモノラルカートリッジ」を付けて、モノラルLPを楽しむことにした。それもいいかも。    2007.10.15

グラハムエンジニアリングのトーンアームには最低線の量しかオイルを入れていないのだが、あとホンの少しオイルを増やしてみることにした。

あのDVDに出会ってから、僕の中にパティ・スミスとプラシーボが住み着いてしまったらしく、頭の中で交互に出てきては歌っている。

そんなわけで、パティ・スミスとプラシーボのCDを買ったけど、アニエスbのDVDの方が断然良い。映像は強い。

プラシーボの曲をきいていると、クラシックの声楽曲をきいているような感覚におちいる。なにしろブライアン・モルコのヴォーカルが圧倒的で、アリアみたいなロックなのだ。確かにところどころプッチーニのアリアとかにも似た、ちょっと泣きが入る感じもあって、こういうメロディに弱いので、コロッとはまってしまう。奥にあるのがアニエスbのDVDで、手前のCDの二曲目でDVDが始まって、沢山のバンドが出て、そしてプラシーボがトリで、国内盤CDの13曲目と14曲目のライブ映像が入っている。    2007.1016 

 

僕が買ったのは国内盤のCDだけど、こちらは二枚組でDVD付きだから映像をみることができるようです。

Macの新しいOSは10/26の発売か。ファミリーパックを買って、持ってるMacにみんな入れよう。MacOSって何台も入れられるから安い。それと、Macを使い始めて12年ぐらいになるけど、僕は今までウイルスソフトってのを一度も買ったことがない、不要なのだ。10年以上もその都度ウイルスソフトを買ってたら、それだけで安い本体ぐらい買えちゃうかもね。   2007.10.17

来週の土曜日は広木さんがDJで、クラシックの音楽喫茶だ。二回目なので、お客さんは来てくれるかなあとちょっと心配。毎回、「誰も来てくれなかったら、二人でコーヒー飲みながらレコードききましょう」ってことになる。それもいいと思うけど、やっぱり混む時間なんてのがあって、喫茶部はてんてこまいぐらいになった方が良い。モアさんの時は、コーヒーが出るのに最長30分ぐらいの時もあったようで、お客さんが50人を越えるとそんな感じになるらしい。

それにしても、僕の音楽的興味はこのところずっとロックに向いていて、そう言えば名前は知っていたけど、ソニック・ユースもちゃんときいていないので、せめてベスト盤ぐらい買おうと思っている。ソニック・ユースみたいな、何というんでしょうねあれは、ロックの王道とは言えないタイプも僕はけっこう好きなんだなと思う。要するに何でも好きなのか? いや、これでも好き嫌いは激しいと思うんだけどな。

ロックのソフトを買う、しかもちゃんときくのはこれからということになると、御茶ノ水という場所は最高かも知れない。徒歩5分から10分で中古ソフトがいくらでもある。散歩がてらソフトを買いに行こう。   2007.10.18

僕にとってのベストプリアンプであるマランツ7なのだが、真空管(12AX7)がちょっと心配なので何種類か欲しいと思っている。6本使っているんだけど、テレフンケンのダイヤマークなんて、とんでもない値段だし、良いものが手に入るかどうかわからないから、どうしたらいいのかなと考えている。    2007.10.18

僕は自分の音をとても好んでいるし楽しんでいる。でも、唯一絶対最高かというかというとそいつはわからない。これまでも当社比では良くなってきたから、遅々たる歩みではあるが、少しづつ良くなって行くのかも知れない。また、自分以外で素晴らしい音を出している人も沢山いる。StudioK'sの音なんか大したことないとか、嫌いだという人も沢山存在するだろうし、僕が「これはすごい」と思う誰かの音を「あんなのダメ」という人もいる。

そんなものではありますが、StudioK'sの音や空間を好んでくれる人もいると思う。それに加えて良いソフト(音もだけど、音楽として)があれば、もっと気に入ってくれる人もいるかもと思っている。いきなり「音と戯れる会」に入会するのはちょっとという人もいるだろうし、オーディオのことは自分でやりたいけど、StudioK'sでの再生も楽しみたいという人もいるのかも知れない。とにかく様子を見てみたいという人もいるかも知れない。そんなわけで、月に一度づつ音楽喫茶をやることにした。

この下にも書いてある通り、10月は広木さんにクラシックのLPをかけてもらう予定で、11月24日はRockDayだ。12月はまだ決まっていないので、もしかしたら12/29(土)に自分でDJをやろうかなと思っている。その場合はDJ兼コーヒー係なので、注文の品は少々お待たせすることになるかも知れないけど、その点はお許し下さい。ま、僕自身がDJじゃそんなにお客さんも来ないだろうから大丈夫かな。お客さん10人ぐらいで、ゆるゆるやれたらそれもいいかなと思う。   2007.10.20

聴音ってわかるかな。絶対音感のトレーニングとでも言おうか、ピアノの演奏をきいて五線譜に書き取ったりするやつです。よく出来る人は、街の騒音や地下鉄の車輪がきしむ音やら色んな音がドレミで聞こえてノイローゼになったりもするとか。もちろん僕にそんな能力はなく、ギターのチューニングもままならない。

でも、何によらず、訓練というか慣れって言うか、やってみてその結果を検討することを何年も繰り返すと、結果だけを見てその構成を推測することが出来るようになる。例えば、写真を見て「どんなカメラを使って、ストロボは何灯で、どう使ったかとか、昔だったらどんなフィルムか」なんてことがパッとわかったりする。いつも料理をやっていると、おいしい料理に出会ったとき、うまいまずいだけではなく「どんなレシピでどんな作り方をしたのか」なんてことが推測出来たりもする。少なくとも、一流の料理がどのようなバランスで、どのような熱さや冷たさででてくるのかなんてことがわかったりする。

さて、本題であるオーディオの話だ。レコードやCDの再生音を数曲きいただけで、その装置がどのような周波数帯域を再生しているかというグラフを書く能力を持っている人もいる。同様に歪みがどの程度発生しているかがわかる人もいる。スピーカーの結線が間違っていて位相が逆になっていても、まるでわからない人もいるし、すぐわかる人もいる。僕はこういうところが大ざっぱにしかわからないのだが、世の中にはそういう人間測定器みたいな耳を持っている人もいるから恐ろしい。ただ、聴音100点の人が演奏も上手かどうかはわからないのと同じで、測定器のような耳を持っている人が自宅で魅力的な音を出せるかというと、これはどうも無関係のようだ。

それはそうなのだけれど、やはり10人とか15人とかの人が集まると、中にはそういう測定器的な耳を持っている人が存在したりってこともあるから、根拠もなく自分の感覚だけで周波数帯域のことなどは言ったり書いたりしない方が賢明かも知れない。言う書くは自由だが、正しいかどうかはわからない。僕は昔手話通訳者だったから、かつて補聴器のことなんかも少しは調べたわけだが、人間の耳と脳の関係はとても複雑で、きこえが悪いから単純に全体を大きくするということでは解決しない。人間はききたい音を選んできいているわけだ。もちろん、補聴器も進歩していて、人間の声の帯域のみ大きくするようなタイプも出ているわけだが、単にききとる(判別する)だけでも耳と脳の関係ったら複雑怪奇この上ない。その上に音楽再生は一種のアートだから、判別だけではなく、心地よさや精神性までききとっている。だからか、まんべんなくフラットに再生したり、歪みを全部なくしたりすると、えらく味気ないものになったりもする。

しっかり塩味や醤油の味がついていないともの足らないという人もいるし、薄味の方が素材の味がわかって良いという人もいる。このあたりの好みが異なる人と結婚すると悲しい生活になる? これは余談だったが、オーディオでも多分似たようなことが起きているのだろう。

JBL L-65にしてからの現象なのだが、僕の出している音の高域がきついという人がいて、前回の例会でも「ややきつい」という声があった。こう書くと「お前の高域がきついんだろ」って思う人もいるだろうけど、「ちょうど良い」という人もいるし、「もっとOK」って人もいるので、きついと感じる人は回りを見回して「なぜ彼らは平気なのだろう?」って思ったりするという、なかなか微妙なところなのだ。僕はL-65のスコーカーもツィーターもアッテネーターで-2〜+1ぐらいまでどこでもOKで、まあこれは離れてきいていることも関係しているようだ。

このあたりのきわどいところは個人差が大きいので僕としてはとても興味のあるところだ。きついという人に二人並んでもらって、アッテネーターでL-65の中域高域をどんどん落としていったらどうなるのかも試してみたいし、別の方法、例えば、L-65にスーパーツィーターを乗せたらどうなるのか?なんていうことにも興味があるし、さらにまったく別の方法でフラットにしたら本当に味気なくなるのかなんてことを試してみたいものだと考えている。   2007.10.21

あんまり大人しい音だと、「音が来ない」ってことになるし、逆だときついってことにもなる。まあそのあたりの価値観は人それぞれなので、よくわからない。あの、ベイシーの音だって嫌いという人はいるし、音の好みってのは難しいものです。なにしろとにかく音はきいてみなければわからないので、先月から月に一度ですが音楽喫茶をやることにした。内容はジャズありロックあり、ブラジル音楽もあり、クラシックもありだから、どれかしら気に入ってくれる人もいるかも。そして、DJも毎月違う人にお願いして、その点は僕自身も楽しみにしているので皆さんよろしくお願いします。

今日はヒューズだの電源まわりをいじって音が良くなった。その状態で、これは初めてやってみたのだが、ガラード401+グラハムエンジニアリングのトーンアーム+BentzmicroL0.4にしてみると、これがなかなか良い。よし、ZYXのカートリッジが戯れる会の巡回試聴から戻ったら、グラハムはBentzmicroとZYXの二本立てでゆくことにしよう。

まあ、今日のことなんかも一人じゃできなくて、色々な人の力を貸してもらってやっているので、有り難いことです。   2007.10.22

FF400もテラテックも巡回試聴に出してしまったので、このところ、ずっとソニーのSCD-XA777ESでCDもSACDもSACDマルチもきいているのだが、僕が記憶していた音よりずっと良いので、ちょっと見直している。もちろんPCやMacからの音も良いのだ。それはそうなのだが、ちゃんと単体できいてみるとソニーもけっこう良い音なのだ。でも僕の記憶では、PCトランスポートだともっと広がり感のある音で、そこを評価して僕はMacやPC路線を行っている。パソコンの新鮮さも当たり前になった上で、ソニーのSACDプレーヤーできいてみると、低域の強さが印象的なので、なるほどなと思っている。やりはじめるとどんどん進んでいくから、時々戻ってみてちゃんと比較したり、それも複数の人で確認するのは重要だ。僕のスタジオの音も実はマルチフォーカスチューニングをやっているのだと思う。

急激な気温の変化、軽い風邪、このところの精神的なものなどがごちゃ混ぜになって、ちょっと体調が思わしくない。このあたりで食い止めておかなければまずいことになると考えて、久しぶりにクスリの世話になっている。それで、クスリを飲んでしばらく床に転がってR・シュトラウスの「憩え、我が魂」などをきいていた。音楽の効果はてきめんで、20分ほどコロッと眠ったが、目を覚ますと「メタモルフォーゼン」という死臭がただようような葬送の音楽が始まっていたので妙な気分になった。でも、このところロックしかきいていなかったけど、ここらでやっとクラシックをきく気になってきていることを確認した。秋がやってきた。    2007.10.23

音はこのところちょっと上昇気味なので、ZYXのカートリッジは無いけれど、これなら10/27の音楽喫茶もまあOKだろうと思う。グラハムのオイルを少し足したのも正解だったようだ。

秋はシューベルトのピアノソナタが心にしみる。ロックにしてもクラシックにしても、若い頃よりずっと音楽を楽しめるようになってきてるから、僕は年をとるのがイヤだなんてことは思わない。

 

シューベルトの最後のピアノソナタはいろいろきいたけれど、僕はやっぱりこれ一枚でいい。少しヒスノイズがあるんだけど、そういうことは気にしない。

FF400&ZYXのフォノイコライザー用電源と、マランツ7に入れたカナダからのヒューズはとても良い音だったので、アイワンにも入れることにした。理由はわからないが、どうきいてもこの一年間でもっとも良い感じの音になった。それでちょっと嬉しくて、あれこれきいている。    2007.10.24

 この二〜三日にかけたCD DVD LPの一部

例えば丸一日コーヒーを飲めずにいて、飲みたくてたまらない状態だとコーヒーは大変美味しい。スポーツの後のビールや水はおいしい。もし毎日ワインのプールで泳ぎ、裸の美女に囲まれて暮らしていたらどうなるか、きっと楽しくない。暑くて暑くてたまらず、音楽なんかきく気もしなかった今年の夏は、秋に楽しく音楽を楽しむためにあったのかも知れないと思ったりする。でも、この激しい気候はついていけないところがあって、品行方正は好きじゃない言葉なのだが、当分の間、身体をいたわる生活をおくることにした。

酒も煙草もやらず、夜更かしはせず朝は早く起き、食事は良く噛んで、お菓子は作っても自分では食べ過ぎず、他人にはやさしくするなんて仙人みたいなことは到底出来ないのだが、僕のまわりには、フィットネスクラブに通うマランツ仙人だのマクロビオテックの電源仙人もいるからなあ。

この秋からは意識してちゃんとロックをきくことにした。だからロック的なギターも練習したくなるかも知れない。

色々なプリアンプはきいてみたが、マランツ7からは離れられそうにない。今使っているマランツ7は来年の一月で三年になる。それ以前がどのような使われ方をしてきた物かはわからないし、とにかく僕のところだけでもけっこう長時間使っている。音はちゃんとでているけど、プリアンプだから大丈夫とも言えるし、プリこそ命とも言えるわけで、正直よくわからない。

一般にはテレフンケンとか、ムラードとかRCAが有名どころなのだが、あんな小さな12AX7でも今はけっこうな値段なので一本5.000円だったとしても6本買うと3万円で、各種買ったりするとなかなかの値段になる。その上、何種類もきいたりすると結局一番結果が良かった物を使うから他は全部不要ということになったりする。まあ、6本のうち2本は左右兼用で一本づつ交換してもOKだったはずだから、そんな部分から徐々に交換してみようかなどと考えている。

この数日で音は一段階良くなったので、この状態ならマランツ7の真空管を試すのは良さそうだ。   2007.10.25

去年の一月からギターを弾き始めて、だからあと三ヶ月ほどで二年になる。ギターは何台買ったかなあ、僕にとって一番面白いのは1970年〜80あたりの国産ギターだ。元々持っていたのもその頃のギターだったけど、1970年頃に作られた、当時の値段が35.000円〜10万円ぐらいのギターを25.000円ぐらいから、上限60.000円ぐらいで買うのが楽しい。超高級ってことはないけど、かなり高級で、オーディオと同じことをやっているかも。

1967年製YAMAHA GC10というギターは当時10万円ぐらいだったけど、現在の人件費と材料費で新たに作ると130万円ぐらいになるみたいなんだが、当然1967年製のYAMAHAはそれほど高価ではない。でも、似たような材料を使ったマーチンだと何百万になっていたりするから、このあたりがどうかなと思う。オーディオとはちょっと違うような気もするし、似た面もある気もするし。

ギターって、店で売られている状態は未完成というか半完成状態、未調整ってことらしい。エレキギターの場合はネジで調整が出来たりもするのだが、アコースティックギター(昔風にいうとフォークギターね)とかガットギターは、ある程度の調整シロをもたせて売っていて、ショップに依頼するかまたは自分で削ったりして好みの状態にするものみたいだ。自転車を買って、身体に合わせてハンドルやサドルの高さを調整するようなものだろう。

