音楽と映像、そして生活を楽しむパート20

さて、2008年も四月だ。四月は毎年転換の月で、今年もなにか変化が起きそうな予感がする。

そして、届いた4GBのメモリ。笑っちゃうようなごついヒートシンクがついている。

いやはや、桜も咲いたというのに寒い。昨夜は久しぶりに徹夜をしたので眠い。今夜は料理教室で、去年の四月から今年の三月まで、毎週火曜日50回料理教室をやった。まあ、あと50回ぐらいはネタがありそうだし、僕の方もあれこれ学んでいる。魚屋のおばちゃんが言ってたけど、近所の料理の先生が魚のことをまるでわかってないそうだ。いや、そんなもんです。肉と違って魚は種類が豊富だから、魚屋に並んでいる全種類を食べたことのある人なんていない。

魚をおいしく食べるにはどうしたらよいか、種類にもよるし調理方法にもよるし一概には言えないところがある。多少オーディオ関係の仕事をしていたとしても、何でも知ってるわけじゃない。ましてや、「ハイエンドオーディオはいいですか」とか、「エソテリックはソニーよりいい音ですか?」なんて聞かれても困りますよね。   2008.4.1

上、先日の包丁研ぎ講習会で、ネギを切ると「おお、この切れ味はすごい、気持よく切れるぞ」と絶賛された菜っ切り包丁。

下、僕がマーマレードを作る時、夏みかんの皮をきざむ、ほぼそれ専用に使っている薄刃包丁(出刃包丁よりは薄いけど、けっこう厚くて重い)。

昨日は午前中から夕方まで、まったく休まずオレンジマーマレードとシフォンケーキを作っていた。フードプロセッサーなどを使えば、マーマレードづくりもたいそう楽になるのだろうが、今のところそういう気持にはなれない。何故かな? キュウリを切ったとしたも同じなのだが、フードプロセッサーで切った物は拡大すると断面がガタガタに波打っているのだと思う。カンナでシュルシュルと木を削るのとは違うからね。

どうにも包丁が使えないほどの年齢になったら、機械化すればいいやと思って、今は包丁でやっているのだが、夏みかんの皮をきざむ場合、どちらもよく研いだ状態で比較して、上の包丁より下の包丁の方が切りやすい。理由は、刃の形状によるものだと思う。

上下が逆だけど、こんなに厚さが違っていて、上は出刃包丁のような片刃でかなり重たい。どうもそのあたりが関係しているらしく、夏みかんの皮を薄くきざむには細長い片刃の薄刃包丁の方が具合が良い。持ってる包丁は沢山あって、その中でベスト1か2かという意味ね。この二本は両方とも野菜を切るための包丁なのだが、突き詰めると道具を選ぶ。そして完璧な道具はない。

戯れる会で例のセンターチャンネル&サブウーハーをLRにアナログダウンミックスする装置=ノイボックスの巡回試聴が始まりそうだ。でも、けっこうみんな買ってしまっていて、巡回試聴する人が割と少な目なので、FF400とかとは違ってすぐに順番が回ってきそうで良かった。    2008.4.2

四月は戯れる会が更新の月なのだが、5月から始まる新年度では、このノイボックスの他に、RMEのオーディオインターフェイス FIREFACE400のを再び巡回させる予定だ。そして、すでにFF400やその他クロック端子付きの機器をお持ちの人向けに アンテロープ社のOCXを巡回しようと考えている。この他にもAETの最新ケーブルなどが巡回中だ。

これらは、買って試すにはちょっと高価なので、自宅で試聴して、効果や性能を確認した上で購入したい。結果が思わしくなくて、購入には至らなかったとしても、戯れる会の場合、借りはできないし、気まずい思いをすることなどない。それはひとえに会費を払っているからに他ならない。ショップから借りて自宅試聴をすると、やはり何度かに一度は買わないと借りにくくなるし、多分RMEの製品を貸してくれるオーディオショップはない。オーディオショップだって、ある程度なじみになってからじゃないと自宅試聴も出来ないと思うけど、録音系の機器は楽器屋さんの扱いになり、楽器店は、よほどのお得意さんじゃない限りデモ機なんて貸してくれないと思う。

久しぶりに大西順子のデビューアルバム「WOW」をかけた。きく度に、このデビューアルバムを初めて手にした10数年前の衝撃がよみがえる。突然変異的存在とでも言おうか、「今の世の中で、こんな演奏を続けていたら、どうかなっちゃうんじゃなかろうか」と思った。すごいなあと思う反面、痛々しいという印象を持ってしまうのは女性だからだろうか?    2008.4.3

わお! J-WAVEにジョン・カビラが戻ってきた。一瞬誰だかわからなくて、「本物か?」と耳を疑った。ノリが違う、スピードが違う、抑揚が違う、例えば、僕は熱烈なサッカーファンじゃないけど、カビラがサッカーのことを伝えると、何故か引き込まれて楽しくきいてしまう。J・Kの朝は、いい音楽をきいているのと同じ気分になる。濃くて、やさしくて、激しくて、でも知性があって、ただ、大西順子もそうだと思うけど、ああいうテンションの高いことを毎日続けることは出来ないのだろう。どこかで休息や充電をしなければならない。とにかく今朝は久しぶりに、ずっと待っていたジョン・カビラの声をきけたから気分が良い。

今日は徹夜で仕事になりそうだ。   2008.4.4

僕はマイクロソフトのインテリマウス(5ボタン)ってのを愛用していて、これはかなり長い。7年ぐらいだと思う。で、同じ物を二個持っていて、予備というか、ノート型を持参した外出先できわどいマウス操作が求められる時に使ってきた。このところメインのマウスがどうも不調で、何をどうしても時々認識しなくなる。仕方がないので、予備の方を使ってみると、こちらもおかしい、予備の方はクリックがダブルクリックになってしまう(二回に一回ぐらい)という困ったものだった。どうやら見事に二個ともそろって使い物にならなくなったらしい。7年間毎日の満足は大したものです。

さすがにけっこう売れた機種だったので、同じ物を探してみると、まだまだある、オークションではバルク品が2200円で出ていた。一応それを確認した上で秋葉原を散歩しながら5分ほど探すと、ちゃんと箱に入った物が1999円で売られていたのでこちらを買った。もう1個予備を買おうかと迷ったがやめておいた。

スクロールボタンを押すと(回すんじゃなくて)MacOSに付いているダッシュボード(計算機、辞書、天気予報、iTunesで演奏してる歌の歌詞、株価、などなどが一瞬で表示される)が出てくるように設定している。ダッシュボードは便利な機能で、それをマウスのワンプッシュで呼び出せるのはさらに便利だ。ただ、初回だけは読み込むのにちょっと時間がかかるのだが、メモリを増設したらダッシュボードの初回表示がものすごく速くなった。

音はちょっと良くなったと思うのだが、メモリを抜き差しして比較試聴なんていう面倒なことは試したくない。メモリ増設はしたわけだから、良かろうが悪かろうがこの状態でいくしかない。

このところ、ニアフィールドリスニングの事を考えている。なんかいいスピーカーはないかなあ。

今日一日、意識してきいてみたのだが(iTunes)、やはりメモリ増設で音は良くなっている。2GBを3GBにしたぐらいだと微々たる変化かも知れないが、2GBを6GBにしたのだから、20種近くのアプリケーションを立ち上げるという、こんな状態できいていても影響はかなり少ないんだろうな。  2008.4.6

オーディオの話題がないから、昔撮った写真でも掲載してごまかそうっと。

Cubase Essential 4 発表だって。149ユーロ。CDは回るんだろうか?    2008.4.8

メモリを2GBから6GBに増設した効果は、見えないところですごくきいているようだ。去年の型のMacProで基本的にはパワフルなマシンだから、さらにトルクが増したような感じで、向かい風やちょっとした勾配でギアチェンジを強いられるなんてことがなくなって、横着が出来るというか何とも言えない快適さだ。

明後日から、StudioK'sではモノクロームのグループ展が開催される。明日の夜は搬入で、僕も作品を仕上げるのに時間を取れらている。

4/11(金)13:00〜20:00 〜深夜までパーティ ベルギービール レフ ブロンド生 一杯500円(超安!)

4/12(土)13:00〜20:00 〜深夜までパーティ ベルギービール レフ ブロンド生 一杯500円(超安!)

4/13(日)13:00〜18:00 搬出

もし気に入った作品があれば是非お買い求め下さい。

マーマレードは評判が良く、もう少し作り続けることになりそう。そりゃそうだよ、今度の写真展のパーティに500円で出すベルギービール レフ ブロンド生って330mlで通常1.000円するんだけど、その状態といい勝負なのが、このマーマレードだもんね。わかるひとはわかってくれる。

本当は音楽喫茶の時に、ベルギービール(生)を出したいのだが、レフだと30リットル、ヒューガルテンでも20リットルなので、お客さんが沢山来てくれて、ある程度飲んでくれないことには余って赤字になってしまう。20リットルだと330mlが60杯とれるのだが、せめて50杯分ぐらい誰かのお腹に入ってくれないと勿体ないことになる。先日瓶のベルギービールを飲む機会があったのだが、「確かにベルギービールの味だが、樽の生はさらに一味違う」と思った。CDとLPの違いぐらいかなあ。   2008.4.9

さあ、今夜は写真展の搬入だから、しばらくSoundSticksでしか音楽をきけなくなる。あれこれきいておこう。そして、スタジオの中を写真展状態に片付けなければならない。

最近、サッカーミュージアムがある商店街の魚屋さんとか八百屋さん、酒屋さんと親しくなったので、カーニバル展のDMを持って行って、「見に来て下さい」とお願いした。

明日からは否応ナシにiTunesだからな、よし、今日は一日LPのみをきくぞ。

作品展の搬入はいつもすごく大変だ。とりあえず壁面の展示は終わったものの、床やテーブルの上はかなり悲惨な状況だ。とにかく、明日の昼までに体裁を整えなければならない。これを機会に少し整頓しよう。   2008.4.10

こんな僕でもスタジオ内にはけっこうオーディオの物があるので、写真展を開催するなんて時は、まずスピーカーをどうするかっていう問題から始まる。そういう点サブリンは良かったけど、まあ、L-65は一人で持てるからセーフだ。持ちにくい曲線タイプのスピーカーはかなり困る。KEF105もサランネットを外すと持ちやすかった。

夜中までかかって、一人残ってスタジオの中を片付けて、何とか目処を立て、家に戻り、一枚、一曲だけCDをきいた。僕がヘトヘトに疲れている時にきくのはバッハしかない。こんな時はCDもLPもない、PCもクロックもどうでもいい(まあ昨夜はPC+ONYXだったが)、昔使っていたフィリップスのポータブルCDプレーヤーでもいい。これが音楽だよなと思ったりもする、だから、僕のオーディオはもしかすると二面性を持ち始めているのかも知れないと、近頃感じるようになった。

今日は天気も回復し、お客さんには来てもらいやすくなった。どうにか日曜日まで天気がもってくれればと思う。皆さんどうぞ、見に来て下さい。   2008.4.11

久しぶりに飲むベルギービールは美味しい。あまり酒を飲まない僕が、ついおかわりをしてしまう。今日は土曜日だし、昼間から飲むことにしようかな。あ、僕が飲むという意味じゃなくて、昨夜セットした30リットル入りの生樽を移動するのが大変だから、そのままにしておいて、昼間から氷を入れておき、飲みたい人には飲めるようにするということです。今日は気温も上がっているし、ビール日和かも知れない。おっと、写真も楽しめますよ。   2008.4.12

僕も沢山の遊びをやってきたが、その中で、ロッククライミングとモノクロームプリントの二つは、とても特殊な感じだ。岩登りをやっているときのあの何も考えない感じは独特で、きわめて純度の高い時間を過ごせるものだったが、残念なことに僕はさほど岩登りを上手ではなかったので、あまり危険なこともやらずに済んだ。モノクロームのプリントで暗室に入った時の時間の進み方といったらこれがまた独特で、本当に何十時間でもやっていたくなるものだ。

でも、もうおしまい。よほどの事がない限り、今日で最終日のカーニバル展が、最後のモノクロームプリントになる。グループ展だから、出品者の中にはこれからもまだまだ暗室を続ける人もいるが、僕はもう長いこと殆ど暗室作業をしていないし、これからも暗室作業は滅多にやらないだろう、そんなこともあるから、この三日間は自分の中の何かに決着をつけるためのカーニバル展だった。僕はよく新しいことを始めているが、当然ながら全部やり続けるわけにもいかず、時々何かに終止符を打たなくてはならない。

今、全部終わっ、一人になった。これまで何度こんな風にしてきたことだろう。スピーカーを片付けた状態はとても広く、そこへ、以前だったらKEF105を戻して、最初はスーパー。ツィーターを付けずに音を出して、やっぱり何かがもの足らなくてPT-R9を加えるということを何度も繰り返してきた。それが今はJBLになっただけだ。さあ、L-65を持ってきて三日ぶりに音楽をきこう。    2008.4.13

モアさんが、4/20の内容を教えてくれた。こちらのページをご覧下さい。僕にはよくわからないものが多いので楽しみだ。多分、去年のような大音量ではないと思います。去年は初めてだったこともあって、ちょっと気合い入れすぎ、頑張りすぎ、音量のサービスしすぎだったからあんなに疲れたんだと思う。今年はモアさんがレコード係で、僕がコーヒー係ですから、もう少しマイペースでゆったりやりましょう。皆さんもそのおつもりで、気楽にちょっと寄ってみて下さい。

今日は、今夜が賞味期限のベルギービール(残り多分10リットルぐらい)を1.000円で飲み放題。なくなったらおしまい。やっぱり30リットルは多い。昨日も寒かったしね。

去年の秋、会員になった人からメールがきた。戯れる会の会員になるといくらか安く買える機器があって、彼はそういうものを買ったので「戯れる会の年会費分が出ました」という内容だった。そうなのです。ここにあれとこれがいくら安くなるみたいなことは書けないのだが、僕はメーカーや代理店と交渉して、会員限定ということで、特価を出してもらっていたりもする。もちろん、ある限定した機器だけだし、それはStudioK'sの収入になるものもあるし、ならないものもあるが、とにかくそういうものが何点かあるのは確かだ。

奥に見える写真は二点とも6年か7年、あるいはそれ以上前に撮ったものだが、この10年間で撮った白黒写真の中でかなり上位に位置するものだ。    2008.4.14

まだ、写真展の影響があって、音は出しているものの、なかなかオーディオは元に戻らないでいる。土曜日は音楽喫茶だし、そろそろ写真の額の裏にTシャツを仕込んだり、しまってあるサーロジックのパネルを持ってきたりをしないといけない。

昔と違って、もう音楽喫茶だのJAZZ喫茶だのが少なくなっているから、一ヶ月に一回だけだが、お客さんの多い少ないにかかわらず、地道にやり続けていこうかなと思っている。    2008.4.15

このぐらい物を置いて、パネルを入れると、かなり落ち着いた音になる。そして、一年ほどスピーカーの下に入れていたTAOCのボードを、今は外して音を出してみている。なしでOKなら、余計な物はない方が良い。こういうことは時々試してチェックしてみるべきだ。

SACDマルチやDVD再生時のサラウンドスピーカーは、ウイーンアコースティックV1を2ペア使っている。だから、これはRchのリアというよりは右のサイド用だ、リアはもっと後方の高い場所に設置してある。先日の写真展以前は、このV1をテーブルの上の本やグラスがある場所に置いていた。それを、昨日、移動した。写真では見えないが、もちろんスピーカーケーブルはスピーカーの後方の壁に穴を空けて貫通させている。   2008.4.