1960年後半から70年前半の頃は、AmEmジャラーンとか、C F G7 程度しかわからなかったから、多少弾きにくくても「自分が下手だから」と思っていた。まあ、30年以上経ってもその程度は身体に残っていて、去年はそこからのスタートだったが、今はもう少し複雑なコードなんかを押さえようとしているので、あまり弦高が高かったりすると厳しい。

先日久しぶりに買ったギターも、アコギの一弦12フレットで3.5mm強という、かなりの弦高だった。ガットギターの4.5mm以上に相当するかも。単純にサドル(糸巻きと逆側の弦の付け根にある白い象牙や牛骨製の弦を支えているもの)を削ってOKになる場合もあるし、ネックが反っている場合もあるし、両方の場合もある。自転車のサドルと同じで、ある程度高くないとスピードを出しにくいけど、高過ぎは困る。3.5mmの弦高のうちかなりの部分はサドルの高さで、サドルを外してみるとただでさえ高めのサドルに樹脂のような物を挟んでさらに高くしてあったので、除去して1mm以上ヤスリで削ると、かなり改善された。そして、トラスロッドという、ネックの反りを調節する鉄芯のネジもいじってみたが、これはほとんどきかず、90度ぐらい回すとそれで目一杯だった。

こんなかわいいカタチをしたタイプでブルーグラスみたいにヘビーゲージ張ってギンギン弾く人はいなかろうと思うのだが、それにしても、一体どんな人がこんなに弦高をあげて弾いていたんだろうと思う。赤い箱のマーチン ライトゲージ.012〜.054では弦が強すぎると思う。少し細めのダダリオEJ16あたりでもやはり太めの限界で、でもコンパウドの6弦.047とかになってしまうとペシャペシャの音だから、これはお話しにならない。で、その中間、.011〜.050ぐらいのところでどうかななどと考えている。

今日は新しいMacOS Leopard(10.5)の発売日だ。10.3の時は本当に待ちわびて、ものすごく便利になったし、10.4もさらに色々良くなって、さほどの不満や不便はないので、10.3や10.4の時のように発売日にインストールしようという気にはならない。でもまあ年内にはやろうと思っている。

さあ、そろそろ明日にせまった音楽喫茶第二回目の準備をしなければならない。クラシックのLP楽しみだなあ。    2007.10.26

おー、台風で朝から一日雨か、こりゃあ広木さんと二人かも知れない。こんなお客さんが少なそうな時に来た方が、落ち着いて音楽を楽しめそうだ。

 

台風で外は大雨だし、お客さん3〜5人ぐらいかなあと思っていたが、14〜5人の方が来てくれた。ありがとうございました。僕はコーヒー係だったから、最初と最後は中に入ってきいたのだが、最後のイダ・ヘンデルはなかなかすごかった。

来月のRockDayは楽しみだ。僕はできるだけ良い音でロックを楽しみたいと思うわけだが、同じように思って楽しんでくれる人が沢山いるといいのだが、どうなるかな。どう考えても、ロックは10人かそこらできくよりも、11月末にクーラーかけて30人できいた方が楽しいと思うのだ。    2007.10.27

まだまだ音楽も楽しみたいし、オーディオもだ。この秋から冬はどんな展開になるかな。スタジオを改装して一年間以上になるが、なじむまでほったらかす方針だったので、オーディオのことはあまりやってなかった。そろそろ、この秋は少しいじってみたいと思っている。

Macの新OS Leopardは一応ファミリーパックを注文して、二〜三日中には届く予定だ。でも、中身がけっこう大きく変わっているようなので、ほとんどの部分は大丈夫だとは思うが使っているアプリケーションが全て完璧に動作するかどうかの保証はない。とりあえず恐る恐る使ってみるという感じかな。通常二ヶ月もすれば問題はほとんど解決する場合が多いので、あまり急がずやってみよう。

先日の音楽喫茶の時に、戯れる会会員のOさんが、「余っているペケナナです。ネタに使ってみて下さい」と言って持ってきてくれた。ありがとうございます。年内、あと二ヶ月ほどかけて、あれこれ差し替えて試してみようと思う。テレフンケンやムラードが本当に良いのかどうか、確かめてみたことはない。良いと言ってもどこがどう良いのか、だって、テレフンケンとムラードだけ比較しても、随分違う音が出てきそう。さあ、どういう手順で比較試聴をしようか。

StudioK'sが二回目の音楽喫茶をやっていて先週の台風の日、中部、つまり、静岡県とか愛知県在住の戯れる会会員によるオフ会が開かれたらしい。このところこの地域は何人かの人たちが熱心にオーディオのことで集まっている。すごく遠大な計画だけど、こんな風にして4〜5人づつでいいから集まってオーディオを楽しんだり情報交換をしたり、なんてことが進んでいってくれたらと思う。友達をつくろう。

このところ、撮影、取材、シフォンケーキづくり、料理教室などで、けっこうバタバタと過ごしている。音楽はまあまあきいていると思う。  2007.10.30

新しいMacOSは色々と新機能がついている。調べてみると、DVDプレーヤーは少し使いやすくなっていた。でも、一番の驚きはSpecesで、これはかなり画期的な機能かも知れない。パソコンのウインドウってあれこれ沢山開くと重なってしまって、前後(奥行き)の関係しかないんだけど、Spacesでは使っていないウインドウがピュッといなくなって退避していて、呼び出すと最前面でやってくるから、縦に広がるのか横に広がるのかわからないけど、とにかく上にも下にも奥行き方向にも広がるから、異次元の無限大デスクトップになるのだった。無重力空間のような概念というのは大げさだろうか? エクスポゼだけでもかなりの使い勝手だったが、このあたりはMacの独壇場って感じかな。

MacOS10.5のホルダのカタチはパースがついていてちょと違和感がある。僕はOS9のちょっと斜めから見た感じの立体的でホルダそのものが色分けできるタイプが好きだった。

デザイナーは今でもOS8だったりするから置いといて、写真の仕事をやってる人も新しいOSへの移行は半年から一年後みたいな人が多い。僕は「旧OSが入っている別のHDDがあって、そちらでの起動だって可能なのだから、イザとなればそっちを使えばOKだ」と考えて割と早い段階で新OSに移行してきた。MacProに入れてあるバックアップ用のHDDの方に新OSをクリーンインストールして、移行アシスタントでデータをコピー(一時間ぐらいかな)して、これまで使っていた旧OSがバックアップにまわることになった。同じプロファイルを入れているのだが、Leopardの方が全体的に高コントラストだと思うのだが、気のせいだろうか。

意外だったのはJedit4.0が立ち上がらなかったことで、これはJedit Xにアップグレードすることにした。マツモトさんにはJeditとOpenMenuでお世話になってきていますからね。

プリントも含めて、PhotoShopCS3は10.5でちゃんと動いているが、ちょっと困ったのは、YouCanStampっていうソフトが10.5で動かないことかな。

RMEのFF400を戯れる会の巡回試聴に出してしまったので、僕はずっとPCトランスポートの音をきけずにいた。今日、取材のために輸入元からFF400を貸し出してもらって、なんでだかわからないけどPCがFF400を認識せず、20分ほどあれこれやってやっと認識させ、CUBASE ST4も4.1にして音をだしてみた。

床に置いた背の低いL-65から、二倍近いの高さのトールボーイスピーカーのように高いところから音がきこえる。僕はこういう高さを伴った伸びやかな音が大好きなのだ。ああ、早くFF400が戻ってきてくれないかなあと巡回の順番を確かめてみると、FireFace400が長い旅から戻ってくるのは、まだ10週間ほど先なのだった。と、いうことは、来年一月の半ば過ぎか。なるほど。こいつはどうしたものかね。    2007.10.31

ピピエコさんのサイトに11/24(土)のRockDayのことが書いてある。もし11月のRockDayが大成功で好評だったら、一年に二回ぐらいはRockDayをやりたい。(ロックの山本)

山本さん

>異次元の無限大デスクトップになるのだった。無重力空間のような
>概念というのは大げさだろうか? エクスポゼだけでもかなりの
>使い勝手だったが、このあたりはMacの独壇場って感じかな。

を読ませていただきました。
Linuxの世界では、なんと5年ほど前からこの機能ありました。
私の今使っているSuSE(ゼロ円)では、この機能がなんと3Dになっていて、4面キューブ
がくるくる回ります。
http://www.novell.com/products/desktop/img/preview_screenshots/cube.png
Leopardは、Linuxデスクトップの世界でオープンソースで開発されている成果が、
ずいぶんmacに入って来たな、という感想を持っています。
山本さんが違和感を持たれたフォルダーのロゴもLinuxの世界からの直輸入です。

というメールをいただいた。なるほど、そういうものなのか。他のユーザーに切り替えるときはMacもこんな風にグルンと回りますが、自分のデスクトップが立体で切り替わるわけですね。

Macは独特の使いやすさとか遊び感覚を持っているから、それなりに支持を受けるとして、これからはWindowsに代わってLinuxになっていくのかも知れない。でも、この下すぼまりのホルダは何かヘンだ。好意的に解釈すると、Leopardは宇宙空間みたいなイメージを作っているので、ホルダも二次元の平面に置いてあるのではなく、三次元の空間にちょっと斜めに傾いて浮いているということらしい。

今日はマルチフォーカスチューニングの取材だった。それで編集長と電車の中で話していたのだが、多少遠距離でもOKなので、マルチフォーカスチューニングをやってみたい方は、オーディオベーシック誌編集部に連絡してみて下さい。必ず行けるかどうかはわかりませんが、出来る限りのお手伝いはさせていただきます。    2007.11.1

11月24日(土)のRockDayでDJを担当してくれることになった、お二人のうちの一人はピピエコさんで、もう一人の井上さんのサイトはこちらです。僕は、オリジナル盤じゃなくちゃダメなんてことは考えていないし、逆に国内盤じゃなくちゃダメとも考えていない。ある物、手に入る物を楽しんでいる。もし井上さんがロックのオリジナル盤を持ってきてかけてくれるのなら、その状態をコーヒー係として楽しませていただこうと思っている。

まあ、そういうわけで、僕の中のロック度は上昇中かな。

マランツ7の真空管に関しては、着手するのをためらってきた。それなりに長いことオーディオをやってきているから、どのような結果になるのかは見えていて、やり始めるとキリがないってことがわかっているのと、その結果不要な真空管の処分に困る羽目になりそうだからかな。

色々なタイプのカートリッジを持っていて適当に替えて楽しむというような状態になれば良いのだが、多分そうはならない。一番良いと思われる真空管のセットはこれだってことになると、他は全部いらなくなって、そして一番良いと思われるセットの予備が欲しくなる。いやだなあ。でも、そういうものなのだ。

でも、今回は戯れる会の皆さんのおかげで、何種類か真空管を貸していただけるようだ。それで、みんなで集まってあーだこーだとか楽しみながら差し替えてみようかと思っている。まったく新品の真空管より、ちょっとは使ってあったりする方が音もこなれていて良いのかも、なんて考えている。11月の例会から何回かに分けてマランツ7の真空管を交換するとどうなるのかというのをやってみようかと思っている。なんか、すごく色々な音が出てきそうな気がする。    2007.11.2

このところずっと、LPとCDを半分ぐらいづつきいている。ガラードもトーレンスTD150もCDもSACDもみんな良い感じで僕を楽しませてくれるので、大変満足している。

今日は、MacProにLeopardのBootCampを使って再びWindowsXPをインストールした。以前β版で苦労させられたのがウソのようにすんなりとインストールが出来、キーボードもまともに動くようになっていた。

そして、昨日あたりから室内の温度が真空管パワーアンプをONしてちょうど良いぐらいになってきたので、部屋の電気を消して、音楽をきいている。12月の半ばぐらいになると暖房を入れたくなるのだろうか、ずっと暑かったからピンとこない。

CUBASE ST4を4.1にする。MacもWindowsも、それからMacProに入れたWindowsのも4.1にする。けっこう大変だった。音が力強くなったと思う。PCオーディオってホントに面倒だぜ。でも、昔dCSを使っていた人たちも似たようなことをやっていたからなあ、あれと大差なしのような気がする。   2007.11.3

別に文句や不満を言ってるわけではないから、誤解をしないで欲しいのだが、オーディオベーシック誌で連載になった「PCオーディオ」のために、多分あの記事の原稿料よりもずっと多額の投資をしていると思う。労力もけっこうなものだ。それだけの投資をし、エネルギーを使うに値する何かがあると思うからやり続けている。かつて、極悪人とか呼ばれた人たちが何百万円もかけてやっていたことを、その1/10程度の僕らが何とかひねり出せる程度の出費で今やっているのだろう。

dCSのセットアップもけっこう大変で、手順やファームウエアのアップデートなどが不可欠で、それらは所有者というより輸入元や販売していた人が担当していた。そういう部分も含めて機器をを買っていたわけだから、それはそういうもので、誰が儲けすぎとか悪いとか言うものではない。それに、6年も7年も前に最先端のことをやっていたのだから、多少高価でも仕方がないと思う。

僕らがやっているコンピュータを使ったオーディオというのは、それを仕事にしている人がほとんどいないから、「あのアプリケーションはアップデータが出たぞ、とか、こっちの機器もファームウエアが新しくなったぞ」なんて、自分たちで情報交換をしているということかな。

まあ、皆さんもご存じの通り、商業的雑誌には雑誌の立場というものがある。雑誌はひと言で言えば広告がなければ成り立たないということだ。もし広告なしで雑誌を作れば同人誌的な質素で薄いものなるだろうし、メーカーや代理店から機器を借りることも出来ないから、内容も偏ったものになるし、第一、書店で扱ってくれない。日販や東販で扱ってもらうのはものすごく大変なことだ。もし、やれると思ったらやってみて下さい。共同通信社という名の知れた会社が出しているオーディオベーシック誌だって、長いこと「BSfanの別冊」だったのだ。その点、Webで好きなことを書いているのは楽で良い。不定期でもOKだし、HPにしろBlogにしろ、やめたくなったらやめたところで誰も文句は言えない。

雑誌とWebは似ているところもあるが、かなり違う。そして、雑誌は昔から存在するので当然ながら保守的だ。オーディオベーシックはオーディオ誌の中では保守性が薄いと思うが、印刷した物を売るという立場ではWebとは明かに違う。そういう中でPCによる音楽再生のことを記事にするってのは、多分読者の皆さんが考えているよりずっとやりにくい。だから、他のオーディオ誌では連載で何頁もPCオーディオを取り上げたりしていないはずだ。まあ、いつまで続けられるかはわからないが、出来るところまではやり続けたいと考えている。   2007.11.4

昨日は、京橋の国立近代美術館フィルムセンターまで歩いて行き、スエーデンの短編映画を4本(約一時間)を見て、銀座まわりでスタジオまで歩いて帰った。このところPCを相手に内にこもっていたから、久しぶりの散歩だった。

11/24のRockDay担当のお二人が彼らのサイトに書いていることを読むと、当日はモノラル盤がかかるらしい。ということは、当日はモノラルとステレオの両方が使えるように用意しておく必要がありそうだ。参考までに書くと、DJの金城氏はほとんどのLPをシュアーV-15IIIでかけ、先日の広木氏は、すべてのLPをグラハムのトーンアーム+Bentzmicro L0.4でかけた。

僕のガラード401はスピンドルの径がホンの少し太い。太いと言ってもメッキ一枚分ほどのハナシだが、レコードによってどうにもレコードが抜けない場合がある。オリジナル盤でもそういうことがあって、そういう時は仕方なくプラッターごと外したりしている。で、45回転用のアダプタだが、僕が持っているアダプタは穴が小さくて、何とガラード401には途中までしか入らない。場所だけ決めてアダプタを抜くなんていう、ROKSAN的な使い方をしなければいけないかも。