スタジオ内は連休を中心に今後一ヶ月ほどでちょっとした変化があり、それにともなってMacProはCDの再生(つまり音楽用)、DVDの再生、そして、写真の画像処理用だけに使うことにした。それ以外のこと、つまりこのHPやBlogの更新などはMacBookPro(ややこしいなあ)、つまり15インチのノート型を使うことにした。まあ、そのためにHDDも換装したってわけなのだが、一つだけ問題があって、どうもこのMacBookProでiTunesを使うと時々ブツブツと音が途切れるのだ。こんなことはiBookでもG4Cubeでも起きなかった。インターネットの接続を切ろうが、新たにCDを読み込み直そうが、再起動しようが、PRAMのクリアをしようがダメ。というわけで、お手軽音楽再生をしていると、時々ブツブツと音が途切れてお気楽な気分にひたれない。それ以外はまったく快調で、出来ればノートでやりたいと思っているので、こいつは困ったなというところだ。

音が途切れるのはMacBookPro+SoundSticksでなので、もしかしたらMacBookPro+FF400でiTunesとかONYXなら大丈夫なんだろうか、もしそれでOKなら、SoundsSticksのDACに問題があるってことになる。それを確かめる前に、MacBookProの内蔵スピーカーで音を出してみて、それで途切れるようなら、このMacBookProの問題だと断定できるってことかな。あるいは、SoundSticksを接続してるUSBポートの場所を変えてみるとかも、一応試してみよう。

それで、試しに、今日はSoundSticksをMacBookProの左側のUSBポートに差して音楽をきいてみた。理由はわからないが、こちらだと音が途切れない。今日はめちゃくちゃ忙しかったのだが、おかげさまで厨房でも音楽をききながら作業ができた。     2008.4.17

明日と明後日は、東京にいないので、更新は多分できないと思います。明後日の音楽喫茶は、あまり気張らずに楽しくやりましょう。

金曜土曜と、一泊二日の出張で取材だった。夜の10時過ぎ、スタジオに戻り、アンプのスイッチを入れて音を出しながら、「今日はシフォンケーキ作れなかったんです」というがイヤだから、一個シフォンケーキをつくった。うまく出来ていれば、先着8皿分になるけど、なんか疲れているし失敗せずに出来てるかどうか、大丈夫かなあと不安な気分。音の方はちゃんと出ている。そんな風にして、なんだかんだと準備をしていたら、夜中の一時なってしまった。だから、日付はもう4月の20日だ。疲れているが、寝る気になれない。   2008.4.19

さて、DJにモアさんをむかえてのJAZZ喫茶が始まった。やる方もきく方も、前回ほどは力が入っていない感じで、なかなか良いスタートだと思う。僕は、ちょうど、コーヒー係として、第一回目のピークを終えて(つまりコーヒーや紅茶を入れ終えて)これを書いている。こんな感じで、時々良い音楽をきいてもらえるのは最高だと思う。

去年の秋からずっと音楽喫茶をやってきているから、一応少しは学習しているところもあって、モアさんも僕も去年のような全力疾走はせず、気楽にやれたし、お客さんも丁度良い具合だった。席が足らないわけでもなく、多分、あと10人ぐらいの人が来てくれたとしても、まあ大丈夫で、でもガラガラというわけでもなく、シフォンケーキも売り切れたし、久しぶりに顔を見せてくれた人もいたりして、なかなか良い感じの一日だった。このところ、終わってからのパーティというのはやらず、みんなでカレーを食べに行ってあれこれ話をしているのだが、これはこれで良いと思う。モアさん、皆さん、ありがとうございました。また来月もよろしくお願いします。   2008.4.

昨日は男女ペアで来てくれたお客さんが多かった。それはもすごく良い感じだったし、JAZZを楽しんでくれていることが感じられて、モアさんも喜んでくれたし、僕も同じように嬉しかった。幻の名盤路線もやったことだし、今度は試しにJAZZの王道的名盤でいってみましょう。なんてことを終わった後で話し合った。そんなことすると、RockDayの時みたいに、はじめからおわりまで6時間座り続ける人だらけになっちゃうのかも知れないので、JAZZ王道的名盤の時は第一部第二部の入れ替え制が良いと思う。僕は一時間半座っているのがやっとだから、「お尻痛くならないのかなあ?」と思ってしまう。

このところやや多忙だったので、今日は少し休むことにした。午後、待っていたゆうパックが届いたので、水道橋まで散髪に行き、そこから歩いてマーブルディスクなどを見てまわり、駿河台下の楽器屋でダダリオの弦を買い、靖国通りを歩いて「まつや」の前を通り、交通博物館のところから秋葉原へ行き、ソフマップでeee PCをいじって、Mac館に行くと、AirMacExpressがあった。「これを買うと、FF400がいらなくなるのだろうか」と考えて買いそうになるが、そこをこらえて二階に行くと複合プリンタが5980円(レックスマークの新品)で売られているのをみて、頭がクラクラした。これも買いそうになったが、「まあまあいつでも買えるから」とこらえて、ダイナサウンドハウスに行くと、見たことのある人がいる。お、ぷーくまさんじゃないですか、お久しぶりです。きれいなJBLのL300はまだ売れずにあって、厚木さんは「大変明晰な音だ」と言う。僕は「モアさんが、カレーを食べながら、[あのL300は僕が買いますから、山本さんのスタジオに置いといて下さい]なんて言ったけど、そりゃ困りますよね」と言った。L300は大きいから、一人じゃ持ち上げられないし、やっとサブリンが嫁いだばかりだと言うのに、ここでL300が来るのはまずい。僕はいま小型スピーカーを探しているんだ。   2008.4.21

秋葉原から銀座に引っ越したオーディオショップからお知らせが届き、それを読むと、CDからHDDに取り込んだ場合は、何度も読みにいって100%正確なデータを取り込むから音が良いのだということが書かれていた。

このことは戯れる会でも、二年ほど前に話題になり、CDドライブを作っている会社やコンピュータ会社に問い合わせた人がいて、「そのようなことはない」という回答を得た。だから、パソコンのCDドライブだから、何度も繰り返しデータを読んで、エラーがないなんてことはあり得ないし、パソコンのドライブなら何でも音が良いわけではなく、プレクスターのプレミアム2みたいに「低速で回って、音の良い光学ドライブ」があることも確認してきた。

本当に、何度も読みにはいってないのだろうか? それともエラー補正をしてHDDに記憶させているのだろうか? 

もし、何度も読みにいってないのなら、「あのパンフレットはちょっとまずいかもなあ」と、心配になった。かのショップには色々お世話にもなったし、自分なりに応援したいと思って付き合ってきたし、店員さんに道で会えばちゃんと挨拶をする間柄なのだ。まあ、僕なんかが心配したところで、そういうこととは無関係に社会は動くしショップも存在するとは思うけどね。

 

本当に、小型スピーカーが欲しくて、ずっとあれこれ考えていた。今日、厚木さんのところに行ってその話をして、「例えばLINNの薄い小型スピーカーでもいいし、埋め込み式のもあるよね」なんて言ったら、「たまたま、余ってしまったLINNのDISKREETがあるのですがどうですか? 安くしておきます」という話になった。どっちみち何十万もするものじゃないのだし、僕はこういう時は縁だと思って乗ることにしている。きっと、どこかに大量に納入した時に不要になってしまってちょっと困っているんだ。だから、ここでウダウダと、あっちの方がいいかもとか、こっちのスピーカーだとどうか、なんて言ってはいけないのだ。そんなわけで、僕がその話をして15分後にはDISKREETという埋め込み型のユニットを携えてスタジオに向かっていた。とりあえず方針が出たことで、とてもスッキリした。もしかすると僕は今後このスピーカーの音をすごく長時間きくことになるのかも知れない。  2008.4.22 

ちょっとこのところ忙しくて、仕事その他で出かけていて留守にしている。僕のオーディオとの関わりもちょっと新しい段階に入っている感じもあって、まあ、あれこれ考えたり試したりしている。

今年に入ってから、何十年も付き合っている腰痛に加えて右の肩が痛んでいる。痛みで夜中に目が覚めるほどで、「半年ほど経つとウソのように消える」という説もあるのだが、それは半年経ってみないとわからないし、とにかく寝ているという角度が悪いらしく、とても痛い。トシをとって楽になることも多くあるし、若くてつらいこともあるし、どっちもどっちだと思うけど、痛いものは痛く、何とかならないかなと思っている。

明日は戯れる会の例会で、久しぶりに15人ぐらいの参加があるので、ブラインドであれこれ実験をしたりソフトの紹介をしたり、親睦をしたり、盛り沢山な予定だ。PCオーディオだけじゃなくて、SACDマルチやアナログもなかなか良い状態なので、これらもきいてもらいたいと思っている。  2008.4.25

ちょっとした準備があって、午前10時過ぎにはスタジオにやってきた。一応音を出して確認したのでこれからスタジオ内の掃除だ。今日はどんな例会になるかな。けっこう色々な地域からの人たちが集まるのだが、こんな風にしてあちこちの人たちと親しくなれるのはすごく良いことだと思う。なにしろオーディオマニアってずっと仲間を求めていたのだ。   2008.4.26

昨日の戯れる会例会は参加者16人で、なかなか盛況だった。まあ、参加者4人なんてこともあるから、丁度良いのかも知れない。沢山の参加者があると、やはりAB比較をしてグーチョキなんかをやるときは母数が多くなり信憑性が増すと思う。セシウムのクロックで録音したCDとルビジウムのクロックで録音したCDを比較した時は、一応僕のシステムでもその違いは出たのだが、意見が半々に割れてなかなか面白かった。僕はこのようなソフトを持っていなくて、戯れる会というのは、みんなであれこれアイデアや機械やソフトを出し合って、よってたかってオーディオのことを進めている団体かな。だから、誰かが誰かに教えるなんてことは当然で、でも、それは一方的なものではなく、教えたり教えられたり、情報も提供したりされたりという有機的な関係だと思う。

実はこのところメインのシステムをあまりいじっていないし、僕自身は以前のように長時間きいてもいないのだが、音は割と良いところで安定しているようだ。長時間きいていないと言っても、音楽喫茶の時などは6時間半にわたって、DJの皆さんの気持がこもったソフトをそこそこの音量で鳴らしてきているわけだから、普通の使われ方じゃないことは確かだろう。いじることによって得られること、いじらないことによって得られるもの、両方あると思う。    2008.4.27

うーん、世の中は連休ってやつだが、僕とは無関係だ。しかしあのJBL DD66000はいつまであそこで使われるのだろう?