今日、Leopardにしてから初めてMacProからプロジェクターでDVDを再生してみると、Tigerの時とかなり色が違う。良く言えばフィルム的な色味になっているのだが、ちょっと暗い感じもするので、何枚か、見慣れたDVDを見て再調整をしようかと思う。   2007.115

この秋はいつになく体調不良だ。まあ、夏も暑かったし、10月も色々あったしで肉体的疲労と精神的な疲労が重なったのかも知れない。そういうものが時間差をつけていきなり出てきて、二週間ほど前から「このままだとやばい」って感じになった。それで、しばらくの間あれこれ規制と自粛状態を続けている。朝食後、午前中はものを食べずお茶もコーヒーも飲まないで、あるクスリを飲む。それでもなかなか良くならず困ったなと思っていたが、今日あたりから少し回復してきたみたいだ。

今日はRMEのFireFace400を外して、シンタックスジャパンに返却する。そんなわけで、パソコンに接続が出来るDACとかオーディオインターフェイスが手元になくなってしまうなあと思っていたら、PSAudioのDigitalLinkを譲ってくれるという方があったので、久しぶりにPSAudioで音をきいている。半年ほど前に戯れる会の例会で、けっこう沢山のDACを比較試聴した。その時は、1)USB接続でさほど面倒がなく2)オーディオ的な心地よい音がききたいのなら、PSAudioのDigitalLinkが一番良い。電源もけっこうしっかりしているし、値段もメチャクチャ高いわけじゃないという結論だった。

RMEのFireFace400はクロックも入るし、デジタルアウトも取れるし、ADコンバーターもついているしで拡張性がまったく違うのだが、あらためてPSAudioのDACをきいてみて、これはこれでいいなと思う。以前、何年間もパーペチュアルのP-1AとかP-3Aを使っていたみたいな感じで、PCあるいはMac+PSAudioのDACというのはちゃんと音楽がきける組合せで、おすすめだと思う。別の表現をすると、iTunesに入れたジョアンの歌を何時間もきき続けたくなるような音なのだ。

12月の音楽喫茶をどうしようかなと考えている。日にちは決まっていて、12/29(土)だ。僕が自分でDJをやろうかなと考えていたのだが、ちょっと別のことを考えていて、検討中だ。

トーレンスの古いプレーヤーはシングル盤に親切で、TD124はスピンドルのところがポコッと上がって、ドーナツ盤用のアダプタが飛び出してくる。で、トーレンスTD150もそれらしき物が付いているのを思い出した。これもなかなかうまく出来ていて、外してひっくり返すとドーナツ盤をかけることが出来る。それで、このTD150のターンテーブルシートに付いてたアダプタをガラードにはめてみたら、これはOKだった。お騒がせしてすみません。

たまには料理の写真もどうでしょう? これは今夜の料理教室で作った「手作りのがんもどき」でした。豆腐と山芋を混ぜて、人参ゴボウ銀杏などを混ぜて油で揚げたものだから、熱々のに醤油をかけて食べたら、カタチなんぞ少々いびつでもそれはそれは美味なのであります。

さて、そろそろ原稿書きの頃だ。しばらくはこちらに集中しよう。もちろん音楽はずっとかけていて、一週間に二枚程度RockのCDも買っているかな。

昨日、トーレンスTD150+OrtofonMC30Superで浅川マキの古いLPをきいてみると、これがなかなか良い具合で、中身も音も良い。うまく再生できれば、やはりレコードはいいねえ。

面倒なのはイヤなので、今日はMacProにPSAudioのDL IIIを接続して、CDの再生には、Quicktaimeプレーヤー+友人の友人に作ってもらったスクリプトを起動して、各トラックを連続再生している。一段落したらWindowsできくつもり。

12/29(土)今年最後のStudioK's音楽喫茶は「任三郎vs山本耕司 DJバトル」と題して、音楽的好みが似ている(と、時々感じる)任三郎さんと二人で交互に音楽をかける日になりました。どんなバトルになるのかは乞うご期待! みんな来てね。   2007.11.7

音楽喫茶での男が何人も集まって神妙な顔をして黙って音楽をきいている状態を、オーディオに縁がない方(特に女性とか)が見ると、「バカみたい」って思うらしい。まあ、実際バカなんだから「バカ」と言ってもらっても良いのだが、確かに異様と言えばちょっと異様なのかも知れない。

なんで「繰り返しきけるはずの再生音楽」をあんな風に目を閉じたりなんかして押し黙ってきかなければいけないのか?ってことなんだろうと思うのだが、本当に一生に一度しかきけないソフトだってあるし、下手な生音や、気持の入っていないライブより良いレコードやCDの方がすごいと思うし、その時の集まった人やDJのキャラクターなんかも含めて、そこで展開される空気に対しての敬意もあって、僕らはそれをマジメに受け止めたいと思うから、神妙になる。そういう音楽バカは自覚しているから、バカって言わないで付き合ってくれるととても嬉しい。

ああ、いかん。こんな事書いてないで原稿書かなくちゃ。   2007.11.9

先日、雑誌とWebは似ているけど違うと書いた。雑誌は「編集部」+(広告主)「書店」「読者」で成り立っているのだが、Webは「個人編集部」「読者」で、「読者」=「個人編集部」であったりもするから、例えばピピエコさんのサイトに呼応してK'sHPに何か書くと、それを受けて別のサイトの人が何かを書くというような連鎖が起きる。

大荒れの部分も含めてBBSの存在価値はあると思うけど、BBSは維持が難しい。mixiもいいけど、どうしても閉鎖的になるところと、誰が見に来たかがわかってしまうところが面倒だ。僕はどうせなら顔が見えた方が良いと考えている。それで音楽喫茶ということになった。

テンダリーズライブも、山口孝さんの講演の時も、モアさんのJazz喫茶の時も、18時以降のパーティがけっこう賑わったのだが、9月からの音楽喫茶はパーティの申し込みがゼロで、僕は面白い現象だなあと思っている。要予約ってことにせず、喫茶の部終了した時の状況で延長にするかどうかを決めた方が良いのかも知れない。それとも、当初の6時間19時までにした方がいいのかな。このあたりはよくわからない。

ブツ撮りにはまるアマチュアカメラマンってのも珍しいよねと新藤さんが言っていた。ほんに、まったく。

明日、第一土曜日の夜は、スタジオで料理と映画研究 「こなから風おでん」食べる人募集中です。食べる人が三人ぐらい来てくれたら先日のがんもどきも作っちゃうんだけどねえ。   2007.11.9

ピピエコさんのサイトにあった、
◇さて「Rock Day」。スタジオK’sのHPに「要予約ってことにせず、喫茶の部終了した時の状況で延長にするかどうかを決めた方が良いのかも知れない。それとも、当初の6時間19時までにした方がいいのかな」と書いてあった。ボクも「なだれこみ方式」に賛成。それと、19時延長も賛成なんだけど、最後の1時間は、リクエスト方式にして、その時間帯にいらっしゃる「お客」さんで、早い時間帯に聴けなかった「曲」とか、持ち込んだレコードからのリクエストとかやっても面白いんじゃないかな?当日は「選曲リスト」も作成して持ち込んで配布する予定ですので、早い時間帯にかかってしまったけど聴きたかった曲を再度リクエストしてもらうっていうのいいかもしれない。

いいですね。じゃあ、その日のノリでなだれこみ方式にしましょう。DJのお二人がOKなら19時までに時間延長してリクエストもありにしましょうか?   2007.11.10

手作りの、がんもどき+はんぺん+つみれ 満足

昨日、日本で一番のヘッドフォンマニアという人に会ったら、スタジオK'sの暗室でプリントをやっていた女性と同じ会社だったので、「**さん(ナース姿の写真あり)て知ってますか」ってきいたら、「よく知っている」っていう返事だった。

今日はひたすら仕事に励む。    2007.11.11

Leopardになってから思うこと、1)DVDの色が濃くなった、2)iTunesの音が良くなったみたい。1)は絶対にそうなのだが、2)はわからない。音のことはわからないのか?と言われそうだけど、そうじゃなくて、DVDの色はプロジェクターの設定とかを変えてないのだが、音に関しては、例えばヒューズもプリパワーの二本入れ替えているし、スピーカーのセッティングもちっとは変えているし、DACも今はPSオーディオだしってことで、変化する要素が沢山ある中でのことだから、よくわからないのだ。でも、PUFFYが今までで一番良くきこえるのは何故だろう? と思うわけ。

StudioK's音楽喫茶第三弾「RockDay」まであと10日ちょっと、DJのお二人のノリを見てもわかるけど、きっとお客さんも沢山来てくれて、すごく充実した一日になると思う。期待していてください。

戯れる会もそうなのだが、出来るだけいい音で音楽をききたい、そして一人で楽しむのではなく、ある程度の人数で一緒に楽しむことをやりたいと考えてきた。それだけならショップの試聴会とか、名曲喫茶やジャズバーとさほど変わらないのだが、この試みが少し異なるのは、DJの存在だろう。ショップの試聴会とかだと「評論家の@@@先生が講師」ってなことになるし、名曲喫茶やジャズバーは店主中心に限定されがちだと思う。

DJって言うと、スリップシート使ってレコードをかけるパフォーマンスをして、音楽はダンスミュージックっていうイメージだけど、このサイトを読んで下さっている方は当然ご承知の通り、StudioK's音楽喫茶では本来のディスクジョッキーという意味でのDJだから、現代音楽あり、歌謡曲あり、JazzもMPBもアフリカ音楽もありということになる。そんなさまざまなタイプのDJとStudioK'sのコラボレーションだと考えていただけたらと思う。そして、一回で終わりではなく、RockDayが年に二回あってもいいし、12月みたいなDJバトル的なもの(つまり音楽をかける人の個性とかセンスを楽しんでもらう)もあった方が楽しいと思う。

ソニック・ユースはここ一週間ほどで買った物、キング・クリムゾンは仕事で使った物をきいてみている。初めてきいたキング・クリムゾンの印象 静かだなあと思ってボリューム上げてきいていると、いきなりでかい音になるので音量調整が難しい。と、素直にボケておこう。

今日は朝からずっとこのあたりをきき続けていて、クリムゾンも特に嫌いということはないのだが、時々歌が入るあたりに多分まだ慣れていない。「歌もあったのか」って感じ。

現代音楽だと言われれば、「そうかも」と信じるし、フュージョンの一種だと言われれば「確かにそうかも」っていう感じ。キース・ジャレットの「ケルン・コンサートをJazzだと思うか?」と言われれば、ありゃ到底Jazzとは言えなくて、でもクラシックでもないから「ケルンコンサート」なわけだが、キング・クリムゾンはロックかと言われるとちょっと「???」って気もする、ロック的現代音楽なのだが、そういうジャンル分けは無意味で、キング・クリムゾンはキング・クリムゾンなのかなと思う。   2007.11.12

昨日はキング・クリムゾンを三枚×2.5回ぐらいきいたので、一晩たつと、クリムゾンの歌が(ポール・マッカートニーの美しいメロディにも似た)頭の中で鳴っていた。でも、その曲がどのアルバムに入っているのかはわからない。ここらへんがリアルタイムで一枚一枚買って必死できいてるわけじゃない弱みだが、まあしょうがない。その代わり僕は「生はっぴいえんど」を何回もきいたし、泉谷しげるがエレックレコードからデビューした初めてのコンサートだってその場にいた。おっと、これは関係なかったかな。それよりは、葡萄畑が日比谷野音で雨の中を演奏したのを見たことの方が貴重かしらん。

何日か前にアメリカから届いた荷物、戯れる会の人からで、空けてみると、このような物が入っていた

嬉しくもあり、でも欲しくなったら困る気持もあり、、、、。なんとなく、悪い予感もする。

Amazonからアナログレコード取り扱い開始というメールが来た。やっぱりね、LPは不滅だよ。

Appleは、とっとと超軽量ノートを出せ。

EOS40Dを手に入れる前、僕はEOS KissXを使っていた、しばらく40Dを使ってから久しぶりにKissXを使ってみると、ピントが合わない。確かにオートフォーカスがちょっと苦手にしている被写体ではあるのだが、同じ被写体で同じレンズを付けて40Dにしてみるとバシバシ合う。これにはちょっとまいったな。

こんにちは 
入会以来ご無沙汰しています。
「RockDay」が告知されてから、Rock野郎の私としては何とか行けないかなぁ
と、考えて過ごしていたんですが、毎日山本さん、佐藤さん、井上さんの
ページを拝見していて「これは行かねばならない」と思うようになってきました。
まだ仕事やら家庭行事やら「要調整事案」が山積していますが、とりあえず
夜行高速バスのチケットを予約しちゃいました。
井上さんのゼップ1st揃い踏みを見て「これで行かなきゃRock野郎とは言え
ない」と思っています。
それでは当日よろしくお願いします。
                               出雲のO

本家は公演延期だそうですが、StudioK's音楽喫茶はそのようなことはありません、遠方からのお客さんのことを考えると、やっぱり土曜日にして良かったかな。パーティも参加して「アニエスbのDVD」も見ていって下さいね、こちらも最高ですよ。   2007.11.13

今日はあれこれやっていて、忙しくて音楽も夕方になってやっときいた。あと、三時間ほどあれば、少し片付く予定。仕事のことにしても、オーディオにしても、徐々に色々なことが変化しているので、意識してそれに対応していかねばと思う。そんなわけで、あちこち片付けて場所をつくったり、思い切ったりという日だった。まあ、11月的な気分ですかね。一年、1月から12月までで一番嫌いな月は、もう絶対に12月で、じゃあ一番好きなのは何月だろうと考えてみる。昔は夏が好きだったのだが、このところの暑さを想像するだけで夏=辛いというイメージになってしまった。で、最近は11月が好きになってきたみたいだ。武満徹も11月が好きだったのかなあ?