どんな音がするのかちょっと気になったので、昨日ヨガをやってL-65からスピーカーケーブルを外したついでにDISKREETにつないで音を出してみた。まあ、ユニット単体の音だから、低音が全然ないわけで、「これを壁に取り付けると、ちゃんとした音になるわけね」って思った。ちなみに、僕は今L-65が置いてある場所を気に入っているので、ヨガを習うためにスピーカーケーブルは外したけど、L-65の位置はそのままにしている。

去年、メタルコニサーを貸してもらったときに、L-65を床直置きだと音がまとまらなくて、それでTAOCのボードをL-65の下に入れてかなりこれは効果的だったから、ずっとそのままにしていた。でも、もう一年も経っているし、そろそろ見直しても良いと思って、先日の写真展以降はTAOCをなくしている。当然低音が豊になるなど良いところもある、でも、そういう音を好きじゃない人もいる。僕は出来るだけ物が少ない方が良いと思っていて、アクセサリーの類はなるべく使わない主義だからTAOCのボードを入れて、もちろん良い面も多くあるのだが、無しでもいけるのなら無しが好ましい。 2008.4.28

秋葉原でフードプロセッサーを買おうかと思ったのだが、安く売ってる店に在庫がなかったので、新型のAirMacExpressを買ってしまった。もう随分以前、4年ぐらい前かな、旧型のAirMacExpressを二つも買って、あれこれ試したのだが、どうにもうまく機能せず、僕はExpressの使用を断念した。今回もまた同じ結果になったら困るなあと思いつつ、OSもあれから二回新しくなっているしAirMacユーティリティも新しくなってることだし、何とかなるのではないかという期待と共に、三個目のAirMacExpressを購入した。新型なので通信速度も上がっていて、とりあえずMacBookProでExpressを選べば、iTunesから無線で飛ばした信号をキャッチしてちゃんと音は出る。一万円ちょっとで買えて、パソコンと無線接続可能なDACだと考えれば、大変安いし小型だし、音もまあまあだった。でも、単独でExpressに接続できたところで意味はない。Expressを選ぶと、インターネットの接続が切れてしまうので、iTunesでデータを取得しつつ、Expressに無線を飛ばすのに、いちいち切り替えるなんて面倒だ。

常用している無線LANのネットワークにExpressを参加させて、ベースステーションでインターネットにも接続しつつ、Expressにも音楽信号を飛ばして音楽音楽の再生が出来なければお話にならない。

MacProで管理しているAirMacのベーススーションと、今日買ったExpressをLANケーブルで接続して設定をした結果、思ったように機能するようになった。AirMacユーティリティは以前のものよりだいぶわかりやすくなっていたが、無線LANの設定は慣れていないので、いろいろわからないことも多い。

Tigerになりたての時は、AirMacExpressにじゃなくて、ベースステーションにUSBで接続したプリンタでさえ無線だと途中で止まったりしていたのだが、二月頃、Leopardで同じ事を試してみると、ちゃんと動くようになっていた。それもあって、MacProではなくMacBookProを常用コンピュータにすることができた。

またまたコンピュータの話だが、Let's noteにインストールしてあるUbuntuが8.04になったので、アップグレードをかけてみた。すると、HDDが遅いこともあって、一時間半ぐらいかかるのだった。Let's noteでAirMacExpressも使ってみたかったし(当然これはXPでですが)、で、仕方なく家から紙袋に入れてそのままアップグレードをさせながらスタジオに持ってきた。やはり、軽いってのは良い。

そういうわけで、Let's noteのiTunesからAirMacExpressを選択して再生すると、ちゃんと無線で音楽が再生される。まあ、やっぱりこれは売れるよね。手軽で便利だ。音質はまあまあってところで、デジタルの良い面だけ出てるって感じかな。PCオーディオは、ここをスタートとしてこれで満足ならばそれでいいし、もう少し深みとか実体感を求めるとさらに先があるってことだろう。

ついでにさらにMacネタだけど、今日、新型iMacが発表されて、予想はしていたけれどそれ以上に値段が下がっていた。3万円ぐらい安くなっているタイプもあって、これは安いなあ。僕はテンキーが付いているキーボードが好きなのだが、現行の薄いタイプでテンキー付きのワイヤレスキーボードはないのがちょっと残念かな。おむすびみたいな初代iMacは衝撃的だったけど、もうCPUの速度はどれを買っても必要充分だし、一番安い20インチ 139800円にメモリを1GBほど足してやれば、HDDは250GBでさほど問題もないと思うし、この程度のものを手に入れれば快適なコンピュータ生活が送れると思う。  2008.4.29

さて、明日から四日間ほど、厨房の改装工事だ。第一期のスタジオも第二期に入っても、僕の居場所は広い方の部屋のMacの前だった。二年前の改装に際し、建築家は厨房の物置の横あたりに僕の事務スペースを作る案を持ってきたのだが、僕は「絶対イヤ」と言って広い方に自分の場所を確保した。でも、気が済んだのか、最近考えが変わり、僕は自分の事務スペースを作ることにした。撮影や音楽喫茶をやっている広い部屋を純粋な仕事場として自分に対して明け渡し、一週間ほど前から仮の事務スペースに移動してみている。

こちらは無線LANでつながっているMacBookProを置いた横幅77cmの奥まった場所で、音楽はSoundSticksできいていて、ものすごく満足している。この狭い場所、60cmほどの正三角形には目の前にジョアンやカエターノやブライアン・モルコがやってきて、すごく楽しめる。メインのシステムでききたければ、いつでもあっちに行けば良いのだ。

厨房はけっこう寒いし、床がちょっと傾斜している(3mで2cmほど)ので、平行を出しつつ床をはったり、壁にペンキを塗ったりする。他にも、いくつかの不満点、例えばプロジェクターの位置をもっと高いところに移動したり、というような細かな手直しをいくつかしてもらう。僕も手伝って一緒に大工仕事をして工期は四日というのが大工さんの予想だ。朝八時半からやるのだが、床も作るし、どう考えても三日では終わりそうになく、もしかすると5日間になるかも知れない。

だから、連休明けにはプロジェクターの真ん前でWiiをやっても、スクリーンには頭のカゲが出なくなる予定だけど、WiiFitのセットはまだ買えずにいる。長年クルマに乗っている人が、マリオカートのハンドルなんか握ると、足がブレーキを踏んじゃうかもね。

そして、今日は多分今年最後のオレンジマーマレードづくりをやる。今年はいっぱい作ったなあ。最後は自分の分も作っておこう。そして明日にそなえて、厨房にある食器やワゴンやその他もろもろを一旦広い方に避難させなければいけない。

というわけで、夜10時近くなってから、荷物の移動を始めている。明日からは肉体労働だな、腰を痛めないようにしよう。   2008.4.30

四月は戯れる会の更新の月で、退会する人もいるし更新する人もいる。三月頃の会員数は70人ぐらいだったが、退会する人もいるから5月は一旦会員数が減って、そして、会員は随時募集しているから徐々に増えて来年の春にはまた70人に戻るのかも知れないし、越えるのかも知れないし、横ばいかも知れない。入会しても、期待はずれだったという人もいるだろうし、逆に「こんなに楽しいことをやっていたのか」という人もいるみたいだ。

5月以降、もちろん例会は月に一度開催するし、ほぼ100%実名で書いているとても大人な掲示板もあるし、RMEのFF400は今年も巡回試聴ができる。FF400を持っている人のためには、アンテロープのOCXを巡回したいと考えている。お約束できるのはこの程度かも知れないが、興味のある方は入会してください。うまく波長が合えば一生ものの関係が出来るかも知れません。

ただ、この連休は改装工事もあり、その合間に? 原稿も書かなければならないし、というわけで、会員の皆さんから更新の連絡をいただいても、僕の方は挨拶が出来ないので、この場で、よろしくお願いしますと書いて挨拶代わりにさせていただきます。音楽をきくこと、そしてオーディオは僕の最大の趣味で、これからも僕の生活の中心になってゆくと思う。

スタジオの方はこんな具合だが、昨日作ってあちらやこちらへ送ったオレンジマーマレードの評判が良く、もしかすると、厨房改装工事終了後にもう一度つくることになるかもしれない。    2008.5.1

しかし、参ったなあ、僕が考えていた場所にはLINNのDISKREETを取り付けられそうにないってことが、大工さんの意見だった。うーむ、、、、。

大工さんは、ちゃんと取り付けたいと考えるからだと思うけど、もう一度寸法を確認して相談しなければならない。僕としてはせっかくDISKREETでいけると思ったのに、それが出来ないとか、そのことである部分の壁がさらに3.5cmも出っ張ってくるのは困るのだ。

プロジェクターのDVIケーブルは特に延長しなくても(元が延長してあった)届くけど、コンポーネントケーブルは延長しないとダメみたいだ。まあ、新しいことをやるのは大変です。

オーディオ機器についているメーターってのがある、VUメーターとかそういうやつだ。僕は特別メーターフェチなんてことはないんであるが、もうオープンリールもカセットデッキもないし、アキュフェーズやマッキントッシュのパワーアンプも持っていないし、でも、優雅に動く針ってのもいいんもんだなどと思ったりする。

大工さんといろいろ相談して、と言っても10分間ぐらいだけど、何とかDISKREETは壁に取り付けてもらえそうだ。だから、この部分は石膏ボードじゃなくて12.5mmのコンパネにする。僕のところでお休み中のアンプって、予備のマランツ7(オリジナル美品)とQUAD405(夏用)の1ペアだけで、このペアでDISKREETを鳴らのは何とも勿体ない気がする。やはりDISKREETには古い英国製プリメインアンプの出番だと思うのだが、マランツ7とQUADってのもちょっとやってみたい気はする。奥行き36cmもあって、二人で持っても重たい、かなりしっかりした本棚を手に入れてるのは、オーディオ機器を置くことを潜在的に意識しているのかも。 2008.5.2

それとも、DISKREETへのスピーカーの先端にRCAプラグを付けて、SoundSticksのアンプでDISKREETを鳴らすってのはどうだろう? 小さなSoundSticksのデジタルアンプでもどんな音がするのかぐらいは分かると思う。と、まあそんなことをあれこれ考えている段階がもっとも楽しい。NuForceのIconという選択もあるし。

改装工事は大工さんの見積もりだと4日で完了だったが、床作りがけっこう大変だったので、1日余計にかかりそうだ。元の床が傾斜していて、しかも微妙に凸凹しているので、それに合わせて水平をとるのは至難の業なのだ。ここをちゃんとしないとあとで歩いた時に床がギシギシいうらしい。6cmぐらいの浮き床を作った方が、作るのは断然楽なのだと思うが、物置の中も全部浮き床ってわけにもいかないし(ドアも作り直さなければいけなくなる)、6cmでは中途半端な段差が出来すぎるので、12.5mmのコンパネを貼ってもらった。まあ、最長でもあと二日だろう。メインもサブ(転がっているDISKREETのことね)もSoundSticksでも音楽をきけないので、とっとと家に帰ることにする。今回のことで再認識したのだが、僕は音楽とMacとインターネットがない場所には長時間いられない。今のスタジオでもMacとインターネットはOKだけど、音楽がない。だから、どこかにその三つを確保できる場所があればそちらに行きたくなる。それに加えて料理も出来たら完璧だな。    2008.5.3

家で使っているLet's noteのCDドライブはこんな感じのもので、隙間に対して斜めに滑り込ませるタイプなので、音楽CDを頻繁に出し入れするのは向いていない造りだ。CDにキズがつきそう。でも、音は悪くない。もしもここにトレー式の外付けのCDドライブを付けてみたらどうなのだろうと思ったりする。音が良くなればさらに嬉しいし、同程度の音ならCDの出し入れは随分気楽になる。

Let's noteはファンレスなので比較的静かだから、CDプレーヤーとしての適正はある。僕が使っているのWindowsのノートはもう1台あり、それはLenovoで、Lenovoは音が良いけどファンがうるさいし、CDドライブもかなりうるさい。それでLet's noteの旧型を買ったのだが、残念ながらLet's noteにはFirewire端子が一つもない。だから、マッキーのONYXサテライトとの接続には上の写真のようにPCカードスロットに1394カードを入れて接続している。

ここにもう1台1394の外付けのCDドライブをつなぐとどうか、上の写真のこの状態はディジーチェーンなので音はよろしくないはずだと思いつつ試してみると、やはりダメな音だった。CDドライブをプレミアム2にしても多分これはダメだろう。そういうことをやる気にならないぐらい情けない音だった。Let's noteのCDドライブは回転音もまあまあ静かな方だし、音もけっこう良いことがわかったので、CDの出し入れに注意して使うのが一番良いようだった。何事も試してみないとわからないもので、元々レッツのCDドライブはけっこういい音だなあと思ってるわけだから、欲張らなくていいということがわかって良かった。   2008.5.4

そんなわけで。、スタジオは工事中だし、昨夜もさっさと家に帰ってLet's noteで音楽をきいていた。一応今日で工事も終了する予定だ。細かいことがあれこれあるんだけど、ちゃんと終わるかな。

iMacがけっこう値下がりしたんだけど、MacBookがもし10万円を切ったら、戦略的にみてもすごいと思うんだけど無理かなあ。パソコンもプリンタも安いし、キヤノンのEOS 40Dもどんどん安くなるし、写真撮って楽しむのにはお金がかからない時代になった。オーディオは高価だ。以前から書いているけど、オーディオ業界は=ファッション業界的だから、カッコつけるには金がかかる。

オーディオ=ファッションだと考えれば、オーディオ評論はファッション評論ということになる。BOSEはGAPでしょ。

四日+予備日一日で終わるはずだったが、まだこんな状態なので、もうかなり疲労している。夕食も食べることが出来ないこどもの日だった。出来たのは8割ぐらいかなあ。15平米ぐらいなのだが、ペンキ塗りがすべて残っているし、写真の通りプロジェクターもまだ設置できていないし、まだまだ細かなことが沢山あるし、移動した食器類も戻さなければならない。ああ、なんてこった。でも、このHPに写真を掲載するつもりはないけど、完成すればすごく良い感じの厨房になるはずだ。  2008.5.5

六日連続となると、今日もへとへとでへろへろ。睡眠不足でまともにものが考えられなくなっている。いつもよりさらにということです。スタジオ内は今も上の写真とほぼ同じ状態で、多分あと一日あれば、かなりのところまで片付くよていだ。そんなわけでオーディオどころの騒ぎじゃない。少々苦労したけど、プロジェクターの移動がわりとうまく(というのはケーブルの処理のことなのだが)やれる目処がついたのはとても嬉しかった。あとはWiiだけど、改装工事で出費が予定されているので、しばらく買えないなあ。   2008.5.6

筋肉痛がけっこうあって、まあ、でも、今日一日かけて今回何度目かのペンキを塗って、ゆっくり乾かせば、その合間に撮影した写真の画像処理ぐらいできるだろう。はやく音楽がきけるといいのだが、ペンキ塗りが終わらないことにはそうもいかないし、メインのシステムも、この状態じゃ音が良すぎて困るかも知れない。そう、こういう状態でも音を出してみておくといいんだ。スピーカーの周囲が陶器だらけなんてことはやりたくても試せるもんじゃないから。

ついにやっとの思いでここまできた、ちび太なら「てやんで、ばかやろ、ちきしょ」って言うだろう、そんな気分。

アンプがないので、SoundSticksのサテライト部の端子に接続して、SoundsSticksのサブウーハーも少し鳴らしているのだが、音は想像よりうんとまともだった。

プロジェクターの設置をやらないと、ある部分がどうにも片付かないので、今日も夜なべしていたらいきなり何回もグラグラくるんだから驚く。真面目なハナシ、あせった。そして、プロジェクターを上に移動したら、照明のカゲが出るのだった。これは計算外だったなあ。完全に片付くにはあと三日四日かかりそうだ。   2008.5.7とその続きの真夜中

今日は取材で一日出かけていた。夜九時過ぎにスタジオに戻って、またひたすら片付けをやって、それでもまだまだ食器類はあっちにあって、でも新しい厨房はやっとペンキの缶をしまうところまできた。二人がけのベンチみたいなシンプルな椅子を運んで、そこに無理矢理横たわり、DISKREETで音楽をきいていたら、15分ほど眠ってしまった。そして、少し疲れがとれた。音楽はいい。しかし、昔からそうだけど、僕は、それほどたいそうなものじゃなくても満足して楽しんでいる。

DISKREETを設置したところの裏側に横幅77cmの事務スペースを作ったので、今、僕は、どういうかなあ、DISKREETを取り付けた箱の中に入っていて、頭の上から裏側でしかも横を向いてる音をきいていて、そのステレオ感ゼロの音楽でもまあいいやなんて思っている。新鮮だからかな。

SoundSticksは本当にミニチュアのステージが出てくる。そしてサブウーハー付きだから低音はブリブリ出る。でも、今はDISKREETをドライブするアンプがないから、ちょっとイレギュラーにSoundSticksのアンプで鳴らしている。でも、さすがにDISKREETも二日目だから、音は少しこなれてきた。もしかしたら、明日、修理に出してある古い英国製プリメインアンプが上がってくるので、それが届いたら、DISKREETはそのアンプで鳴らしてみようと思っている。ちょっともったいないかなという気もするけど、もっと本格的な小型スピーカーを厨房に置いたりすると、またまたあれこれやりだすし、厨房だかリスニングルームだかわからなくなるから危ない。炒め物もやるから汚くなりそうだしね。   2008.5.8

今日も午前中はひたすらの片付けと、午後は打ち合わせその他が二件。まだちゃんと料理も出来ないのだが、今夜からは自炊復帰。久しぶりに食材を仕入れた。英国製プリメインアンプでDISKREETを鳴らすのは今ひとつだったので再調整をお願いした。それで今はSoundSticksできいている。極小だけど力感があって、僕はこの60cm正三角形オーディオをけっこう強く愛していることがわかった。まあ、DISKREETとは目的が異なるのは確かだ。

今日こそは早く寝たい。これからはちょっと苦しむ原稿書きだから、ちゃんと寝ないとやる気が出ない。   2008.5.9

今日の夕方まではDISKREET用のプリメインアンプを用意して、そこへはAirMacExpressを使って無線で飛ばして音楽をきこうと考えていたのだが、それはやめようかなと思い始めている。で、どうするのかというと、このところやってた方法でいこうかと思う。つまり、DISKREETのスピーカーケーブルの先端にRCAのピンプラグを半田付けして、SoundSticksのサテライト部と差し替えて音を出す。これでいいみたい。差し替えは面倒な気もするのだが、機器は増えずに音が出るし、AirMacExpressだとiTunesの音しか飛ばせないのだが、USB接続のSoundSticksならその制約から逃れられるから、QuickTimeの音だろうがその他オーディオ再生アプリケーションが何でもOKだ。

そして、SoundSticksに戻したりもしてみたりすると(同じアンプでドライブしてるわけだし)だんだんDISKREETの音がわかってきた。最初はわからなかったのだが、さすがにLINNの製品だけあって、こんな埋め込み式ではあっても、なかなか優しくて品の良い音なのだった。

音質がわかってくると、「そうか、こんなサウンドならこのCDをきいてみたい」なんて考えて、CDを持ってきてiTunesに読み込ませている。そして今日は朝から雨が降っているので、雨の音楽。

 

それで、このCDをきいていたら、何かのスイッチが入ったみたいにいきなりDISKREETからすごい音が出て、いやはや驚いた。こいつはなかなか楽しめそうだ。そんなわけで、今日は一日中DISKREETの音しかきかなかった。   2008.5.10

僕は参加できないけど、昨日と今日は戯れる会の人たちが福島グループのお宅を訪問している。5人が5軒のお宅を訪問するのかな。

グループが出来ているのは、今のところ福島と愛知・静岡の二つで、もちろん関東もだ。オーディオ愛好者同士がこんな風に交流できるなんて、10年前では考えられなかったし、インターネットで知り合いになったとしても、なかなかこうはいかないから、やはり会員制の意味はあるのだと思う。

プロジェクターを移動した際に、いくつか予想しない事が起きて、それを解決するのに何時間もかかってしまった。BS&TVチューナーの設定がデフォルトに戻ってしまって、BSの信号を受信しなくなっていたこと、それから照明のカバーのカゲが出ることだ。それも何とかやっと解決したので、画像はちゃんとうつるようになった。あとはWiiだな。専用端子ーコンポーネントケーブルというのも買わなくてはいけないらしい。WiiFitのセット、それにソフトとリモコンの増設ってなところだろうか。スタジオに来る人たちに「Wiiやりたい?」ときくと、8割ぐらいの人が「是非やりたい」とか「みんなでやると楽しそう」というと答えるので、まあ、そろそろ買いたいものです。

ってなわけで、改装工事も落ち着いてきたので、今日の午後、やっとWiiFitを買ってきた。テレビはないので、140インチの大画面にプロジェクターで映してやる。こういうことも考えると、AVアンプってのは役に立つ。まあ、それほど画質がいいわけではないけど、とにかく画面が大きいってのは楽しめる。  2008.5.11

LINNのDISKREETは、クラシック系の弦とかピアノが大変美しい。だから、坂本龍一とモレレンバウム夫妻の「CASA」なんかをきくと両方楽しめて最高だ。

スタジオの中がちょっと新しい環境になり、まだ色々調子が狂うことや、工事の後始末みたいなことも残っているが、ほとんどは終わり、徐々に普段の生活に戻りつつある。ここまで来ないことには落ち着いて原稿を書いたり、音楽を楽しんだり、シフォンケーキを作ったりなんてこともやれない。

写真を撮るという行為は僕にとって、そういう普段の生活とはちょっと違うピークの高いもので、軽いトランス状態みたいな面をもっているのだが、このところのデジタル化で、かつてのような緊張感が不要になった。多分、録音なんかも似たような状態のはずで、良い意味でのテンションの高さを求めると、昔の、それこそモノラルの時代に録音されたソフトなどは、演奏している方も「もしかすると、一生に一回のチャンスかも」なんて思ってるわけだから、やはり、違う何かが封じ込められている。

改装工事その他で、遅くなってしまったのだが、2008年度「StudioK'sで音と戯れる会」の名簿を作成中で、5月の段階で会員数は60数人だ。会員は随時募集しているので、これからの一年間で新たに入会する人も出てくるだろうから、来年の3月頃は70人を越えているのかも知れない。こんな風にして少しづつ僕がやっていることも理解してもらい、今は関東と、福島、愛知近辺にできている集団が、もっと別の地域でもできてきたらすごいことだと思う。

他人、それもわざわざ遠方からやってきた人に音をきいてもらうというのは、誰だって緊張するし、やる気も出る。本番のステージみたいなものだから、そういう場数を沢山踏むことによって、確実に音は進化するし、あれこれ考えたり色々な感想やアドバイスをもらったりもできるから、仲間との交流は大切だ。   2008.5.12

嬉しいことに、DISKREETの音は日々変化していて、だんだん厚みのある音になってきた。夜中も鳴らしっぱなしなんてことはしないが、ちょっと秋葉原に買い物なんて時は当然音を出しっぱなしで出かけていた。やはり、最初の一週間ぐらいの変化は大きいようだ。見た目の割にユニットは小さくて、測ってみると直径は12cmほどの同軸2Wayのユニットなのだが、こんなものでも音は着々と育っている。SoundSticksのアンプじゃなくて、もっとまともなアンプを用意すればさらにもっと良くなると思うのだが、そうなると物が増えるし、とりあえずはこのままでもいいかななんて考えている。

なんて書いていたら、佐川のお兄さんが大きな荷物を持ってきた。開けてみると、中には知人宅に貸し出していたQUAD405も入っていた。「なんていいタイミングなんだ、予備のマランツ7も電源を入れてあげた方がいいし、マランツ7とQUAD405でDISKREETを鳴らしてみようかな」「いやいや、やめておいた方がいい」というココロが二硫化水素のようにボコボコと沸いてくるのだった。  2008.5.13

悩みがあるときは、身体を動かすにかぎるので、WiiFitのヘディングでもやって忘れよう。だいぶ見ることができるようになり、三日目にはそこそこ楽しめるようになった。初級の場合は200点を超えるとプロ級になるらしいが、きっと上級とかはうんと難しいんだろうなあ、、、。

ここ二〜三日はさらに忙しさがラストスパートって感じかな。一年が経つのは早いもので、昨日から毎週水曜日に4回8コマ美大デジタルカメラ授業が始まった。今日はまたマーマレード作りで、それをやりつつ原稿書き。第三者から見ればカメラとマーマレードにシフォンケーキと原稿書きはまったく別のことをやっているように見えるのだと思うが、オーディオも含めて、僕の中では違和感がなく、同じ事をやっている。共通点はなにかなあ。いつも頭の中にある、きわどいところを狙っている、あるクオリティをキープしつつ他にないものを作りたい、こんなあたりだろうか。

でも今日は、ちょっと疲れた。

ここ数日は、一日のほとんどの音楽をDISKREETできいて、WiiFitの音はメインのスピーカーJBL L-65で出しているので、WiiFitで30分暖めてからお気に入りのLPをきく、ということをやっている。

このところDISKREETでばかり音楽をきいているのだが、まあそれも一段落したので、メインのシステム用ににちょいと遊び道具を手に入れた。KEF105の時も使っていたパイオニアのスーパーツィーターPT-R9なのだが、L-65につけてみようかなと考えている。KEF105の時は、やや優しい音のKEFからカリッとした音を引き出すために、PT-R9を加えていたのだが、L-65だとどうなるのかなと思う。逆なのかも知れないし、もしかすると音場感とかに影響があるのかも知れない。まあとにかくやってみるしかない。   2008.5.15

Wiiもしばらくやっていれば上達するわけで、いきなりじゃあ何だって本領発揮もないだろう。というわけで、PT-R9は取り付けて、しばらくWiiFitの音でも出してやって、音質評価はそれからかなと思っている。

 

うーん、僕の持っているネットワークだとWiiFitの音ならOKだけど、PT-R9を入れた状態で音楽をきくと、首の後ろから側頭部が痛くなってダメだった。KEFの時はアッテネーターなしでOKだったが、L-65ではそうはいかないらしい。KEF105の方が能率が高かったんだな(カタログデータじゃなくて)。あるいはL-65の高域とPT-R9の高域が重なる部分があって、その部分に対して身体が受け付けないらしい。いやはや、よほど相性が悪いらしい。まさかこんな目に遭うとは想像外だった、というわけで、めんどくさいから不採用ってことにしようかと思い始めている。   2008.5.16

そうこうしているうちに、DISKREETはどんどん音が良くなってきた。壁に埋め込んでるわけだから、サウンドステージなんてものはないんだが、ピアノの音がとてもピアノらしくなってきて、とても心地よい。

そんなわけで、少し欲を出して、昨夜はDISKREETからの音を出しっぱなしにして帰った。こういうときは、iTunesに限る。最初のうちはほとんど低音が出ず、中高域も硬い感じだったのだが、一週間ほどで想像をこえる変化があって、低音は充分出るようになったし、美しい中高域になった。二〜三日前まではクラシックの方が向いているかななんて思っていたが昨日あたりから突然低音が良く出るようになって、ロックやポップスのドスドスした感じもなかなかもものになってきた。力んでいるところがなくなって、必要なところにはちゃんと力が入ってるという音になった。LINNのDISKREETって、僕みたいに基本的には「ながらぎき」をしているタイプには良さそうだ。

それで、試しにSoundSticksのサブウーハーの音量をゼロにしてDISKREETだけの音をきいてみると、DISKREETの低音は予想してたほどは出ていないのだった。でも、ずっとSoundSticksのウーハーはいじってないのに、随分低音の出方は変化してきた。そうか、つながりが良くなったってことかと理解した。アンプも要らないし、サブウーハー付きで丁度いい具合だし、SoundSticksのアンプで鳴らすのが一番かな。  2008.5.17

改装工事の後って、細かい後始末みたいなことがあれこれあって、使うかどうかわからない電気の延長コードだのドリルだの棚板だの踏み台だのあれやこれやが全部片付いてちゃんと機能するようになるのには最低でも二週間ほどかかり、ものによっては何ヶ月もペンディングになる事柄もある。今日も残っていたことを一つやっつけたので、何とか95%ぐらいは終わったというところだろうか。

いつもよりは遅れ気味の原稿をあと一本仕上げれば精神的にはかなり余裕が出るんだけどな。そんな状況なので、そろそろ、メインのオーディオも楽しもうかという気分になってきている。

横幅3m20 約140インチ強のWiiFit、パンダきらいになったぞ。上の状態は写真を撮ってるので、点数はなしね。
この写真の暗部、左側に黒い椅子があって、床の木目、右の下には白い御幣みたいなカタチのものが確認できますかね。それとも真っ黒ですかね。

何故か知らねど、座禅は一度やってこんな結果だった。座禅って簡単で誰でもこんなもんなんだろうか?   2008.5.18 

久しぶりにロバート・ワイアットのシュリープをきく。このCDはStudioK'sを作った年に発売されたアルバムで、あの頃よくきいたけど、多分二年ぶりぐらいできいたのだが、すごく良かった。高音質録音なんてことはないけど、別の意味でオーディオ的なアルバムだと思う。このCDをきくと、HPを立ち上げて、オーディオのことや色々を書き始めた頃の気分がよみがえる。10年前のことかな。