福島県天栄村のお米コンテストで金賞に輝いたという米で栗ご飯を炊いた。二回炊いて食べてみた感想は、何というのか、しっかりしたお米で、柔らかいだけじゃなくてホネがある感じで、なんか偉そうというのが印象だ。「食うなら食え、だが、お前ちゃんと仕事したんだろうな、よく噛んで食べろよ」みたいなメッセージが込められているような、農民じゃなくて武士っぽい米なのだった。   2007.11.14

Podキャスティングで、RADIO SAKAMOTOのオーディションをきいていたら色んな音楽を作っている人が参加していて、坂本龍一のコメントをきいてたら妙に面白くてはまってしまった上に、頭の中はクリムゾンの煙草とアイスクリームの次の曲も流れるわで、とっても音楽の秋です。僕はオーディオマニアって日本全国合わせて2万人ぐらいなんじゃないかと思っているのだが、プロアマ含めて音楽を作っている人はオーディオマニアよりずっと多いのかも知れない。写真はシャッター押せばとにかく写るからもっとお手軽なので、カメラ人口は100倍以上だろう。

どうも今日は思うように事が運ばない一日で、予定が大幅に狂って、23時すぎに何とかやっとやるべきことが終わった。その間に、「えー、そんなバカな、でも事実だからしょうがないか」という電話が別件で二本入り、それらはどちらも相手が「どうしよう」とか「どうしてくれるんだ」と言う内容で、その都度僕は「重大事件ではあるけど、取り返しがつかないわけじゃない、まあ何とかなるから大丈夫ですよ」という返事をしたのだった。人生はいろいろあります。   2007.11.15

僕は本当にファンが回る音が嫌いらしい、身辺でファンのついているコンピューターが二台稼働するとそれだけで落ち着かなくなるみたい。

PSオーディオのDLIIIは一週間ほどちゃんと動いていたが、数日前から例のバタッと電源が切れる症状が出てきた。以前僕が貸してもらっていたDLIIIは持ち主のところでだとまったく問題なく何ヶ月も正常に動いているそうなので、僕の場所との何かがあるということらしい。ただ、最近の機種には電源スイッチが付いたようなので、ある程度似たような問題は起きていて、それに対処したのではなかろうかと思う。戯れる会の会員でDLIIIを買った人が数人いるが、この症状が出るのは僕のところだけなので、一体何なんだろうと思う。例えば蛍光灯をつけたときのノイズみたいなものでロックが外れてしまう、そんな感じなのだ。その問題はともかく、PSオーディオのDLIIIはなかなか良い音なので、おすすめです。

G4Cubeの時代からやってるように、DVDの再生はMacでもPCでも全く問題ない。最近のMacなら光のデジタルアウトがあるから、AVアンプがあればサラウンドもOKだ。それと同じで、PCやMacと+例えばテラテックの34800円から高いものでも10数万円のUSBまたはFirewire接続のDACやオーディオインターフェイスがあれば、それだけでかなりの音が出る。だから、何十万円も何百万ものCDプレーヤーは要らない。あとは、再生するアプリケーションと、電源が問題だ。病気中の病気って人がやってるけど、クロックの改造などは、わしらみたいな素人の手には負えません。

にしだやさんからこんなメールがきた、

井上さんの方のサイトを見ていたのですが、「紙ジャケ探検隊」の中の人(笑)
だったようで、ちょっとビックリしました。
紙ジャケ探検隊が協力して稀少盤集めてるようですが、という話になると、モ
アさんの時よりもたくさん、それこそ入りきれないようなことが起きそうな気がし
ます。ロックのオリジナル盤に関しては、それこそ唯一無二の総本山みたいな所
なので。

えー、そうなんですか、今月になってからクリムゾン毎日きいてるロック初心者なもんで知りませんでした。

よし、こうなったら目指せRockDayで最長不倒の集客!! 「打倒モア」だな。

ちなみにモアさんの時はお客さんが推定50〜60人ぐらいで、パーティ参加が10人ぐらい、なかなかの売り上げでしたが、モアさんと僕とにしだやさんの三人がかりだったし、ベルギービールの仕入れ値が高いから、そんなにメチャクチャ儲かったってわけでもなかった。   2007.11.16

今日は11月の戯れる会例会だ。10人ぐらいの人が参加してくれる。で、来週のRockDayの下見や、いつもの通りのソフト紹介や、マランツ7の真空管あれこれ差し替え試聴などをやるので楽しみ。楽しいオーディオをさらに楽しく、しかもあまり散財せずやれたらと思う。そういうことの役に立てたらと考えている。

かなり実験モードの戯れる会例会だった。真空管はどれもなかなか良くて、けっこう好みが分かれて、あれこれやった挙げ句、元に戻した方がいいんじゃないかという声もあり、とりあえず、11/24のためということで元の真空管に戻した。まあ、そういうこともある。

すごく楽しい一日だったが、けっこう疲れたので、皆さんが帰ったあと、一人でヴィバルディをきいている。

  

そして、11/24の客席レイアウトは、こんな感じでいこうと、DJのピピエコ&井上氏と打ち合わせた。なるべく沢山の人がお茶やビールを飲んだりできるようにというレイアウトです。      2007.11.17

昨日の例会は大変盛り沢山でけっこう疲れた。真空管を沢山差し替えたし、ヘンなノイズも出て、それをなくそうとあれこれみんなで考えたり(途中で解決した)、真剣にきき比べをした。自作のメモリバッファDACを持ち込んだ人がいて、たまたまスタジオに「借り物のCHORD DAC64とソウルノート」があったので(しかし、すごい偶然で、普通こんなことはあり得ない)メモリバッファDAC三台の比較試聴もやった。これは真空管の音よりもっと大きな違いが出て、なるほどと思った。真空管もDACも、感じ方は人それぞれで、けっこう意見が割れるので、こればかりは参加して実際にきいてもらわないとどうにも説明が出来ない。

トーレンスのTD150は、調整がよくわからないので、とりあえずもっとも緩い状態フローティングにしていたのだが、昨夜みんなが帰った後で、限界に近く固い状態にしてみた。これでもう少し重たい音になるのかも知れないので、しばらく様子を見よう。沢山のアナログプレーヤーを使ってきたがどれもみんな可愛い。

UBUNTU いい名前だね     2007.11.19

野口みずきが東京国際女子マラソンで優勝し、いきなり冬になり、夕方から初めて暖房を入れた。

そしてMacProにUBUNTUをインストールしてみた。OS XとWindowsXPが合併したような感じかな。オリオスペックに行って、Leopardのタイムマシン用に使っていたHDDを消去してUBUNTUをインストールしてしまったので、またMacProに入れるHDDを買ってこなければならない。これで、MacProのHDDベイは4つとも埋まることになる。

何も入っていなくて苦労するのと、不要なアプリケーションの削除やおせっかいな警告に毎度毎度イライラさせられるのはどちらが良いのだろう? でも、僕たちが普通に使うアプリケーションって、インターネットのブラウザと、メールソフトと、テキストエディタと、音楽再生ソフト、それに画像処理ソフト、そんな程度なら、UBUNTUに最初から入っていて全部無料だ。Macの軽量ノートは出そうにないから、外出用としてなら、レッツノートの少し古めのを安く買って、これにUBUNTUをインストールして使ったら快適かも知れない。

しかし、なんちゅう寒さだ。ずっと暑くてこの前扇風機をしまったところだと言うのに、今日は厨房のストーブを出している。まあ、こういう日はロックでもきいて熱くなろう。さあ、音楽喫茶RockDayは今週の土曜日だから、そろそろスタジオ内を片付けて、ある程度の人数がきても大丈夫なように準備をしなければいけない。

毎日きいているので覚えてきて、キング・クリムゾンの三枚はだんだん好ましく思えるようになってきた。ところどころ入るオモチャの楽器みたいな音とか、コケコッコーみたいな音は、やっぱちょっと照れてると言うか、まともにゃやりたくないからわざと安っぽくしているような感じ。そんなことしなくてもいいのに。でもそういうのは何十年も経ってるから言える話だろう。当時きいてりゃ、そこを好きになったかも知れない。   2007.11.19

さて、今日中に書きかけの原稿を全部送ろう。一昨日、UBUNTUをインストールしてみたらすごく面白かったので、夜中まであれこれやってしまったため、昨日は一日どうにも集中できなかったので、今日に持ち越した。写真、料理、オーディオ、パソコン、やりたいこと、試したいことは沢山あって、それぞれ楽しいものだから、つい夜中までやってしまう。

GOD-ZILLAさんが二ヶ月ほど前の戯れる会例会でかけたゲイリー・ムーア(下)を僕は大変気に入って、ハードロックではなく、ブルースをやってるCDばかりをさらに三枚買ってきいている。みんないいけど、音も良いし楽曲のバランスが良いので、最初にきいた最新版が一番おすすめかな。

 

新しいAETのプラグはこんなものになった。新型プラグはスプリングが入っていて、差し込むのにきついので気をつけて欲しいとのことだった。で、これは新型のデジタルケーブル(定価18万円)。でも僕はとりあえず、FF400がないから使えないに等しいかな。

AETからは、近々ラインケーブルも何種類か出るらしい。

おー、ピピエコさん、ゲイリー・ムーア&サーストン・ムーア。

いつも戯れる会でお世話になっている大阪のおじさまに、まだショップには出ていないと思われるAETのデジタルケーブル送ってあげちゃおうかなあ。でも、今回のはBNCじゃなくてRCAですね。BNCもあるかどうかきいてみますね。

今日は午前中病院に行っていたのだが、スタジオに戻るとAETの新しいラインケーブルが届いていたので早速プリパワーに使っているSCR LINEと交換してみた。でも、多少はエージングも必要だろうと思って、とりあえず適当にきくことにした。考えてみるとこのところ毎日iTunesでキング・クリムゾンをきいていたわけだから、同じ状態で再生してみて、最初からすごく良かったりすれば本物だろうと考えた。

何なんだよ、このしっかりした低音は。高域も鮮明で、でもイヤな音は出さないし、まいったなあ。でも1.2mペアでこちらも定価18万円なのだった。まあ、世の中もっともっと高価なケーブルを使っている人は沢山いるから、これだけ良ければ高くはないのかも知れないけど、でもこれを気に入る人は多いかも。かつて、SCR LINEの時もすごく驚いたけど、今回のこれは多分SINなのかな、こちらの方がすごい。決して高音質とは言えないiTunesできいていみてこれだけ差がつくのだから、もうしばらくして、例えばCUBASE ST4でCDから再生してみたらどうなるんだろう。これは楽しみだ。

今回のデジタルケーブルは同軸ではないので、プラグはRCAしかないそうです。ですから、RCA-BNCの変換アダプタを使って下さいとのことだった。

銀座Appleストア3Fにて、「羊毛とおはな」のミニライブがあったので、行ってきた。とても良かった。iTunesストアからもダウロードできます。    2007.11.21

「羊毛とおはな」は、ANJIのことでたどりついた、秋田のギター講師 新岡大さんのサイトで、いま一番のお気に入りということで知ったのだった。

11/24の進行ですが、「モノラルタイム」ってのを設けてもらい、その時間はモノラル盤をかけるってことにしてもらえると、大変やりやすいのですが、いかがでしょうか? ご両人。そしたら、その時だけ僕がモノラルカートリッジをダイナベクターに装着します。

という、HP+メール、戯れる会掲示板のやりとりによって、11/24は第一部の最後と第二部つまり井上氏からピピエコさんにバトンタッチするところにモノラル盤を集めることにした。やはりモノラル盤はモノラルカートリッジで再生するのがベストです。だから、まず、ガラード+グラハムのアーム+Bentzmicro L0.4でいってもらい、ダイナベクターのDA-507に音のエジソンを準備しておいて(これからやります)、ケーブル差し替えでモノラルに移行しましょう。TD150+OrtofonMC30Superもあるので、ステレオ盤はこちらと交互でもOKです。 

今日はソニーのSACDプレーヤーのデジタルアウトをCHORDのDAC64に入れてCDをきいている。でも、AETの新デジタルケーブルは大阪に発送してしまったので使っていない。もし希望があれば、このまま、戯れる会で巡回してもいいかな。

まあ、そういうわけで、僕はこのところPCトランスポートになったり元に戻ったりしている。どっちでもいい。音質は抜きにして使い勝手という意味で言うと、CDプレーヤーはさっと音が出て便利だし、パソコンだと好きな曲を数曲選んできいたり題名が表示されたりして便利だし、HDDに取り込んであるものなら10時間でも100時間も連続で再生可能だ。そういうものを割と柔軟に使って音楽を楽しんでいる。PCか、従来的CDプレーヤーのどちらにしなければいけないってこともないかなと思っている。両方やってもいいんじゃないですかね。    2007.11.22

さて、やっと昨日で原稿書きを終え、今日はスタジオ内を片付けて明日の準備だ。シフォンケーキもつくっておかなければならないので、そんなことをして過ごしている。さあ、Rockでお客さんは何人ぐらいきてくれるのかなあ。とても楽しみだ。もし明日が盛況なら、来年の6月にもRockDayをやるつもりだ。6月と11月はRockDayってことです。そうなると最高だ。

出雲からやって来る人はもう夜行バスに乗ったのだろうか?

先日DVD(例のアニエス.bの)を拝見して、きちんと再生すれば、下手なドーム公演なんかよりうんといいと思いました。ガツンとやられた感じです。
それに24日は、いくら本物が再結成したって、ジョン・ボーナムはいないんですから、スタジオK'sが最強ですよ。きっと。 

こういうメールをくれた、オーディオとは無関係の友人(女性)も明日はやってくるそうで、僕の中でも明日が盛り上がっている。やはりソフトあってのもので、オーディオのことしか話題がない人とは、そういう風にしかお付き合いできないよね。     2007.11.23

さて、月に一度のStudioK's音楽喫茶での記念すべき第一回RockDayだ。なかなかオーディオ関係でRockばかりをかけるってことはないから、すごく楽しみだ。どういう人が来てくれて、どんな感じ、どんな雰囲気になるのだろう。

 

初めてのRockDayが終わった。そして、とにかく本当に初めての雰囲気だった。なにしろ10人ぐらいの人が30分前からスタジオK'sの外で待っていた。そんなことは今まで一度もなかった。いつもとはちょっと違うタイプのお客さんが集まっていたらしい。僕は時々中に入ってきいていたが、厳選された盤のおかげか、なかなかのサウンドだった。ピピエコさん井上さんお疲れ様でした、明日はゆっくり休んでください。

さらに内容を練って、来年6月にもRockDayをやろうかと話している。    2007.11.24

一夜明け、けっこう疲労しているので、多分DJのお二人もお疲れのことだろう。いくつか予想外のことがあったので、また相談してRockDayが定着できたらと思っています。

今日も昼前から夜遅くまで、スタジオで料理を作って出しながらのパーティだったので、この連休はコーヒー係や料理係をやっていた。

12月のDJバトルは、ゆったりと激しく楽しくやりたいものです。その前にLINNの古川さんの現代音楽講座かな。連絡とらなくちゃ。   2007.11.25

ああ、来週もう一度RockDayをやりたい。あの最後のLED ZEPPELINの一時間半のみを、カートリッジやあるいはスピーカーを交換して、三回転入替制かな。

僕は本当にやって欲しいって思ったんだけど、もうソフトを持ち主に返却しちゃったからやれないそうです。残念。     2007.11.26

大阪のおじさまにAETの新型デジタルケーブルを送ってあげたら、見事にはまったようで、採用になった。高価なケーブルだがそんなことは無関係なぐらい結果が良かったらしい。僕のところでは、今デジタルケーブルを試せない状態なので、どうしようかなと考え中。MacProとの組合せでは今のところRMEのFF400がベストなんだけど、FF400は巡回に出してしまって、もう1台買うってのもなんかくやしいし、MacPro本体に装着するPCIExpressのカードで、いいのはないかななんてことを検討中かな。

ソニック・ユースのソニック・ナースは毎日きいている。その前のアルバムは9.11の影響が強い内容なのでちょっと辛い音楽だ。ソニック・ユースのプロモーションビデオ集も見ているのだが、Tシャツに「Iam not Beck」と書いているのを見て吹き出しそうになった。サーストン・ムーアはベックと間違えられて迷惑してるのかな。   2007.11.27

MacProではLeopardにしてもほとんど問題なく動いているが、PowerBook(G4 1.67Ghz)では、Leopardをクリーンインストール後約一ヶ月使用したところで不具合が起き、起動しなくなったので、こちらはTigerに戻した。Tigerでは何も問題がないので、Leopardのソフト的な問題だと思われる。

Appleのノートは一番小型のMacBookでも2.27kgもある。せめて1.5kgぐらいだと好ましいのだが、来年になってもそんな軽量ノートが出るという保証はどこにもない。WindowsのノートパソコンにMacOSが入ってくれれば良いのだが、MacにWindowsは入るようになったけれどその逆はほとんど可能性がない。それならば、超軽量なWindowsのノートにUBUNTUをインストールして使おうかと、かなり本気で考えて始めている。

マジメなはなし、僕がノートパソコンに求めているものって、それほど大した機能ではないから、UBUNTUに付属のアプリケーションで多分OKだと思う。

午後撮影で和田博巳さんのお宅へ行った。初めてだったので、やっと雑誌で見る写真と本物が一致した。

先日のRockDayでは、何やらが降臨したと言っている人も複数存在する。僕は自分の装置ながら「すごい音だなあ」とは思ったけど、自分で自分を誉めるわけにもいかないから、「まあ、熱気もすごかったし、あんなもんでしょう」としか言えない。すごく良かったと思ってくれる人が沢山いれば、またお客さんできてくれるだろうし、大したことなければそれまでってわけだ。それでいいんじゃないかな。