 

1000円ちょっとで買えるんだから、CDって安いよなあ。   

撮影、シフォンケーキ作り、原稿書き、画像処理で一日終わった。あと少しなんだけど、、、、、・   2008.5.19

やることややりたいことが沢山あって、でもその割にはまったくビンボーで、まあそういう人生なんだな。ああ、また雨がざぶざぶ降ってきた。昨日はLPを二枚きいただけだったなあ。あ、もちろんDISKREETではCD20枚分ぐらいきいてるけどね。今日の料理教室はジェノバペーストを作ろうぞ。

もう15年近く前に、一度アナログをやめたことがある。家には子供もいて部屋がホコリっぽかったし、「充分たのしんだしもういいや」なんて思って、何百枚か持っていたLPの殆どを売った。DATを持っていたので、ききたいLPはDATにとっておいた。あの頃はデジタルを強く信じていたのだ。

その後、StudioK'sを作ったときも、最初はCDだけだった。一応仕事場だし、レコードプレーヤーは考えにくかった。柄にもなくクールにやりたいと思ったのかも知れない。しばらくして、音が少し落ち着いたときに、LPを録音したDATをきいてみた。僕が家で最後に使っていたプレーヤーはKENWOODのKP1100で、カートリッジはテクニカの33ML、その頃はアキュフェーズのプリメインアンプE-405のフォノイコを使って録音したDATからの再生音は、僕がこのHPを始めるちょっと前のCDの音よりずっと良かった。そして、DATのデータをCD-Rに焼くとDATできける躍動感やパリッとした感じは消えてなくなるのだった。

「なんてこった」正直そう思った。あの時僕は観念した、ということかも知れない。だから、このHPのパート1は再びアナログプレーヤーを買う話から始まっていて、それ以来、SACDが来ようが、パソコンでCDを再生しようが、クロックが入ろうがそれはそれで無関係。僕はLPをきき続ける。いつもみんなと話して笑うんだが、LPって年賀状の「いもばん」みたいなもんだと思うのだが、その「いもばん」のかすれ具合や勢いみたいもの、微妙なグラデーションを、例えば、デジタルのIllustratorで表現しても、比較するといもばんの方が良かったりするのだ。だから、どうしようもない。

それで、アナログを復活させた時は30枚ぐらいしかLPを持っていなくて、もう一度ききたいと思うLPは同じ物を買い戻した。お茶の水だから、ユニオンも近くて、売った値段より安く手に入った物もあるし、輸入盤で手に入ってかえって良かった物もある。中にはオークションで、売った値段の20倍ぐらいの金額で買い戻した物もある。6〜7年かかったけど、気になるLPはだいたい買い戻したが、一枚だけどうしても出会えなかったLPがあって、まあ、そのLPがなくちゃ困るというほどのものでもないのだが、マイナーなジャンルの物なのでユニオンにもないし、オークションにも出ないし、ずっと引っかかっていた。若い頃勤めていた会社で少し親切にしてくれた女性社員みたいな感じかな。そう言えばあの人はどうしているんだろう。

僕はコレクターじゃないから、LPが1000枚を越えたりはしない。そりゃ、この10年間で、僕の所にほとんどタダ同然で集まったLPの枚数は多分1万枚を越えるから、それを半分でも置いておけば、軽く5000枚程度にはなるのだが、そういう気はない。僕のところにあったってきかないのだから、欲しい人のところへ行って、一度でも多く針を落としてもらう方が良いのだ。   2008.5.20

もう今日で忙しいのは終わると思う、夜は美大の授業だから、昼間のうちに仕事を終わらせればOKだろう。ゆっくり落ち着いてメインのシステムで音楽をききたい。Firewireケーブルの写真を撮るためにケーブルを外したままになっていてCDの音が出ないから、このところLPのみをきいてる。先週末、取材のためにFirefaceの置き場所を移動し、よく考えて置こうと思って、そのままになってしまい、戻せずにいる。

昨夜は料理教室で、ラタトゥユとニョッキ、そしてジェノベーゼなどを作った。その後みんなでWiiFitをやり、皆さんが帰った後、一人で「ジョギング」というのをやってみた、ジョギングは初めてだったが、なるほどうまく作ってある。そしてメンバーを増やして似顔絵を作るとそれが反映されて、あちこちにメンバーが出てくるところが楽しい。「下らない」言ってしまえば何だって下らないわけで、とにかく、WiiFitは良く出来ているし、指先だけでやるゲームじゃないところが良いと思う。一人でやってもいいけど、友達や家族と一緒にやった方が楽しめるところがオーディオみたいね。

なんか、ずっとひっかかっていたというLPはこれ、ダロール・アンガーとマイク・マーシャルのデュオ、今日届いた。今きいてみると、どうってこともない物かも知れないけど、一応スッキリした。忙しくてまだきけないけど、今夜スタジオに戻ったら堪能する予定かな。   2008.5.21

やっといろいろが終わったので、ホッとしている。まだ全部じゃないけど95%ぐらいは片付いた。それにしても、この5月は長かった。思い切り音楽もききたいし、やりたいことが沢山ある。

いきなり暑い。このところ、LPばかりきいている。なんでかな。DISKREETでCDばかりきいているせいかも知れない。それと、平べったくて黒い箱のせいでLPの音が非常に良くなっているからだと思う。明日は合羽橋に行きたいなあ。そして床屋にも行ってギターの弦も買わなくちゃ。

あっ! 六月のブラジル音楽喫茶のことが出ているぞ。いっそのこと、コーヒーカップを黄色にして、音という文字をグリーンにした方がブラジルっぽいかもよ。  2008.5.22

今日は暑い、これは夏を感じさせる暑さだ。

去年の冬から、ずっと新しいタイプの腰痛で、これは初めて腰の痛みを感じた20代後半以来経験をしたことのないものだ。運動不足が原因だと思うが、よく運動をやっていたときもけっこう腰は痛かったから、目一杯運動をすれば良いってわけでもない。自転車通勤をして、週に三回泳いでいたときはいつも疲れていた。鍼を打ってもらえば多分直るのだが、今回はもうちょっと別の方法で腰の痛みをなくすことができるのではないかと考えている。

クロック用にデジタルケーブルが二本届いた。タイムロードのアブソリュート2だ。今から装着したのではちょっとエージング不足かとも思うが、明日は戯れる会の例会だから、みんなで比較試聴をしようと思っている。エージング不足ぐらいのところですごく良ければ、もっと良くなるってことだろうしね。楽しみだな。結果が良ければ、アブソリュート2の巡回試聴も検討中だ。

明日の戯れる会例会は6人ぐらいで、ちょっと少なめなんだけど、こういう時は意外に良いこととか、新たな展開があるんだよね。ウッシッシ。

 

今日もなかなか楽しい例会だった。いっぱい音楽きいて、あれこれ試して、初めて参加の人もいて、カレー食べて、WiiFitもやって、とても楽しい一日だった。明日は朝から中華料理を習いに行くので、今夜は早く寝なければ。そして、生活をまともな状態にもどさななくちゃな。お茶を一杯飲んで帰ろう。   2008.5.24

昨日は中国料理とヨガを習った。時々は教えたりもするから、習う立場を確保しておくべきだと思う。

このところ、やっと厨房の改装が一段落したので、メインのシステムで音楽を楽しめるようになってきた。今度の土曜日は音楽喫茶だし、六月はRockDayとブラジル音楽喫茶があるし、どれも楽しみだ。

10Mのクロックを使うことになると、クロック用のデジタルケーブルが二本必要になる。今まではずっとAETのSINとURを使ってきたのだが、先週の金曜日から、タイムロードのアブソリュート2を試していて、これはかなり良いので、少なくとも一本はアブソリュート2に置き換わりそう。で、もう一本を戯れる会の巡回試聴に出そうかと考えている、そうそう、そろそろFF400の巡回試聴も始めなければならない。   2008.5.26

だいぶ色々なことが終わって楽になったのだが、まだ少々疲れているらしい。昨日の夜、マーラーの5番を頭から終わりまできいていたら、始まって5分ぐらいのところで眠りこけ、気がついたら例の部分が始まっていた。音楽の力はすごい。マーラーはすごい。睡眠薬の代わりになる。

で、クロック用のデジタルケーブルを差し替えてみて、しまってあったTAOCのボードも出してきて置いてみたりして、結局、FF400とアンテロープOCX間はAETのSIN、アンテロープOCXと借り物のルビジウムの間はアブソリュート2、その状態にした後でTAOCのボードを入れてみた。何枚かの僕が「こう鳴って欲しいなあ」と思うCDが、一番良い感じになるのがこの組み合わせだったので、TAOCのボードは復活させることにした。だから、次回、5/31の音楽喫茶も6月のRockDayもブラジル音楽祭もこの状態でいく。皆さんどうぞお出かけ下さい。

オーディオって、うまくやればそれほどお金をかけずとも楽しめると思うが、普通だとそれはかなり難しいことかも知れない。問題は何だろう、自分なりのいい音の基準を持つこと、良いと言われている音を沢山きいてみること、新しい機器や有名なブランドの機器が絶対ではないと身体で理解すること、そのためにはやっぱり一人じゃ無理で、一番いいのは仲間をつくること。そんなわけで、戯れる会は恋人紹介所をやり続けている。   2008.5.27

この五月は忙しくて、あっという間に月末になった。連休からの工事で、厨房の奥に事務スペースを作ったので、普段はその場所でHPの更新をしたりお茶を飲んだりが出来るようになった。そちらではLINNのDISKREETで音楽をきいていて、これは結局SoundSticksのサテライト部として鳴っているので、サブウーハーも鳴っている。そして、けっこういい音だと思うけど、ちゃんとオーディオを楽しむ時はスタジオの方へ行ってL-65できく。

厨房は西向きなので、秋から冬、初夏ぐらいまで、午後の厨房は自然光も入って気持が良いのだが、夏は地獄だ。まあ、そういう時はスタジオが空いていれば、スタジオに避難するかエアコンをかけるしかない。とにかく、総合的には使いやすくなったし、音楽やオーディオとの付き合いも新しい段階に入っているように思う。   2008.5.28

昨日も一日けっこう忙しくて、今日はやっと少し余裕ができたから、久しぶりに銀座にでもでかけようかと思ったら朝から雨だ。しょうがないからWiiFitのヘディング(上級)で400点オーバーを目指すか。395点までは到達したんだけどなあ、、、、。

最近わかってきたのだが、厨房は雨音が大きい。雨が降って「わー、大雨だあ」と思うことが多いのだが、外に出てみると思った程じゃないという事が何度かあった。スタジオと違って、ベランダがないし、そしてスタジオはなにしろ家の中に壁をつくったわけだから、遮音が良いので以前より雨の音もきこえなくなっているわけだ。で、いきなりすぐそこで屋根からの雨だれが落ちている場所に引っ越したもんだから、かなり雨音の音量が違う。3db以上違うと思う。

ここ二年ぐらい、高級オーディオがあまり売れてないという噂をきく。確かな数字があるわけでもなし、本当かどうかはわからないけど、確かにそうそう売れるもんでもないと思う。普通の人はそれほど頻繁に買い替えたり、スピーカーを何種類も持っていたりはしない。なにしろ、まともに音を出せる家だって持ってない。オーディオはこれからどうなってゆくのだろう。

 

このところ、WiiFitでしょっちゃうプロジェクターの電源を入れてることだし、なんて思って、「恐い物見たさ」といいう気持も少しあって買ってみました、ビヨークのビデオクリップ集、大変刺激的です。きらいだけど好き、好きだけどきらい、かわいいけどきもちわるい、丁度良いところよりは少々強い毒。嫌いな人も多いだろうなあ、僕は嫌いではない、でも好きかどうか、好きじゃないけどすごいと思う。過激というのか、表現のためなら何でもやるっていう感じが伝わってくる。    2008.5.29

夢に出てきましたね、ビヨーク。まとめて見てみてると、あの、髪の毛を切るビデオあたりから全開ですね。スキンヘッドもすごいし、ロボットもすごいし、蛇はこわいし、アニメもすごいし、全裸になっても全然色っぽくなくて、まあ、すごい人です。

明日の官能的、じゃなくて「麻薬的な音楽」はどんな選曲になるのかなあ。パーティもすでに13人の予約だし、なんか楽しそうだ。でも、僕は店の人だから、一緒に楽しむわけにもいかない。ベルギービール レフの30リットルは飲みきれないので、ヒューガルテンの20リットルなら何とかと思って、ヒューガルテン白を注文したんだけど、また欠品だそうで残念でした。いつかまた、人が沢山集まってくれそうな時に注文してみよう。月に一回注文すれば、ビールサーバー置いてきますと言われてるのだが、なかなかそこまではいかない。

明日のパーティは全部で16人の予約になった。久しぶりの音楽オーディオ愛好者パーティかな。お茶の水界隈に飲みに行ったとしても、他の人に邪魔されず、禁煙で、しかも三時間とか四時間滞在できて、オーディオや音楽の話を目一杯楽しんで、最低3.000円〜なんてあり得ないから、すごくリーズナブルだと思うのだが、そのあたりを分かってくれる人がまだ少ない。

そして、今日もきいていみているが、オーディオの状態はデジタルもアナログもすこぶる良く、当社比では最高だと思う。

僕はカエターノの新しいライブ盤が発売されていることをよくわかっていなくて、このCDを買っていなかったのだった。去年の秋からこちらはちょっと余裕がなかったのかも知れない。それで、昨日手に入れてきいてみると、スタジオ録音のceより、ライブの方が断然良い。「サンパ」も歌ってるし、なんてったって「サンバがサンバであったときから」が入ってるから、一緒に歌えるのだ。ブラジル音楽祭では、是非是非かけようね。「しんっせかいのッ無秩序!」も入ってるし。   2008.5.30