でも、このところちょっと音は変化していると思う。プリ-パワーをAETの新しいインターコネクト(SIN)にしているしね。だから、先日のRockDayに来た人は、あのケーブルの音を初めてきいた人たちだったわけだ。     2007.11.28

モアさんのJazzオリジナル盤をきく一日JAZZ喫茶も激しいものだったが、初のRockDayもなかなか激しく、そして新たな展開や可能性を感じさせてくれた。喜んでくれた人たちが沢山いるようなので、とにかくそれだけでも満足なのだが、いくつか意外なことが沢山起こったので、あれは一体どういうことだったのか、今後どうしていったら良いのかをDJのお二人や、これまで参加してくれている人たちと話し合っている。

お客さんの総数 Jazz 約55人ぐらい(一旦出て、再び入った人が何人かいた) Rock 40人
時間      Jazz 8時間     Rock 6時間
売り上げ    Jazz 2 : Rock 1
スタッフ    Jazz 3人  Rock 4人
疲労度     Jazz 大    Rock 中
(DJのお二人が、さほどの疲労ではないと言う)

お客さんはどこで情報を得たか   Jazz モアさんのサイト+K'sHP   Rock K'sHP + 紙ジャケ探検隊 ほか個人のつながり
オーディオへの関心度          Jazz 大  Rock 小
ほとんど 始めから終わりまでいた人   Jazz 0人  Rock 半分以上
混んでて座れず帰った人         Jazz 1人  Rock 2人
一番混んでいた時間帯         Jazz 午後3時頃 Rock 最後の1時間

こんな結果だったので、集客数も売り上げ面でも「打倒モア」は果たせなかったということになる。だが、僕はロックの山本だから、まだあきらめてなんかいなくて、再チャレンジをしようと思っている。どうも、今回のRockDayは喫茶ではなく、コンサートになってしまったようだった。僕は大好きなピナ・バウシュの公演に行っても椅子に1時間座っているのがかなり苦痛なのだが、そのあたりは人によるらしい。

RockDayをやって良かったと思うことは多々ある。RockDayをキッカケに戯れる会の会員だって増えたし、会の中でロックの話題が出ている。オーディオを語る場合に、通常最初には出てこないジャンルであるロックとオーディオのことを考える良い機会になったと思う。なんてったって、ロックにはほとんど興味のない年長さんだって、RockDayの数日後にはツェッペリンのCDを買ってしまった。   2007.11.29

今日は一日画像処理とプリントの日になりそうだ。シフォンケーキも作らないし、音楽をききながら再開したパン焼きをやろう。今の日本、特に東京では、パンなんてどう考えても買った方が安いし、色々なタイプの物を手に入れることが出来る。1個のパンを焼くのに冬だと20時間もかかるしその間に捏ねたり混ぜたり、暖めたり、なんでこんな面倒な思いをしてパンなんか焼いるのだろう。オーディオもそうなんだけど、なかなかうまくいかないので、そこを楽しんでいるのかも知れない。

このところ、CDはMacPro+借り物のCHORD DAC64できいている。 この組合せもなかなか良い。

日経新聞で一番面白いのは何てったって「私の履歴書」だ。昨日だったかな、野村證券元会長の田淵節也氏の最終回のそのまた最後は「私がもう一度みたい光景は、ブラジルの港町サントスの海岸で、奴隷の子孫である黒人が夕日を背にひざまづき、先祖の故郷、アフリカに向かって祈っている姿だ」と、こんな内容でしめくくられていた。

日本には絶対的な宗教がない。イワシの頭でもいいし、寺と神社がおとなりさんだったりする。祖父と父と兄は宗教家だが、僕は無宗教だ。僕にとっては美しいもの=アートが神で宗教だから、毎日音楽をきいているのは、多分、故郷に向かって祈るのと同じ行為なのだと思っている。   2007.11.30

ああ、今日から12月か、もう今年がどうであったかを考えなければいけない月になってしまった。

僕が考えている、あるいは想像していた音楽喫茶とは違う状態になったのだが、RockDayの良い面は沢山ある。それは、オーディオマニアではない人が来てくれたこと、スタッフも単独ではないので、さらに広がりが持てるかも知れないことなどだ。例えばモアさんのJazzオリジナル盤だったら、モアさんに「気が済んだからもうやらない」と言われれば、そこで終わりで、僕は何も異存がない。もちろん、6月のJazz喫茶とは少し違う形態になったとしても、モアさんがまたやってくれるのなら、お願いしたい。

RockDayは、DJも二人だったし、もっと分散していた。先日は井上さんがお願いして、別のコレクターからLPを貸していただいたみたいだが、もしLPの持ち主がStudioK'sの音を気に入ってくれたなら、「LP持ってきてくれたらかけてあげる」なんて偉そうに言ったりせず、「あなたのLPが最高だから、当日持って来ていただいて、是非皆さんのためにきかせてあげてもらえないか」という交渉が可能になるだろう。井上さんが全責任を負って貸してもらう必要はないのだ。

また、戯れる会の会員専用掲示板でもこれまで発言の少なかった人がRockDayを契機に書き込みを始めたりして、つまりRockに興味があってRockの話題で誰かと話したかったのだろうと思う。

もちろん、ケーブルや機器や回路がどうのとか電源がどうのというのはすごく楽しい。そして、同時にソフトが重要だ。それもクラシックやJazzや、一般に言われる高音質盤あたりがメインでは、あまりに一面的すぎる。オーディオショウのデモじゃないのだ。元々、戯れる会にはブラジル音楽好きも多数存在するし、リン古さんの現代音楽講座もあるぐらいだから、これまでもそう凝り固まったものではなかったが、それでもRockの話題で盛り上がることはなかったから、やっぱり今回のRockDayは画期的な出来事だった。BeatSoundは雑誌だけど、BeatSoundの現実版というか、音の出るBeatSoundなのだ。年四回、季刊「実際に音が出るBeatSound at StudioK's」ってことになったらいいな。BeatSound誌は協力してくれたりしないかなあ。とにかく、僕らはいろんな種類の好きな音楽をみんなで楽しくききたいのだ。    2007.12.1

先日、EOS40DにEF200mmをつけて、三脚を使って250カットほど舞台の撮影をした。絞りf3.5シャッター速度1/100程度で、約1/3がブレかボケだった。もちろん、被写体が止まっている時はライブビューも使っていた。それほど激しくではないけど被写体も少しは動いているのだが、やっぱりねという感じの結果だった。

僕は三年以上前に買ったキヤノンの染料プリンタPIXAS9900iを使っている。故障しないし、あまり不満はないので、壊れるまで使うつもりだ。EPSONのプリンタに付いていたPhotoQuickerというソフトはとても便利だった。特にOS9版が最高に良かったのだが、OS X版はイマイチだった。EPSONのPhotoQuickerに相当するのがキヤノンのEasy-PhotoPrintだが、これは9900iに対応したバージョンだからか、使い勝手が今ひとつだ。もしかすると9000と9500用の最新版Easy-PhotoPrintはもう少し使い勝手が良いのかも知れない。要するにフォルダに入っている画像をL版とか2L版とかにプリントしてくれるソフトのことです。ネガの袋にこのカットを1枚、これは5人写っているから5枚みたいに指定して、そこそこきれいにプリントしてくれるので大変便利だ。

オーディオは、あれこれやってみているが、まあ実験中って感じ。今日はある人がロックとJazzのCDを50枚ほど送ってきたので、それをJBLサブリンできいてみている。サブリンのゆったりした音っていうのはなかなかに魅力的だ。僕は確実に大口径ウーハーを好きになっている。   2007.12.2

ああなるほど、ピピエコさんもトーレンス リファレンスのアーム高さ調整で同じ目にあってますね。あれ、困りますよね、台座が高くてあるところからアームが低くならないから。僕のところにあったリファレンスの元オーナーは金属加工の専門家に依頼して、削ってもらってましたね。単に削って低くするだけじゃなくて、ネジ穴も延長してタップを切らないといけないから、素人には無理です。厚いマットでつじつまを合わせる方法もありますが、ぶ厚いマットだと音も変わってしまいそうだし、台座を削った方がスマートです。

3mm〜5mm程度ならフタみたいな茶色い木材の方を少し削るという方法もありますが、10mm以上低くしたい場合は金属の台座を削るしかないよね。

 

型落ちとはいえ、安いよなあ。

さらにやってきたCD、全部で100枚以上あると思う。12/15の戯れる会例会にて1枚300円。Rock Pops Jazz。ほとんど新品同様。

 

先日Appleストアでミニライブをきいた「羊毛とおはな」。一番人気はSTINGの「Englishman In New York」らしい、なかなか若々しくてカッコいいギターなのだ。   2007.12.3

ちょっとシャイな羊毛君がなかなか良いし、「おはな(富山県出身)」の唄は、CDよりライブの方がいい感じだった。有名になる前に一回僕んちでライブやって欲しいぐらいです。

Fujiの31fdは借り物だったし、ずっとコンパクトデジカメが欲しいなあと思っているのだけれど、これがなかなか買えず、かといって一眼デジカメを持って歩く気力はなく、結局まあいいかなんてことになって、でも、PowerShotG7も良さそうだし、IXY2000iも手ぶれ補正があって良いかもなんて考えていると、僕にUbuntuを教えてくれた人がいたので、ノートパソコンにUBUNTUを入れてみたらどんな具合かなとか、無線LANのFONはつかい物になるのかどうかも確かめてみたくなったりして、結局コンパクトデジカメはどんどん遠ざかってゆくのだった。このサイトを読んでくれている人たちの経済力と僕の経済力は同じぐらいかそれ以下で、いろんな機器がやってきたりもするが、半分以上は借り物なのだ。

そういうわけで、コンパクトデジカメはずっと買えずにいる。

今使ってるPowerBookは17インチのまな板みたいなやつで、7200回転のHDDだし性能から言えば軽いと言うか、理由のある重さだとは思うが、持って歩くにはズシリと重い。先日も書いたが、常時持ち出すにはMacBookの2.27kgでも重い。それだけならいいけど、カメラだのストロボだのを入れればすぐに6〜10kgになる。かつて、12インチのiBookを使っていたこともあったが、あれは微妙に画面が小さいので、やはり13〜15インチが望ましい。LENOVOは15インチだけど、これは重さのことなんか考えていないタイプだから、こちらもほとんど3kgコースだ、しかもLENOVOは超遅い。LENOVOは遅いが、実に安定していてけっこう音が良いので、無理矢理ファンを取り去って音楽用にしちゃおうかと思ったぐらいだ。でも、そういうことはせず、LENOVOは会計ソフトと宅急便の宛名ソフト用マシンとして確固たる地位を築きつつある。だから、LENOVOに無理無理Ubuntuをインストールしたり、入れてあるけどGIMPを使って画像処理をする気にはなれない。

で、結局、コンパクトデジカメを買おうと思っていたお金でこちらを買って、Ubuntuインストール中です。うまく動いてくれるといいんだが、これはこれで苦労しそうな予感もあるが、インターネットとメールとエディタ、それにOpenOfficeとGIMPは最初から入っているので、まあ最低線のことは出来るだろう。フォントがきれいだし、LeopardのSpacesみたいな機能もついている。

レッツノートでUbuntuはどうということもなく動いているし、XPからもちゃんと起動できている。残念ながら、UbuntuではSDカードのスロットを認識してくれない。FirewireとかUSBのカードリーダーなんかは、認識して自動で画面にアイコンが出てくるので、このあたりはMacっぽい。Firewire接続のCDドライブはまだつなげてみていないのでわからない。本当はファンレスのレッツノートから音を出してみたいのだが、PSオーディオのDACはAB誌の編集長に貸してあげちゃったから、今はそれが出来ない。  2007.12.4

相変わらずRockな日々で、U2だのニルヴァーナだのジミヘンだのクリムゾンだのをきいて暮らす。やりたいことが沢山あって、強い興味や、ねばならない順番でそれらをやっているとあっと言う間に夜中になってしまう。

レッツノートはペンティアムの時代までがファンレスで、それ以降つまりコアデュオからはファン付きになっていたのだった。戻ってきたPSオーディオのDLIIIに接続して音を出してみると、音はけっこう良い。レッツノートのCD+DVDドライブはトレー式ではないので、CD回転時のノイズも小さくはないけど、予想していたよりは小さかった。この最終型レッツノートはもはやそれほど高価でもないし、ちょっと離して置いておけばオーディオ用にけっこう良いかもしれない。

マランツのCD63みたいですかね。

12/29の音楽喫茶任三郎さんとのDJバトルで、僕はどうしてもSACDマルチを再生したいと思っている。SACDマルチはとても魅力的なものだから、出来るだけ多くの人にその良さを理解して欲しいという思いはまったく変わらないのだ。それで、ハイブリッド盤の読み取りが不調なので修理してもらうことにして、SACD-777を今日発送した。    2007.12.5

MacOS Xのアドレスブックに入っているデータを、vCard2.1 テキストエンコーディングUTF-8で書きだして、それをUbuntuについていたメーラーEvolutionに読み込ませるとバッチリ、データの移行に成功したのだった。

レッツノートにはIEEE1394のポートが付いていないので、PCスロットに1394のカードを差し、そこへ外付けのFirewire接続CDドライブをつなげてCDを入れると、これもまたバッチリ認識して、下の写真のように自動的にCDのアイコンが出るのだった。インターネットに接続していれば題名も出るし、もちろん音もちゃんと出る。Macみたいに遊園地的な遊び感覚はないのだが、Ubuntuはとても現実的な近所の公園みたいでとても好感がもてて、だんだん好きになってきた。

Multiface用はあるとかきいたが、FF400用のLinuxドライバーはないだろうなあ。不満がないと言えば、レッツノート+PSオーディオのDLIIIの組み合わせで音楽を楽しんでいても特に不満はない。どれが一番良いのかという興味はあるのだが、別にこれでもいい。OSもWindowsに慣れていて好きな人はWindowsを使えばいいし、Macはもちろんいいし、Ubuntuもいい。

1)ある程度表示がきれいなこと、
  特にフォント  僕はガタガタで細くて文字の感覚が詰まっているのを見ると、プラスチックや紙の食器で食事をしている気分になる
2)必要なアプリケーションだけがインストールされていること
3)おせっかいな警告が出ないこと
4)低スペックのマシンでも動作可能で、もちろん安定していること
5)軽くて(1.5kg以内)あまり高価ではないこと
6)ファンレス

多分上の条件を満たしてくれるOSと パソコンなら、CDプレーヤーとして使っても気分が良いだろうと思う。ギリギリのところで比較した音質なんか少し劣ってたっていいじゃないかと思う。少しでも良い音でCDを再生したい気持もわかるけど、LPってのもあるし、SACDだってある。

RockDayのとき、休憩時間にかけたクラシック、あれは寺神戸亮のビーバーで、DENONのLPだったが、Rockの合間にクラシックの小品をかけるとこれはたいそう良くきこえるものだ。お汁粉にくっついてくる漬物みたいなもんです。

これを見るとUbuntuはディズニーランドかも知れない。でもって、PPC版もあるからG2.G3.G4のMacでも使えるみたい。そんじゃ、PowerBookにも入れてみてダブルブートにしてみようかな。ほとんど無意味だけど人柱ってやつかも。古い非力なMacに入れるには良さそうな感じ。でも、うまく入るかな。

でも、とにかくこういうことは危ないので、試すときはバックアップをとった上で行ってください。何かあっても自己責任でお願いします。Ubuntuのフォーラムを見ていると、まともに動かない事例も沢山でているので、僕のレッツノートは偶然と幸運が重なっているのかも知れませんので。

戯れる会の巡回試聴から戻ったZYXの最新カートリッジ銀さんと銅さん。このところパソコンのことばかりやっていたが、ZYXも戻ってきたし、今日からはレコードをきこう。同じカートリッジでも銀線と銅線はかなり音が違い、銅線の方が穏やかな再生音になる。僕のところではどちらも良くて、片方をきけば「いいな」と思い、もう片方をきけば「こちらもいいな」と思う。

LPをきこうと思ったのだが、このところずっとRockをきいているので、つい、こんなCDに手が伸びてしまう。RockのLPがないからいけないんだな。

ジミヘンは昔から好きだった。ニルヴァーナってこんな風だったのか、しばらくキング・クリムゾンをきいてからこのライブをきくとやけになつかしいというか「お、この曲だぜ」なんて思うから、もう、そいつははまっている証拠ですかね。手前の黒い二枚はけっこうマイナーかも、例のアニエスbのDVDで見た「いっちゃってるドラマー」が印象深いArchie Bronson Outfit 彼らの映像をYoutubeで見ると、ドラマーはいつもいっちゃってるので、元々がそういう顔みたい。

明日は、一月ほど前から再開したパン種を使って、手作りのピザ台(パンピザですね)でピザを焼く予定、食べる人や作る人募集中です。来年あたりは、包丁を研げるようになりたい人も募集中で、今考えてるのは100円ショップで買った包丁をバッチリ切れるようにするというものです。これはさすがにちょっと大変で15分研げばOKってわけにもいかない。

ZYXのカートリッジは最終的にグラハムエンジニアリングのトーンアームにつけてきこうと思っているのだが、今は巡回のためシェルにつけてある。それで、針先を掃除して、ルーペでチェックした後、ダイナベクターのDV-507で久しぶりにZYXでレコードをきいてみると、やっぱりすごく良い。とりあえず銀線の方できいてみると、パソコンやクロックのことなんか考えるのが面倒でバカバカしくなるぐらい、穏やかで力があって、深みと浸透力、存在感がある。この音がCDから出てくれりゃあなあと、そう思うものだから、ついパソコンやらクロックの事なども考えてしまう。

久しぶりにきいたZYXの銀線はずいぶん落ち着いた音になっていた。高校生が成人して社会人になったような変化だ。巡回に出す前の銀線はこんなふくよかな音ではなかった。巡回で少しエージングが進んだのかも知れないし、こちらもプリ-パワー間のラインケーブルがAETの新型になってるし、あのRockDayも経て音が変化しているのかも知れない。とにかく、ただただ音楽にひたれる感じだ。   2007.12.7

まあ、何とかこれも入れてみましたが、だから何が出来るんだということになると、よくわかってないから何も出来ない。

この一週間でわかったのは、Macって一応何でもできて便利なんだなあってこと、でもこんなに何でもかんでも出来なくてもいいよなとも思ったりしてる。つまり、WindowsにしろMacにしろ1台で何でもやろうとするから、背負ってる荷物が多くて重い。プレーヤーで言えばトーレンスのTD-150みたいにシンプルな良さを持ったOSってもいいよなと思ったりもして。まあ、MacProやPowerBookを持ってる上での話ではあるんだろうけどね。    2007.12.8

もうパソコンのことは一段落と思いつつ、あれこれやり始めると止まらなくなって、出来ることは全部やってしまった。

結局、MacProにはHDDが4つ入った。1Leopard 2Leopardのバックアップ(タイムマシン用)3-1UbuntuStudio 3-2日本語版Ubuntu 4WindowsXPというわけだ。MacProはこの四つのOSのどれからでも起動が出来る。

もしかすると来年から、このページを作ることやBlogの更新などはPowerBookを使うかも知れないので、PowerBook17インチは一旦バックアップをとり、Leopardをクリーンインストールした。そして、バックアップからのデータ移行はせず、最初から構築している。でも、.Macでシンクロさせるので、アドレスブックだのメールの設定などは全部MacProから移行させ、iTunesのライブラリや仕事以外の画像なども無線LANでMacProからコピーした。コピー可能なデータはコピーするが、Photoshopなどは全部最初からインストールし直している。以前の状態をあれこれ引きずって妙な設定になっていたり、ちゃんと動かなかったりがあるので、何年かに一度こういうことをやるようにしている。

で、持ち歩くのはWindowsXPとUbuntuが入ったレッツノートにしようかと考えているわけだ。レッツノートは中古で、画面があまりに暗くて黄色かったので、バックライト交換を依頼してあるのだが、さあ、どこまで回復しているかな。レッツノートを今後何年間か使えるといいなと思っている。

今日は、だから、コンピュータからの音楽再生はお休みで、レコードをきいている。

レコードプレーヤーもこの10年で何台か使ってみた。僕の場合、スピーカーにしてもアンプにしても、巨大なものを好まないというのは一貫していて、そんな観点からこれから使ってみたいプレーヤーって何があるかなと考えてみる。よくよく考えて、いつか機会があれば使ってみたいと思うのは、ROKSANの初代ザクシーズと、GOLDMUNDのSTUDIO(これが最大)ぐらいだろうか。

先日紹介した、福島県天栄村産、お米の全国コンペで特別優秀賞を獲得したという米のアップ。こんな風にはちきれんばかりのお米で、だから、柔らかいけど噛みごたえがあるわけだ。研いでしばらく置いておくと「プチプチ」音がする。研いだ米から音が出るなんて、信じられないんだけど、本当に、耳を近づけると「ピチッ、ピチッ」という音がする。これは驚いた。    2007.12.9

今週はシフォンケーキづくりの日々になりそう。かなりきわどい状態の物を作っているので、気に入ってくれる人は一発で気に入ってくれるようだ。それだけに、失敗が多く、オーディオ並みにわけがわからなく難しいのでシフォンケーキづくりは飽きないでやっている。米作りは結果が出るのに一年かかるわけだが、シフォンケーキは冷ます時間も入れて三時間とか四時間で結果が出る。自家製天然酵母のパンは20時間ぐらいかかるので、もう少し気長な遊びだ。

今日はニール・ヤングとか、EL&Pをきいている。それから、ドアーズにいって、その後がヴァン・モリソンで、その次がブライアン・フェリー。これでそろそろ夕方だ。その間にシフォンケーキを四個焼いた。

宅急便の伝票ソフト(B2)ってのがあって、これを使うといちいち伝票に書かなくて済むし、データベースなので、一回出した先は後で呼び出すことも出来る。こういうソフトは当然Windowsしか対応していない。会計ソフトと税金のオンライン申告、そして宅急便の伝票ソフト、この三つはWindowsを使わなければならない。だから、パラレルズとかバーチャルPCが必要な人の気持がわかってきたが、僕はそれをLENOVOでやっている。

MacProは音楽用と、DVD鑑賞と、Photoshop用。PowerBookはこれまで持ち出し用だったけど、持ち出すのはやめて据置にして、来年の春からはMacProでやってることの一部をPowerBookに移行する。そして、持ち出し用はWindowsXPとUbuntuの入ったレッツノートってことにしようと思っている。

Youtubeにアクセスして、「UbuntuStudio」 で検索をかけると、けっこうな動画を見ることが出来るので、皆さん見てみてくださいな。確かにMacはLinuxからあれこれもらってきている。

これで、CUBASEみたいなアプリケーションがあって、FF400が動作してくれればなあと、つい思ってしまう。    2007.12.10

昼頃玄関のチャイムが鳴ったので、出ると佐川便のお兄さんがこれを届けてくれた。うまく使えると良いのだが、さあどうなるかな。

そして今日はレッツノートがバックライト交換から戻ってくる予定、と、オーディオには無関係のことばかり書いているが、オーディオのことはあれこれ進んでいる。自分の音がどうのとか、そういう細かいことじゃなくて、「こうして長い間書き、人に集まってもらったことは確実に実を結び始めている」と感じる流れがある。どこまでのものになるかわからないが、楽しみな気がしてきた。

今週はシフォンケーキ作りの日々で、今日も午前中から四個焼いた。音楽をききながらやれるので、こういうことは何も苦にならない。久しぶりにカエターノの「粋な男」のCDをかけ、面倒なので最初はiTunesでかけたのだが、その後同じCDをQuickTimePlayerでかけてみると、圧倒的にQuickTimeの方が良い。あたらめて、QuickTimePlayerでの連続再生スクリプトを作ってくれた人に感謝した。

来年の1/6の午後、スタジオで包丁を研ぐ講習会を開くことにした。僕にとって、良い音で気持よく音楽をきくのと、よく切れる包丁で料理をやるのは、ほとんど同じなのだ。今のところ参加者は三人か四人なので、あと二人三人ぐらいはOKかな、包丁を研げるようになりたい人は申し込んで下さい。   2007.12.10

マランツ7用の真空管、ムラードは持ち主にお返しした。

何種類か差し替えてわかったのは、元々使っていた真空管がけっこう良かったということだった。パワーアンプの出力管と違って、プリアンプ用の真空管がかなり長持ちするのは当然だが、毎日使ったとして、何十年ももつものなのかも知れない。とにかく新品と比較して、元々の状態がボケボケなどということはなかったので、とても安心できた。真空管を貸してくれた会員の皆さん、ありがとう。例会でこれらをきき比べたのもすごく良い経験でしたね。真空管の音の違いより、ソウルノートのDACとCHORDのDAC64MkIIの違いの方がずっと大きかったのは、すごく面白かったと思う。

カートリッジメーカーの人が、「針交換ということで引き取ったMCカートリッジのほとんどは、まだまだ使える場合が多い」と言っていたのを思い出す。

fonの設定もやりたいのだが、あれこれ忙しくてまだ出来ていない。レッツノートはバックライト交換から戻ってきて、(多分バッテリーの消費をおさえるために)元々あまり輝度は上がらない設定になっているのだが、もちろんかなり明るくなり、黄色っぽさもなくなって、まともな色になった。これでしばらくはちゃんと使えるだろう。HDDがどの程度もつかはわからないが、将来はHDDと同じカタチをした100GBぐらいのフラッシュメモリとかが出て、そのまま交換できるなんて時代になってくれるといいんだけどなあ。    2007.12. 12

今日はずっと写真のプリントをやる予定、全部で300枚ちょっとかな。ああ、そろそろ年賀状も考えなければいけないのだった、第一年賀ハガキもまだ買ってない。これだけ使えばプリンタもプリンタ冥利に尽きることだろう。エプソンから新しい顔料のA3ノビプリンタが出ていた。確か5300とかいう型番だった。

僕がこれまで使ったプリンタは、Appleのカラースタイルライター(キヤノン製、これはタックスノットの大塚さんにもらった)、ALPSのMD2000S(二台)、エプソンのPM3000、次がPM3300、で、顔料になって4000PX、その次が今目の前で動いているキヤノンのPIXUS9900iだ。もっとも稼働率が高かったのは現用の9900iで、次が4000PXかなあ、もっとも思い入れが強かったのは、なんてったってALPS電気のMD2000Sでしょう。次は多分安い複合機になるはず。

もうなんだかんだで一ヶ月半ほど、毎日毎日Rockばかりきいてきて、久しぶりに「ばらの騎士」をきくと、これが最高にいいんだ。忙しいから、CD入れ替えたりしてられないのでiTunesに入ってるのをきいてるんだけど、音質のことはオーディオマニアにおまかせしておけばいいやって思う。こんなにいい曲だったのかと、繰り返し繰り返しきいて、何十年も思っていられるってのは最高だ。BATTLESは、はたして、そうなるかな? もし生きていたら、15年か20年後にこの話をしよう。

バックライト交換から戻ったレッツノートのキャリブレーションをすると、かなりまともな色になった。今使っているナナオの24インチモニタとMacBookのクリア液晶にiOneマッチでプロフィルを作ってみたところ、すごくヘンな色になってしまい、iOneが壊れたのかと思った。でも、15インチのナナオとか、このレッツノートだとちゃんとした色になるので、何がどうなっているのかよくわからない。とにかく、アイワンという測色機が絶対じゃないことはわかった。

問題は、このXPで作成したプロファイルをUbuntuで認識させることができるかどうかなのだが、Ubuntuの中にはそのような項目が見つからない。

昨日、マランツ7のパイロットランプが切れていた。ソケット形状が特殊なので、ヴィンテージ系のオーディオショップでこのランプを購入すると、けっこうな値段のはずだが、オークションで10個組を買ってあったので、すぐに取り替えた。僕の使い方で、二年以上はもつらしい。

このランプを交換してから、やけに音が良い。ちゃんときいてどうのじゃなくて、300枚ものプリントを管理し、レッツノートの色合わせをやり、パンを焼きながらきいていて、全然違う音なのだから、これは確かだ。明後日は戯れる会例会なのだが、なんかすごく嬉しい。でも、なんでかなあ。ランプの交換が音質に関係しているのだろうか?常識では考えられないが、マランツ7はヘンなことが音に影響するから、もしかするとランプなのか、それとも天板のネジの締め具合が良かったのか。わからないけどとにかく自分の音をきいて、久しぶりにすごくいい音だと思った。ってわけで、オーディオマニアの気分。

それとも、今日の東京は久しぶりに雨が降ったからだろうか? 低音がグッと重量感のあるものになってるし、中高域も妙に良い感じなのだ、おかしいなあ。   2007.12.14

山本様
マランツ7のパイロットランプは真空管のヒーター電源からとっているので、切れる寸前で抵抗値が上がって余
分な電流を食って球の動作に影響を与える可能性や、アンプ全体に影響を与える可能性は有ると思います。

そうなのかも知れない。とにかく楽しいアンプだ。15年近く前、ステレオサウンド誌を読んで、GOLDMUNDのmm2やマーク・レビンソンの26SLとかが欲しくて欲しくてたまらなかった。一体どのような音になるのだろうと想像がふくらんで、あれはうぶな高校生が女子大生に憧れるみたいな気分だった。おかげさまで今はマランツ7が丁度良い。マランツ7を悪女の深情け的だという人もいるが、僕は天使だと思っている。ふわふわキラキラしていて、ちょっと気まぐれで、時々どっかにいなくなってしまったりする。

多分来週はヒマになると思うのだが、今週はちょっと忙しかった。2Lだけどプリントは300枚以上だったし、L判も60枚ぐらいあって、写真屋さんみたいだった。300枚ともなると、乾かすのがけっこう大変だ。シフォンケーキも何個焼いたかな、13〜4個は焼いたと思う。レッツノートがくればいじりたいし、音楽もききたいし、fonはつながらないし、ギターも弾きたいし、もちろん外食はしていないわけで、毎日気がつくと次の日になっている。

2008年は「その日のうちに寝る」を目標にしたい。昔、FMで「小室等の音楽夜話」をききながら寝ていた時期があったのだが、あれはなかなか快適だった。

しかし、本当にこんな状況になるのだろうか? レッツノートじゃ無理かもなあ、、、、   2007.12.14

今日は12月の戯れる会例会。何故か、先日のRockDeayのような進行で、ピピさんとイノさんがLPをかけていた。そこへDJバトル風に僕が割り込んでレコードをかけたりしつつ、SACDマルチも楽しみの、とても充実した集まりだった。もしかすると、SACDマルチはちょっと新しい展開になるかも知れない。SACDマルチに興味がある人は戯れる会に関係しておく、つまり入会しておくと良いんじゃないかなと思う。カレーを食べながら、夜11時近くまでの第二部もとても楽しかった。