安西さんがDJの音楽喫茶が始まった。雨降りなこともあって、お客さんはまだ4〜5人程度、こういう和気あいあいな時間帯はとても良い。夕方は沢山来てくれるみたいだしね。

天気が悪かったこともあって、出足は悪かったが、夜のパーティはなかなかの盛り上がりだった。オーディオ愛好者が15人とか集まって出会える場所ってそうそうない筈だから、音楽喫茶の後はそんな集まりにでもしてもらえたらと思っている。DJの安西さん、おつかれさまでした。また来年もやりましょうね。   2008.5.31

パーティが終わってからWiiFitのヘディングをやり、やっと上級で430点を超した。もう少しだなあ。

今日から六月だ、とにかくこの五月は忙しかったが、今日は久しぶりにのんびりした日曜日で、多分これからはそれほど忙しくはなくて、いつものペースに戻ると思う。昨日は半日目一杯稼働していたわけだし、今日のオーディオはお休み。    20086.1

ふふふ、WiiFitのヘディングはついに上級で600点ジャスト!! 記録が残るからいいよね。よく覚えてないけど、確かパンダは全部よけて、スパイクも殆どかわして、ボールも外したのはごくわずか、という状態じゃないと600点はいかないと思う。それまでの自己ベスト430点ぐらいからいきなりなので、まあ、まぐれってやつでしょう。真ん中あたりにボールとパンダが並んで来たときに、落ち着いてボールに合わせられるかどうかがポイントかも知れない。

フラフープを毎日やっていると、腰痛には良さそうだ。二ヶ月から三ヶ月、夏が終わる頃にどうなっているかなと思う。

10年以上前に、アート=美術的行為として自分の顔を整形手術するという女性がいた。それも一回だけじゃなくて何度もやっていて、確かそのプロセスなんかも見せていたのだと思う。で、当然「それがアートか」みたいな論議を呼んだ。僕はそれだったらやっぱりシンディ・シャーマンとか森村の方が好ましいと思うわけだ。なんてことを考えながら、もう一度、全部じゃないけどビヨークの映像を見てみた。これまた当然ながら、整形アートの人よりは、ビヨークの方が断然上位だと思う。ビヨークという素材を使って、色々な映像クリエイターが、やりまくり、尖りまくり、あちらがこうきたなら、こちらはこうだって調子で、ギリギリの美しさとえぐさを提示してくるから、全部見ると、もうこれはえらいことです。

スキンヘッドになっているやつが一番きれいだと思うけど、それだけでは終わらず、途中で変身するから、そこがビヨークなんだよな。あのスキンヘッドのビヨークによく似たゲイの人がいて、なんとも妙な気分になる。

今日、散歩がてらダイナミックオーディオサウンドハウスに行ったら、厚木さんが自分のノートパソコン(IMB)からLINNのクライマックスDSで音を出していたので、ついニヤニヤして「おー、ついに厚木さんもPCオーディオですか」なんて言ってしまった。LINNが好きだからとは言え、ショップの方針とは言え、あの厚木さんがPC使って音楽を再生しているのだから、これから、どんどんそうなっていくと思う。   2008.6.2

その時厚木さんが言ってたのだが、「すでにヨーロッパではCD12の販売台数を越えた」そうだ。CD12は280万もして高価だから、元々の販売台数がそう多くはないと思うけど、DSもほぼ同じ値段だから、これをどうみるか。

一応、「PCを使って音楽を再生すると、こういういいことがあるのです」ってことを僕なりに説明して、「お客さんに、こういうことは伝えた方がいいし、説得力あるよね」みたいなことをあれこれ話した。まあ、そろそろ出るオーディオベーシック誌とかにいつも書いていることや、これから書こうとしていることです。

何を言いたいのかと言うと、昨日は厚木さんが初めて僕の考えていることや情報に対してまともに耳を傾けてくれたということなのだ。つまり、オーディオに興味が無い人に機器の話をしても「????? 金がかかるんだろう」みたいな反応になるわけだが、オーディオをやってる人でもパソコンで音楽をきくということを頭から拒否している人とだと「??????」になってしまう。

厚木さんのThinkpadにはCDドライブがないので、彼はタスカムのCDドライブを使っていた。「このタスカムはけっこう音がいいんですよ。もう売ってないけど」とか「これがプレミアム2ならもっといいんですけどね」みたいな話をすると、一応「ふーん、なるほど」ということになる。これまで何十万、何百万円というCDトランスポートを売り続けてきた人だから、高いと言っても19.950円のプレクスターの話をしても、以前なら「パソコン用でしょ?」で終わってしまうところだ。新しい方式を受け入れて、その中で少しでも高音質を求めるなら、その新しい世界の常識や手段がある。だから、LINNは偉大だ。

とりあえず、来年の春までは今使っている携帯を使わなければならないんだけど、もし日本でiPhoneが発売されたら欲しいかなあと考えてみる。今使っている携帯よりは便利になりそうだけど、でも、iPodも携帯も大して使ってないから、僕は要らないんじゃないかな。それよりは、MacBookAirよりもっと小型軽量のノートが欲しい。  2008.6.3

6月8日のRockDayは入れ替え制にします。15:30で第一部を終了して、30分の休憩後、16:00から第二部を再開というものです。

おー、iPhoneはソフトバンクですか。

このところアナログプレーヤーとアーム、カートリッジに対しては、あれこれ試したいという気持がほとんどなくなった。ガラード401+グラハムエンジニアリングのアーム+ZYXのカートリッジ、それにダイナベクターのアーム、そしてモノラルカートリッジは「音のエジソン」この半年ぐらいこの状態で固定になっている。不満がないっていうのは、きっといいことなんだろうな。

アンプは真空管だとちょっと夏が辛いこともあって、この季節になると「トランジスタのいいアンプはないかなあ」なんていう気持がムクムクし始める。だから、メインのシステムで試してみたいアンプも何機種かあるのだが、仮に良いアンプがあったとしても、なにしろ買えませんからね、そこが辛いところだ。

WiiFitのヘディング上級でのパーフェクトゲームを目指しているのだが、これはなかなか到達しない。かなりいい線まではいくけど、途中で一つ二つ外してしまったり、スパイクやパンダを喰らったりする。まあ始めて三週間ぐらいだからしょうがないね。今のところ最高点は607点。もはやベスト10に入るには520点以上出さなければならない。

久しぶりにカエターノ・ヴェローゾの公式サイトをのぞいてみたら、あのブラジルの野坂昭如みたなゆるいおじさんと一緒に歌ってるビデオクリップを見ることが出来るのだった。こいつは知らなかったな。

メイリオってフォントか? カエターノの歌かと思った。良い名前だね、明瞭なんだろうけど、メイ・リオ 私のリオかも。   2008.6.6

最終土曜日のDJをお招きしての音楽喫茶とは別に、第一日曜日は、音楽関係の何かをやろうかなと思っていて、RockDayもその一環だし、DJなしの単なる音楽喫茶でもいいし、もう少し別のことでもいいしなんてことを考えているのだが、まだわからない。

今日の夜は料理の会なので、何人かの人が料理を作りに来て、何人かの人が食べに来る。明日のRockDayはどうなるのかな、楽しみなような不安なような感じ。上に書いているのは、月初めの日曜日はRockDayも含めて、別形態の何かにしたいと考えている。うまくいくかどうかはわからないけど、うまくいかなくてダメならやめればいいんだし、何もやらずにウダウダしててもしょうがないから、行動してみた方がいいと思う。   2008.6.7

さて、今日はRockDay。どうなるのかなあ。僕は、ききに来たい人がある程度いるのなら、RockDayをもっと増やしてもいいんじゃないかって考えている。

さすがに今回は12時からならぶ人はいなかったけど、それでも開始一時間以内に12人ぐらいの人がドッと入ってくるあたりが、いつもの音楽喫茶と違うところなんだよなあ。オーディオ関係の人は今のところ一人だけだし、やっぱり来てくれるお客さんがいつもと違うのだ。これは多分僕にとって、幅が広がるわけだからとても良いことだと思う。

第二回のRockDayが終わった。国会が紛糾している影響で、今回は準備不足だったんだが(ホントの話だ)、適当に満員だったし、音も良かったし、RockDayは年に二回なんて言わず、年に四回ぐらいやりたいと思っている。どういう風にしたら、一番良いのかをあれこれ考えたり、みんなとも相談している。    2008.6.8

昨日のRockDayは厳選されたLPのオンパレードだから、僕らオーディオ愛好者でStudioK'sの音をよく知っている人は、ある部分以上の音の良さはソフトによるものだということをわかっているが、昨日きてくれたほとんどのお客さん(つまりレコードコレクター的な人やRockファン)は、機器や部屋によるものだと思っているんじゃないかなと、DJのノイさんと話している。でも、ソフトのききくらべとか機器の比較試聴は「戯れる会例会」でやることだから、音楽喫茶でそれを行うことはない。

今日は、あちこち片付けている。人が沢山来たから特に汚れていなくても、例えば髪の毛だけでも驚くぐらい落ちているから、掃除をしたり、食器類を元に戻したり、そして、午後はシフォンケーキを二個焼きながら、届いたオーディオベーシック誌を読んでいる。  2008.6.9

一昨日はプログレだったから、片面全部かけるケースもあったのだが、なにしろLPは重たくて、DJがこれを何十枚もスタジオに運ぶのは辛い。クラブのDJも最近はLPを使わなくなっていると聞いたが、StudioK'sのDJはそうもいかず、宅急便で送ったりする場合もある。こういうことはやってみないとわからないことで、僕はせめて片道の宅急便代ぐらいはスタジオ持ちにしたいと思っている。そういった経費のことなども考慮して、次回からソフトドリンクは1.000円にして、ドリンクバー方式とした。ホットでもアイスでも、コーヒーでも紅茶でもご自由にお飲み下さい。お客さんが一人200円か300円多く払ってくれて、飲み物を自由に飲めて、で、DJも少し楽が出来ればそれは良いことだと思う。

それに、セルフサービスにしたほうが、お客さんも時々は席を立ってくれて、動きが出るというか、「おじさん30人ジッと目を閉じて音楽をきく」という一般の人から見ると、ちょっと異様な雰囲気も少しはやわらぐのではないか、なんて考えている。なかなかきくことの出来ないレアなLPなんかをかけているわけだから、あんまりガサガサザワザワしているのもどうかと思うけど、でもだからと言って、最初から最後まで無言ってのもなんかヘンだ。だが、曲の合間にDJを取り囲んで、グワーッとそのLPのことについて5分10分質問されてもねえ、次がかけられないけど、せめて、曲間ぐらいはお茶を取りに行ったりしてもらって、また音楽が始まったら状況に応じて聴取体制になるってのがいいと思うのだが、どうでしょうね。

まあ、こうしなければいけないという法律はないので、状況に合わせて変化してゆくと思う。「15時から始めてパーティつき、基本的には予約制」ってのはどうかという意見もあるので、今後そんな場合もあるかも知れない。

iPhoneは7/11の発売で、初代ほど高価なものにはならないだろうから、携帯電話付きのiPodだと思えばすごく安いのかも。StudioK'sに来る人の中で、今のところ三人の人がiPod touch+スタジオのfonを使ってメールのチェックやインターネットの閲覧をしている。あんな小さな物で読めるのかなと思うけど、けっこうまともに読めるし、液晶キーボードもやや不自由ながらまあまあ使えるみたいだ。

僕は去年の春にSoftBankに乗り換えたので、来年の春にならないと二年間の年季が明けないから、その段階で、iPhoneがあの小ささでそこそこノートパソコンの代用になるのかどうかを考えてみるわけだけど、どうなのかな。まだよくわからない。MacBookAirもUSB端子一個きりじゃどうしようもないし、それならいっそのことiPhoneでもいいのかも、なんて気もする。   2008.6.10

去年発売されたカエターノの「ce」というアルバムは、単純に言うと「息子の世代のバンドと一緒にRockをやっている」というもので、左側のCDをきく限りでは、「そういう気持もわからなくはないけど、やっぱり年取ると若いことしたいのね」みたいな印象が正直なところだった。でも、カエターノのやってることだから、まあ何かあるんだろう、ピンと来ないのは受け手側の理解度の問題かも知れないし、なんて思っていた。

カエターノが無理して若ぶっているというのは確かで、でも、カエターノはいつだって無理してる人なのだ。じゃあ、ジョアン・ジルベルトに無理はないか? あるよ、あるに決まってる。ジョアンは自身に対し、ものすごい無理(テンションってことよ)をかけて、あのちょっとぎきソフトでフワフワしたものを表現しているのだ。ジョアンは内に凝縮した無理ってことだろう。

カエターノの無理はもっと外に向いていてわかりやすいから、「無理しちゃって、やだね」と思う人もいるかも知れない。「粋な男」とか「ブレンダミーニャ」の頃、つまり40代後半から50代半ばぐらいまで、その無理は「大人っぽいカッコをつける」ことだったと思う(何たって、その昔は犯罪者扱いされて国外追放だったわけだから)。南米全土やヨーロッパでもスターとして認知される時期だ。で、「リーブロ」とか「ノイチス・ド・ノルチ」があって、ゆるやかに自然体に戻り、「ce」はブラジル系グランジロックをやってるらしい。

ceのライブ盤とかライブのDVDでは、昔の曲も演奏しているわけだ、それらをきくとやっと、「そうか、彼ら(ペドロ・サーたち)だと、この曲がこんな風に演奏されるのか、悪くないな」と、ちょっと新鮮な納得が出来る。そんなプロセスを経て、もう一度ceのスタジオ録音盤をきくと、以前感じた違和感は確実に減少していることに気付く。こっちもおじさんだからね、なかなかわかんないわけよ。