さて、今年最後のStudioK's音楽喫茶まであと二週間ほどになった。任三郎さんのソフト選びは進んでいるのかな?   2007.12.15


新藤さんちのHPに掲載されてたものを無断で転載しました。彼のBlogもすごくいい。

新藤様
出遅れました(汗)。なにぶん、年末は稼ぎ時なのでご容赦ください。
先進国、中東と来ましたので、私は新興途上国のブラジル事情を(笑
まず、ビザの件ですが、労働ビザを取るのは難しい。企業にでもコネがないと無理でしょう。
では、永住権。永住権は簡単です。
ブラジル人と結婚するか(美人が多いしオススメ。金遣いは最高に荒いですが)、それとも、現地で子供を生むか。
ブラジルで子供を生めば、たとえ観光ビザで入っていても、不法滞在中であっても、
子供には市民権、両親には永住権が出ます。ブラジル国民である子供を養育するため
に、親には永住権が必要という仕組みです。私達はこのパターンで永住権をとりまし
た。申請してから出るまでに三年ぐらいはかかるでしょうか?
まれに、不法滞在者に恩赦という形で永住権が出ることがありますが、10年に1度、あるかないかです。
ビザの問題が片付いたら、次は「生活資金」です。
稼ぐ方法は二つ。日系企業に入り込むか、それとも自分で仕事を始めるかでしょう。
ただし、日系企業の給料は、現地計算なので激安です。
よほどのスペシャルスキルでも持っていない限り、日本で得られている給料など夢の
夢、日本から来ている人達の桁が違うほどの年収を嫉妬するはめになります。
また、知人にどうしてもブラジルに住みたくて日系企業に勤めているものがいます
が、職場は「日本そのもの」だそうです。これはつらいです(笑
では、ブラジルでなにか商売か事業でも?
そんなに甘くはありません(笑)。日本へ出稼ぎに行って、金を貯めて帰ってきた日
系人(ブラジル人)の9割以上が、ブラジルでの定住化に失敗して再び日本へ帰っているのが現実です。
ブラジルは、全国民の半数以上が2万円以下の月収で生きています。三食がまともに
食べられない人達もまだまだ多く、3%の人口に満たない金持ちが、ブラジルの総資産の半分以上を握っています。
そんな国で日本人が定住化?やめといたほうがいいです。ブラジル人と結婚して、仕
方なくブラジルに来た日本人も知っていますが、恨みを抱え込んで日本に帰った人達
をたくさん見てきました。もちろんそんなケースが全てではありませんが。
会社に勤めたところで、ほとんどの場合、給料は2万円程度。大学卒の銀行員でさ
え、初任給は5万円以下です。そんな国で特別なスキルもない日本人が満足できるだ
けの生活基盤を整えるのは簡単ではありません。
カローラが500万円、キスデジはレンズキットで30万円。平均的なアパートの家
賃は田舎でさえ最低数万円はします。電気・水道代なども日本とほぼ同じ。
「それでも、ブラジル人は月2万円で生活してるんでしょ?」
はい、その通りです。地面が土くれかコンクリむき出しで、天井もない家に住んでください。
肉が食べられるのは月に数回あるかないかです。
ちなみに、我が家は平均すると毎月、なんだかんだで20万円近くは使っています。
それぐらいは稼がないと、日本人がそれなりに満足する生活は送れないのが現実です。
郷愁の念にかられたので日本へ遊びに行きたい?
ブラジルから日本までの往復チケット、一人分が25万円です。
それでも、ブラジルに来た人達は「ここに住みたい」といいます。
分かります、住むには最高の国ですから。
ハードルは高いですが、成功している日本人ももちろんたくさんいます。
共通項は「常に前向き」「夫婦仲がいい」です。
Pombo_Brasil
情熱大陸ブラジルの写真
http://brasileiro.exblog.jp/


土曜日の戯れる会例会では、アナログの素晴らしさを再確認すると共にSACDマルチの良さを再確認した。ソニーの777は修理中だったので、ピピエコさんが、超高級というわけではないユニバーサルプレーヤーを持ち込んでの再生だったが、それでもやはりSACDマルチはすごいと思った。SACDマルチは2Chとは次元が違う状態を体験できる、本当に素晴らしいものなのだ。

ユニバーサルプレーヤー以外の、純オーディオ用SACDプレーヤーで、マルチ再生が可能な機種は意外に少ない。ここ数年発売されているSACDプレーヤーはほとんど2Chしか再生できないと思っていいだろう。だけどSACDのソフトはマルチのトラックを持っている物がけっこう出ているという、かみ合わない状況だ。制作が大変だと思われるポップスのマルチは出てこなくなり、クラシックのマルチはかなりある。

何度も書いているが、SACDマルチをうまく再生すると、2Chでの再生、2Chの音場感なんてものが実に平面的だということがわかる。スピーカーの前方にも後方にも高いところにも、スピーカーの外側にも、外側のやや前方からも音がきこえてきたりする。モノラルからステレオになって、空間表現は飛躍的に発展したわけだが、マルチはそのまた二乗(で、しかもSACDの音質だから)どころかそれ以上の再生が可能になる。

だが、残念なことに、このことはまだよく理解されていない。悪口は書きたくないが、あえて書くと、SACDマルチの再生に関してはメーカーのデモも、販売店のデモもお話にならない。そして、非現実的なオーディオセットで行われている。非現実的というのは、センタースピーカーとそれに対応したプリアンプ、そしてマスターボリュームだけでフロントとリアの音量を同時にコントロールすることだ。

私たちがオーディオマニアであるとするならば、それはつまりAVアンプを使いたくないということなのだ。そして、フロントのスピーカーは二本でやりたいのだ。これまた何度も書くが、プリアンプは核でキモで、私そのものだから、愛用する二本のスピーカーとプリアンプを使えなければ、それは自分の音ではないから、すぐにイヤになってしまうことだろう。

 この物のことはこちら

話をもどそう、SACDマルチだ。

どのような装置できいたとしても、SACDの優位性はある。それは確かにそうだ。AVアンプであろうが超小型スピーカー+サブウーハーだろうが、その状態でのCDと比較すればSACDの優位性はあるだろう。そういう再生じゃなくて、CDもLPも目一杯、出来る限りのところを目指しているピュアオーディオの世界にSACDやSACDマルチを参加させたいわけだ。例えば、CD、SACD、LPの三種類が出ている同じソフト(マルチではなく)をききくらべると、LP、SACD、CDの順で良いという結果になることは多くあって、そういう中にSACDマルチを参加させるには、残念ながらAVアンプでは役不足なのだ。

音が良いSACD、その良さを発揮できる装置を持っている人がマルチをやろうとすると、センタースピーカーの問題があり、プリアンプの問題が生じる、だからやる人が少ない。こういう堂々巡りが現状だ。

センタースピーカーを置くことに違和感を持たず、プリも数少ないセンターチャンネル用の出力を持ったものを使う気がある人は、そうすればよい。僕は自分のプリアンプを使いたいし、センタースピーカーは邪魔だから、基本的には4Chのマルチでやっていて、それで十分だ。その代わり、リアには2ペア、四つのスピーカー(ウイーンアコースティックV1)を、高さや前後の位置を変えて使っている。

問題は、センターチャンネルの信号とサブウーハーの信号をフロントのLRに合成する、音質が良く小型で、あまり高価ではないアナログダウンミックス装置があればOKなのだが、もしかするとそろそろ、そういう装置を戯れる会で供給できるかも知れない。   2007.12.17

今朝は午前中に、たけし軍団の人が四人スタジオK'sにやってきて、皿まわしを教えた。ディレクターにきいた話では、一ヶ月ぐらい後に放映されるらしいのだが、僕はTVを見ないので、多分自分では見ないと思う。

今日は午前中からそんなわけで慣れないことをやったし、シフォンケーキに料理教室と、予定がつまっていたし、ちょっと風邪気味でもあり、疲れた。     2007.12.18

SACDマルチをやるとして、ユニバーサルプレーヤーでも良いと思うが、僕の場合、DVDはMacProがとても高画質なのでDVDプレーヤーやユニバーサルプレーヤーは不要だ。そうなると、どうしても純SACDプレーヤーが良いと思うが、困ったことに、その選択肢は極めて少ない。あまり詳しくはないが、うんと高価な価格帯で二機種ほど、そして、中間がほとんどない。

ずっとスタジオK'sにあるソニーのSCD-XA-777は、もう中古しかないのだが、もはやそれほど高価ではない(10万円〜15万円ぐらい?)ので、かなり現実的な選択だが、なにしろ777にはアナログダウンミックス回路が入っていない。だから、777の中でセンタースピーカーとサブウーハーをフロントLRに合成すると、とても悲しい音になる。これは戯れる会例会でも何度かきいてもらったので、音を体験した人はアナログダウンミックスじゃないとSACDマルチの意味がないことを理解してくれている。

ソニーの777とその後継機の9000はちょっと音が違うので、これは何とも言えないところだが、今、「SACDマルチをやりたけど、どうしたら良いか」と質問されたら、僕は「777を中古で買って、できればメーカーで調整をしてもらい、そして今、戯れる会の中で領布し始めているダウンミックス装置を使う」のが最も現実的で、かなり高音質と答えるだろう。

CDはパソコンできいているしアナログも素晴らしい音楽をきかせてくれるから、2ChはCDとLPだけでもOKとして、SACDマルチこそが、新次元オーディオだと思う。  2007.121.19

   

最初に買ったトーレンスのTD-160Superは何がスーパーかというと、多分トーレンス製のトーンアームではなく、SMEのアームに対応しているということなのだと思う。それで僕はこのプレーヤーにグラハムエンジニアリングのトーンアームを移植して音をきいてみたというわけだ。カートリッジもケーブルもフォノイコライザーもみんな同じで、ターンテーブルだけをガラード401からトーレンスにしてみたわけだ。

トーレンスは良く言えば軽快でパンチのある音で、これはLINNのLP12とも共通している。見た目は落ち着いたデザインだけど、音は明るめでターンテーブル自体がややピークディップをもっているような音で、いろいろ試してみたが、結局、カートリッジはV-15IIIとかオルトフォンのMC-30Superがよく合う。それで、もう1台のTD-150にはオルトフォンを付けて使っている。グラハムのアームはガラードに戻したので、こちらのTD-150Superはアームレスになってしまっていた。

目の前にアームのないトーレンスTD-160Superがあると、あれこれ妄想が出てくる。二台の良いところを合わせて1台にしちゃおうかとかもさんざん考えて、でも、いろいろいろいろ考えた末、「どっちみち、プレーヤー三台は使えないのだし、このTD-160Superが目の前からなくなってさえくれれば、それでおしまいだ」ということになった。で、ある人に「SMEのアームを買う気があるなら、このTD-160Superをプレゼントする」という提案をした。それがまとまったので、SMEの3009を手に入れて取り付けた。アナログプレーヤーは初めての人なので、V-15III+SASの針もつけてあげることにした。

こうしてみると、なんか下のTD-160Superの方がいいなあ なんて思っちゃったりもして、いけませんね。でもいいのだ、僕は当分の間、奥のTD-150を使うと決めたのだ「フン、SMEがなんだ、生意気にちっちゃい重りなんかつけちゃってさ」と、あのインサイドフォースキャンセラーにかつてあこがれた僕は思う。

そう、何度も使ったことはあるが、僕はまだSMEを所有したことがない。まあ、そのうちいつかやってくるさ。

 

ああ、ついにPowerShotG9がこの値段ですか、2000isも魅力だけど、こっちもいいなあ。APS-Cのコンパクトデジカメが出ればと、つい思ってしまうのだが、シグマのあれってもう一年前だっけ? 発表したの。   2007.12.20

今まで、戯れる会の中でSACDマルチをやっていた人は僕を含めて5〜6人だと思うが、いきなり30人以上の人がSACDマルチをやり始めそうな勢いだ。いいねえ。

例えばコンサートホールでも、座る場所で音が違うのだけれど、なにしろオーディオの場合は首を横に30cm動かしただけできこえ方が変わったりもするから、ホールにもよるんだろうけど、オーディオみたいに極端なことはない。一昔以上前に流行った、デジタルディレーを使った音場再生とか、SACDマルチは、リスニングルームをコンサートホールみたいにしてくれるのだが、座る場所による落差はかなりある。

戯れる会でSACDマルチを再生するときは、僕が声をかけて皆さんに場所を移動してもらっている。それをやらないと不公平になるし、マルチの良さをわかってもらえない人が出てきてしまう。だから、マルチをやるなら自宅で一人か二人の方が堪能できる。20畳ぐらいの広さがあれば4〜5人はまあOKかな。いずれにしてもマルチはリスニングポジションがシビアだ。

かつて、富田徹さんと一緒に、オーディオベーシック誌に4回ほどSACDマルチの記事を書いた。31号から34号なので、もしバックナンバーをお持ちの方は参考にしてもらえるだろう。部屋や装置は変わったが、僕はあの連載で実験した通りのことを今もやっている。センターチャンネルとサブウーハーの信号をフロントLRに合成して、フロント部が通常の2Ch状態で再生出来さえすれば、あとはSACDプレーヤーのリアLRの出力をプリメインアンプに入れて、適当な小型スピーカーを鳴らしてやればそれでマルチのスタートが切れる。リアスピーカーからの音量調整は微妙なものを要求されるから、きこえすぎたらリアだけ音量を下げればいいし、足らなかったら上げれば良い。基本的にはそれだけだ。マスターボリューム1個でやろうとするとかえって面倒だし、マルチのマイナス面と付き合うことになる。

「富田・山本方式のマルチ再生」を実際にやってみてもらえば、手塩にかけた2Chでの良い状態はマルチでもちゃんと生きるということをわかってもらえるだろう。SACDマルチは、スピーカーが沢山あってあちこちから音がでるから、ほらすごいでしょうというような、単純なものではないのだ。

僕はパート13の冒頭で、

誰かSACDマルチ用のダウンミックス装置を作ってくれないかなあ。出来るだけ小型で、単なるボリュームレスのミキサーでOKなのだ。そういう物を作って欲しいと何人かの人にお願いしてみたが、「忙しい」とか「大して興味がない」ということで断られ続けている。音質劣化が少なく、適当な値段(まあ、5万円以内だろう)で、この装置が手に入ればもう少しSACDマルチの良さは理解されるだろう。
そして、このままでだとSACDマルチの素晴らしさはほとんど理解されず、「角度を合わせたり距離を測ったりが面倒で、あっちこっちから音が出るだけ」というような誤った認識と共に消えてゆくことだろう。

こう書いている。本当に何人かの人に頼んだのだが、なかなか実現しなかった。

以前も書いたけど、iリンクでしかマルチ再生が出来ないSACDプレーヤーやユニバーサルプレーヤーが何機種かあるので、ソニーにはマルチのDACを出して欲しい。あの、今も作っている定価126万円のトランスポートのiリンクをAVアンプで受けてマルチをやれっていうのはちょっと辛いでしょう。iLinkとHDMIの入力を持っていて、上に書いたトランスポートやプレステのHDMI出力を受けて、アナログで出力して、ついでにアナログダウンミックスも可能なDACを出して欲しい。これは今もずっとそう思っている。    2007.12.21

任三郎さんはもうあらかたの選曲を終えたらしい。僕の方はロックばかりきいているので、今日あたりからそろそろ、12/29の音楽喫茶の中身なども考えつつ音楽をきいている。なんか楽しみだな。

パソコンのコマンドなんか打ちたくないからMacを使ってきたわけで、でも、それも当たり前になって、値段も安くなり、やりたいことはほぼできるようになった。MacでもWindowsでも、中身はコマンド的世界で動いているわけだけど、表面的に僕らがやる操作はクリックとか再起動だけになっているわけだ。MacやWindowsに満足すると、今度はもっとシンプルなOSが欲しいなと思う。それで例えばUbuntuを使ってみると、これは実にシンプルで好ましい。ところが、MacやWindowsとは違って、基本的に商業OSではないから、ちょっと何か拡張しようと思えばいきなり英語とコマンドの世界で、電話によるサポートなんてない。