昨夜はよく眠れなくて、とにかく今日は眠くて眠くてたまらなかった。午前も午後もずっと眠くて身体がだるい、このところ少し軽くなっていたのに、今日は肩も痛い。でもとにかく今日はIKEAに行かなくちゃ、お茶の水から一番近いIKEAはやっぱり南船橋だろうな。

初めて行ったのだが、IKEAはなかなか面白い店だった。そこそこセンスの良い物がすごく安い。見ているとあれこれ欲しい物が沢山あったけど、お目当てだった金属製のテーブルの脚のみ(なんと900円×2 安っ!!)と、円形の大きなトレーを買ってきた。

なんだか頭痛がしてきたので、今日の異様な眠気は軽い風邪のようだ。   2008.6.11

IKEAに行ったのは、今後採用するドリンクバー方式採用とも関係があって、それ以外にも、この数日でいくつかの物がスタジオに届く。やり方を変えると、もちろん良いこともあるが、物が増えたりもして、何事も一筋縄ではいかない。

そして、風が吹けば桶屋が儲かるじゃないけど、ある程度の大きさの物が増えると、何かをどかさないとそれが収納できなかったりして、直接は関係ない場所を片付けていたりもして、いろいろな機器や設備をうまく機能させるには時間がかかる。それは、戯れる会の組織やシステム、音楽喫茶とかRockDayとかも同じだ。

それでも、今週はちょっと時間が出来たので、ガラード401につけてあるグラハムエンジニアリングのアームを少し整備して、出力端子の位置を移動させようと思っている。

こんな風に取り付けてあって、どうもケーブルに無理がかかるので、

こうしてみた。

このいい加減なキャビネットならではって感じの柔軟性だろうか。   2008.6.12

そろそろDISKREETで音楽をきき始めて一ヶ月をこえた。それで、今日試しにSoundSticksにしてみた。DISKREETの時もSoundSticksのサブウーハーは使っているから、サテライト部のみをオリジナルのSoundSticksに戻したわけだが、これはちょっと耐えられなくて、5分ぐらいでDISKREETに戻した。なるほど、同じアンプで鳴らしているというのに、こんなに違うのか。目の前で展開される点ではSoundSticksもかなり楽しいのだが、音質にかなりの差があるので、サテライト部は外してどこかにしまっちゃおうっと。

今、僕が使っているメインのコンピュータはMacBookProの15インチで、これにワイヤレスのマウスとApple製のアルミのUSキーボードを使っている。MacBookProの液晶は、ノートとしてはまあまあなのだが、MacBookProで見て写真をアップロードして、スタジオにあるMacPro+EIZOで見てみると「おっと、こんな色だったか」とよく思う。知らなきゃいいことなんだが、知っているからつい気になる。性能的にはMacBookProの15インチでストレスを感じることはほとんどなくて、音楽をきくことと、DVDを見ることをしなければ、MacProである必要はない。

MacBookProのExpressカードスロットに差しっぱなしとなっているバルク品のカードリーダーは素晴らしいスピードで、ドライバー不要で得られるこの速度は、飛び出てちょっと不安とかいうものを超えた快適さで、これまで使ってきた全てのカードリーダーの中で最も気持よく使える。20インチぐらいの、ある程度正しい色を見ることができる外付けのモニタを買えれば、それが一番良いのかも知れない。iMacのモニタがどの程度なのかなと思ったりもする。

ほんとに、そろそろMacMiniとMacProの間を埋めるデスクトップ機を出して欲しいよね、そして出来ればファンレスで、Cubeを復活させて欲しい。

はー、なるほど、iPhoneのGPS機能を使うと、友達が近所に来たりするのが表示されるのか、もちろん非表示もできるんだろうけどね。AOLのインスタントメッセージだっけ?iChatの元になったやつ、かつて、あれで友人がオンラインすると表示されるってのを体験して、もちろんSkypeなんかも同じなんだけど、居場所も表示されるってのは、やばいかも。

ううむ、これはなんとも不思議な気分になる画像だ、後ろのやつも含めてのはなしね。   2008.6.13

旧ヤマギワ、現在はSofmapの前に献花台がつくられていたので、僕もお供えをして手を合わせてきた

どうも、ヘンに眠いのは、この気温差によるものらしい、この感じは夏から秋への季節の変わり目に起きる症状に似ている。でも、仕方がない。多少怠かろうが不調だろうが、生きてる証拠だ。好きなことをやって何とか生きてることに感謝するべきだろう。この献花台の前に立ったら、涙が出てきた。涙が出るのも生きていればこそだ。    2008.6.14

今日もひたすらスタジオや厨房の片付けをやっている。かなり良いところまでこぎ着けてはきているのだけど、あと少しだけ、まだ決まらない部分があり、どうしようかとあれこれ考えていたが、かなり進んで98%ぐらいまでこぎつけた。

WiiFitのヘディングは上級で最高617点まできたが、パーフェクトにはボール一個およばない。もはや580点ぐらい出さないと、ベストテンには入れない。

この爽やかな天気の午後、「眠い、怠い」と思っているのは一体何なんだろう。ココロの問題か、それとも純粋に体調か、よくわからない。  2008.6.16

タイムロードのアブソリュート2というデジタルケーブルを戯れる会の巡回試聴に出している。二軒ほどまわったところで、僕のところでの結果とはやや違った感想が上がってきている。もちろん同じになる必要はないので、僕にとっても他の人にとっても参考になるわけだ。ただ、例えばデジタルケーブルaとbを入れ替えて、こうなった、アンプAとBと入れ替えてこうだったというその時々の結果が絶対ではないということをわかってほしいと思う。色々な条件や状況が変わると、同じお宅でも評価が逆転するなんてことがよくある。

やはり、自分の感覚や現状を信じつつ疑うみたいな接し方が重要なのだ。

今日、RMEのFireface400 が届いたので、「アブソリュート2」に続いて、FF400の巡回試聴が始まる。今日はヤマハのFirewire接続オーディオインターフェイスの新製品発表会というものに行ってきたのだが、これらがどのような音質かはわからない。値段もオープンプライスでよくわからないが、とにかくRMEのFF400で何も不満がない。ずっと貸してもらっていたCHORDのDAC64もかなりしつこく色々な条件下で(つまりクロックを入れたりとか、デジタルケーブルとかいろいろ)試聴を繰り返したのだが、僕はFF400のDACでOKということになった。FF400からSPDIFでデジタルアウトを出して、他の単体DACに入れるメリットが感じられないという状態だ。

だから、FF400を気に入る人は沢山いると思う。あの小野島大さんも驚いていたもんね。彼は買ったのかなあ。FF400からの信号を別のDACに入れたりしないで、その分をクロックとか、FF400の電源を強化した方が断然良い。

電源まで一緒に巡回はできないけれど、カテゴリー7のFirewireケーブルと、フォンーRCA変換プラグ(これがないと買いに行かなければならない)は、僕の手持ちを一緒に入れて、FF400の巡回を開始した。巡回試聴は土日をはさんで一週間づつで、FF400を貸してくれるオーディオショップはないだろうから(そんなことしたら商売に差し支える?)、この巡回システムは戯れる会の良いところだと思う。例えば東京とは離れたところに住んでて、例会には年に一回とか二年に一回ぐらいしか参加できなかったとしても、もし気になる機器の巡回に参加出来れば、それだけでもメリットはあると思う。


やっと達成、ヘディング上級でのパーフェクト

2008.6.17

11月にジョアン・ジルベルトが来日するそうだけど、あの初来日のような気持にはなれないから、今回は行かなくてもいいかな。

Wiiは無線でインターネットに接続してある。昨日本体の更新をかけたら、Fitの音楽などがちょっと変わったみたいだ。今後も、こうやって、時々更新されていくのだろうか?

昨日、グラハムのアームからのケーブルをSCRからSCR Evoにしてみた。土曜日の戯れる会例会までエージングして、ここでみんなにもきいてもらってどっちを使うかを決めようかなと考えている。

外でものすごい爆音がするので、何かと思って窓を開けてみてみると、東京医科歯科大の屋上にヘリコプターが着陸していた。誰かよほど偉いお方の具合でも悪いのだろうか。    2008.6.19

四月に御田さん宅へ取材に行ったとき、彼がこの物を使っていて、「最高に良い」というので、東京に戻ってすぐに購入した。だから、もうなんだかんだで二ヶ月使っている。この間、戯れる会例会や、音楽喫茶やRockDayなどでもずっと使っていて、皆さん「すごい」と言う。僕も同感です。高いけど安い。

 

今日は自家製カステラ製造中 自分で作るとけっこうおいしいのだが、全卵を20分ほど泡立てる必要があり、以前はハンドミキサーだったので、これはかなりの苦痛だった。去年、シフォンケーキ製造のため、キッチンエイドのスタンドミキサーを導入したので、カステラの泡立ても機械で出来るようになった。カステラって、出来たてより一晩寝かせた方がおいしいので、うまく出来たら明日の例会に出そう。失敗したらまた今度ね。

写真からして、晩年に近いチェット・ベイカーのこのLPを僕は愛聴しているのだが、何をやってもホコリが除去できず困っていた。SK-EXでバッチリOK。

このLPなんて1/3ぐらいかけると、針先にホコリがたまって針が浮いて中心部に向かってカートリッジが滑ってゆくという強者的静電気、帯電王のLPだったが、こいつもSK-EXで初めて片面を全部きくことが出来た。なかなか良いノリの演奏で気に入ってるLPなのだ。

このVIVALDIは本当によくきいている。そして、これもけっこう静電気で困っていたので、さまざまな方法で静電気を除去する努力をしてきたのだが、これといった決め手がなかった。でも、SK-EXで音楽にひたることが出来るようになった。

以上が、静電気で困っていた御三家だったが、そういうわけで、これらは全部問題解決となった。LPの静電気問題という意味で2008年は画期的な年かも知れない。そして、誰もが同じ感想を述べるが、たいへん伸びやかな表現になり、これが同じLPかと思うほどで、カートリッジが1ランクグレードアップしたようなサウンドになる。   2008.6.20

昨日の午後は、銀座の東京画廊へ友人の個展を見に行った。そして、戻ってきて冷めたカステラを切ってみると、これは大失敗だった。それで八百屋さんに玉子を買いに行って、もう一回作ってみた。でも、もう焼き始める時に「こりゃダメだな」ってことが予想できたので、近所のコンビニでもう一回玉子を買って、合計三個作ってみたが、全滅だった。何か根本的ところで間違いがあるのだろう。泡立て系のお菓子はミキサーが変わるとまるでダメになったりする。とにかく、こういう時は一回チャラにしなくちゃいけない。

まあ、オーディオより良いのは、ダメなものがダメだとハッキリ認識できることだろう。音はわかりにくい。

PCオーディオについてひと言だけ、僕は「将来、国産メーカーがプリメインアンプにDACを内蔵させ、USB端子を付けてきて、それが当たり前になったら、その時が本当の意味でPCオーディオの始まり=一般化だろう」と思っている。ONKYOはプリメインアンプにパソコンまで組み込んで(逆か?)、再生ソフトまで開発しちゃてるわけだけど、そこまでやらずとも、(わかってる人はNuForceのIconを買えばいいわけなんだが)、そういうことじゃなくて、国内のメーカーがPCでの音楽再生を無視できなくなって、DAC内蔵USB端子付きプリメインを売りにする時代になるかどうか、ここのあたりが逆転現象の境目になってゆくと思う、それがないようなら、そして僕らがやってるみたいな、オーディオインターフェイスを使って高音質追求なんてやり方が主流のうちは、マニアのものでしかない。

そうそう、LINNのDSシリーズの一番安いタイプはPCとの接続はLANだけど、確かプリメインアンプ型だった。一番安いと言っても、LINNの製品だから多少高価なわけだが、こういう物が59800円とか79800円、上限で20万円ぐらいの価格帯でゾロゾロと新製品で出てくるかどうかなんじゃないかな。

オーディオインターフェイスを使用したPCオーディオは、従来のCDプレーヤーの音質を軽く越えている。小野島さんだってAB誌の試聴記事の中で、ハッキリ70万円のCDプレーヤーと比較してPC+USB DACやFF400の方が良かったって書いている。そして、僕はノートパソコンじゃなくて、ケーブルを吟味して、電源作って、再生アプリケーションにも金をかけて、しかも10M、あのクロノス並みのクロックまで入れているんだから、どの高級CDプレーヤーと比較しろって言うのだ。当然dCSのフルセットとの比較ぐらいしかないんじゃないのかな。そこまでいくと勝ち負けではなく、どちらにも良い面があるということになると思う。そして、僕はそれほどオーディオにお金をかけることが出来ないので、MacProでやっている方が断然安く、そして多機能だ。

雑誌ではそういうことを書きにくいわけだけど、メーカーがPCとの接続を売りにした製品を出し始めれば「実は、当然ながらCDというのはデジタルデータだからPCで再生した方が良いのはわかっていた」なんて言い出すオーディオ評論家も出てくるだろう。逆に、あくまで「CDプレーヤーという一つの完成された物(オーディオ機器)」にこだわって、PCオーディオなんか認めないという評論家や雑誌もあるだろう。それはそれで仕方がない。このあたりは、あと5年か10年経たないと、どうなってゆくかがわからない。   2008.6.21

WiiFitが6/28はM/Wさんの誕生日だからパーティをするのか?ときいてきたが、その日はブラジル音楽Dayだから、その後のパーティに参加してくれたら、泡の出るお酒ぐらい出しちゃうだろうな、氷結じゃないよ。

昨日の戯れる会例会もなかなか楽しかった。値段の問題もあるから、現実にどれを選ぶかはともかく、ラインケーブルやデジタルケーブルによる音の違いもすごく良く出たし、CDドライブによる音の違いというか差なんて、ものすごいものだった。パイオニアのDVDドライブが約1万円で、プレクスターは約2万円、その差は1万円なのだが、これだけ音が違うのを体験すればみんなプレクスターにするだろう。もちろんリッピングしたってこの違いが消えるわけではない。これぐらい音が良くなることに、僕らはずっと何十万もかけてきた。