SPにしろLPにしろ、モノラルにしろステレオにしろ黒いディスクの世界は、ある完成した世界だ。でも不便さもあるし、うまく再生するには経験やスキルが求められるわけだが、CDはもっと楽に高音質を手に入れることができるメディアとして登場した。確かにノイズはないし、コンパクトだし再生も楽だったけど、ある部分の表現力では劣る。そして、CDから高音質を得ようとすると、これまたけっこう大変で大がかりで高価なものになってしまう。

一般のオーディオ界では語られていないが、ルビジウムなどの高精度クロックは何十年もの間その精度を保つことが出来ないらしい。何年かに一度交換したり調整し直すなんてことをきくと、「まるでレコードの針が減るから針交換をするみたいな話だな」と思う。ある部分が楽になったり高性能になると、別のある部分が不満だったり、耐久性がなかったりするもので、世の中良いことばかりはない。そういうことと付き合って、知恵をだしあったり、情報を交換したりしつつやっている。そうでもしなければ、とても偏ったものになったり、散財ばかりってことになる。   2007.12.22

一昨日、神田明神の先にあるオフィス家具の中古品を売っている店に、かねてから美しいと思っていた白い椅子がいっぱいあった。しかも、すごく安い。「何脚買おうかな」なんて考えながら今日行ったら、全部売れていた。やっぱりね、「あの椅子は良い物だから、わかる人はわかるんだよね〜。とほほ」って感じだった。くそー、トットと二脚ぐらい確保しておくのだったなあ。まあ、しょうがない。

しゃーないから、キッチンエイドのミキサーでも買ってやるか。僕は一年間シフォンケーキの材料を手で(って、お玉っつう意味よ)混ぜてきたんだから、これぐらいの設備投資はしてもいいかも。カメラとか暗室作業にしても、ずっとこういう調子であれこれ道具を買って自分で日々使ってみて、目的に合った物を残してきた。安くて良い物もあったし、高くて良い物もあった。

今は混ぜたり捏ねたりする電動の道具が欲しいのだが、強力な捏ねはフードプロセッサーでは無理だ(出来るって書いてあるけどダメなのはわかっている)。正しく書くと、フードプロセッサーと、キッチンエイドのミキサーの両方とも欲しいってことかな。あれば多分両方ともよく使うと思うのだが、優先順位をつけるとキッチンエイドかな。

椅子を買い損ねた後、石丸電気に行ってSACDを買った。先日戯れる会例会で川崎さんが持ってきてかけたROXY MUSICのAVALON、以前からマルチで再生すると良いことは知っていたが、持ってなかったので12/29のために買った。 レイ・チャールズが色々な人とデュエットしているアルバムのSACDも出ていたので一緒に買ってきた。一緒に歌っているのは、ノラ・ジョーンズ、ダイアナ・クラール、ボニー・レイット、エルトン・ジョン、ウイリーネルソン、BB・キング、ジェームス・テイラーなどなど。マルチではまだきいてみていないから、どんなもんだかわからない。CDをきいていてものすごく音が良いのは知っていたから、SACDならもっとかなと思って買ってみた。

ところで、ピピさんかイノさん、あ、別の人でもいいんだけど、ボニー・レイットのデビュー盤持ってないかなあ。

おお、流石ですねお持ちですか。全編ブルースでかっこいいんですよね、20才の頃しびれました。ボニー・レイットは、確かフィービ・スノウにギターを教えたという話ですね。   2007.12.23

ブルースと言えば、ウルフルズのブルースナンバーがアメリカで人気だって? そりゃすごい。

例年、12月はものすごく気分が落ち込んだ。一番大きな窓が東南向きで、しかも面している道路が狭いので、冬至の頃は全然光が入らなくなり、昼間もあまり明るくならなかった。そして第一期のスタジオK'sは寒かったし、12月ってあまり仕事も来なくなるし、そうなると「一年間を反省する月」になってしまい、今年も大したことは出来なかったなと思って憂鬱な気分になった。

去年は夏に改装したので、その影響でか、あまりいつもの12月的気分ではなかった。つまり、去年はよくわからなかった。で、今年は元に戻って、いつもの12月になるのかなと思っていたら、これがそうでもない。やはり、建物の中に床と壁を作ったので暖かくなり(寒いのが嫌いな川崎さんや任三郎さんも来てくれるようになった)、それと、日光は入らないが、白い壁をつくったので、改装後は12月もけっこう明るい感じになった。これはかなり大きな変化で、12月のあの落ち込んだ気分にならずに過ごせることに感謝したい。

↑これはちょっと高価なのだが、SACDマルチ用のテストトラックが入っているので、この長岡京室内アンサンブルのソフトはSACDマルチの必需品となっている。僕はいつも、このソフトの最後に付録でついているトラックを使って、結線ミスがないかどうか、センターチャンネルがちゃんとLRに合成されているかどうか、センターチャンネルのボリュームはどの程度かというようなことをチェックしている。

そして、フロントスピーカーからの音質と、リアのスピーカーからの音質がなるべく似た感じになるようにしたい。だからリアスピーカーを駆動するアンプにはトーンコントロールが付いているプリメインアンプとかAVアンプが好ましい。そんなことや、MacProの光デジタルアウトやTVのチューナーのデジタル出力からdtsなどのデコードをすること、リアのスピーカーを二組鳴らしたいなどの理由から、僕はソニーのAVアンプを使っている。    2007.12.25

えーと、任三郎さん、12/29ですが、テーブルと椅子のhaitiじゃなくて、配置はどうしましょう? ロックDayの時みたいにテーブル二つ出しますか?  と、書いたら任三郎さんからメールが届いた。テーブルは多い方が良いそうなので、ありったけ(と言っても二つ)出しますね。 今年最後の音楽&オーディオパーティもやりたいものです。

ピピエコさんの写真、今日のは随分まっとうな色だなあ。

そうか、矢野顕子を僕は30年以上きき続けているのだが、きっと逆なんだな。僕は矢野顕子の「ジャパニーズ・ガール」「いろはにこんぺいとう」「ライブの、水無月神無月」の三枚連続で買って、あとは一応きいているけど最初のインパクトはなくなったので、それ以降は持っていない。荒井由美に至っては「ひこうき雲」のみ愛好していて、多分12/29にもかけると思うが、それ以後のアルバムは持っていない。余談ですが、先日AB誌編集部ツルの結婚パーティの後、何人かでカラオケに行き、僕は荒井由美を歌っていた(キーがちょうど良い)。

今週の土曜日が最後の音楽喫茶で、僕はその時にSACDマルチをかけたいと思っているのだが、修理に出したSACDプレーヤーが届かない。何かの手違いで、僕のところに送られていなかったらしい。予定では今日受け取れるはずなのだが、ちょっと心配している。謎のアナログダウンミックスBOXも大丈夫ですよね。

うーむ。早急に結論を出すのはいけないと思うけれど、繊細な作業だけを見ると、自動化したものは人間の手にはまるでかなわないのかも知れない。

まあ、なんだかんだで、CDよりもSACDよりも、LPの方が「いい音だなあ」と思ってしまうようなもんでしょう。だって、戯れる会例会で、ききくらべをやると、ほとんどの場合LP圧勝って感じだもんね。今月の例会できいたDeccaのペール・ギュント/Fjeldstadロンドン響 SXL2012 あれはすごい音だったなあ。どんなCDプレーヤーを持ってきても、あれは太刀打ち出来ないだろう。

マルチは別次元だから比較が出来ないけど、2Chですごくお気に入りのCDがあったとして、もし同じ内容のLPがあったらLPも買ってしまうことが多い。普段はCDをきいていたとしてもLPがあれば欲しい。

結局、もはやオーディオは相当少数の趣味になっていて、LPは面倒だからCDでOKって人の大部分はiTunsがすべてでもOKなんだろう。例えば僕は、便利だからという理由でiTunesを使うし、そうでない時はCDだったりLPだったりと使い分けているのだが、そんな奴は少数なのだろう。ちゃんとオーディオをやるんならLPもきいた方が良い。CDとはまた別の表現があって、楽しみが多い。ということをこのサイトでずっと書き続けていて、今年はますますそう思うのだった。   2007.12.26

オークションを見ると、JBL L-65がけっこう出ている。新品で売られていたのは30年も前で、あの頃は65どころかL-26とか36も買うことが出来なかったから、L-65は購入の対象にならず、存在すら知らなかった。おかげさまで、L-65が来てから僕は他のスピーカーに興味を持たなくなったのだが、例えばL-36はどんな音だったんだろうと思う。つまり、古いJBLの音をきいてみたいと思うわけだ。確か、26が2Wayで36が3Wayだったはずで、L-65みたいにフロア型ではなくブックシェルフで、ウーハーは25cmなのだと思う。

ソニーのSACDプレーヤーが修理から上がってきた、あとは「謎のダウンミックスBOX」があればOKだ。まあ、無くてもベリンガーのミキサーでマルチは出来るのだが、ベリンガーのミキサーと謎のBOXではかなりの音質的な差があるので、よろしくお願いします。

プラシーボのMeds、LPがあったので、きいてみて良ければ12/29にかけようと思って買ってみました。届いたばかりで、これからきいてみるところ。後ろに見える黄色いバンドの付いた箱は、任三郎さんから送られてきたLP、ちゃんと届いてますからご安心下さい。     2007.12.27

先ほど届いた「ノイボックス」をこれまた昨日届いたソニーのSACDプレーヤーに接続してさっそくきいてみる。このクオリティでSACDマルチが楽しめるのは、とても素晴らしいことだ。CELLOのオーディオスィートを使えばこんな鮮度になるけれど、僕のプリアンプはマランツ7で、マランツ7の音でマルチを楽しみたいのだ。

箱に付いている二つのつまみは、センターChとサブウーハーChの音量切替で、真ん中が通常の-3dbで(左右にそのまま合成すると、両方から音が出てセンター&SWが強くなるので、-3dbが標準)、-6dbと0dbの三段階切替式だ。ソフトによって、あるいは装置によって、センターチャンネルのやSWの音が大きすぎたり小さすぎたりという場合にこの切替スイッチを使うわけだが、一応念のためって感じで、通常の-3dbで問題なさそうだ。

マルチもきいてみたが、当然お気に入りのSACD2Chもあるわけで、それらをきいてみると、以前の記憶より良い感じだ。修理してもらった結果の調整がうまくいってるのかも知れないし、こちらの状況も少しは変化しているから理由は断定できないが、僕の中でSACDのポジションが少し上がった。よっしゃ、久々に全部OKで明日が楽しみだな、任三郎さん、明日は天気良くないみたいだけど、お客さんが少ないなら少ないで、とにかく楽しくやりましょうね。

明日はDJバトルってことで、新しい試みです。要するにDJである任三郎さんと僕がおしゃべりしながら、互いにかけたソフトに触発されながら次にかけるソフトを決めてゆきます。で、途中に何回かに分けてSACDマルチの時間を設けます。

ところで、お客さんも、ずっと黙ってきいてるんじゃなくて、何か言っても良いってのはどうだろう? でも、音楽がかかっているときに話し声がきこえるのは邪魔だという他のお客さんもいるだろうから、ルールを作って、お客さんの発声は「1秒程度」ってのはどうでしょうね。

つまり、あれですよ、「なりこまや!!」とか「カエターノ!!」みたいな感じ?   2007.12.28

今年最後の音楽喫茶が終わった。任三郎さん、ありがとうございました。来て下さった皆さん、ありがとうございました。CDもLPもかけたし、SACDマルチは三回に分けてあれこれきいてもらった。帰り際、「L-65みたいな古いスピーカーがこんなに良く鳴るなんて驚いた」という感想をくれた人がいた。そうですね、きいてみないとなかなかわからないものですよね。

5.1Ch-4Ch高音質変換BOXのおかげで、SACDマルチは過去最高って感じで良かった。レイ・チャールズもロキシーミュージックも買っておいてよかった。もちろん定番的マルチのソフトも今まで以上に良くて、こんなにいいものを楽しまないのはもったいないと思う。2008年は戯れる会でSACDマルチがブームになるのかな。

お客様は20人弱だったので、何とかなったが、自分もソフトをかけながらコーヒー係をやるのはけっこう大変だった。喫茶終了後はカレーを食べながらみんなで歓談し、最高に楽しい時間だった。    2007.12.29

昨日と今日の二日間は本当に高密度だった。SACDマルチのデモがなければ、任三郎さんにももっと沢山彼のソフトをかけてもらえたのだが、それがちょっと残念だった。任三郎さんのソフト+SACDマルチのデモということでやれば良かったのかも知れないのだが、それだとDJバトルにはならないので、そうもいかなかったのだ。

今日は実家で恒例のもちつきがあり、午後は秋葉原に寄ってスタジオに来て、それから今年最後のヨガ教室だった。ヨガは単なる健康体操やストレッチングではないと、先生が言う。終わってからみんなでお茶をして、僕はワッフルを作って食べてもらった。ヨガは来年も月に一度やるので、興味のあるかたはどうぞ、ご参加下さい。

そういうわけで、先ほど届いたのだが、まだきけないでいる。どんな風に鳴るのかを確かめて、その後で誰か欲しい人のところへ嫁いでくれたらいいなと考えているのだが、とにかく僕は疲れていて、15分でいいから横になって眠りたい。    2007.1230

今日は大晦日、この12月はけっこう忙しくしていて、今年の総括をする余裕もなく終わってしまった。今日は、最近作り始めているクリームチーズのシフォンケーキを二つ作って発送するので、今一個目を焼いているところだ。今年最後の二個がうまく焼き上がると嬉しい。

L-36も音を出し始めている。僕のところにJBLのスピーカーが3セット置いてある図なんていうのは想像だにしなかったが、10年とか20年経つと色々なことが変化するものだ。その都度楽しんで、飽きたり気が済んだり、別の楽しみを求めたり、そんな風にして徐々に自分のスタイルが確立してゆく。若い頃の私が本当の私なのか、それとも年を重ねた私が本当の私なのか、どちらも私であることに間違いはない。写真を撮ってもオーディオをやっていても、文を書いても料理をやっても、結局は同じことをやっているようだ。

いろいろ楽しいことがあった2007年も今日でおしまい。来年はどんな年になるのだろう。来年も音楽喫茶はやり続けるし、もちろん「StudioK'sで音と戯れる会」も続けてゆきますので、よろしくお願いします。    2007.12.31

年末年始はTVでロックの番組が放送されるので、日頃TVを見ない僕もこの機会にロックのお勉強、それでは皆様良いお年を。

パート19はこちらへ。



僕のオーディオ装置 スケベ根性ありありの中庸 パート1  1997年〜2000年まで
僕のオーディオ あんまり膨大なのでパート2 2001年
さらに膨大 パート3 2002年
僕のオーディオ生活 パート4 2003年
僕のオーディオ生活 パート5  2003年

僕のオーディオ生活パート6  2004年1月〜6月

オーディオと映像を中心にした日々の記録 パート7  2004年7月〜12月

オーディオと映像の記録パート8  2005年1月〜4月

オーディオと映像の記録パート9  2005年5月〜9月

オーディオと映像の記録パート10   2005年10月〜12月

オーディオと映像の記録パート11  2006年1月〜3月

オーディオと映像と遊び心的生活 パート12 2006年4月〜6月

オーディオと映像と遊び心的生活 パート13 2006年7月〜9月

オーディオと映像と遊び心的生活 パート14 2006年10月〜12月

オーディオ&映像、そしてまじめに遊ぶ生活 パート15 2007年1月〜4月8日
オーディオ&映像、そしてまじめに遊ぶ生活パート16 2007年4月〜6月
音楽と映像、そして生活を楽しむパート17  2007年7月〜9月

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