昨日、例会の途中でSDサウンドのアイワンからブーンというノイズが出て止まらなかったので、パワーアンプをQUAD405にした、そろそろ夏だし秋まではQUAD405でいこうかなと思っているのだが、とにかくQUAD405って力のある、いいパワーアンプだと思う。

オーディオは仕事にしたので、予備は絶対に必要だ。特にアンプの予備がないのはまずい。そういうわけで、何かあっても対処できるようにしている。撮影の仕事をする時はカメラもストロボも電池も、全部予備を持って行くが、仕事の最中にカメラが故障したことは、何回あるかな。25年で3回ぐらいだろうか。   2008.6.22

愛情って大事だと思う。QUAD405にしてもマランツ7にしても古いJBLにしても、「こんなもんでいい音でるわけない」と思ってしまえば、そこで終わりだ。だからと言って愛情さえあれば機器は何でも良いかというとそうでもない。可能性のある機器と、使う側の愛情が同時に存在しなければ、あるレベルを超えることはできない。買ってきてポンと置いて「ゲー!! なんていい音なんだ」となる、「ポンゲー」がずっといつも繰り返されればいいけどね。そこから先のはなしだ。 

僕が使っているマランツやQUADのように古い機器ならば古いで「こんな古い物で、いい音が出るわけない」と考える人がいる、そしてMacやPCで音楽を再生すると言えば、「そんな新しい物でいい音が出るわけない」と考える人もいるわけだ。面白いよね。だから、問題は愛情だと思う。PCはオーディオ機器として愛せないと言う人がいる、アナログなんか愛せないって人もいる、しょうがないね、皆さんそれぞれが愛情を注ぐに値する機器を選んでもらって楽しくやるしかない。

 

先日の戯れる会例会できいていた、超絶ギターのペッテリ・サリオラの「サイレンス」4曲目のスピード感とタメみたいなものが、プレクスターのCDドライブだとすごく良い感じなのだ。そうそう、「デジタルは何をやっても音が変化するから、その変化を楽しむのが良い」これが先日の合い言葉でした。 

6月23日は、今でも6月23日の気持になる。  2008.6.23

噂通り、iPhoneは2万円〜3万円台で、しかもホワイトプランも使えるのか。iPodを買うつもりなら、それに携帯電話が付いてきて、無線LANでインターネットを見ることが出来ると思えば大変安いのかも知れない。僕にとって必要かどうかは実機を貸してもらって使ってみないとわからないってところかな。

僕は一回もやったことがないけれど、よく、インタビューでカセットを回すところを見た。あれが、カセットからマイクロカセットになり、今はボイスレコーダーになり、携帯電話のボイスレコーダー機能でOKとなった。とてもクリアな音質だしこういうところではデジタルの独壇場だ。16GBもあったら、ちょっと前のノートパソコンのHDDに近い。しかし、切手サイズで1TBの時代がもうすぐ来るわけだし、現行のDVDにも何倍だか記録出来る技術とかが開発されているようなので、ブルーレイもうかうかしていられませんね。

現行のSDカードぐらいの物に1000GBなんて記憶できたら、どういうことができるのだろう? 小型軽量のパソコンは出来ると思うけど、カメラはその他の部分が大きいからあまり関係ないかも。DVDプレーヤーなんかは不要になって、最初からTVに記憶装置が内蔵されちゃうかも知れない。

それでも僕らはLPをきいているな。アナログは不滅だ。そして、CDも不滅だ。

ただし、CDはこれまでとは少し別の形態に含まれて存在することになるのだろう。PCオーディオをやったからと言って、CDプレーヤーを捨てる必要などない。それは、インテルMacを買って、Windowsと両方使うようなものだ。もし興味があるのなら、両方使ってみて、普段使うのは使い勝手の良い方を選べばいい。そして、必要な時に必要なOSやアプリケーションを使えばいいだけの話だ。   2008.6.24

例えばデジタルカメラの講師をすると、「やっぱり、フラグシップ機の方がいいんですか?」というようなことを質問される。僕は「そういう場合もあるけど、去年の夏まで僕はKissXで仕事をしていたし、今は40Dで仕事をしています」と答える。フィルムの時代は違った。35mmカメラではポラが撮れなかったし(撮れなくもないけど、そのためにもう1台ボディが必要だった)、建築写真は蛇腹のついた大型カメラの利点があったので、僕は大して仕事もないのにカメラを何種類も持っていた。ストロボもそうだ。

コンパクトデジカメと一眼レフデジカメはかなり違うと思う。一眼レフはボタンが沢山ついているが、これがあるとワンアクションで必要な機能や設定を呼び出すことができるから、そのための必然なのだ。それから、コンパクトなタイプは背景をぼかすことがやりにくい。そんなあたりで必要があれば、一眼レフにすればいいと思う。スポーツを撮るのなら、速射性に優れたタイプを使う必要があるから、それを買って使うしかない。マニュアルフォーカスでスポーツの写真を撮っていた時代もあり、やってやれないことはないけど、今の時代だとそうもいかないだろう。マニュアルフォーカスに切り替えることは可能なわけだし、便利な機能は使った方が得策というものだ。

レンズの解像度が多少数値で劣っていたとしても、画素数が少なかったとしても、だから良い写真が撮れないなんてことはない。やっぱり写真って、問題は作者のイメージとか、行動力とかにかかっていると思う。料理は、「この道具がなければ出来ない」ってことがいくつかある。ハンドミキサーがなくちゃ泡立てはやってられないし、オーブントースターとデロンギオーブンはちょっと違う。そしてカメラも調理用具もオーディオ機器ほど高価ではない。ケーブルが1セットで数万円かと思うと、調理用具なんて安いもんだと思う。ただ、困ったことにその高価なケーブルや高価な機器じゃないと出てこない世界ってのがある。だから、その世界が欲しいと思う人は、他の何かを切り詰めても、アコギに稼ぐでも、ローンを組むでも、何からの方法でそれを手に入れるしかない。

でも、僕はオーディオってやっぱり部屋だと思う。ちょっとオーディオをやった人ならみんなそう言うけれど、機器より部屋に金をかけている人の割合はとても少ない、だからつい「みんな機器が好きなんだなあ」って思ってしまう。部屋の維持や設備のために、僕の収入のかなりの割合が毎月消えてゆく、それは高い高いオーディオ機器と比べても比較にならないぐらいで、10年以上も家賃を払っていれば都内に中古マンションの一部屋ぐらいは買えるわけだ。でも、僕がやりたいことはマンションではちょっとやりにくくて、現状のStudioK'sぐらいは必要なのだ。だから、僕のような土地も建物も持ってない人間が、これだけのスペースを確保するために金が出ていくのは仕方がなく、そのために他の贅沢が出来なくても、これもまた仕方がない。  2008.6.26

まいったなあ、4年間ずっと快調だったプリンタの具合が良くない。とにかく、4年っていうのは僕のプリンタ歴の中でダントツの一位で、本当によく稼働したし、そろそろ買い換えの時期ではあるのだが、動かなくなったわけでもないから、何とかもう少しと思っている。

Apple カラースタイルライター、ALPS MD2000s、MD2000s、EPSON PM3000 PM3300 PM4000PX CANON PIXAS 9900iと、 約13年間で7台使ってきた。その中でPIXAS 9900iの4年間故障なしってのはすごいと思う。ほとんど毎日使っていたのも良かったのかも知れないが、当たりだったのは確かだ。現行のキヤノンPro9000あたりも安くなったとは言え4万円ぐらいはするので、困ったな。

文書をプリントすることもけっこう多いし、複合プリンタを一台買って使ってみようかな。

昨夜、ちょと夜更かしをしたので、今日は身体がだるい。明日は楽しみなブラジル音楽Dayで、明日が成功するかどうか、これは今後に対する影響が大きいと考えている。そういうわけで、これからを占う第一回のブラジル音楽特集だ。

レコード会社って存在し続けるのだろうか? レコードなんか売ってないから、CD会社だなんていう突っ込みはなしにして、そう急にレコード会社がなくなるとも思えないけど、CDという物体が必要なくなれば、印刷とかプレス?とか、物流なんてものが不要になり、レコード会社はいらなくなる? これまでもミュージシャンが自分でレコード会社を設立する例はあったけど、それがもっとやりやすくなる状況であることは間違いない。うーん、どうなっていくのかなあ。

今日はちょっとコーヒー飲み過ぎ、明日にそなえてなるべく早く寝よう。と、書きながら、夜中の1時だ。やばい。8月30日はピピエコさんの一日丸ごと菅野録音Dayをやることになりました。これも楽しみですね。  2008.6.27

こんなにまとめてカエターノやその周辺の曲をまとめてきいたのは初めてで、とても新鮮だったし、いくつかの発見もあった。ある程度の音量で何時間もかけていると、途中から音がググッと変化してくるあたりが面白いなあといつも思う。だから、RockDayの最後の方とかって何かがあったりする。それはともかく、来て下さった皆さん、ありがとうございました。また来年もこんなテーマでやれたらと考えています。

今度の日曜日は、テーマなしのゆるーい音楽喫茶で、お客さんゼロでもOK。13:00〜で、終わるのは未定です。僕自身がききたい音楽をきいているって感じかな。お暇のある方はどうぞお越し下さい。   2008.6.28

さて、今日は一ヶ月に一度のヨガ、ヨガを習い始めて一年半ぐらいかな。身体はトシと共に確実に衰えているので、一ヶ月に一回ぐらいは身体のあちこちを伸ばしたりゆるめたりしてあげた方が良いと思う。

それで、カップやグラスを洗ってしまい、午後は昨日の喫茶状態を全部片付けて、6人でヨガをやれるようにする。面倒と言えば面倒だけど、身体が動いて、全部自分で処理できるってことはすごく良いことなのだ。なにしろ、3才だか4才から17才ぐらいまでは、病気でまるで動けないことがあるというのが日常というだったから、そこらへんを基準に考えると、多少眠くても筋力が落ちてきたとしても、今は7割ぐらいバラ色だ。

え! iPhoneって、「パケット定額フル 定額料が5.985円」にはいらなきゃ使えないの? わしゃそんなもんいらん。なら、iPod touchの方がいい。そういうしばりがなくなって、ホワイトプランとかWホワイトだけで使えるようになるのはいつの日だろう。

そうそう、昨日のブラジル音楽喫茶はすごく女性が多かった。音楽喫茶も去年の9月からで、その前のモアさんによるオリジナル盤JAZZ喫茶から考えてもやっと一年が経過したところだ、まだまだ試行錯誤の連続で、これからどのように展開になるのかはわからない。100人来られても入りきれないわけだから、うまいこと40人ぐらいの人が入れ替わって楽しんでいってくれたら、それが理想なのだが、なかなかこちら側が思う丁度良い状態にはならない。世の中ってのはそういうものかな。人生ってのはそんなもんかも知れない。

あーあ、ロンドンでのカエターノの歌にあるように、空飛ぶ円盤でも探しにいこうかな。    2008.6.29

今日で2008年も半分が終わってしまう。本当は明日からパート21にしなきゃいけないのだが、ちょっと疲れ気味でやる気が出ない。まあ、そういう時もあるさ。

WiiFitはヘディング上級でのパーフェクトを三回出してしまったので、自分でも10回ぐらいやらないとベストテンに入れない。そういうわけで、もはや点数はどうでも良くて、膝に対する準備運動だと思って、ヘディングをやっている。けっこう体重をかけて踏み込むので、膝には丁度良い刺激になるようだ。フラフープは一番長い10分のコースをやっていて、左右合計で3000回ぐらいな。腰痛が軽くなってきているのはフラフープと関係していると思う。WiiFitのおかげでここ数年の運動不足はけっこう解消されている。

さて、今年も後半戦がすでに始まった、パート21に移行します。


7/6 (日) テーマなしのゆるい音楽喫茶 13:00〜
       実はこういうなにもない時が一番喫茶らしいのかも

   ソフトドリンクはドリンクバー方式1000円 ビール1000円 飲み物とセットでシフォンケーキ500円   


7月26(土)はShuks氏&種さん(2/六粋堂)のお二人がDJで、新旧JAZZ三昧?

8/3 (日) 完全予約、人数限定、秘密の音楽喫茶? かも

8/15(金) 8/16(土)18:00〜 StudioK's 設立11周年パーティ ベルギービール生 無料飲み放題

8/30 (土)ピピエコさんによる一日丸ごと菅野録音Day

9/7 (日) 第三回RockDay 11月2日(日)第四回RockDay 決定



僕のオーディオ装置 スケベ根性ありありの中庸 パート1  1997年〜2000年まで
僕のオーディオ あんまり膨大なのでパート2 2001年
さらに膨大 パート3 2002年
僕のオーディオ生活 パート4 2003年
僕のオーディオ生活 パート5  2003年

僕のオーディオ生活パート6  2004年1月〜6月

オーディオと映像を中心にした日々の記録 パート7  2004年7月〜12月

オーディオと映像の記録パート8  2005年1月〜4月

オーディオと映像の記録パート9  2005年5月〜9月

オーディオと映像の記録パート10   2005年10月〜12月

オーディオと映像の記録パート11  2006年1月〜3月

オーディオと映像と遊び心的生活 パート12 2006年4月〜6月

オーディオと映像と遊び心的生活 パート13 2006年7月〜9月

オーディオと映像と遊び心的生活 パート14 2006年10月〜12月

オーディオ&映像、そしてまじめに遊ぶ生活 パート15 2007年1月〜4月8日
オーディオ&映像、そしてまじめに遊ぶ生活パート16 2007年4月〜6月
音楽と映像、そして生活を楽しむパート17  2007年7月〜9月
音楽と映像、そして生活を楽しむパート18 2007年10月〜12月
音楽と映像、そして生活を楽しむパート19 2008年1月〜3月

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